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バルたんオフっておられるの気づかなんだ。
でもフィルタでおんおふ確認できるのすっごく便利だね!
そしてバルたんが可愛すぎて死ぬのがちょっとつらい。
野茨公の力になってもらうために血を分けたけれど、ちゃんと情も湧いてはいるのです。
だから吹き込んだ願いで、バルたんが苦しまなければいいと、少し未練ができちゃった。
でも自己完結の人なので、決めたことを邪魔されるのは嫌い。
いくら拗ねるのが可愛くとも、可愛くとも……可愛いいいヾ(:3ノシヾ)ノ
でもツンツンしちゃう……可愛いのに(ノシωヾ)
この後ちょっとだけデレる予定だよ!
[口中に嫌なざらつきがある。
青年から離れると、それは更にじりじりと神経を灼く焦燥に変わる。
衝動に任せたなら、青年に飛び掛ってその首筋に思い切り牙を沈めただろう。
だが、それら一切を押し殺し、最後に一言だけ告げる。]
……―― 感謝する。
[おそらくは死地に赴こうとする、仮母に手向ける、別離の言葉を。]
[血の繋がりが、バルタザールの感情に呼応する。
拗ねた仕草、吐き捨てられた苛立ち。
誰かとの関わりを知らぬ男は、そこでようやく彼の心に思い至った。]
知っても尚、邪魔をしないのですねぇ。
そう来るとは思いませんでした。
[伝わるはずがないと、知ったのなら邪魔をするのだろうと、いつだって敵しかいなかった男には、その考えしかなかった。
目を瞬かせて、音にした言葉を噛みしめるように呟く。
そして穏やかに柔らかに、微笑みを浮かべた。]
バルタザール、ギィの子、魔に染まった騎士――私の、
わたし、の……、
[彼は自身にとっての何だろう。
少なくとも、敵ではないことは分かった。
それだけ分かれば十分だと、そっと目を閉じ、暖かな別離の言葉を受け取る。]
貴方の選ぶ道の先に、幸福がありますように。
[男にしては珍しく、とても素直に彼の未来を願った。
それは先程まで繰り返した己のための祈りではなく、目の前の、血を分けた男のためだけに紡ぐ音色だ。]
[背を向けた男>>183を見下ろし、満足そうに微笑んだ。
それでいい。正しい選択だ。
過去を振り返る必要はないと、血を分けた同胞へこれ以上声をかけることはなかった。]
……。
[寄り添うジークムントとアデルにも微笑みを贈ったところで、苛烈な程の聖の気配>>182を感じる。
じくりと痛みを増す傷口に、小さく舌打ちをした。
そのまま踵を返し、最後に一瞬だけ、己が壊した階段を見つめた。]
頑張って修理をしていただくとしましょうかねぇ。
[野茨公>>2:237の言葉を思い出し、血反吐と共に笑みを零す。
その言葉を最期に、足跡代わりに花を咲かせながら、男はその場から姿を消した。]
― 城主の部屋前 ―
ここまで来れば、大丈夫でしょう……か……ぅ、
[四人の声も気配もどこか遠いのは、随分離れたからなのか、或いは意識が遠のいているのか、もうよく分からなくなっていた。
豪奢なマホガニーの扉に寄りかかるようにしながら、そのまま床にずるずると座り込む。
痕を辿るように赤い血が太い線を描き、身体に纏わりつくように蔦が伸びた。]
はぁ……っ、ベッドじゃないですけれど、我慢、して、ください、ね。
[震える指先で皮袋の紐を解くと、床へと灰を落としていく。
指先で何度か掬った後、荒い息の中で笑みを零した。
掌に牙を突き立て皮膚を裂けば、赤い花が舞う。
復活の儀は、たった一人の空間で、静かな始まりを迎えた。**]
[掌から零れる鮮血は、雨だれのように野茨公の灰へ落ちて行く。
頭の中ではこれまで己が見てきた、彼の姿を思い浮かべていた。
血玉を受け取った今日。
何度挑戦してもビリヤードで勝てなかった夜。
ジークムントを子として連れてきた1年前。
図書室で読書の途中ちょっかいをかけられた初めの頃。
――命を救ってくれた、あの日。
気がつけば痛みすらどこか遠いものになっていて、口元に笑みが浮かぶ。
赤の混じった灰が渦巻いて、横たわる野茨公を創造していった。]
――っ、
[限界値を超える血を失って、傾ぎそうになる身体は、扉から生えた蔦に絡め取られ、支えられている。
彫像のように形成を終えれば、灰で固められただけの唇に、ゆっくりと赤を落とした。
一滴落ちる度に、しとり。
肌の質感が戻り、均整のとれた裸体が露わになる。
一滴零れる度に、じわり。
滑らかな赤い髪が、艶やかな色を取り戻していく。
全身に呪を纏った血が行き渡れば、男の目の前には
[その姿を目にして、僅かに瞳が揺れる。
震える指を伸ばせば、青白い頬に触れた。
ギィ、と唇の形が彼の名を呼ぶ。]
本当、貴方は自分勝手な方だ。
私よりもなんて、きっと世界中で貴方一人だけです。
[手の傷は既に塞がっていた。
頬に赤い指が触れても、彼を汚すことはない。
それはまるで、もう二度と交わることのない未来を表しているかのようで、無意識の内に苦笑が零れた。]
思えば、今日は起きた時からおかしい日でした。
不思議なことというのは続くものなんですねぇ。
[最期の会話、一方的な呼びかけ。
両親の殺された家にたった一度だけ、足を踏み入れたことがある。
そこに唯一無事に残されていた一冊の本>>0:32は、男に命を呼び戻す術を授けた。
記憶の中の文字をなぞるように、指先を牙で裂き、血のインクを滲ませる。]
教会の方とお会いしたのは久しぶりでしたが、今回の方たちが一番面白かったですよ。
最初に逢ったのは……嗚呼、そういえば名前を聞きそびれました。
酒を酌み交わしてもいいと思える程、潔く残酷な方だったのですがねぇ。
[前庭で逢ったリエヴルを思い出しながら、野茨公の肢体に己の血で呪を描いていく。
今から遠い昔に用いられていた文字や意味すら分からぬ模様、決して間違えることのないよう、ゆっくりと滑らかな肌をなぞった。
決して本気で告げた言葉ではなかった。
けれどこれで、彼との約束が二度と叶わないことを知る。]
残酷な方と言えば、ソマリがきっと一番ですかねぇ。
もっと違う出逢い方をしたかったとも思うけれど、それではきっと、言葉を交わすこともなかったのでしょう。
優しいなどと、随分とふざけた戯言をいただきました。
[誰も聞いていない言葉さえ、捻くれたものしか落とすことができない。
肩から腕へ、脇腹を通り抜け足へと、蔦の支えを借りながら、身体を腕を伸ばす。
ソマリともう一人につけられた背中の傷は、もう治ることはないだろう。]
あの方には剣がある。剣は主を守る。
……ほんの少しだけ、羨ましかったです。
[似て非なる者、決して交わらぬ彼ともう一人の騎士の関係に、眩しそうに目を細めた。
文字を掻き損ねたことに眉を顰め、そろりと舌を伸ばす。
ん、と苦しげな声を漏らしながら、陶器のような肌の上を舐め取った。]
あとは……そう、バルタザール。
貴方が幼子を置いていくから、私が世話をする羽目になったではないですか。
まったく、欲しいものを得るのは自由ですが、責任は持っていただかないと。
[呪を描くのとは反対の手で、首筋の傷跡をなぞる。
じわりと広がる痛みに先の快感を思い出して、睫毛が僅かに震えた。
熱い吐息を漏らし、潤んだ瞳を瞬かせる。]
私は子を持てないから、少しだけ不思議な気分になりました。
彼のこと、ちゃんと見てやってくださいね。
私があの子の……邪魔をしてしまったかもしれませんから。
[繰り返し囁いた願いは、バルタザールの枷にならないだろうか。
それだけが唯一と言っていい程の未練で、けれど何度あの瞬間に戻ろうとも、己の行動は変わらないのだろう。
足の先まで血の模様を描けば、青白いキャンバスに異様な雰囲気を持つ呪が形になった。]
[残るは首元と、まるで眠っているような顔だけだ。]
貴方の気に入ったアデルは、私の思い出の住人でしたよ。
子どもというのは、あっという間に大きくなるものです。
何か貴方に求めるものがあるようだ。
あまり意地悪をせず、答えてやってくださいね。
[首筋へ濡れた傷口を押し当てれば、彼の血を奪いたい欲求に駆られる。
しかし今はまだ器しか創造していないため、いくら牙を立てようとも糧を得ることはできない。
こくりと粘ついた唾液を飲み込み、眠る城主の顔に触れる。]
レディ・シュトラウスもシメオンも、無事でしょうか。
あの親子はもう少し、お互い触れ合えばいいと思うのですけれど、私が口を出すことではありませんし。
ジークムント殿は落ち着いておられましたが、ヴィンセント公は大丈夫でしょうかねぇ。
お二方とも貴方に傾倒しているというのに、何とも罪なお方だ。
皆、私に憎悪も嫌悪も向けない、本当に馬鹿な方たちで――…
[意識を保つことに精一杯で、既に周りの気配を察する余裕はない。
彼らと共に過ごした時間が走馬灯のように流れ、そして。]
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間に合いそう。大丈夫そう。
飴をいただいた個数はもう考えないことにしました。埋まろう。
そしてバルたんにひとつ。
なぜママンなのか。パパンだよ!!!
[そっと身体を離せば、震える息を吐く。
くしゃりと前髪を乱し、邪魔な眼鏡をずらしながら目元を拭った。]
貴方と出逢って過ごした数年は、私にとってありえないことばかりでした。
悪意に晒されない空気は生温くて、毒されていくような気さえした。
それが今では心地良く思えてしまうのだから、一番馬鹿なのはきっと、私なのでしょう。
……面倒を、かけました。
[それは、初めて出逢った時>>0:130から抱き続けた思いだった。
己を城に囲うことで、きっと不便をかけただろう。
そのことをおくびにも出さない彼に、何と声をかけていいのか分からなくて。]
ありがとう、ギィ。
これは私からの、精一杯の恩返しです。
[目の前が時折暗くなる感覚に限界を悟りながら、右手の爪を鋭く尖らせる。
ひとつ、ふたつ、息を吐いて。
勢いよく、心の臓に己の剣を突き立てる。]
わたし、の……さいしょ、で、さいごの、やさしさ、は。
あなたに、ささげ、ます。
[震える指を伸ばして、鍵となる命の源を彼の唇へと落とした。]
[土煙の向こう、横たわった肢体に血の跡は残っていない。
その代わり、青白かった唇に仄かな色が灯った。
次第に熱が広がり、彼の目も覚めるだろう。]
あ……ぅ……。
[魂の宿った気配に安堵の吐息が零れる。
もう身体を動かすことも出来ず、蔦に導かれるまま、扉に背を預けた。
掠れた視界、震えた指で、床に手を伸ばす。
弱々しい筆跡が、最期の言葉を記した。]
"Viel Glueck."
[男は静かに目を閉じる。
穏やかな笑みを浮かべたまま、ただ、彼らの未来を祈って。]
[豪奢な扉、絡まる蔦に紛れて、血まみれの男が眠るように座っている。
呼吸を止めたそれは既に吸血鬼ではなく、糧を身に蓄えた人形だ。]
[その前の床に、一人の男が横たわっている。
描かれた呪は、爆発する力と共にその身へ染み込んだ。
目覚めれば、これまでとは比にならない中毒症状に襲われるだろう。
欠けた力を補うために必要な最後の行程へ導くために、狂おしい程の衝動が誘う。]
[甘い血の香りを纏った人形は、器としての役目を終えると同時、灰となり消えて行く。
首元に下げられていた赤い玉だけが残って、他は皆、跡形もなく。
その瞬間、血の呪縛は掻き消える。
それが男の望んだ、自分勝手な恩返しだ。]
[豪奢な扉、絡まる蔦に紛れて、血まみれの男が眠るように座っている。
呼吸を止めたそれは既に吸血鬼ではなく、糧を身に蓄えた人形だ。]
[その前の床に、一人の男が横たわっている。
血で描かれた
目覚めれば、これまでとは比にならない中毒症状に襲われるだろう。
欠けた力を補うために必要な最後の行程へ導くために、狂おしい程の衝動が誘う。]
[甘い血の香りを纏った人形は、器としての役目を終えると同時、灰となり消えて行く。
首元に下げられていた赤い玉だけが残って、他は皆、跡形もなく。
その瞬間、血の呪縛は掻き消える。
それが男の望んだ、自分勝手な恩返しだ。]
[豪奢な扉、絡まる蔦に紛れて、血まみれの男が眠るように座っている。
完璧な死を待ちわびるように、唇へ微笑みを湛えて――。*]
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自分の中の精一杯は出し切った。愛はたくさん込めた!
そして力尽きた_(┐「ε:)_〜( ε:)0
も、もちろん墓下でもちゃんと動くよ!
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最後の部分だけは、できるだけ分かりやすく書いたつもりだけど大丈夫かな。
時間に間に合うように〜で、途中がぐちゃぐちゃになった気もする。心配。とても不安。
皆への愛に技術が追い付いてますように!
ご飯食べるよー(よろり)
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