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― 医務室 ―
[ 治療を終え、漸く張り詰めた空気が緩んだ。
ワタシはふんふんと鼻歌を歌いながら、カルテの整理を始める。
ある一枚が目について ]
カシム君元気してるかな……
[ 初めての航海で軽度の鬱症状になり、
医務室にやってきた子だった。
原因はホームシックだったので、音楽を聴いたり気晴らしをすると
良いとアドバイスしたのだったか。
何ならお兄さんの美声を聞かせてあげようと一曲披露したら
52点と言われたのもいい思い出だ ]
大きな声で言えませんけど、帰れて嬉しいでしょうね。
[ 後で声を掛けに行ってみようか、とぼんやり考えた ]
[ 扉の向こうに可愛らしいお客さん>>119。
主計科のシュテラ君だ。
この艦で数少ない女性なのだから、一等気遣う様に、とは
義父からの厳命である。
それ故この艦に所属する女性の顔は一通り覚えていた。
けしてワタシが女好きという訳ではありませんけして。
お皿を、と言われ、軍医殿は召し上がられましたか?と振り返る。
ワタシは……そういえば食べ忘れていた気がする。
もう少し待って下さいと、濡れた子犬のような風情で見つめ、
急いで食べ始めただろう。
作り手にとっては味気ない速度で食べ終え、手をパンと合わせた ]
し……タラクト一等兵、厨房の影響はいかがですか。
火を扱ったりと危ないので火傷に気を付けて下さいね。
[ 皿の片づけを手伝いながら、そんな雑談もしていた** ]
[ 医務室のドアを引き、シュテラ君の背を見送る。
頑張って下さいねーと手も振ったかもしれない。
医務室に戻り、軍医殿に労われれば>>147 ]
今回はシュタインメッツ中尉の援護がある分大人しいものでしたよ。
やっぱり上官の一言ってのは効くんですねぇ〜
ワタシも軍医殿ににっこり微笑まれたら「Yes, sir!」と
キリキリ働きたくなりますから!
[ どこか誇らしげに言ってのけた ]
― 回想 ―
[ 衛生科では日々過酷な業務に勤しむ船員たちの体調を
管理するため、度々健康診断が実施されている。
その結果をまとめて、要注意と判断された人物を呼び出すのが
今日の業務だった ]
過度な喫煙、不摂生。
2ペケと……砲術長 オズワルド・グレーナー中佐。
……あれえ? オズ、オズワルド。
オズにーちゃん……?
[ カルテのモノクロ写真と姓名を見比べる。
雰囲気こそ大分変わっていたが、確かに面影があった。
まず、中佐なんて偉い人になっていたのに感心し、
次にどうして喫煙家になっているのだろうと首を傾げる ]
[ 同じ艦に載っているならいずれ会う機会があるかもしれないな、
と思いつつ、診断書と呼び出し状を書き上げたのだった ]
/*
ふと思いついたネタ。
子供時代のあだ名はブラックベリー。
嫌いだったけど、オズにーちゃんにブラックベリーのジャム使ったお菓子作って貰って好きになったという話。
― 午後・医務室 ―
[ 昼食の食器が回収されてどれ位経っただろうか、
使用された薬剤や消耗品の在庫を確認していると
ノックと共に人影が>>164 ]
あ、オズ……グレーナー中佐、お待ちしておりました。
ただ今軍医を呼んで参りますので、
少々お待ち頂いてもよろしいですか?
[ 幾ら昔馴染みとはいえ、久しく会っていなかった相手、
それも上級将校なのだから、形は整えるべきだろうと、
今までどうしてたんだと尋ねたくなるはやる心を抑えて敬礼した。
手の空いている者に、医務室用の備品倉庫に行っているであろう
軍医殿>>168を呼んでくるように言う。
フィッシャー少尉>>166もそろそろチェックが終わったかもしれない。
自分は看護用のベッドから少し離れた休憩用のテーブルに誘って、
ミックスベリーの香りが漂うお茶を淹れた。
何かと嫌な記憶と結びつきがちな消毒液の匂いが
少しは紛れただろうか。
彼らが戻ってくるまで世間話に興じるつもりだ** ]
やっぱりオズにーちゃんだ。
久しぶりぃ。駄目だよこんな所に呼び出されちゃあ。
[ 名を呼ばれれば>>172にぱっと笑い。
呼び出しの手紙を書いた張本人がぬけぬけとそう言った ]
ついでだから飲んで行ってよ。
教えてくれたお茶淹れられるようになったんだ。
オズにーちゃんは今も料理して……ますか。
[ ブラックベリーとからかわれて嫌いだった名前を
好きに変えた思い出のお茶を入れながら差し出す。
彼も懐かしいと返してくれた>>173だろうか。
フィッシャー少尉がやってきた>>175のに気づけば
中途半端な敬語に切り替えて取り繕った ]
お疲れ様です。少尉も飲んでいかれますか?
[ にやっと笑い共犯に捲き込もうと算段 ]
― 回想 昼下がり・医務室 ―
[ シュテラ君の声>>189を上回る速度で昼食をぺろりと平らげる。
早食い早寝は職業病のようなものだけど、
折角作ってくれた人の前でそれは失礼かと頬をかいた ]
すみません、美味しくてついつい。
そうですね〜。食べてる間、別嬪さんが待っててくれるなら
もう少しゆっくり食べても良かったですね。
[ にへらと笑いかける。
影響のほどを聞けば、楽しそうにうんうん頷き、
どこも大変そうですねと呟いた ]
火傷もですが、怪我には気を付けて下さいね。
何かあればうちがありますが、何事もないのが一番ですから。
[ 拗ね顔をにこにこしながら眺めた ]
― 午後のお茶 ―
案外頼んだら入れてくれるかもしれませんよ。
どうでしょう? 主計科のウェルシュ=フィッシャー少尉。
[ ウェルシュ>>213の前にお茶をお茶を置きながら、
オズワルドの言葉>>197を受けて無茶ぶりして見せた。
軍医殿がカルテを手にこちらに来ている>>194のに気付けば、
席から腰を浮かし手を振って見せる。
軍医殿のお茶を用意している間に、問診が始まる>>202。 ]
[ そろそろ席を辞するというウェルシュを見送るため、
自らも席を立つと、小さく耳打ちされる>>178 ]
うーん……身を守る物ですか。交戦するとしても、
船内に居る以上まずそんな機会はないでしょうし、
持ってない人の方が多いと思いますよ。
[ 少し不思議そうな顔をしながら同じく小声で答えた* ]
/*
ログ伸び凄いです。凄い。
医務室組が解散したようなので、
網目薄い所や女の子ときゃっきゃしましょうかねー。
明日は土日ですやっほう。
― 医務室 ―
[ 身を守る物なんて……何か有るのだろうか、と
怪訝な顔をしていると、オズにーちゃんから
キナ臭い話、それもカシムもそれに関わっているのだと聞く ]
それは困った話ですねぇ……
広い船の中じゃ、こっそり隠れていても分からないんでは。
それとも艦内に怪しい人物が居ないか調査する手段があるのでしょうか。
[ 困ったと言いつつ目は興味深そうにきらんと光る ]
カシム君も帰れると思った矢先に大変な事に巻き込まれましたね。
胃を痛めてないと良いんですが。
[ 軍医殿が様子を見に行くと言えば、宜しくお願いしますと
深く頭を下げ、それぞれの目的地に向かうのを見送るだろう ]
[ さて、自分はどうしようか。
もう少ししたら夜番と交代になるだろう。
艦に詳しい者に話を聞きにいくのもいいし、
早めに夕食を取るのもいいかもしれない。
行先は……1(4x1)** ]
1.機関科の待機所 2.士官食堂 3.甲板 4.通路をうろうろする
[ よれた制服を新しい物に着替え直して、
夕食前の軽い散歩にふらりと出掛ける ]
はて、船内設備は機関科でしたっけ。工作科でしたっけ。
[とんと専門外のワタシには二者の区別が殆どついてない。
近くをいけば顔見知りに遭遇出来るだろうか。
微妙な鼻歌を歌いながら、艦内を移動する事にした**]
― 控え部屋 ―
[ 義父の友人の上等機関兵曹を捕まえる事が出来た。
核心はぼかしながら設備について>>366遠回しに尋ねると ]
「坊主、ミョーな事には首つっこまない方がいいぞ?
第一おめぇさんが気にしなくても大事な場所には人の監視があらぁ」
[ いささか呆れた様子で窘めを受ければ、
素直なお返事だけ返しておく。
向こうも柳に風なのは重々承知しているのか溜息を吐いた ]
「そういや、帰港が伸びるらしい。
帰ったら親父さんにも顔見せてやんな」
[ 本国からの通信>>#11の話をを聞き、
ほうほう、と頷いてその場を辞した。そろそろ食堂に行こうか* ]
― →下士官食堂 ―
[ 士官食堂の隣に位置する下士官食堂は
気楽な立場というのもあり、いささか騒々しい。
それにつけても今日は一際賑わっているようだ。
近くに居た者に尋ねてみれば、
今日は特別>>159>>374なんだとか。
メニューの中にコッコ―ヴァン>>355の一かけらが入っていれば
喜色満面の笑みを見せただろう ]
(もしかして、シュテラ君がつけてくれた色>>247ってこれかな)
[ 勘違いかもしれないけど、後でお礼に行ってみようか* ]
― 回想 ???・食堂 ―
[ その時も何かの縁で飲酒が許可されたのだったか。
のんびり夕食を取っていると、近くでもめ事の気配がした。
振り返ると、緑の髪の小柄な女の子が顔を赤く染めた男に、
絡まれている>>192。
酒の勢いで好きな子に絡んでいるのかもしれないが、
好意的に見てもその子は嬉しそうには見えず、周りも野次で
止める気配がないので要らぬお節介を焼くことにした ]
ビー! こんな所でどうしたんですか?
さあさ、行きましょう。
[ 彼女の肩をとんと叩いて自分の後ろにやって、男と対峙する。
相手は一瞬声を荒げたが、自分の徽章を目にしたら大人しくなった。
まあ、生死を争う時に世話になる相手を
敵に回す気はなかったのだろう。
大人しい内に彼女を連れて食堂の外へ ]
[ 出た所で振り返り、彼女の様子を確かめる ]
大丈夫でしたか?
酔っ払いの扱いは大変ですねえ。
[ 簡単な自己紹介をした後にビーとは何かと聞かれる。
ハニービーの略だと言ったら、面白い位首を振られた。
ベリアンじゃなくてベリアルじゃないですか、に似た類の事を
言われただろうか。なるほど、弁舌たつ悪魔と引っかけるとは。
なら遠慮要らないですよね、とちょくちょくシュテラ君を
弄る>>248ような呼び方を考えるという楽しみが増えたのだった ]
― 現在・厨房 ―
[ こんばんはーと呼びかけながら厨房に立入る。
シュテラ君とフィッシャー少尉、それに明るいオレンジ頭のお兄さんが
居ただろうか。他にも人の姿があったかもしれない ]
ご飯ご馳走様でした。
今日ちょっとついてきたお肉普段と味付け違いますよね?
[ お兄さんの徽章をさっと確認すると、
ゆるんと敬礼して、お食事中失礼しましたと述べただろう ]
[ にこやかに返事が返ってきた>>439。
この人いい人だ!と何となく確信して、笑った。
話が弾むようならちゃっかり会話に混ざるかもしれない。
その時に名前も得られただろうか ]
凄いですよねー!
[ オズにーちゃんの料理が褒められれば、我が事のように喜んだ ]
[ シュテラ君>>448に手を降り返し ]
あ、その人オズワルドって名前じゃありませんでした?
こういう感じの顔の。
[ 気持ちキリッとした表情で顔真似をしようと ]
[ シュテラ君>>456のたどたどしい呼び方にこっそりぷすっと笑う。
どうしよう>>459と言われれば、]
だいじょーぶ、だいじょーぶ。
あの人良い人ですから! バレないように呼べばOK…多分。
[ よしよししながらのんきに言ったら、
厳しそうな厨房主にギロと睨まれて、後半は声が小さくなった ]
あの方は……
[ 厨房に言づけて>>457、立ち去る後姿を見ながら呟く。
確か、通信科には渾名メーカーの名物通信長が居るとか。
名前は…… ]
キャサンドラ・ゾンダーリング中佐?
[ 同じく噛んだ ]
― 厨房→船室 ―
[ 通信長の影になって気づかなかったけれど、
もう一人居た>>471ようだ。お兄さんと親しいらしい。
確か、何度か迷っている姿を見た気がする。
実際話しかけたかまでは思い出せないけれども]
[一度に二度も聞いたものだからお兄さん=カーくんで
脳裏に定着してしまったのは余談である ]
余り長くお邪魔するのも何なのでワタシもそろそろ行きますね。
お勤め頑張ってください。
[ 適度な頃合いを見て厨房を辞し、船室へ向かっただろう。
次の勤務は明け方だ* ]
― 少し前・厨房 ―
[ 何か聞きたそうな視線>>477に気づいた。
オズにーちゃんの事かな?と感づくと、内緒話でこっそり耳打ち ]
ワタシ、実は昔にも「オズ君」の料理を食べた事があるんです。
[ にしし、と自慢するように笑った。
詳細を聞かれれば、孤児院で一緒だった事を打ち明けるだろう ]
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