情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
……リエヴルが。
[ ゆっくりを息を吐きながら、続ける。 ]
リエヴルの……、部屋の公爵家の印が入ったところに
何か……、大事な、ものが。>>3:258
入ってる、と……言っていた。
[ ずっと気にかけていた事を伝言して。 ]
………
…カサンドラ……、は無事に?
― ??? ―
[ おそらくは、夢の中。
スノウとラヴィに、何故かたくさんの子供がいた。
うさぎと猫は結婚できないだろ!なんて
誰も言わない。
仔猫だか仔うさぎだか分からないけど、
小さくてたくさんでふわふわのそれは、
かわいくてとても幸せだった。
うさぎと猫だって、幸せならそれでいいじゃないか。 ]
[ いつの間にか、犬たちもたくさん集まってきた。
十匹はいただろうか。変な模様の風呂敷をつけていて。
しばじゅーろーです!しばじろーです!と、自己紹介をはじめる。
うさぎと猫と犬の王国の中、人間のこどもも一人いて。
レトとアリーセの子供が、混ざって遊んでいた。 ]
あぁ、レトとアリーセの子供か。
実はずっと会ってみたかったんだ。かわいいなぁ。
どっちに似たんだろう――?
――いいなあ、俺も、自分の子供がほしかった。
[ そう話しかけると、子供はできないしな、と首を振ったのは
何故かカサンドラ先生だった。
すべての戦争が終わった夢の中、どうやらノトカーは
カサンドラにプロポーズをして再婚していた。
ノトカーのコネを最大限に使って科学技術庁の上層部に
就任したカサンドラは、料理がいまいち苦手で
夕食は高い頻度でノトカーのシチューだった。
話す内容といえば、魔器科学の話題ばかりだった。
時には旧友が訪ねてくることもあっただろう。
士官学校の同窓会、なんて夢のようなパーティも。
退院したシェットラントの全快祝いもやったっけ。
ステファンが、美味しい紅茶と珈琲を淹れてくれ、
カークが、美味しいケーキを焼いてくれた。 ]
[ 帝国と公国の国交は良好で、士官学校も再建して。
おだやかな日々。何も起こらない平和な日々。
だけどノトカーはユーリエへの恋心を忘れられない。
カサンドラは魔器科学に生涯を捧げている。
つまり、これはただの『家族ごっこ』であると
ちゃんとお互い認識していて。 ]
[ そんな風に静かに、何事もなく一生を過ごして――
何年生の時だったか、ルームメイトのミヒャエルがくれた
部屋に森のシルエットが現れる、緑のランプの光のもと。
老いたカサンドラがいつか自宅のベッドで死ぬ時が来たら、
手を握って言うだろう。 ]
家族ごっこ楽しかったね。
家族っていいよね、
一緒にご飯食べて眠って、死ぬ時も傍にいてくれて――
先生は知らなかっただろうし興味もなかっただろうけど、
本当は初めて会った時から好きだった。
幼すぎて何にも生むことの出来なかった初恋だったけど。
そのうちユーリエと出会って本当の恋愛を知って。
彼女を失って、自分には何もなくなったと思っていたけど
人間は一人じゃないし、かといって二人でもないんだね。
生まれてきてよかった。
そういえばグレートヒェンも、いつもそう言ってたっけ。
――カサンドラと家族になれてよかった。
もう幼い恋心は残っていないけど、
あなたの存在を愛してます。
― 学校跡地 ―
[ カサンドラの無事を確認すれば、また意識は遠のいて
現世から蒼い世界に堕ちていくだろう。
――遠くで、戦火の音がきこえる。
懐かしいこの学び舎で。** ]
>>162
スノウとラヴィ、そもそも♂同士な気もしてきたが
気にしてはいけないwwwwwwwwwwwwwwww
カサンドラと再婚するドリー夢についてはノーコメント
ミヒャエル来るの早いwwwwwww
公国でやり残した事とかやってから来ると思ってたCO
発見していいのかなー
するけど
― 学校跡地 ―
[ 誰かが手を握っている。これは妹だろうか?
ずっと昔から知っているような、
今初めて知ったような、不思議な温もり――。
蒼い世界からゆっくり浮上する。
意識が戻れば、まず身体に走る激痛に小さく息をあげ。
そして――、 ]
……せ、んせ……?
[ 自分の顔のすぐ近くにカサンドラの顔がきて、>>225
ただ、無事だったのだ、と安堵した。 ]
先生――、
……よかっ……。
[ 痛ぅ、と激痛に顔をゆがめると、周りを囲んでいた部下が
「少佐!」「隊長!!」と集まってくる。
その隙間をぬって、遠くから見る、人影があった。 ]
[ >>182
帝国兵の服を着て遠くからこちらを見ている、金の眼。
あれは――、 ]
……ミヒャエ…ル?
[ そうか、元ルームメイトは帝国人だったんだ、と。
納得しそうになって、いや待て、と。
先刻の市街地で見かけた、公国の軍服を着ていた
彼は―― ]
――……!!!
[ 突然、薄れかけていた意識がクリアになった。
しっかりしろ――彼は、公国人じゃないか。
では帝国の制服を着てこちらを伺うあれは―― ]
捕えろ!!!公国のスパイだ!!!
あの木陰に――いる!!!
[ 部下たちが一斉にミヒャエルの方角に振り向き、
捕えに行くのが早いか。
瀕死の身体を起こして腰にあった銃を手に取り、
彼の方角へ向けた――。* ]
― 学校跡地 ―
[ 命を受けた部下たちが次々とミヒャエルを捕獲にかかるが、
一人、また一人と躱され――、彼の鞭に足を奪われた兵の
肋骨を折られる鈍い音が低く響く。>>279 ]
――ッ、やめろ!!
俺の部下に手を出すなっ!!
[ 胸の痛みに手元が震えそうになるが、ぐっと堪えて
引き金に手を掛ける。
――その刹那。
ミヒャエルが銃を持ち、撃鉄を起こす音が響いた。 ]
[ ほんの一瞬だった。一瞬で、判断した。
――!!
この、距離で撃たれたら。
カサンドラに――――弾が当たる可能性が――、 ]
――…!!!
[ その瞬時の判断で、世界がスローモーションになり、
正確に、狙いを定めて、
旧友の心臓めがけて――――魔法弾を撃った。 ]
.
[ ノトカーの銃に込められていた弾は、
いつか、家族を惨殺したあの男。金眼の大男を――
ギリアンを殺すために、常に携帯していたもの。
金色の宝石が輝く――――魔法弾だった。 ]
[ キラキラと光る金色の弾が宙を駆け、
辺りに銃声が鳴り響く。
次の瞬間、ゆっくりと、傍に居たカサンドラにもたれかかるように
上体が倒れる。
それは撃った衝撃で重心を失ったようにも見えたが、
――左胸に、真っ赤な、
――さっきまで体の中を流れていた血が
どくどくと噴き出していた。 ]
……先生……、
[ 小さな、小さな声で、途切れ途切れに。
それはまるで普通の会話のように。 ]
……だいじょうぶ…… ?
怪我は……ない?
[ やっと通信石だけが拾えるような声。
カサンドラの腕に、茜色のブレスレットを見つければ。>>225 ]
……せんせ……、それ……持っててくれ……たんだ
嬉し…、
でも……、だめだ…よ。
それは……身に着けて…と、あぶな……
[ 部下たちが駆け寄ってくる、のが見える。
そして見えなくなる。
ミヒャエルの姿ももう見えない、
久しぶりに会ったら、話したいことがたくさん。
たくさんあったはずなのに―― ]
[ 何か言わないと…、とはやる気持ち。
今にも心臓が破れそうになる。 ]
せんせ…夢……見てたよ。
先生と俺が、家族……にな……夢……、
シチュー……作っ……
……毎日……一緒に……、眠…
[ 今言わないと、もう永遠に言えなくなる。 ]
[ だんだん何も見えなくなって。
頭の中に、夜の森が浮かび上がる。
ノトカーの部屋の片隅にいつも置いてあった、緑色のランプ。
硝子の上に描かれた銀線が、暗い部屋の中に
深い深い森を映し出す――――、
あの光景。
点けてみせると、ユーリエがとても喜んでいた。 ]
[ 今はもう点灯しない、あのランプ――…。
どうすれば直るのか、ミヒャエルに会ったら聞かなくちゃ。
最後に何か、胸元の通信石でしか拾えないほど、
とても小さな声で呟いて。
大勢の部下たちに見守られながら、ぱたり、と
まるで寝落ちたように、動かなくなった。** ]
先生……好きだよ……
さようなら……
[ いつもいつもいつも――部下に言っていたことを、
最後に自分が。実践しなければと。
とてもシンプルな愛の言葉を残した。
実は、他にはもう何も思いつかなかったのだ。** ]
ファッ!?
>>380
ミヒャエルの弾丸で死んだわけじゃないんだな、俺wwwwwwwwwwww
結果的にウェルシュに2人目の殺しをさせることに…すまぬ…すまぬ
色々託してしまって申し訳ない〜
死ぬことよりも、死んだ人の始末というか後処理というかそういうのの方が大変だよなぁと思う。RP村。
ウェルシュ=呪さん なので
マジですべてを背負わせてしまいすまん…www
結果的にウェルシュの弾で死んだとことになってるし…ww
ありがとうありがとう><
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新