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― 撤退後 ケノワ砦 ―
まったく、うっかりだね、アンタは。
[利き腕ではないとはいえ心もとない腕の動き>>70に苦笑しつつあえて軽口を叩き、二度と使えないわけではないし、先まで戦争だったのだと割り切る気持ちと、そうでない気持ちの混じった笑みであったが、小声でいう言葉、表情を和らげ]
そうだね、なら人選の中にアタシもいれておいてもらおうか。
[しょうのない子だ。とでもいうような意味合いの笑みへと変わり了承する
護衛の人選、騎士については訓練でしっていても各々の特質まで細かく把握してるのはそちらだろう。ほかに口出しはしないつもりであった。*]
今日までと今日の…ね。アタシからすれば今でもまだまだ半人前さ。
[最初は厳しいともいえる主観でいう]
でも、理想を胸に抱いていたところから、手を伸ばしたんだ。
成し遂げた。となるかどうかは貴殿ら次第ともなるだろうけどね。
[客観。と、世評に類する評価]
ただアタシは、これが成長といえないような無粋な心ではいないつもりだよ。
[最後は素直じゃないようなものとして応え、少し探るように王国司令官を見つめたが、それに意味がないことを思ってあっさりとやめた]
あ、そうそう。そちらの先陣…レオノラ・リンザールはこちらで捕虜になってる。
[討ち取った。なんていってしまったからね。最高責任者であろう人がいるならば手っ取り早く伝えるのがいい]
一応生きてるけどかなり深手でね、治療させるためにこちらで引き取ったけど、もつかどうかは当人の根性次第だね。
[戦場のやりとり故に、深手に関しては責任はもたない。あとはそのものの生命力次第だろう。そんな見立てとともに彼の所在をつたえた*]
― 中央平原 ―
おや、止まったね。
[突っ込んできてくれれば話は速かったんだけどね。
どうやら冷静なようだ。
まだ撤退の号が届く前のこと...はこの時は戦うことを念頭に動いていた。
兵数300程度のこちらとでは差が大きいが、それでも戦うという選択をとるつもりでいた。]
現在、王国、連邦の司令官が互いの意地を張り合ってるんだろうさ。その意地に類するものがない限り、ここは通さないよ!
[停止する北方面の王国軍とにらみ合うように布陣したまま、空気を震わすような大喝をぶつける]
[それからしばらくして角笛がなり、こちらにも撤退の報が届く。
撤退の姿勢をとるのを確認した後、自分たちの部隊――歩兵隊たちに下がるように伝えたりなどしているころ、単騎で駆けてくる一人の騎士>>90がくる。
弓騎兵隊がどうしましょう。とでもいうような感じでこちらを見るのに、軽く手を横に振った]
アタシのことを知ってるようだが一応名乗るよ。ドゥーハンのナネッテ。マドゥーラだ。それで、マルールの軍団長殿は老骨にわざわざなんのようだい?
[わざわざ危害を加える気がないというように、単騎で前にでて朗々と名乗りをあげるナイジェルの意気に応えるように、自身もまた単騎で前にでて用向きを聞くと]
物好きな提案だね。ま、いいよ。状況が許せばその時は相手してやるさ。
[誤解のことは特に知らずに、あっさりとした態度で応じた後、去っていくナイジェルを見送り自分も撤退の準備に入った*]
そうしてやりな…それが上の仕事だからね。って、いちいちそんなこと言う必要もないか。
[上にたつものの責任を重々承知していそうだ。クリフと比べても頼もしさを感じれるのは年月の差もあるだろう。言おうとした言葉は途中で引っ込めると]
うちのメレディスもそっちにいってるんだろうし、どちらも自国の存亡をかけて戦うでもない状況で亡くすには惜しい男さ。
さぼらせずに治療をさせるからそっちも頼むよ。
[そっちにいる捕虜のことも頼むようにいって、軽く振り返れば、殿としての仕事を果たしていくように、退いていく旗下の部隊を見る。]
そうだった、もう一ついいかい?戦地での会談に女騎士が混ざってもマルール王国にとって失礼にはならないかい?
[そろそろ撤収の時間だな。と、馬首を返しながら、思い出したように、タイガへと肩越しに振り返り、先のことを見据えて一つ質問をした*]
― ケノワ砦 ―
[まだ出発まで時間があるころ。]
仕事がんばってるかーい。差し入れもってきたよー。ご苦労様。
[見舞い。というよりは後方で忙しく働いている面々への差し入れと労い。そんな中、先陣として戦っていた王国の弓騎兵の隊長を見つける]
ああ、ここにいたんだ。ほら、根性出して生きるんだぞ。
[そんな話も、あちらの司令官としたからだ、当人としては軽く励ますつもりでいったわけだが、顔色の悪いレオノラにちょっとだけ反応があった。ただまあそれは悪い意味というか、魘されてるという意味というか]
なんかこう……失礼ね。
『それはそうですよ…だって、ほら、貴女が斬ったのでしょう?そんな人の声を聴けば普通……といいますか。』
[気遣うような言いづらそうな医務官にはいはい。と応える]
ああ、はいはい、わかったわかった。邪魔しちゃ悪いからね。そんじゃ差し入れここに置いとくから。またねー。
[仕事がどうこうなど問わない。暖かさと気軽さをもって、連邦兵の支援を主として働くものたちへと労いの訪問をしていった*]
そりゃ疲れたさ。それを表に出すほど軟じゃないけどね。
[指揮官として、そして、騎士団内部においても鬼教官として知れ渡ってる身として、無様な姿は見せれないのもある]
あのね、何年こっちのほうが長く生きてるとおもってるんだい?そうそう抜かれてはやれないさ。
[一種の目標とされるべき存在ならば、容易く達成されるわけにはいかない。
特に、旦那の商人として在り方と、自分の騎士としての在り方。
ある意味でそのどちらにも関している"義息子"にがいるのだ。猶更である]
ええ、「いよいよ。」でもあるし、「ここから。」でもあるわね。
[戦争は勝つことも大事だが、終わらせかたはもっと大事だ。上にとってある意味、一番、ドゥーハン王から渡した「胃薬」が役にたつ時間ともいえる]
そうね。あちらも全力でやる気はなかったわけだしね。
少なくとも悪くないところにはいきつけると思うわね。
王妃がいいか王子がいいか。為人もわからないアタシにとってはどっちがブリュノーっていう国のためになるかはわからないけどね。
一応…連邦を頼ったからとは関係なく、幼い王子や王子のほうが王妃よりマシだとは思うけどさ。
[幼い王子と王妃を別枠として捉えながら、そんなブリュノーについての所感を口にする]
ま、他国に刈り取り場を渡したブリュノーについてはどちらでもいいさ。
[どうせ都合よく使えるほうがどちらがいいか。となるのだ。ある意味そこは達観していた。司令官ことタイガについて聞かれれば少しだけ苦笑する]
あら、耳がはやいわね。
[そういうところは、実の息子のほうも同じようなものだが、旦那譲りともいえるだろうか。と苦笑する。]
手強いよ。戦争は政治の手段だ。というのをしっかり理解してる男さ。
あちらは海洋王国。にもかかわらずこちらと同数の陸戦兵を集めてきた。それだけでも舐めてかかれないとはおもっていたけどね。
[性質上海軍と陸軍を要する王国と、陸軍一極の連邦では同数の兵力であってもその意味合いや重みは違う。あちらはブリュノーという立地を、あるいは連邦を一切軽視していない。そう考えるぐらいでちょうどいい]
クリフはこちらから尋ねる。といったようだがね。尋ねるというのは、本来下のものがやることだ。それを受けてか知らないが凱歌を歌いながら帰っていく。対外的には勝利した。というのを暗に示していくというのをとっていったわけだ。
メンツを取る。という意味で王国は一勝もっていった。そんな強かがあるね
女の老婆とみても侮ることなく、名乗りをあげる胆力もある。もうやる気もなかったのを見抜いていただけだったかもしれないけどね。ただアタシが一気に詰め寄って首を狩れる位置よりも間合いをとっていた。用心深さも兼ねているよ。
……でもね。戦争や政治にも血を通わせているものだ。と、そう思ってるようにも見えたね。
[レオノラが捕虜となったことを伝えたとき、声を荒げることはなかった。
だがそれは冷徹ではなく自制だ。と思える。硬く唇を引いていた顔を思い出す]
甘くはないが、話がわからない相手ではない。捕虜の話をしたとき、あと、クリフの人となりを測りながら、あちらも「落としどころ」を選んでいたようにも見えたしね。
[王国司令官について雑多に思ったことを評し終える]
ま、うちはメンツよりも実利をとるんだ。むしろ、連邦所属国の一つである国の王様が囚われるまで戦った。という事実もある。
不名誉ではあるが、周辺からすれば"連邦は友好国にはそこまで力を尽くすのだ。"と思わせることができるだろう。それは国の防衛にもつながる。"戦うにはそれだけの覚悟がいるのだ。"とね。そして連盟国もまた増えるかもしれない。"そんな連邦にならつながりをもちたい。頼れるんだ。"ってね。
メレディスが囚われたのはいいほうに働くかもしれないさ。
[こちらについては王国に対しての勝利ではなく、思わぬ拾った勝利の一つ。であるだろう。あるいは打ち破ったという名誉をえた王国と、力をそこまで尽くした連邦という、両者一勝ずつか。]
それに、こちらから尋ねる。ということでマルールに花をもたせたんだ。ならあちらからの譲歩も引き出せるだろうさ。
[それは捕虜の返還であったり、今後についてでもあったりだ。あちらが一個とったなら次はこちら。というものだ。
そんな会談の予想図ともとれることを聞きながら、彼自身の決意>>114 >>115を聞いていく]
ふふん、勇ましい男の顔をするようになったが、アンタにはまだ早いさ。
教え子が夢に向かおうとしている。それについてどうこういう気もないし、失敗してもそれはそれだ。世間の辛さを学ぶ機会だろう。――だがそれが卑劣によって無残なものとされるというなら……
[そこで言葉をとめてラルスを改めてみる]
ラルス。それはアタシからみて、クリフ同様に、アンタも。なんだからね。
[近くにいる以上は死なせないよ。とはその強い瞳が言外に語る]
死んでも守る。なんて後ろ向きなことをいわなかっただけほめてやるさ。
…といっても、尋ねるからこそ、あちらはしっかりと歓待しないと見縊られることになる。そんな誤りを犯しはしないだろうとわかるからその分は気楽にいけばいいさ。
[安心させる母のような笑みを浮かべて、小さく恥ずかし気に呟かれる言葉には、目を瞬かせ]
ふふふ、可愛いこというじゃないか。
…… アタシのむすこはさ
(ね、貴方)
[既に世にいない旦那にだけ心の声を傾けながら、ついついわしゃわしゃと頭をなでた*]
[『ママー』という情けない声を背後に、相対する]
で?坊主がここにいるのは驚きだが、まあそれは横においておこうか。
[レトとの再会をどうこういうものではないという空気がある。改めて用件を聞くが]
…ノーラ?王国軍の人間かい?
[レオノラ。と聞いていた...はノーラと聞いてもそれが誰かわかっていない。まあ知らない間誰かがとった捕虜か何かか。という解釈を持ちつつ]
で、会わせろ。というが、会わせてなにをする気なんだい?あいにく、連邦の人間はもちろん、今は捕虜や王国軍であろうが、危害を加えようと考えるならいかせる気はないね。
アンタが捕虜となったそのノーラってやつを殺すように依頼された。なんてこともこっちは考えなきゃならないんだ。先に用件をいうんだね。
[相対して応じる。用事をいえ、まずはそれから。という態度だ。
そうこうしてるうちに、他の面々がきたりして応対したか。ナネッテ自身は特に危害を加える。などではないならば、ひとまずクリフに連絡を繋ぐなりして、監視付きではあるが奥に通れるようにするだろう。]
― 馬上 ―
[出発である。今度は軍ではなくローランドが選んだ護衛とともに使者としてクリフとともに参じる。その道中のこと]
考えは……覚悟は決まったかい?クリフ
[クリフの横に馬を並べるように近づけ、司令官。と畏まったように言わずに、名前を呼び、どうかしら?と聞いた**]
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