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とはいえ墓下でやることがないのでぼんやり地上を見守っていくスタンスの私です。どうも。
48hは長いなあと思っていましたが過ぎてみればはやいもので。
嘗て、一人の帝国の属人が使っていた部屋の引き出しの中に、
誰にも読まれることなく幾数枚の紙が乱雑に詰め込まれていた。
白い紙に筆跡を残した人物は海上に命を散らし、今は既に無い。
― 独白:ウルケルへ発つ前日 ―
明日からしばらく遠征が続きます。昨晩は酔った勢いで上官のもとに押しかけてしまいました。
残念なことに、上官を酔わせることは叶わず>>3:100、私だけが家のことなどやや口にし過ぎることとなりました。
ついで、飲みすぎたせいで今日は酷い二日酔いに襲われました。あの上官様は腹に酒樽でも飲み込んでいるのでしょうか。
運がよかったのは、ひとつ。例の上官にお叱りを受けなかったことです。
何しろ、悪酔いの影響があったせいで点呼や訓練の際にカエルの潰れたような声で返事をしたものですから、その場に居た上官がリーミン中佐で無かったらだらしないと怒られていてもおかしくはなかったでしょう。
…
何となく。アイグル上官になら。
自分にまつわる事情を話すも吝かではないと、思えたのですが。
過ぎたことですから、矢張り話すべきではないと判断しました。
…ええ、少し残念でしたけれど。
酔ったほうが利口そうだ>>3:99と。
私の評価などその程度でいいのですから。
私は自分がどう評価されているのか知っています。同期の中では出世知らずと、そんなあだ名さえあるくらいです。
明るく元気よく、多少失敗をしても咎められないように人と関わり、けれど、深入りされない程度に付き合いを留める。
一度敵愾心を持たれてしまえば、私の従軍の態度が取り沙汰されてもおかしくはない。塩梅は、大変に難しいものでした。
しかし、その努力のお陰か…それとも、上官の計らいのせいか、今まで皇帝陛下の元へ呼ばれることもありませんでした。
私には顔を会わせたくない人間が三人います。
お祖父様。
帝国現皇帝、アレクトール・スライ・モルトガット陛下。
そして、皇帝陛下の傍に常に控えているという当代唯一の肩書きを持つ、扶翼官…ルートヴィヒ・アルトハーフェン。
お祖父様…もとい、狸爺については今更何を書くでもなし。
私については利用価値のある人形程度にしか考えておられないのでしょう。二度とお会いしたくはありませんね。
…遠い昔の、幼い私と今の私とは、疾うに別人なのですから。
皇帝陛下…彼とは、昔に会いました。
その時私は自失状態といってもいい状態でした。…船の中で。海も見えず、空も見えず、最後に見た鮮やかな色が陛下の瞳だったものですからよく覚えています。
陛下も…嘗て人形を投げつけた相手となど顔を合わせたくないことでしょう。
もしも、私の名が陛下に呼ばれる時が来るのならば、それはきっと私が命を落とした後のこと。何せ、彼のもとには戦死者の名>>4:236が届けられると専らの噂なのですから。
皇帝陛下もさることながら、私が避ける人物がもう一人。
願わくば、私の生きている今この時も、私がどこかで命を落としたその後も、彼は何も知らないで居ますように。
ルートヴィヒ・アルトハーフェン、彼には。もう二度と…会うこともないと思っていました。
故郷が滅んだ日に、ミリエル・クラリスは死んだのだと、自分にそう言い聞かせ続けてきました。
…だというのに、あなたは鯨と名のついた船>>0:7に乗って私の前に現れた。
もう、故郷と帰る家を失くした日ほどの絶望などないと思っていたのに。…私はその時、確かに絶望したのです。
彼と会ったのは幼い日の一度きり。
それも、歌を数曲歌うほどの短い時間でしかなかった。
例え、顔を合わせたとしても。
お互いに分からない可能性の方が高いでしょう。
特に私の方に彼が気付くことは、私が名乗らない限りはほぼほぼ無いだろうと思えました。
それでも、私は怖かったのです。
自らの業を、自らの手で貶めた自分自身を、彼に知られることが恐ろしかったのです。
一目ですら彼の前に姿を晒すことは避けたかった。だから、私は…
遠くウルケルの地へ向かう折に、私は自分の名を示すものを上官へ託すでしょう。
捨てられても構わないといつものように、笑って渡すことでしょう。
それが。もし。
彼のもとへ渡ることがあったなら、覚えのない名前だと打ち捨てられるか、それとも…嗚呼。
一度。…たった一度の邂逅を、記憶に留めておいてくれたならと思う私は…卑怯者です。
[空白の後に滲んだインクで文章が*終わっている*]
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地上が最後まで熱血たっぷり!とか思いながらぎりぎりに日記もどきを投下するのです
時刻は朝の六時です。ねむいです。
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もはやショートスリープの悪習が身に付きつつある私です。どうも眠いので仕事が仕事として機能しておらず、このまま出撃すると上官からお叱りを受けそうです。
もう八時からエピだというのにー
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暗くして寝床でごろごろしても眠れない場合は作業をすると余計に眠れなくなるので寝ようと考えずにすんなり寝てくださいってよくいいますがすんなり眠れないのでうとうとしていると朝になっているという悪循環ですね。
仕事場で眠くなる現象に誰か名前くださいです
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うう…あと一時間半ですが次はおそらく夜なので…
エピ後の灰やら囁きやら怖いなあと思いながら出撃してくるのです…
中佐に差し出すお茶だけ用意しておきますかね[そっとお茶を淹れる]
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アッ出かける前にフライング挨拶はしておけそうなので。
最終日地上の方々は遅くまで大変お疲れ様でした。
平日ですし、くれぐれも御自愛下さいね。
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