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どう頑張っても、
アルビンさんの足元にも及ばないのであった。
被虐描写は難しいですこんこん。
御姉さま、お待たせいたしました。(ぶくぶく…)
[無邪気な兎に意地悪狐がかつて告げたのは、
彼が凶悪な本性を取り戻した暁には、
自分の身を喰わせてやると言う、
酷く乱暴で身勝手な約束。
尤も今では情が湧き、
普通に血を飲ませてやる心算だったのだが]
――――――っ。
[空色を、大きく大きく見開いた]
[あの日一端に触れたのと、比べ物にならない魔力の奔流。
全てを飲み込み包み込み、存在が溶けていくような錯覚。
少しだけ怖くて、兎の指先をぎゅうと握る。
――嗚呼、沈む]
[夢か現かも分からぬ微睡の中で。
酷く温かいものに触れた気がする。
(君は…、一体……)
その何かをもっと知りたいと、腕を伸ばす。
届いたと思ったらそのまま溶け込んで、
境界すら曖昧になる。
流れ込んでくる。流れ出していく。
永く短い魂の逢瀬]
――――――はっ!?
[気づけば果てた森の湖畔に立ち竦んでいた。
ぐったりと身体が重いが、妙に気分は穏やかだった]
…ツェーザルさん。
[おずおずと名を呼びながら彼を見る。
にこやかに笑う彼は、どうやら食事を終えたらしい。
――どうも、自分の理解の範疇外のことが起こったようだ]
ふふ。どういたしまして。
[しかし兎は上機嫌だったので、まあ良いかと思う。
もう一度彼の指を握り直してから、
その頭をそっと撫でようか]
[差し出される、甘ったるい香りのするティーカップ]
うーん。
…折角ですから、頂きましょうか。
[にこりと笑って、改めて受け取ろう]
ありがとうございました。
約束、守ってくれて。
[手の甲の牙傷を見つめると、表情を緩める。
何となく、これは暫く残る傷ではないかと感じた。それが何だか、まるで子供みたいに嬉しかったのだ*]
/*
>>-1008 御父様
[擽ったくて少しあたふたとするが、大人しくなった蛇にほっと一息。よしよし、なでり]
あらあら、そんなことを仰られては。
愛しい愛しい御父様。
――吸い尽くされてしまいます、よ?
[首筋にそっと唇を触れさせて、今度は皮膚に牙を立てる。宣言とは裏腹に、血を食む舌先は甘く優しく]
ふふ、ありがとうございます。
御父様が見守っていてくださるなら、
無様な姿は見せられませんね。
貴方の息子の帰りを、どうぞ待っていてくださいね。
[言いつつも、駄目だこの人、根回しする気満々だ、とオーラを察知。何だかんだでその気持ちは、とても嬉しい]
存じ上げております。
[傍に居るとの言葉に薄く微笑し、ぽふりと父の胸に頭を預けた]
紛うことなき、御愉しみで御座いましたね。
[清々しい大公様の笑顔にうんうんと頷く。
――アルビンさんは、御無事でしょうか]
/*
御父様の御顔が見えるだけで、
幸せな心地になる程度にはパパっ仔です。
こんにちは。
そういえばクロイツが何処かで言っていましたが、
僕に関しては御父様がどなたと親しくされましても、
にこやかに見守っているだけですよ。
――だって、御父様ですしねぇ。
むしろ大人しくなった方が心配するんじゃないかな…。
果たして心の底で妬み渦巻いているか否かは、
秘すれば華なりで御座います。
[白月の照らす花園を、彼女と共に歩む。
二人分の影が、交差しながら揺れている]
まずは、最後まで御供出来なくてすみませんでした。
お嬢様は随分、頑張られたようですね。
今回の遊戯でも何度も助けていただきました。
――貴女はもう、庇護の元に怯える少女ではない。
[ぽつりぽつりと、灯火のように中空へ浮かぶ蒼い焔]
僕は、貴女のことを護りたいと思っていましたが。
それは酷い思い上がりだったのかもしれません。
……………。
[目元は帽子に遮られて表情は見えず]
それでも。
僕に出来ることは、何でしょう?
[足は再び、山吹色に敷かれた絨毯の前で止まる。
宙を舞う焔は蛍の様に、優雅に闇を舞いながら集っていく。
一つ二つと触れ合う度に大きさと輝きを増していき、やがて彼らの頭上には、柔らかな青白い光を放つ大きな球体が出来上がった]
まず一つ。
[照らす光を朝日と違え、山吹色の蕾が開き始める。
禅庭花――ニッコウキスゲの花が咲く]
貴女に花を贈ることが出来る。
[彼女へ真っ直ぐに振り返る。男は穏やかに笑っている]
そして、もう一つ。
[少女の華奢な白い手を、そっとすくい上げる]
貴女と同じ、異形の身であれば。
永久に。
貴女の傍に居ることが出来る。
――これ以上に、大切なことなど何もない。
[ふつりと周囲を照らしていた狐火は途絶える。
中庭は夜闇の静謐さを取り戻し、風は緩やかに吹いている]
安心してください。今はちゃんと正気です。
真面目に、言いますね。
流石の僕でも、少々気恥ずかしくはあるのですが――。
愛しています。
ずっと傍に居させてください。
それが、"僕の"望みだから。
[彼女の本家の問題など、解決すべきことは多くあるだろう。それでも共に在りたいと望む。
彼女の為に。否、彼女の幸福を願う自分の為に]
人間でいう所の、
プロポーズと考えて頂いて結構です。
[涼しげに微笑を浮かべつつも、手を取る指先は少し強張っている。押し隠してはいるものの、経験したことのない種類の緊張に見舞われ、取り繕うのに割と必死だ。
そのまま愛しい人の手の甲へ、優しく口付けを*]
―城門―
[絢爛な大広間では、遊戯の後の宴が催されているのだろう。
狐は一人、城門の傍らの木の根元、丸くなって眠っている]
―――――Zzz.
[眠る。眠る。夢は見ない。
白月に照らされて、黄金色の毛並みが淡く光る]
>>-1280
ふふ、直々に慰めて頂けるとは。身に余る光栄で御座いますね。
――ええ、その、願いを聞き入れてくださったのは感謝しているのですが。代わりに何か大事な物を失ったような気がしてですねぇ…。
>>-1281
アルビンさんは、本当にずっと真剣でしたよね。凄く素敵だなぁって思っていました。
ジャンが羨ましかったものの一つは、きっと素直さ、なのです。
>>-1283
怖ろしい囁きが。さ、流石、乱鴉の大公様!
ありがとうございます。
しかし此の度は泣かせるのは本意ではありませんので、
御知恵を拝借するのはまたの機会にさせて下さいまし。
密やかに眠りエンドでも良いかと思っていたのですが、
まさかの御父様にときめきが止まりません。
お帰りなさいまし。
[尻尾ゆらゆら]
ユーリエ様は、体調お大事に。御自愛下さいませ。
>>-1274>>-1275 エレオノーレ
[緩やかに引き抜かれる刃に、再度低く唸り。
迫る唇に咄嗟に首を庇おうとしたが、間に合わなかった。刹那に走る恍惚]
――――――…ッ!
[首筋からの吸血は、特定の相手にしか赦さないことにしているのだが。それを言えば彼女を悦ばせるだけのような気がして、唇を噛んで堪える]
……個人的な信条も、ありまして。
[ぐったりと零す男は、渇いた笑いを浮かべた。
彼女の興味はまた傷を作ることへ向いたようで、未だ"まし"――なんてことはなかった。
二重三重に刻まれていく赤色。掠れた悲鳴を漏らしながら、知覚は遂に限界を超えて神経を侵し、冷や汗が全身を伝い指先は痙攣したように震えている]
[彼女の言葉に返事をする余裕はもうない。
拙い抵抗は何の意味も持たず、上向かされる。
――白を纏う刃を携え微笑する女は妙に艶やかで美しい。
虚ろな頭はそんな逃避的な思考に浸り、直ぐに現実へ戻される。
顔に当てられる刃。凍える冷たさなのに、皮膚は焼かれて熱い。
これから何が起こるのかを不運にも推察し、男は唾を呑んだ。
ごくりと咽頭が上下する。
刀身が当てられる。
嫌だなぁ、嫌だなぁという呟きは脳内で何処か他人事のように。
瞬きをすれば、痛みで生理的に溜まっていた涙が零れた。
刃が引かれる。
暗転]
………………。
[全てが終わったその後に、だらしなく倒れ伏したまま。
ちらりとだけ空色を、彼女に向ける]
あの、"祝福"は、頂きましたから。
これからも、シルキー様と。
――良いお友達で、いてくださいね。
[そんなこと、自分が言わなくても、大丈夫だろうけれど。
其れだけ言って、完全に沈没*]
―城門―
[眠る狐は夢は見ない。
唯、穏やかな風と優しい温もりに包まれる。
独りの方が楽だって、賢しら嘯き微笑んで。
彼の本質は変わらない。
唯、今は安らかな白月の元で眠る。
――あなたの愛をくださいと。
告げる想いは霧の中。
唯、静かに、*眠る*]
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