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―昨夜・ジムゾンと―
[リーザが眠りにつき、ジムゾンとの酒盛りを再開する。
眉を寄せて反論した後、一度、何か言おうとしたのか口を開き……少しの間を置いて、語りだすのは過去のこと]
ああ、覚えてるさ。
俺もディーターも親父が外に行ってて、村ン中じゃ片親みたいなもんだったから暇つぶしに教会に通ってて……
お前はお前でおふくろさんに連れられて、ちっちぇえころから教会に来てたから、よく遊んだよなぁ。
最初の頃、すっげー人見知りでさ。
そのくせ、すっげー癇癪もちで。
……お前のお袋さんが獣に食われて、教会に引き取られて、
ああ、そうだそうだ。あの頃が一番酷かった。
すぐに泣いて怒って、塞ぎこんだかと思えば暴れて。
その度に、気を紛らわせてやろうって馬鹿な事に連れ出しちゃあ村の大人に怒られて、モーリッツ老にお伽噺で脅されて。
……なんだよ、やっぱり変わってねぇじゃん。
俺も。お前も。ディーターも。
[へらりと笑い、グラスを傾ける]
大嫌い、か。
俺も、そうだな。
……この際だ、ぶちまけておくか。
昔から、俺とディーターがやりあう度にお前が間に入ってただろ?
……いや、違うな。
双方の相手をするだけで、当人同士で解決させようとしてた。
――必要以上に、踏み込まなかった。
いつも一歩引いていた。
ガキの頃から、今もそうだ。
普段はすぐに癇癪を起こすくせに、他人の懐には踏み込もうとしない。
俺はお前のそう言う所が、ありがたい反面、嫌いだった。
遠慮してんじゃねぇよ、感情抑えてんじゃねえよって。
……でも、やっと本音が聞けた気がする。
[グラスを煽り、言葉を続ける]
それからな。
救われた、だなんて……
そんな辛気臭ぇ顔で言うなよ。馬鹿。
まるで、これで終わりみたいじゃねぇか。
俺たちはあの頃から何も変わってねぇし、
――変わらねぇよ。
なにがあっても、
お前は俺の大事な友人だ。
[小さく呟いた言葉は聞こえなくとも、いつもと違う口ぶりからただ事ではない事は察せた*]
─部屋─
[いつまで、そうしていたのか。
体を赤く染めるリーザの血は、乾いてこびり付いている。
小さな遺骨を抱きかかえ、ぽつりと語りかけた]
……なあ、リーザ。
知ってるか? 俺も、リーザに救われてたんだぜ。
辛いと思った事なんて、何もない。
傍にいてくれるだけで、幸せだった。
1日1日、大きくなっていくのが、成長を見るのが楽しみだった。
……居候じゃなく、娘として迎えて接したかった。
何を遠慮していたんだろうな。
こんなにも愛していたのに……馬鹿だな。
[自嘲気味に、薄く笑う。
泣きたいのに、涙が出てこない。
ただ、ほんの少し前のことが、堪らなく懐かしい]
[もし本当にオットーが人狼なら、あいつは死なずに済む。
オットーを殺して、全部が終われば。それでいい。
確信する度に、思い違いだと言い聞かせてきた。
だから、オットーが人狼であることを願い――]
……は。
最低だな、俺。
[銃を取った*]
じむぞおおおぉぉぉん!!!!ぶわっぶわっ
やー・・・
村建てがこんなセンターにいていいのだろうか。
早々に襲撃されて引っ込むつもりだったのにな・・・。
まあ、娘が狩人で悪友が人狼って時点で生存フラグ立ったし、立ち位置も美味しいから物語を盛り上げに行ったというのはあるけれど。
負傷兵 シモンは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
―談話室―
……じゃあ、行って来る。
[リーザの遺骨をベッドの上に安置し、体を清めて身支度を整える。
銃を懐にしまいこみ、向かうのは談話室]
……?
入ってまず目に入ったのは、こちらへの敵意をむき出しにしているであろうオットーではなく、虚ろな表情のジムゾン>>44だった]
なんて顔してんだよ。
昨日、飲みすぎたか?
[足を引きずりながら近くに寄り、ぽこん、と額を小突く。
ジムゾンや、その場にいた面々は何か反応を示しただろうか]
具合、悪いなら部屋戻ってろ。
[夕べ、どこか様子がおかしかった事は気づいていたが、その事には触れず。ただ、休む事だけを薦めた]
[ジムゾンはどうしただろうか。
話し終えた後、オットーに向き直り。一歩一歩、足を進めながら問う]
……なあ。
ニコラスも、村長も、お前が片付けたんだろ?
リーザがやられた部屋でやってたように。
獣の毛ひとつ、足跡ひとつ残さないように。
……それは、食った後で?
[ひたり。
目の前で足を止め、その眉間に銃口をつきつけた。
薄々、人間だろうとは思っていても。
他に人狼がいるのだろうと頭の隅で考えていても。
――頭が必死に、その可能性を否定する]
[銃を下げたディーターに、目だけで礼をする]
正直、お前が人間だろうと、人狼だろうと関係ない。
リーザの死を利用して、俺を挑発してきた。
その事は、許す事はできない。
……俺の銃の腕は期待すんな。
元々、刃物の方が得意なんだ。
けど、この距離なら
[ハンマーを落とし、引き金に指をかける]
人間だとしても、食い散らかされた奴らの片づけをしていた。
まともな神経じゃねぇよ。
[アルビンに一言、言い返し]
……言い残す事があれば聞いてやる。
[オットーの言葉を待つ**]
[オットーの願いを聞き入れ、パンを振る舞うのを待つ。
アプフェルなんとかってパンは、あんなにすごく優しい味がしたのに、それを焼いて穏やかに笑っていたオットーはいない。
ここにいるのは、人狼か狂った人間か――]
[最期のパンが振る舞われた後、外へと連れ出す。頭に銃を突きつけたまま。
枝から垂れ下がったロープを見上げる。ここで、ヨアヒムは死んだのだろうか]
……じゃあな。
パン、美味かった。
[躊躇いはない。
眉間に銃口を押し当て、引き金を引く。
鋭い発砲音と共に、
――赤い花が、雪に咲いた**]
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