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[乗り出した体に手が添えられる。
背中に伝わる質量が愛しい。
肩越し、覗きこむ彼の言葉に視線を合わせた。
お互いの瞳に、海の青が見える。]
私たちまで、海の一部になったようだ。
おまえとも、同じ一つになっていく。
[知覚が不意に広がる。海へ。空へ。
遙かな高みから見下ろす船は小さくて、海はどこまでも続いていて、世界は丸く果てが無い。
これほど深く広い海の中心で、小さな船の小さな先端に立っている自分たちを思うと、おかしくて笑みが溢れる。
どれほど小さくとも、今この瞬間は自分たちが世界の中心だ。]
このまま、どこまでも行ってみたい。
[手すりから手を離し、翼のように広げる。
風を受け、長い髪が後ろへたなびいた。
本当に飛んでいるような気分だ。
今や体の半分以上を手摺の外に乗り出している。
遙か下の水面を見下ろした時、ぐらりと体が揺れて転げ落ちそうになった。*]
/*
タイタニックごっこやってやった。
せっかくの豪華客船だものね。
ところで走ってる船の先端から飛び込んだら無事着水するのかな。それとも途中で船体にぶつかるのかな。(飛び込む気)
/*
ただいまぁ。(よっぱらい
みつばちちゃん可愛いのはどこかで把握してた。
あとストロービールは本気でよっぱらうからやめた方が良いよ(真顔
それし床オナは中でいけなくなるからやめたほうがいいって
(そんなところばかり拾う
/*
ちくbで吞むとか空目した。
なぜならシメオンだから。
秘話ちらみで腹筋壊れたから、あとでちゃんと読むんだ。
日本酒は二人で3号が許容量でふ。
[疑似的な翼を広げ飛び立った後の、一瞬の浮遊と永遠の失墜感。
それが覆り、天地が視界を一巡する。
横たわり、仰ぎ見たのは、己が騎士の顔だった。]
世界が生まれ変わったようだ。
[弾んだ息が高揚を示す。
潤んだ瞳に映るのは、今や海でも空でもなく、愛しき騎士の瞳の色。]
[唇に触れた指を咥えて、舌を絡めて歯列の間に引き込んで、牙を立てずに丹念にしゃぶる。
耳に届く濡れた音が卑猥だ、と思う感性は、この誠実で清廉な騎士にはないのだろう。その認識に、もどかしくも愛しい想いが溢れる。]
おまえに溺れさせて。
[両腕を彼の首に回し、抱き上げられるを望む。]
広い湯船がいい。
私を浮かせて。蕩かして。
沈めて。息が絶えるまで。
そしておまえで目覚めさせて。
世界が喜びで満ちるように。
[願い命じる身体は、既に濡れているかのようにしとりと艶を帯びていた。]
[触れる指先の感触に、喉の奥で笑う。
機嫌のいい猫が喉を鳴らすように。
抱き上げられ、近くなった首筋に鼻を擦り付けた。
耳に歯を立てるのも上機嫌の証だ。
薄く滲んだ赤を、舌を伸ばして舐める。]
もちろんだとも。脱がせておくれ。
おまえの手で、私を解放して。
[時間を掛けて解かれるのも好きだけれど、強引に剥ぎ取られるのも好きだ。
リボン一本解くのに唇を交わしボタン一つ外すたびに舌絡ませる濃密な時間も、ひと息に裂かれ剥かれる被虐の背徳感も、どちらも好い。]
[やがて、行き会った船のスタッフに問えば、オーシャンビューの貸し切り風呂に案内されたことだろう。
ふたりで占有するには贅沢なほど広い湯に、夜へ移ろう空が写り込んでいた。*]
[温かなタイルの上に下ろされて、ヴェールを奔放に脱ぎ捨てた。
挑みかかる両手を迎え入れ、絡みついて邪魔をしながらも身体くねらせて羽化を目指す。
リボンが千切れボタンが弾け、層成して重なる布地が剥ぎ取られていくたび、肌と彼の指が近くなる心地よさに笑った。
最後の一枚を指先でつまみ、放り投げる。
白い肌を全て晒して、海に照る月光を思うさまに浴びる。]
おまえも。
[誘い、手を伸ばす。
彼を彩る騎士の装いを、上から引き剥がしていく。
与えた衣服など、破り捨てるためのものだろう?*]
[最後の布を取り払い、彼を我が手に裡に納めようとする。
その両腕の間を、彼の身体がすり抜けていった。
水しぶきが月光にきらめき耳に弾けて、彼の視線が稚気を掻き立てる。]
私から逃げられるとでも?
ならば、試してみよう。
[浴槽に飛び込み、水面を騒がせた。
水を蹴立てて駆け、わざと倒れ込んで派手に水を撥ねさせる。
伸ばした指先が肌に滑る。
爪の先が肌を浅く裂けば、濡れた空気に豊潤が香る。
湯気とともに笑い声が天井に吸い込まれ、跳ね返って響いた。*]
[湯の中に跳ね、逃げる肉体を捕まえた。
―――と思ったら、捕まっていた。
押し倒そうとした手は空を掴み、髪を引かれて湯の中に墜ちる。
世界の音と断ち切られ、ざわざわいう耳鳴りに置き換わった。
細かな泡がさざめくように昇っていく。
脛に触れるやわらかさ。
水の揺らぎ越しに見つめる瞳。
愛しさが溢れ、両手を伸ばす。]
[耽溺と放埓の果てに、魂は幽玄の狭間に漂う。
知覚も意識すらもぼんやりと定まらない世界で、その唇と声だけが鮮やかに色づいた。]
─── わたしはただ、愛によってのみ蘇る。
[薄皮剥ぐように視界が戻り、手足の感覚が戻ってくる。
やはりいいものだ。
こうして、愛しい騎士の身体を肌で感じるのは。]
おまえの声で目覚めるのも良いね。
心穏やかになる。
そうだ。おまえが私を蘇らせたのだから、
今の私はおまえのものだ。
どんなことでも従うよ。
言ってごらん?おまえの望みを。
[騎士に身を委ねて揺蕩っていたのは、ほんのしばらくのこと。
彼の上で身をよじり、嬉しげに囁いた。*]
/*
気軽に死んで生き返ってくる人外です。
大丈夫。かりそめの死とか言っておけばへーき。
明日には風船飛ばすんだという野望持ちつつ、おやすみなー**
[騎士の望みは、まさに彼が彼である証。
そう。なればこそ私は彼を愛し求めたのだ。]
いいとも。
ならは私はそれに応えよう。
私の愛しき騎士よ。
この身が朽ち果てるまで、おまえを愛し愛されよう。
[永遠に。
そう告げて、言葉の呪を口づけで*結んだ*]
/*
こちらも一応〆たうえで、イベントの消化を試みる@30分()
しーむるぐ?
あれ、竜だっけ?どこかで聞いたことがあるなぁ。
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