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全ての礎、我が根源に応じよ。
我の根源、昏き闇。
鋭く巡りし風と一つとなり。
刃と転じて、舞い踊れ……!
[呪を紡ぎ、解き放つのは鋭き風の如き闇の刃の舞。
魔術に長けたエルフであれば、その威力を減ずる事もできようが。
風に沿わせた刃の動きは、相応、速い。*]
/*
て、いうかだね。
あんまり生かす生かすいうと、敢えて真逆行くぞこらwwww
[このいきものは、基本、反骨精神でできてます]
まあ、ぶん投げたら生かされるのは想定内。
しかし、最後にどうなるかはやっぱり未定のままである。
……全ての礎、我が根源に応じよ。
[血石に紅を食ませた後、紡がれる呪]
力よ爆ぜよ、小さき火花を。
[短いそれは、進むカレルの足元に衝撃波を走らせる。
直後、青年自身は後ろへ向けて、軽く跳んだ]
……っとに、甘ったりぃな。
付き合ってらんねぇよ、その緩さ。
そっちの立場と、こっちの立場と。
……そこ、ちゃんと理解してんのか?
[端的な行動による拒絶の後。
問いかける声は、刃の如き鋭さを帯びる]
― 川の北岸 ―
……意思の介在は、否定しねぇ。
なんにもしねぇで、逃げ帰るのはいただけなかったからな。
[魔力の鴉に託した言葉、それを叶えたい意思はあったから、そこは否定せず。
続けられる言葉は、口を挟まず黙って聞いた]
……ああ、確かに。
俺はあの時、自分の脆さを思い知った。
そして、あの方の力に惹かれた。
そこを否定するつもりはねぇ……けどな。
ただ、一つだけ、訂正する。
俺は、闇に墜ちたんじゃねぇ。
俺の中に元からあったもの、俺自身の本質。
……周りの勝手な価値観で邪と見なされ、封じられていたもの。
それを認め、受け入れた。
自分の、本来の在り方に立ち返っただけに過ぎねぇ。
[告げる声音に迷いのいろはなく]
だから、その在り方見せてくれたから。
その上で、俺の求めるものに……束縛されない在り方に続く道を示してくれたから。
俺は、あの方に沿う、と決めたんだよ。
[あるのは揺らがぬ意志の響きのみ]
……?
なに、言って……。
[知っている、と言う言葉。
それに僅か、訝るような響きが声に宿る。
視線を向けられた真白はきゅ、と短く鳴いて、ぱたり、と尾を振った。
綴られる言葉、本質の論。
強さと縛の因果。
それら全て、聞いて。
聞き終わった所で、ふ、と小さく息を吐いた]
……俺は。
自分の意思で、今の在り方を選んだ。
今までの、強制されたものじゃなくて、俺自身がそうしたいから、この道を進んできた。
[真っ直ぐにカレルを見据え、語る声音は静かなもの]
……最初は、さ。
護るために力を使って、護ったものに殺された父上たちの事とか、先祖の事とか。
そんな理不尽が許せなくていた……それは、今でも消えてない。
ただ、力を求めるのは、確かにそれに縛られてるのかも知れない……そうする事に、囚われてるのかも知れない。
……けど。
……は。
どーやら、ただ甘ったりぃだけじゃなかった、か。
[間を開けて、紡いだ声に宿るのは微か、笑う気配]
二年前の、泣き言言ってただけのガキのまんまだったら、本気でどーしよーかと思ったぜ。
[笑みを含んだ声は、そこまで。
肩の真白が、ぱたり、と尾を振る]
……けど、さ。
……俺は。
自分の意思で、今の在り方を選んだ。
今までの、強制されたものじゃなくて、俺自身がそうしたいから、この道を進んできた。
[真っ直ぐにカレルを見据え、語る声音は静かなもの]
……最初は、さ。
護るために力を使って、護ったものに殺された父上たちの事とか、先祖の事とか。
そんな理不尽が許せなくていた……それは、今でも消えてない。
ただ、力を求めるのは、確かにそれに縛られてるのかも知れない……そうする事に、囚われてるのかも知れない。
……けど。
……それでも、俺は。
あの方を、唯一の主と定めた。
それを、今更違えるつもりは、ない。
[闇の側にあると認めた時に。
いつかの海岸で言葉を交わした時に。
積み上がったそれは、折る事の出来ぬ想い]
二君を戴く心算はねぇ……俺は、俺が唯一認めた御主の下で。
ギィ様の下で、俺が望む自由を掴む。
……それを、譲る事は、できねぇ。
どうしても、それが気に入らねぇ、ってんなら。
/*
く……久々にやったあ、投下順番ミス……!
削除間に合ったからよかったけど、よかったけど……!
[くろねこ、床をてしてしてしてし]
― 川の北岸 ―
[宣を一蹴する様子に、あ、根っこ変わってねぇ、なんて想いが過ったのは束の間。
続けられた理想の宣と言葉に、く、と低く笑みをもらす]
……は。
天なんてモン、宛にしてられっかてんだ。
[言いながら、血石に食ますのは己が紅]
ま、俺としても、汚名返上宣言した手前、ただで帰るわけにゃあ行かないんでね。
[ちら、と視線が向くのは、エルフの射手。
まずは、あれを何とか、と思いつつ]
/*
……なして二度も(とほりら
さって、最後はどーしよーかなー。
ぎりぎりで転移術発動試みて、後投げるとかひでー事が浮かんだけど、どーするか。
[それでも、動きを止めるわけには、と転がって距離を開け。
身を起こしながら、口の中で滑るものを吐き出す。
衝撃で、口の中が切れたらしく、地面に紅が散った]
……ち、勿体ねぇ……!
[口を突くのは、どこかズレたぼやき。
一先ず、先に矢で受けた傷に髪留めの血石を押し当てて]
全ての礎、我が根源に応じよ。
紅は滴、紅は塊。
我が根源よ、結晶となり、駆け巡れ!
[呪が作り出すのは、複数の血色の結晶体。
それは不規則に空間を弾み、直撃すれば弾けて衝撃を齎すもの]
/*
それはそれとして、うん。
いいとこいっぱい踏まれたんだけど、やっぱ、後一手が足りんかった感じなんだよなあ……。
こう、なんだろか。
やっぱり、「押し付けられてる」って感覚から、エディが抜け出せんかった。
というわけで、最後は多少無茶してでも、御主の方へ向かおうと試みよう、うん。
……誰のせいで、そーなったと思ってんだか。
[口が達者、という物言いについ、こんな言葉が口を突いた。
上に立つものとしての想い、理想。
そう言ったものを示す姿を示して。
なのに、妙な所は変わっていない、と思わせる。
その姿に感じるのはほんの少しの呆れと── 一欠片の、安堵]
(……ある、意味では)
(……俺が望んだとおりに、成長してる……って、ことか)
[上に立つ者としての自覚を持ちつつ、けれど、生来の無垢さは残ったまま。
そう、あってほしいと願ったのは、今は遠い刻の事]
(妙なとこ甘ったるいまんまなのは、足して二で割りゃ丁度いいのがいるから、問題ねぇ、ってとこかね)
[そんな事を考えつつ、ひとつ、呪を紡ぐ]
全ての礎、我が根源に応じよ。
[変わった、けれど、変わっていない。
それを見て取った。
だから、と。
改めて、思う。
『ここ』は、自分のいる場所ではない、と]
我の行く先、我の導と定めおけ……!
[早口で紡いだのは、遅効性の転移術。
即時発動はせず、間を置いて作動するそれは、今まで一度も試した事のない、不安定な呪。
上手くいくかどうかは駆け、と思いつつ、呪の生み出した血色の結晶を左の手に握り込む]
……っと!
[物思いと、呪紡ぐ時間は、接近を許すには十分な、隙。
元より、体術は不得手な身──更に、気付かないとあっては、仕掛けられる技を避ける余裕はなく]
っつーか!
いい加減、わかれってのに……!
俺は、誰かに何かを押し付けられるのは、もう、御免なんだよ……っ!
[内に秘めたる想いは出さず、口にするは、拒絶の言と]
全ての礎、我が根源に応じよ。
我が根源、闇の力……衝撃となりて、弾け飛べ!
[闇の力を弾けさせる呪、ひとつ。
衝撃で弾け飛ばせれば儲けもの、と思いながらの軽い術]
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