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―昨晩・談話室―
[ヨアヒムが刺されたと聞いても特に何も思わない。ヨアヒムの部屋へは、望まれたならば行っただろうし、望まれなければ談話室に取り残されたままだったことだろう。]
――生き続けろ、か。
[心の中で呟く。
――頭の中で、無感情の影から呪いがあからさまに這い出てくるのを、俄かに感じるのだった。**]
パン屋 オットーは、村娘 パメラ を能力(襲う)の対象に選びました。
―朝・談話室―
[結局のところ、昨晩は誰も喰らわなかった。昨晩に必要に迫られることはなかっため、「生きろ」という願いのみが行動の原動力となっている己にはなにもすることができなかった。それに、誰も喰らわれていない状態を確認して、人狼がいなくなったのだと日和ることもあるかもしれない、とも考えた。ここについては、それほど期待しているわけではないが、もしも日和ってしまえば、少なくとも今日の食事は容易いだろう。]
……今日は、誰も喰らわないというわけにはいかない。
何より――
[――再び、“渇”きが限界にまで達してしまっている。]
[口には出さず、心の中で呟く。
とはいえ、もしも朝食の準備等を望まれたならば、普段通り当然のように引き受けることだろう。]
/*こういうときに最初に飛び込んでくってのには相変わらず慣れないなぁ。結構やってるけど、本来そういう性質じゃないのかもしれない。
ふー……。空襲撃については本当申し訳ない。一応、控えるようにと言われている理由は理解していたつもりだったのだけれども……。
/*明日自分が吊られなければ、襲撃は今のところパメラ予定。
まぁ、誰も死にたくなさそうだったら、面白さとしては微妙ではあるけれども、死亡フラグ建てに行くのもやぶさかではない。
/*あとは、シモンから会話を引き出すとっかかりを求められている感じがそこはかとなくするからそこらへんは少し意識しようか。
・まだ誰を疑っているのか聞かれていない。
・人狼についてどう思っているのか聞かれていない。
ってところを仄めかせるか。
[シモンに頼まれて>>30、もはや習慣のように朝食の支度を手伝う。シモンも恐らくは習慣になってしまったと感じているのだろう。と、その瞳を覗きこんで考える。
このような状況の中で、一定の習慣を保つということは大切なことであるが、簡単そうでいてなかなかに難しい。故に、己にとっても頼まれたから動いているとはいえ一定のメリットが見いだせる行動だった。]
手紙……?ああ、あれのことだね。
[手紙、と聞き、エルナに手渡した手紙のことを思い起こす。]
ヨアヒムに黒い獣が付いている……か。
まず考えるべきなのは、その内容の真偽よりも“ニコラスがエルナに宛てた手紙というものが本当に実在するのかどうか”だろうね。若しくは、僕の見つけた手紙とエルナの部屋にあった手紙が同一のものでない可能性すら十分に考えられる。
伺い知る限りでは、確実に言えることは、“エルナの部屋に手紙があった”ということだけだから。
幼馴染として意見を言わせてもらうのならば、ニコラスが本当に誰が人狼であるかを見分けられる力を持っていて、それでいてその手紙を本当にニコラスが書いたのであれば、恐らくその手紙に書かれていたのは単なる告発じゃないのだろう。恐らくは、“救ってやってほしい”といったところか。
ただ、だからといってそのように書かれていたのであれば、手紙を書いたのがニコラスである可能性は高い、とは言い切れない。確実な情報を掴むということは実際のところかなり難しい。或いは、内容の一部が改ざんされている可能性なんてものも否定できない。
まぁ、思うことと言って簡単にまとめるのであれば、可能性云々はともかくとして伺い知る限りでは“昨日手紙が発見された”以上の情報は得られない、といったところか。
[…は感情面については一切触れず、ただ己が客観的として判断した情報について述べるのだった。恐らく、自分が人間であってもこのようなことしか言えないのだろう。実際、嘘はついていない。ニコラスの能力については悟っているが、確実と言える情報は、人狼としての己にとっても“昨日手紙が発見された”ということだけだ。]
ん、そうだね……。
[シモンに、本当の手紙が発見されたのだと仮定するならばどう考えるか問われると、少しばかり考えるそぶりを見せる。
己が狼であるか人間にあるかに関わらず、中々に難儀な質問だ。]
可能性を指摘するのであれば、ニコラスが自分に力があるものだと思い込んでいる人間で、ヨアヒムもニコラスも両方とも善意の村人だと言う可能性まで考えられるのだけれども、普通に考えるのであればどちらか片方のみが善意の村人であると考えるべきだろうね。
結論から言ってしまえば、その仮定でこのことについて考えるのであれば、“一旦置いておく”という結論になる。
手紙の内容が本物であるのなら、告発されているヨアヒムは既に殺されている。もしも人狼が彼一人でなかったとしても、少なくとも僕の知る限りでは死んでしまったヨアヒムが狼だと発覚したところで不利になる人間も得をする人間も思い当たらない。
更に言えば、人狼が二人以上いたところでその二人が協力関係にあるかどうかすら分からないし、互いに存在を認知していたかどうかすら分からない。人狼にとっての万物の尺度が人間と等しいとも限らない。
逆に、手紙の内容が嘘であるのならば、ニコラスは姿を消してしまっているし、やはりこちらについても既にヨアヒムが死んでしまっているという事実が大きい。正直、内容の真偽について考える意味が薄い。
ニコラスが再び生きた状態で発見されて初めて、内容の真偽については考える価値が生まれてくると考える。
[やはりシモンの瞳を覗きこみながら、平常時の吐息のような声色で応える。
その後も、望まれたことについては応え、望まれなければただ談話室にとどまり続けただろうか。
時が進み、昼食時になって昼食の用意を望まれたならば手伝っただろう。**]
―エルナの部屋―
[隙を見計らって、談話室からエルナの部屋へ移動する。談話室から出るところ程度なら見られたところで特に問題ないために、そこまで気を使って出て来たわけではないのだけれども。]
[扉を開けて部屋へと足を踏み入れると、誰の文字とも分からない機械的な字体で書置きをしたためる。]
『ニコラスの行方を知りたくば、夜中、一人で広場まで。一人で来なければ、彼の行方が明るみに出ることはない。』
[如何にもな内容であるが、問題はないだろう。一人でという制約を無視してくるのであれば察知するのは容易い。
書き終えると、部屋に戻ったとき確実に気が付くようにと、扉を開けるときに手に触れるよう貼り付けておく。]
[一通りの作業を終えると、平然と談話室へと戻っていった。殆ど時間は取られなかったため、仮に気が付いたとしても、気に留めたものは殆どいなかっただろうか。]
/*夜中押し入るっていうのでも良かったけど、一旦時間軸戻しておきたかったので……。時間設定を明確にできる手紙という形式にさせていただきました。
―夜中・広場―
[夜になり、人々の意識が沈んで静寂が浮き上がる。己は一つ耳を澄まして静寂を聞くと、自室の窓から外へと繰り出した。足跡を残さないために近くの木へ降り立つと、いくらか世界に君臨したかのような風情でもあっただろうか。]
……。
[地表へは適当なタイミングで降り立つと、鎖を鳴らすような音とともに雪を踏みしめ、一人颯爽と広場へと向かうのだった。]
[広場へ着けば、彼女は既にいただろうか。居たならば律儀に背後から「エルナ」と声をかけ、いなかったのであれば、エルナの来るであろう方向へ背を向けて、月でも見上げながら待っていただろうか。]
/*あー……。こういう展開になるなら変な動きしなくても自然とエルナと対立関係になれたなぁ……。
時間進めるためって意識しすぎて強引に過ぎた。本当に申し訳ないです。
パン屋 オットーは、村娘 パメラ を投票先に選びました。
パン屋 オットーは、仕立て屋 エルナ を能力(襲う)の対象に選びました。
そう。彼は、もうこの世にはいない。その死の痕跡すら残っていない。
[目線を逸らしたエルナの呟き>>98に反応すると、]
――そして、君もそうなる。
[相手を縛り付ける鎖のような殺意を言葉に込めて、矢を射るように相手へ放つ。本来であれば殺意など持たない己だが、戦術としての殺意の使い方は教わっている。強烈な殺意は、素人が相手の場合、その戦意をそぐためにはかなり有効な道具だ。
こちらに瞳を向けられたなら、瞬く間にこちらも自らの瞳で捕らえ、交差する視線にもまた強烈な、血に塗れた刃のような殺意を向けるだろう。]
……“貴方が人狼だったら、いいのに。”か。図らずとも、望み通りになったようだ。
[…は思い切りよく踏み込み、相手の目前で一気にブレーキをかけると背後にまわり込んで頸椎へ向けて右腕を薙ぎ払おうとする。強烈な殺意を浴びた相手は、その最中で動けるか、動けずに己の爪の餌食になるか。]
どうして、か。この世には理由のない理不尽なんていくらでもある。こう成ったから成った。そこに理由なんてないし、必要すらない。
少なくとも、僕も望んだところではない。僕もただ、生き続けろという願いにしたがっているだけ。知っているかい?二つの矛盾した願いがあると、片方しか叶えることができないんだ。
――そして、誰も望んでいないのに崩れるからこそ、幸せなんてものは尊いんだ。むしろ、幸せを一瞬でも感じることができるだけで、その種族は余程に幸せだ。
[まくしたてるエルナ>>101に反応すると、]
――そして、君も、理不尽な淘汰を受ける。
[相手を縛り付ける鎖のような殺意を言葉に込めて、矢を射るように相手へ放つ。本来であれば殺意など持たない己だが、戦術としての殺意の使い方は教わっている。強烈な殺意は、素人が相手の場合、その戦意をそぐためにはかなり有効な道具だ。
こちらに瞳を向けられたなら、瞬く間にこちらも自らの瞳で捕らえ、交差する視線にもまた強烈な、血に塗れた刃のような殺意を向けるだろう。]
……“貴方が人狼だったら、いいのに。”か。図らずとも、望み通りになったようだ。
[…は思い切りよく踏み込み、相手の目前で一気にブレーキをかけると背後にまわり込んで頸椎へ向けて右腕を薙ぎ払おうとする。強烈な殺意を浴びた相手は、その最中で動けるか、動けずに己の爪の餌食になるか。]
[その後、頸椎を抉った死体はそのまま広場へ残し、それ以外は例の如く痕跡を絶やす。死体については、頸椎の部位以外の損傷はないだろう。
帰りは再び宿の周りに足跡が付かないように木の上を渡り歩き、当然、エルナへ向けた書置きも処分する。ただし、広場から宿への足跡が残っていないという、言わば“無の痕跡”は特に意味も無く、意図的に残しただろう。**]
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