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—少し前、青葉—
大丈夫……じゃないよな。
堪えてくれなんて言えないけど、行けるか?
[青葉を去る前に放心したカークの姿を認めて声をかけた。
彼と在りし日のゾフィヤの応酬を思い出せば、鳩尾に重い石が落ちる。
絶望の色濃い様子にかける言葉は凡百なものしか浮かばない。
指示を聞いて食堂に向かう足取りに、拳を握りしめた。]
無線もまだ繋がらないか。
[バルタザールの報告、最初の一言に苦虫を噛み潰したように顔を顰めた。
船の到着の遅れに、言及しなかったのは半ば諦めの予想の為。>>88
本題の病に対して説明が始まれば、身を乗り出して説明を聞き入れる。]
感染による死者3名。
死者から感染する可能性が薄いってことは嬉しいが。
生きて症状が出ている間に触った人間は危ないってことですね。
[続く言葉には幾つか読んだ資料を頭で繰り、言葉を落とす。
朧げに識する可能性に、頭のどこかで警鐘が鳴り響いていた。]
発症しない感染者、不顕性感染か。
この病に治療法はあるんですか? 診療所での研究……とか。
[診療所がこの島にあったはずだ、根拠のない確信が頭の中で閃く。
幼少の頃の記憶の蓋がずらされているのにはまだ気づいていないが。]
/*
生えた設定まとめ(島を尋ねた理由を放っていてどうしようかt
幼少の頃1年だけ絶海島に預けられていた。
流行病はその頃と前後して起こったかもしれない。
※メタ的に何年前に起こったか分からない事情が
病かそれとも事故か。島に居たときの記憶は失われて、本土で過ごす。
島での抜けていた記憶を思い出したい。
妹が行方不明になったのは偶然か軍の陰謀か分からないが、
軍に対する不信感があった。(現在解消気味
フレデリカは軍人にあまり見えてなく自然に接せられる。
ゾフィヤに、私物……?
[バルタザールが報告の最後に発した情報に瞼を上下させ。>>94]
カメラを預けていたのは私ですが、
あれ、返してもらってもいいんですか。
[仮に生きて帰れたとして、島内のこの情報が広まれば混乱は避け得ない。
一般市民に最も危険な持ち物を返す事実に懐疑の目を向けたが。
ゾフィヤにフレデリカとファミル。
今まで実際に対峙したこの島に来た軍人の誠実さを思い出せば、
疑惑も徐々に氷解していた折、彼に深く頭を下げて。]
後に受け取りに参ります。
えー、名前まだ聞いてませんでしたけど、部屋は滝匂でしたよね。
[伝言板の見知った名前を除去して消去法で彼の部屋を聞き、
もう一度礼を告げた。]
/*
診療所フラグは他の人が拾ったもんでも大丈夫っぽいな。
file1が出ているから、file2もあるだろうと予想をつけて回しに行こう。
あとローズマリーの持ち物から誰も抗生物質拾っとらんな。
多分、破傷風が用意されているなら旧炭坑。
現在の状況は狼1狐2村4(多分
ユーリエに狐臭さがない。
抗体は数が不十分だと持っていても発症することはあるらしい。
誰も感染ってないと思いたいんですが。
[カークの疑問に、独り言のように呟きを追加した。>>105
一度発症して治癒した人間や予防接種などで抗体を持つ人間も、
弱ったり時が経っていれば、発症することがあると本の上の知識を並べる。
ゾフィヤが保菌者である事実は胸を抉った。>>92
昨日の応接室、横たえられた遺体の隣で報告をする彼女。>>3:89
ほぼ全員と接しているはずだとは胸の内に秘め。]
そういえば、お嬢さん言っていましたよね。
東側の森にぽつんと離れた建物があると。
[『森の奥の民家』についてもぽつりと話した。
どの辺りにあるかは己は詳しく分からないので、民家があるという事実のみ。]
dice:60
うっすらと残った林道を辿ると、やがて背の高い下草が道を覆い始めた。
確かにこの先に一軒家があったと探ると、光の加減か、草の切れ間が見えた気がした。掻い分けてみると、脇道の様になっている。其処を進むと、錆びて崩れた、診療所の裏門に出た。
dice:80
ラベルも何もない、黒い小瓶が部屋の角に転がっていた。
『試験薬』。『試験薬』使用の宣言により、一度、死亡判定(処刑)を回避できます。入手は1回のみ。誰かが入手済みの場合、入手できず、何もない。
dice:66
うっすらと残った林道を辿ると、やがて背の高い下草が道を覆い始めた。
確かにこの先に一軒家があったと探ると、光の加減か、草の切れ間が見えた気がした。掻い分けてみると、脇道の様になっている。其処を進むと、錆びて崩れた、診療所の裏門に出た。
dice:24
file1:検診を重ねる内に、島民の特異な気質に気付いた。往来の少ない島の為か、島外からの婚戚が少なく、さながら島内でひとつの民族と化しているようだ。特に代を重ねた際の免疫系の安定は目を見張る。この気質を活用すれば、前線の感染症対策などへも目覚ましい特効が期待できる。
/*
こっちはもう一度同じシステム文。
フレデリカが新情報を掴む。
あとはカークの3回がどう出るかだな。
情報を持っているを選択すると必ず辿り着ける感じかね。
森を辿ってから行けば、辿り着くはずだよな。
[だいぶ情報が出揃ってきた。
地図に本日聞いた情報を纏めて、ペンを入れて行く。
伝言板に寄って診療所に行く旨を書き留めると、
先の二人、フレデリカとカークの伝言が目に入り、頬を緩めた。
宿泊所を出ると、宿を振り返っているフレデリカに笑顔を向け、>>146
カークの姿も見つければ手を振るだろう。]
じゃ、先導お願いします。頼ってますよ、お嬢さん。
[フレデリカに先導を頼み、いつでも助けられるよう気を配りながら。
うっすらと残った林道を辿り東の方へと向かう。
方角を太陽で見ているフレデリカに気づくと、鞄から方位磁針を取り出し。]
これ使います? 遺跡探索の持ち物とか一通り持ってるんですよ。
[受け取るようなら渡すだろう。]
/*
※探索について
・一つの探索箇所に3〜5程度の分岐があります。
・他の場所でフラグを得ないと進めない分岐があります。
・フラグ条件数値が変更する事があります。
INTがクリアされるようになったのは何か変更あったかもな。
3〜5の分岐、診療所の結果は。
file1.情報
file2.情報
試験薬入手
確率の低い分岐がまだ眠っている可能性は一応あるかね。
昔の話、なんだけどな。
[高い木が並び葉が日光を所々遮って、歩くたびに草いきれが立ち上る。
伸び放題の下草をかき分けながらカークの様子をちらと伺った。
話を持ち出すには随分な場所ではあるが。
ここにいる2人はどちらも警戒を解くに十分な人間で、後を追ける者もない。
鬱蒼とした山道は隠していることがどこかに洩れる心配もなく。]
と、まずは調べるのが先決だな。
手分けして中見て見ましょう。
[半分だけ語られた話の続きは脇に置き、腕まくりをして探り始めた。
割れた硝子戸に手を伸ばしてクレセントを上げ、中に踏み入る。]
こっちには瓶がありますね。
中身は……もう空っぽのようですけど。
/*
しまった、一般人の範囲をどれくらいにしていいか悩む。
スパイ誰だ。
オズワルドはほぼ確定として、あとファミルくらいしかいない。
/*
カークも狐の可能性があったか。
じゃあ、あまり深く考えずに行って大丈夫か。
第2世代臭わせていたのはゾフィヤ。でフレデリカも狼。
自分は睡狼の可能性があるんで、遠縁もしくは発症したことがある人間に。
「名前のない病」を封じ込めた、か。
これ、医師の手記か。あっ……この名前……!
[手書きで文字が綴られた診療ファイル。>>167
背面に書かれた名前を確認すると戦慄が走る。
次第に早くなって行く中の頁を繰る手は、震えていた。]
どうぞ、行っててください。
[カークが外に出るのに辛うじて気づくと、気の無い返事を送り。>>167
診療記録の名前の欄に行き着くと眉が持ち上がった。
グラナタス姓が一番多く並ぶがその他にもいくつかの家名。
その中にかつて引き取られる前の自分の名前があった。
『David Eye』
ダーフィトなどありふれた名前、姓が変われば軍に出身など分からない。]
あいつ、まさかな……。
[古い記憶の一部が鮮やかに蘇る。
展望台から見下ろした光景、何人かで冒険の相談をしている。
買ってもらったばかりのカメラを手にした私は、
遠い、疲れると文句をずっと垂れていた。
埋め終われば機嫌を直して盛り上がった地面の上で飛び跳ね。
場面が少し飛んで、シャッターを切った音。
ファインダーの向こうで悪友が木を後ろにして並んでいた。]
医療ファイル、多分軍が隠していた真相のひとつだ。
昔のことだから今の軍とはもう関係ないのかもしれないけど。
[こちらへの視線に気づけないほど熱心に捲る紙。>>175
名前を見つけるとフレデリカの方に向き直って、告げた。]
さっきの話、忘れていたことを思い出したかもしれない。
……ここに来たことがある。
記憶喪失、だったんだ。
[確信が持てるまでは記憶喪失と言い切ることができなかった。
空白の1年、継ぎ目も曖昧になっていれば”なかったこと”として扱われ。
声にすることは愚か、考えることすら禁忌と処理をされていた為に。
丁度外から帰ってくる足音に、首を上げると——。]
——……は?
[突如呼ばれた家族姓に賦の抜けた返事が口から出た。
ぽかんと開いたまま止まった私は、滑稽なことこの上ない。
『よびにくいからなんとかしてよ』
『もー、アイでいいよ。アイで。めんどーだし。』
『……アイちゃん?』
『ちゃんはやめろよ。マリナみたいじゃん。』
古い場面に音も乗って、目をしぱしぱと何度も瞬かせた。]
ナイト……?
[彼の顔と自分の顔を交互に指差して、間抜け顔の応酬を。
その後、思い出したとぽつり呟いて、顔を輝かせた。]
ちゃんはやめろって言ったじゃないか。
[出会いをもう一度繰り返した。
記憶が溢れ返ると同時、少年時代に戻ったような屈託の無い笑顔が溢れる。
彼と同じように笑い合って、この島の不穏さもどこかへ鳴りを潜めた。
フレデリカにこんなことがあったのだと。
当時の想い出話を聞かせたり、写真を指して懐かしんだりして。
この日は、診療所の窓から木漏れ日が優しくさしていたように思う。**]
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