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あーあ。
このまま完全に僕の頭が可笑しくなったら、
責任とって今度はずっとお傍に置いていただけますか?
……なーんて。
我儘は言わないのです。貴方は、愛多き人だから。
可愛くない我儘は、罪でしょう?
[そう言いながら振り返る男は空色を細めて、口元は三日月の様に弧を描いた]
そうだ、でも一つ思いつきました。
もし、このゲームで勝ったら御褒美に。
僕だけの名前が欲しいです。
一つだけの、特別が欲しいです。
―――御父様。
[澄ました微笑みを見せてから、自ら締めていたタイを緩める。シャツのボタンを外して、爪先で白い首筋をなぞった]
[小部屋を出た男は、気づけばいつの間にか屋上に居た。
罠だったのか偶然辿り着いたのか知る由はない。
そして同時に、間違うはずもない父の気配を感じたのだ。
其処で大凡、どういう事態なのかを察した。
後は唯、その身を委ねるだけ―――*]
―バルコニー―
[薄明りの元、ゆらりと姿を現したのは黄金色の狐。
瞳は昏い夜の色。
尻尾を左右に優雅に揺らし、高い声で一つ鳴く]
――Ye――――――lp……!
[夜空の瞳は緋色に染まる。
狐の周囲にはぽつりぽつりと青い焔が浮かんだ。
求めるのは<<夜盲 ジャン>>の血の香**]
/*
ジャンのシルキー様への気持ち、というのは何だろうとPLレベルで相当悩んでいたのですが、もう唯の壮大なつんでれのような気がしてきました。
面倒な奴だな。>僕
いや、本当、初期の性格設定が屑過ぎて引っ張られて酷いことに。
今も決して良い奴ではない。
痛々しさが追加されただけな気がする。辛い。
そしてジェフさんが求婚をするようです。
妹が欲しくば兄を倒してから行くが良い、と高笑いすれば良いのですね。わかります。
[まて、それはふらぐだ]
/*
お嬢様、イベントが残っているから今特攻すると悪いような気がして…!
そして鴉さんとお話ししたい。
わくわくどうぶつあいらんど。
[理性と本能は裏返し]
[欲望と抑圧は鏡合わせ]
[美しく飾れる言葉に意味などなく]
[忘却に沈む真実にもまた意味はない]
(愛おしい狂おしい妬ましい憎らしい)
[故に狐は言葉を持たぬ]
[焔の様に揺れる瞳に映る光は朧]
(怖い寂しい悲しい切ない暗い昏い)
[求めるのは愛しい貴女の痕跡だけ]
[儚い炎を中空に背負い、狐は優雅に微笑んだ]
―バルコニー―
[暗いバルコニーが薄らと照らされる。
青い焔を背負ったまま、黄金色の狐が姿を現した]
――――くすくす、くすくす。
[何処か見覚えのあるような、或いは初めて見るような。
羽根を散らした鴉を見つめて、ふわりと尾を揺らした]
/*
今確認して吹いた。
回復薬2個所持、本日人間イベント確定しているアルビンさん凄い。
昨日は神様がでれてくれたと思ったのになぁ…。
あれで運を使い果たしましたか。
回復薬1個で使い果たされる僕の運。辛い。
―バルコニー―
[小柄な狐は、大鴉とさして大きさを違わない。
翼を広げてしまえば、きっと相手の方が巨躯に勝る。
>>43猛る声は重く、射抜く視線は鋭く。
けれど、眼差しを返す狐の緋の瞳は、唯、穏やかに]
(嗚呼、感じるぞ御前から、愛しき金糸雀の痕跡を)
[まるで哂っているようだ。
無邪気に、朗らかに、冷たく、嘲るように。――何を?]
(何をした何をした何をした何をした何をした何をした)
[重ねられる挑発>>44へ、ゆらりゆらりと尾を揺らす。
刹那に弾けた焔。
辺りに散らばる黒い羽根>>39を、焦がし燃やさんとする。
立ち上る煙は、揺らぐ揺らぐ霧のように]
[――――夢を見ましょう]
[悪い悪い夢を][安らかな夢を]
[貴方の周りに誰も居ない。貴方の愛する父もいない。
誰か別の大事な人を見つけて、貴方へ興味を失った。
けれども貴方は何処へも還れない。
これまで酷いことをして来たのだから当然だ。
貴方の居場所はどこにもない。
貴方の周りに、誰も居ない]
[狂ったように嘆き怒る大鴉>>55を、
狐の緋色は涼やかに見つめている。
呻くように絞り出された声>>58は、悍ましくも哀切を帯びて。
闇を切り裂く勢いで黒の弾丸がごとき鴉が迫る。
まるでこうなると予見していたように、
狐はその場を一歩たりとも動かなかった。
――嗚呼、もはや果て掛けた身など幾らでも喰らえ。
それでもこの意識途絶える前に、一つだけ。
愛と憎しみを込めて、彼へ捧げよう]
『可哀想に』
[想いは心へ囁きかけるように。
同時に軽い体は呆気なく弾き飛ばされ、地に付した。
頭と顔面に熱く鋭い痛みが襲うが、最早流れる血液もなく。
右耳が食われた。爪の傷で右眼も開かない。
過ぎていく黒い影>>58を、片耳片目の狐は虚ろに見送った*]
―バルコニー―
[狐は眠る。傷の修復のみに集中する。
本来鋭敏に捉えられる筈の足音すら気づかずに。
ただ、何処か聞いたことがあるような青年の声に、
垂れていた左耳が微かに動いた]
――――――…。
[ゆらり、尾が一度だけ左右に揺れた。
放り投げられたのは、薔薇の水の入った小瓶。
蔓がきちんと受け取ってくれるならば、
地に落ちて割れて無駄になることもないだろう。
狐は何も言わない。顔をあげようともしない。
両の瞳は閉じたまま。 眠る*]
[近づいてくる歩み>>79にも、反応しようとはしない。
ただ、草の香と微かなさざめきを感じた。
何処か懐かしいような、不思議な心地がする。
冷たい床の上から、温かな膝の上へと移される。
狐は微睡の中、訥々と語られる声を聴いていた。
優しく撫でる指先に、委ねるように僅か顔を寄せる。
何かを伝えるように尻尾は時折ふわりと揺れて、
けれどやはり、瞳は閉じたまま。
―――やがて。
欠けた耳が修復し、眼の傷が塞がった頃。
乾いた笑いを浮かべる少年>>80の傍らに、灯る青い焔。
ゆらりゆらりと、慰めるように宙を舞う。
狐はゆっくりと身を起こし、ぺろりと相手の頬を舐めた。
暫し葛藤するように、そのまま尾を揺らしていたが。
遂には彼の首元へ、牙を立てようとするだろう*]
[人の姿に戻った男は、少女の肩に両手を置く。
眸の空色は未だ昏く、渇きは癒え切ってはいない。
それでも、どうしても伝えなくてはいけないことがある]
……誤解、だ…、ッ!!
僕は確かに、立派な人格でもなんでもない。
貴女と共に居ると誓った時、
完全な正気ではなかったことも認める。
だけど、だけど、…。
本当に大切でなければ、此処までのことはしないッ。
僕が此処までするのは、一人だけだ。
君だけだ、シルキー!
[常の微笑を浮かべる余裕など、まるでない様子で。
言い募る姿は、情けなくも必死なもの]
[そして悲しげな顔を浮かべ、真っ直ぐに彼女を見つめる]
だから…、だから、痛みは薄れていくとか…。
そんなこと、言わないで―――…。
[一気に気持ちを吐き出して、漸く我に返る。
狼狽えるように視線を惑わせ、そっと肩から手を離した]
………すみません。
貴女の血を頂いておきながら、
こう言ったことが言える立場では、ないのですが…。
[混乱と渇きで、頭がどうにかなってしまいそうだ。
未だ表情を取り繕う余裕がなかったので、
目元を隠すように帽子を引き下げた]
/*
真面目に、表で自分がカードを引くべきか悩んでいる。
ここで消費すると、ジェフさんもう僕を襲えなくなるので、
彼に不利かなぁとかぐるぐる。
早くイベントを…!
―バルコニー―
[ジェフロイがシルキーの首元に傷をつけた時には、ぴくりと反応しかけたが。その後、彼女が食事を楽しむ様子には、帽子を引き下げて少しだけ目を逸らしていた。
――自分の渇きを、余り自覚しないように。
しかし短期間で飢えを繰り返し経験してきた所為か、
以前より多少は正気が持つようになったように思う。
…まあ、単に自分が"血"を求める相手が、
近くにいないからかもしれないが]
どうしてますかね、ツェーザルさん。
[彼の血は非常に深い味だった。初めて彼と出会った時に惹かれた、あのぞくりとする複雑で強大な魔力を映したかのような]
………。
[いつの間にか、大理石の欠片は消えていた]
………大鴉。
[現われたアルビンの方へ顔を向けて、ぽつりと呟く。
些か今までと、雰囲気が変わっているように見受けられた。
その言葉に暫し思案して、一歩足を踏み出した**]
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