情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
/*
いやぁ、でも特に強縁故は出来ないまま波間に沈む予定でいたら気付いたらオルヴァル/ユルド社関係で随分と縁故頂いて有難かったですねえ。
色々と至らぬところもありましたが、落ちまで駆け抜けられてよかったです。
/*
あ。アンカ間違えてました。>>1ですね。
墓下はどうしましょうか。
ユルド社で腸煮えくり返る狸爺のその後でも書きましょうかね。そっちはそっちで〆ることにして?
/*
取り敢えず48h足らずあるのでゆるゆると考えつつ生きている人たちを見てにやにやしております。
ミリアム死亡後は…幽霊とかにはなりそうもないので浄化されて転生するんではないでしょうかね。多分。
/*
>ヴィクトリアさんメモ
墓下温まってないです静かです!
現世と来世の狭間のロールどうしようかと考えていたらこんな時間になって…
書くだけ書きますかね。
― 青と蒼の世界 ―
ごぽ、ごぽ、と重い音と。
透明な負荷が躯を圧し砕いた――ように、感じた。
それが、最期の。*
― 戦場から離れて、オルヴァル島 ―
時代の趨勢を経て幾年。強大な帝国に呑まれた亡国――今は島と名のつく地の港近く。
古くからの存在を感じさせる草花の鎧に覆われた館が在る。
年を十五ほど昔にした頃には居城する主目当てに訪れた客も多かったものだが、今となっては何処か寂れた雰囲気を醸すその館の中庭に続く路に白髭を蓄えた老翁が佇んでいた。
かっちりと身丈に合った様相で杖を片手に庭の形に切り取られた空を見上げる翁は、ふとした折についと眉を顰めた。
雲ひとつ浮かばない空から一雫がほたりと数多の皺を刻んだ頬に落ちたのだ。
青く、蒼い空の向こう側で、戦争が始まったことは聞き及んでいた。
故に。
その前に手放した飼い猫の綱を手繰り寄せようとしたものだったが。
「 …失敗、したようだな。 」
杖の柄を握り込み、は、と息を吐く。
数十年に渡って鞭打った身体にも遂に限界が訪れ、既に一線を退いた隠者の姿が人知れずそこにあった。
ミリエルと、孫娘に当たる関係の赤子に名付けたのは老翁だった。
その由来は島国に古く伝わる昔話の中の登場人物の一人である、聖歌を歌う少女の名だったが、その由来を知る者は少ない。
何故なら、彼の娘の名よりも娘が歌った歌>>2:506のほうが有名であったから。
島国オルヴァルに伝わる二つの歌と詩。
よく歌われるのは聴く者を鼓舞するような歌詞のもの。
然し、老君が孫娘へ与えたのは同胞を愛し、絆を信じる歌歌いを模した名前。
どこまでも自由であれとは望むまい。唯、どのような環境に置かれようとも心の折れることなき者であれ。と。
宵闇の近付いた中庭に明かりが灯され、翁はその作業に一目も呉れることはなく、屋内へと足を向ける。
開戦の報せが隠居の身の元へやって来たのは幾らとも付かぬほどに前のことだ。
そして、戦場の孫娘へ婚約の報せを送ってから――幾十も、日が過ぎた。
カエルにも似た顔の男は内面も顔に似て気短で、開戦の報せを受ける前には既に身に余る怒りを持て余していたように見えた。
…例え、彼の男の顔が気に食わなかれど、家庭に入ってしまえば平穏な暮らしが望めるものを。
孫娘の心内など微塵も知らぬ翁は近頃、不機嫌に眉を顰める頻度が増えていた。
戦場の中で起きたことを知るのは老君の立場であっても少々骨が折れ、序でに言うならば情報の鮮度も悪いものばかりだ。
それでも、情報を集め続けるのは現役で働いていた時の癖のようなもので。
現地まで赴くことは出来ずとも、こうして待っていることは出来る。
闇夜に飛ぶ鴉がちかりと瞳を瞬いて、邸内へと降りてくると翁は自らかつん、かつんと音を立てて報告を受け取った。
果たして、その日手元に届いた一文は至って短く簡潔なものだった。
/*
>>242>>243>>244
そういえばタクマさんの回想嬉しかったです
うちの爺さんに放っておきますね(そっと電報打ち
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新