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ああうん、赤い靄が見えて、疲れ目かな...て、あれ?
[ 名を呼ばれた直後に、自身の独り言に反応したらしいエルナの声に、そう返事を...しかけて、再び首を傾げた ]
いや、その、幻聴じゃない、と思うよ。
[ 自分は、その独り言を、音にはしていない。そして今も、と、気づいてしまったから ]
えーと、ルナちゃん、だよね?
[ なんでどーしてこうなった?という疑問はとりあえず置いておいて、相手の確認をしなくては、と問いかけた** ]
[ 問いかけにははっきりとした返事が返った。同時に見えるエルナの強張った表情は、つまりやっぱりこれは幻聴でも幻覚でもないらしいと示している ]
やっぱり、思った事がそのまま聞こえてるんだ?
なんか変な感じだねえ。
長の術が変な方向にでも発動したかな?
[ 不思議な力を持っている相手を他に知らないから、そんな発想になる。まさか病の影響だとは、体調的な自覚がほとんど無い故に思いつかなかった* ]
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ナーくんがぼっち状態なのだがな、みんな1箇所に一度固まってもいいような気もするよね。
場合によっては、明日終了だし。
うーん、まあ、ほんとのとこは、はっきりしないけど。
あ、こういうのは図書館に行けば何かわかるかも。後で行って調べてみようかな。
[ 長についての記録もあると言っていたファミルの言葉を思い出して、そんな思いつきをコエに乗せる。そのファミルが眠ってしまって、図書館も閉館中とはまだ知らなかった ]
まあ、別に、困るものでもないしね。
[ 相手の記憶や感情が見えるとかいうのであれば問題だが、どうやら明確に意識した言葉しか届かないらしいから問題はなかろうと、そこはあっさり割り切ってしまった...らしい* ]
うん、遠慮しないで。
[ にこりとクララに笑顔を返し。後はハーブティーを口にしながらエルナとの会話を聞いている ]
(だいぶ元気になったみたいだな)
[ 泣いているとわかった時にはどうしようかと思ったものだが、とりあえず安心かと、内心胸を撫で下ろした ]
ララちゃんも確かに可愛いけど、ルナちゃんも可愛いと思うけどなあ。
[ 撫で下ろしついでに、何かぽっそり呟いたのは、癖のようなもの、かも* ]
うんそっか、ルナちゃんも不安なんだよね。
[ 泣いてしまったクララだけではなく、皆同じように不安や恐怖を抱えているのだろうと改めて思う ]
さっきからの感じだと、離れてても同じように聞こえるみたいだからさ、遠慮せずにいつでも声かけてよ。
僕も、こういうの、楽しいし。
[ そう告げるコエの調子は、いつも通りの明るさと軽さをエルナにも感じさせただろう** ]
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どう見ても散弾銃です。申し訳ない(まがお)
とりあえずやっぱりララちゃんをナーくんに会わせなければという使命感。
明日がんばろう。
[ ピンブローチを見て、素敵、と声をあげたクララに、笑みが深くなる>>41 ]
ふふ、そんなに喜んでもらえると僕も嬉しいなあ。
[ お代をという言葉には、首を振って ]
こういう小さな石の組み合わせも可愛いかと思って作ってみた試作品みたいなものだからね。あ、もちろん、いい加減に作ってはいないけど......でも今回はプレゼント。
ララちゃんの、さっきの笑顔が十分なお代になったしね。
[ 遠慮するクララを、いいからいいからと笑顔で押し切る ]
んー、それにね、ララちゃんのおかげで僕も救われたっていうかさ、病の事を調べることも、眠った人を助けることも僕にはできないけど、僕のお守りが役に立つこともあるんだなって、思えたからね。
[ だから遠慮しないで、と伝えれば最終的にクララも納得してくれたようだった ]
じゃあ、僕は一度店の方に戻るから。
[ 言ってから上着を脱ぎエルナの隣の椅子の背に掛ける ]
ルナちゃん、この上着は預けるからゆっくり修繕してくれればいいよ。えーと......出来上がったら知らせて。
[ そのままカフェを出ようとして、一度立ち止まる ]
ナーくん、女の子だけで外を出歩くのって、今ちょっと不安だから、出来たらルナちゃんとララちゃんを送ってあげてくれる?
[ 先刻の話からすると、ヴェルナーと同行するのは問題とも思えるが、半端に邪推されるより、いっそ実際に親しい友人なのだと思われたほうがマシのような気がして、そんな提案をしてみた* ]
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両手の花をナーくんにパスする試み。
確か、ナーくんルナちゃんとも話してないよね?
僕は多分、どっちに転んでもいい程度には話せてるからなー。
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あとまあ、僕が落ちたら終了だから、特に同行者いなくていいけど、三人のうち誰かが眠ったら三人一緒の方が描写とか補完とかしやすいだろうからってのもあるんだよね。
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そういえば、昨日吊り襲撃被ってたら、ぼっちのまま最終日とかもあり得たんだねー。
今日も、被りの確率はだいぶ高いし。
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ていうか、この設定だと実は赤ログあることを隠す意味もないんだよね、ふつーに、こんなことになったーって喋っちゃうのもアリなんだろうけど。
ミルさんがいたら、多分そっちには相談って形で話してたかもなあ。
(それはそれで面白そうだった)
あれ?君は...
[ 店のすぐ外の路地で、恐る恐るといった風情で様子を伺っていたのは、先刻ヴェルナー相手の恋占いを依頼してきた娘だった ]
どうしたの?え、ヴェルナーに謝りたくて?
[ この娘はどちらかというと気弱な性質だ、周りに煽られて、クララを責める仲間に入ってしまい、ヴェルナーの言葉に我に返って激しく後悔したということらしい ]
うーん、それは謝る相手が違うかな。
それに、今はそっとしておいた方がいいと思うよ。
もし、君が本当に彼を好きなら...彼がこれ以上嘆かなくて済むように、他の女の子達にも、もうそっとしておくように伝えてあげてよ。
彼は自分のために怒ったんじゃない、そういう奴だから君も好きになったんでしょ?
[ 泣きながら頷いた娘に、占い師はにこりと微笑みかけた ]
人気者を好きになっちゃうと大変だね。でも、好きな人がいないより、いる方がいいと思うよ。
[ 励ますようにぽふと頭を撫でると、娘はこくんと頷いて踵を返し駆け去っていった ]
ほんと、人気者も、好きになる子も大変だあ...なかなか、ままならないものだねえ。
[ 小さく吐息をついて、大通りへと歩き出す* ]
― 少し前 ―
うん?
[ 気持ちを吐き出せる場所が、というエルナの言葉に、占い師はゆるく首を傾げる ]
大丈夫だよ、僕はいつもやりたいことしかやってないし、みんなの話も聞くのが楽しいから聞いてるんだからね。
だから、占い師が天職だと思うんだ。
[ 穏やかに返すコエは、しかし、少しだけいつもより落ち着いている ]
― カフェを出る前 ―
そうだねえ、みんながこういうの使えると確かに便利かも。
あ、でも、関係ない人の会話とかうっかり聞こえたら困るな。
[ 混線という概念はないものの、二人以上いたら、この会話はどうなるのかを考えると、なんだかややこしそうな気がして、そう口にした ]
― 大通りの露店 ―
留守番長いこと、ごめんね。ありがとう。
[ やがて自分の露店へと戻り、留守を頼んだ隣の露店の店主に礼を言うと、暇だったから気にするなと返される。どうやらもうそろそろ店じまいも考えているらしい ]
んー、まあ、この騒ぎじゃ、ノンビリ買い物だの占いだのしてられないって人の方が多いかもねえ。
僕?僕はもうちょっと、店を開けとくよ。
こういう時だからこそお守りが欲しいってこともあるかもだし。
[ 告げて納めていたグッズを広げ、そして、その中から、一つのペンダントを選び出して手に取った ]
ん、やっぱりこれかな?
[ それは、三日月形の明るい黄褐色のシトリンに、金の太陽のチャームが組み合わされたペンダント* ]
ルナちゃん、君に似合いそうなペンダント見つけたから、後で持っていくね。
月とか、太陽とか、好きだといいけど。
押し売りじゃないから安心して。
なんていうか、お守り兼心が通じた記念のプレゼント、かな?
[ 声音は、少し照れたように聞こえただろう* ]
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