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翡翠風精 シュテルン は 調香師 ローランド に投票した
翡翠風精 シュテルンは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
― 水の神徒の間 ―
[守り人と神徒のやり取りに、少年は口を挟まなかった。
どちらの気持ちもわかるが故に──そして、獣の想いが痛いほどに良くわかるから。
だから、獣が先に進むを是としてくれた事には、ほっと安堵の息を吐いていた]
……る。
ありがとう、なのだよ、白角。
[短い言葉に、真白の獣は小さく尾を振る。
言葉はないが、思いは読み取れるそれに、微か、笑みが零れる]
[移動の段となり、門が開かれる。
調査団の面々に向けられる言葉。
それに対し、少年は何も言わなかった。
何か言わずとも、正しい選択はなされる──そう、守り人ともどもに信じているから。
だから、先に進んだ守り人の後に躊躇う事無く続いて、そして]
― 封印の間 ―
……るぅ。
[辿りついた封印の間。
荒れ狂う狂焔の獣の姿に、少年の表情が険しくなる]
……クゥ。
出し惜しみは、せぬのだろ?
[現れた焔の獣たちを見やりつつ、問う声は低い。*]
全力持って当たらねばならぬのは、変わらぬはずだよ?
……るぅ!
[紡がれる言霊>>25に対し、少年が浮かべたのは嬉し気な笑み。
翡翠色の光が弾け、次いで、風の力が大きく揺らめく。
光孕んだ風が吹き抜け、るぅぅぅぅぅ、という澄んだ咆哮が響き渡った]
[咆哮が止んだ後、現れるのは鷹を思わせる翼を持った翡翠色の龍。
純白の翼がばさり、と羽ばたくと、翡翠色の光が散った。
それまで少年がいた所には、淡い金糸雀色の光が漂う。
精霊の力に触れる事が叶うならばそこにある、純粋な光の精霊の気と、少年に良く似た金糸雀色の髪の精霊の姿を見て取ることもできるだろうが。**]
― 移動前/水の神徒の間 ―
……る。
[やって来た調香師の問い。>>81
ああそうか、水は大事、なんて思いつつ]
大丈夫なのだよ。
この水は、神代の聖水。
悪いものは入っていない。
ねー?
[こて、と首を傾げて真白に同意を求める。
白角はどこか気まずそうなまま、それでも頷きを持って肯定を返した]
……おちゃ。
苦くない?
甘いのなら、ぼくもクゥも大好きなのだよ。
白角も、良い香りのものは大好きなのだよね?
[お茶を勧められると、誰よりも早くこう言い切った。
守り人が人としての食を必要としないのは知っているが。
人として生きた頃から変わらず、甘いもの好きなのは知っている。
そして、真白の獣が芳香を己が糧とできる事も知っている。
だから、遠慮させる前にさっくりと言って受け取った。
そうしないと話がややこしくなるから、というのは言わないけれど]
[静かに綴られる言葉>>83に、真白の獣は何も言わない。
純粋すぎるが故に曲がれぬ質の神獣は、すぐに己が意を翻す事はできない、けれど]
……うん。
人は、この世界で最も強く『可能性』を秘めるもの。
だから、本当にできない事なんてないのだよ。
……白角も、わかっているのだよ、本当は。
だって、その可能性が世界を輝かせた場を見ているのだもの。
[勿論、それ故に、という部分もあるのはわかっているが。
言葉を紡がぬ神獣に代わり、その思いの丈を綴る。
当の真白は何も言わぬままだったが、調香師に向けた碧の瞳の穏やかさは、少年の言葉の肯定するが如き静かなものだった]
[そんなやり取りの後だったからか。
移動する間際、精霊師の娘>>43に呼びかけられた時には、真白の獣は少しだけ素直に頷いて。
『……無事に戻られますように』。
と、小さく紡いで、見送っていた。**]
[翡翠色と金糸雀色、二色の光が空間に散る。
嵐龍の姿がふっと掻き消え、直後、翡翠色の髪の少年がふわり、と姿を見せた。*]
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