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[やはり数が多いだけあり、難しい
すると、本5冊が一気にこちらへ向かってくる
なんとか躱すも、頬に二筋の傷を作った
波動を出しつつ、2つジェムを使って傷を癒す
先程の5体と、波動へ突っ込んできた2(11x1)体を処理すれば、残りは何体になっただろうか]
[3体の本と4体のマイク
ここまでくると、流石に疲れてくる
ジェムを4つ使えば、全快する体力
全てを処理し、ジェムを回収すれば、3つずつ使って魔力と体力を全快させた]
厄日なのでしょうか……
『こんなコトも、アルアル』
[再び、椅子へ腰掛ける]
[ふと、拾った手元のジェムを見る
魔力にはほとんど使われていない小さなジェム
これが、ずっと疑問に思っていた
この機会だ、聞いてみよう]
……ねえ、シュライ どうして、魔力が全然減らないの?体力ばっかり減ってて……
『…………』
[おし黙るシュライ
暫くすると、観念したように話し始める]
『……シグルド、キミのナカにはカケているブブンがある ソレは、“サケび”』
叫び………?
『ソ、サケび マダ、くわしクハいえないケド、ソレのせいデマリョクのヘリがスクないんだ ギャクにイエば、それだけタイリョクがヘリやすイってコトだケドネ』
……叫び、か それは、“どこにいっちゃった”の?
『……マダ、イエない』
……そう
[再び、沈黙
ここにいても仕方ないだろうと、シグルドは立ち上がる
シュライは肩に飛び移り、2(18x1)のあたりへ向かおうかと]
[扉を開けた瞬間、吹き込む雪
すぐに、扉を閉めた]
………こんな中を移動するのか……
『ウゥ………デモ、イドウはタイセツ…………』
[意を決して扉を開け、全速力で走る
すぐにどこかの建物へと飛び込む
扉を閉めて一息、そこは郵便局だった]
『トナリのオウチにオジャマすればよかったンジャ……?』
いきなり入っていくのも失礼じゃ……
『ボクならハイってったケドなー』
[室内とはいえ、十分寒い
だが、外よりはマシだろう
郵便局のロビーに置いてある椅子へ腰掛ける]
『シグルド、スワってバカリ オジイチャン!!』
だからそれもうやめてよ………
[そんなやり取りを繰り広げていた**]
[郵便局で暫く休んでいれば、変わる舞台
途端、重くなる体 それは、舞台が金属製であることを意味していた
そんな時、聞こえてくる悲鳴 >>110
恐らく、墓地の方から
咄嗟に奥の窓から西通りに出る
墓地に入ると、4体のゾンビと7体の幽霊
さらに奥から6体の喪服姿の集団
その顔は全員、黒いベールで覆われている]
[すぐに近くにいる少女 >>113 に近寄る]
あ、あの、大丈夫ですか……?
[懐からジェムを5個、取り出して握らせる
司教杖を構えて、ディアボロス達に向き直った**]
[渡したジェムが使われれば >>137 >>138 安堵したように微笑んだ
そして、現れるのはもう1体の喪服ディアボロス…………ではなく、カスパルであった]
カスパルさん………!!
『チェーンソーさんチェーンソーさん!!』
いや、カスパルさんだって…………
[加勢が来たのにほっとするも束の間、食堂での出来事がフラッシュバックする
それに顔が曇りつつも、杖を構える
歌を紡けば、3体程の幽霊がジェムへと変わる]
[すると、聞こえるローズマリーの言葉 >>152]
はく……ろ?
『ハクロウ シロいオオカミ つまり―――ジンロウ』
…………え?
[続くシュライの言葉
そのふたつから導き出せるもの
彼が―――人狼であるということ]
…………
[とりあえず、終わったらゆっくり聞けばいい
そう思い直し、目の前の敵へと集中した]
[途端、流れ出るヴァイオリンの戦慄 >>164
その音色の懐かしさに、ふと、顔を上げた]
…………静寂、くん?
[それは幼い頃に聞いた練習曲
何故、静寂くんがここにいるのだろう
少し考えれば、ヴァイオリンの少年は、静寂くんではないかという考えに至る
けれど、何故―――
何故彼は―――]
『シグルド』
[思考は、シュライによって遮られた
視線だけを、シュライへと向ける]
『シグルド、ボクのイウコトをきいて
―――イマは、このバのダレモ、しんじナイで』
図書館司書 シグルドは、図書館司書 シグルド を投票先に選びました。
なん、で………
『………』
[シュライは何も言わない
それが、余計に不安感を煽る
けれど、どうしてもあの音色を信じたくて――
ふらり、その音色の元へ体を向ける]
―****の記憶―
[魔女試練に合格してから、1年が過ぎた頃
冬の日、ふらっと公園に寄ると、赤髪の少年がひとりで泣いていた
小学校に入るか入らないかくらいの年頃だったろうか
俺はその少年に近づくと、優しく声をかけた
変身をしていない、茶髪に制服姿のままで]
よう どうした、こんなところで
風邪引くだろ?
[泣いている少年の隣へ腰を下ろすと、制服の下に着ていたパーカーをそっとかけた
ちょっと寒くなったけど気にしない方向で]
誰かになんか言われたのか?そんな奴、お兄さんがこらしめてやるぜ
[悪戯っぽく笑うと、袖でその少年の涙をごしごしと拭ってやった]
[すると、揺れる赤い髪に視線がいく
思わず溢れた言葉は]
………綺麗な髪だなー
[感嘆するように呟けば、そっとその髪を撫でた]
もしかして、これで泣いてたのか?
俺は好きだぜ?この髪色
俺もこの髪色に染めようかなー
[無邪気に笑って、頭をさらに撫でる]
俺のジェムの色もこんなだし………って、あー………まぁ、なんでもねぇ
とりあえず、こんなんで泣くな!!
これはお前しか持ってない色だからな 大切にしろよ?
[暫くその髪を弄れば、満足したように立ち上がり、少年へと向き直る]
じゃあな 風邪引く前に帰れよ?
[そう言って、走って帰っていった
走る途中で、名前を名乗ることを忘れていることに気づく
うーさむさむ、という呟きは、少年にも聞こえただろう――*]
―了―
―記憶は、現在へ―
[セルウィンの後に続き、向かった先は公園
正式に名前を明かされれば、にこりと微笑む]
………久しぶりだね、静寂くん
[続く問いには、視線を足元に落とす
一旦目を伏せ、そして開く
ぽつり、ぽつりと話し始めた]
………僕には、何も無くて……せめて、母さんが遺したものを、護りたかったんだ………
あの白薔薇や、思い出………僕が護っていかないと、母さんは……帰る場所が、なくなっちゃうから
[帰る場所がなくなる
それはシグルドの中では、“完全なる死”を意味していた
再び、目を伏せる
紡ぎ出すのは、言葉]
ここに来て、それがもっと強くなった
僕は………護れる人間になりたい………
本の中にも書いてあった
――何かひとつを護れる人は、何でも護れる
それが人であれ物であれ、力のある人にしかできないこと――
そう、教えてくれたから………
[小さな声 だが、その言葉の芯は、強い]
『ボクも、マモりたかった…………
ボクの………キボウ……………』
[ふるり、震える羽]
『シグルド……いや、ショウ………』
私は、私の産まれなかった世界を望む。
[消えてしまいたいのだと、ただそれだけを]
[静かに、彼の言葉を聞く
生まれてはいけなかった異端児
そのレッテルを貼られた彼の心は、どんなに痛かっただろうか
宣言される、解放の渇望
そして、近づいてくる静寂
突然のことに立ち尽くしていると、その耳に囁かれるは――]
そん………な…………
どうして………
[消えたい、だなんて
まるでその名前の通りに、音もなく、消えるというのか
目を伏せ、絞り出すように呟く]
………僕は、君のヴァイオリンの音色、好きだったのに
あの時、僕の家の庭で、君のヴァイオリンと歌えて、楽しかったのに……
『シグルド………キミのジェム、アイツらにヤルくらいなら…………いっそ…………』
[死に物狂いで走る
墓地の入口へと入ったところで、意識が遠のいていく
ぺりり
剥がれた青は、契約者によって
それは宙を舞い、 2(2x1)の元へと落下する
1 カスパル
2 ローズマリー]
『ゴメンね……キミをマモれなくて………ゴメンね…………唱………』
[崩れ落ちる身体
それがさらさらと消えていけば、後に残るは透明のジェムのみ―――]
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