情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[高いかどうかはさておき。]
ゲルト。おまえ以前酔って屋敷の一部壊したことある程、酔うほど飲ませられない酒乱だからだ。
[なお、この領主。ずっと呑み続けているが。
1,酔わない。
2,そろそろ酔う。
3,もう酔っている。
4,やっぱり酔わない。
1(4x1)
酔ったらどうなるかと言うと
「精神錯乱」など小難しいことを話したくて仕方がなくなる模様]
その。ちょっとした事故とやらで酒瓶で壁を抉る門番を持った雇い主の気持ちも考えてみようか?
[大事な酒はテーブルに置き、腰に両手を当てて深い溜め息を吐いた。]
あれだけ飲ませた俺も悪かったけどな〜。
おまえね。あの時は俺が立て替えたけど、おまえの収入じゃ8(10x1)年ただ働きするぐらいの破壊っぷりだったんだぞ?
俺が領主じゃなくなるんだから気をつけろよ……って。
ま、ゲルゲルが領主になる可能性もまだあるから、自分で壊す分にはいいけど。
[酒量の限界を見極めるように、じっと目を凝らしている。]
[領主の間には半数ぐらいは居なくなっただろうか?
疲れてはいないが、宴が終わる頃合いを見せ始め――寂しい気持ちに襲われる。
二つ折の携帯をひらく。どちらに送るか迷った挙げ句に筆無精は放置した。]
『TO:勤勉な門番ちゃん
Sub:茶化してるわけじゃなく。
タッくんのことが気になるなら、ご用命を。
息子くんも彼女連れて来るって話だからなー。子どもが結婚しそうだし
タッくんはいい男だって俺が保証するぞ?
from:本当に真面目だよ?領主』
[メールを送信して、そこにあった椅子に座る。
旧友の良さなら誰より知っている自負があった。]
[領主の間には半数ぐらいは居なくなっただろうか?
疲れてはいないが、宴が終わる頃合いを見せ始め――寂しい気持ちに襲われる。
二つ折の携帯をひらく。どちらに送るか迷った挙げ句に筆無精は放置した。]
『TO:勤勉な門番ちゃん
Sub:茶化してるわけじゃなく。
タッくんのことが気になるなら、ご用命を。
息子くんも彼女連れて来るって話だからなー。子どもが結婚しそうだし
タッくんはいい男だって俺が保証するぞ?
from:本当に真面目だよ?領主』
[メールを送信して、そこにあった椅子に座る。
旧友の良さなら誰より知っている自負があった。]
―或る領主の回想>>2:164―
[今現在の男。クレステッド=ローティナーは先々代の隠し子。ウィルフレッド=ローティナーの息子と戸籍上はなっている。
実際には、数年の間のみ領主を任せた。主国から呼び寄せた術者の後。自らがまた領主の身に置いたに過ぎないのだが。
隠遁する筈だった。ウィルフレッドのすべてを。
それが正しいか正しくないなど考える余地もなく、そうすることしか出来なかった。
幼くあどけなかった小さき友に、幾度も幾度もウィルなのだろう? と問い詰められ、まだ背が追い着かないその体躯で執念を漂わせる視線に射られて――観念した。
いずれ。――この少年は青年となり、やがては妻を得て、子に恵まれれば忘れられるだろう。
生きゆく最中ですれ違っていった、やさしい人達のように。]
『……ありがとな。タクマ。もう知らん振りはやめる。悪かった。』
[まだ十代は半ばであろう少年に気圧されたというよりも、こんな風に誰かの生きる過程でほんの少しでも残滓を残せることが、嬉しいことだと一生伝えることはないけれど。
離れていっても構わない。時々思いだしてくれれば――それで、良かった。]
[人生は、穴に似ている。
流れ行く風景を眺めながら落ちていく。
どんなに足掻いても重力は逆行しない。
そしていつか、その身体は地面に衝突する。それが命の終わり。
――彼の領主は。底のない穴を延々と落ちている様なものだ。
その恐怖を想像することが出来るだろうか?*]
[少しだけぼんやりしながら、二つ折携帯を意味もなくいじっていると、突如として鳴り響く着信音]
――……。
[無言で切った。着信設定を面倒がる領主が唯一、着信音を設定している相手を思い浮かべて。思わず切った。]
(あんの小憎らしいのが、わっざわざ掛けてくるってことは何か用件か?)
[数ヶ月前にも至極面倒事を押し付けられたばかりなのだが。
溜め息をつきながら、電話をする機会を後で見計らうことにした。**]
[領主の間に人が疎らになってきたのを、見つめる。
そろそろ疲れも出始めたのだろう。
途中経過のアナウンスが、屋敷内に響く。]
[…と思ったが一旦ネクタイピンマイクを戻した。]
うーん。こう。上手い伝え方ないか
[領主はぶつぶつぼやいている!]
[中間発表を終えて、ネクタイピンを仕舞う。
ラ神の導きによりヘンリーIVの入ったグラスを二つ持ちつつ悪友の元へ行った。
当然のように、酒好きは受け取った。
何かジト目で見られたのは気のせいだろうか。>>109
何か薄ら寒いものを感じて目を反らさずに見ていると>>110頬を染め出した。
により。領主は悪どい笑みを浮かべる]
タッくん、どした?
年のせいで酔いがまわったか?
[にやにや。空いている手で首に腕をまわす。
コンラートにもやっていたが、この領主、スキンシップ過剰じゃないだろうか?]
[手を抓られれば大袈裟に顔を顰める。ご機嫌余りよろしくないらしい。
思うところは沢山あるようだ。]
俺がこの程度で酔わないことぐらい知ってんだろ?
タッくんが酔ってるとこ見たことないもんな〜!
[>>145そんなことよりガートルードのことを聞きたい。
が。それを口にするのはさすがに忍ばれた。
これが昔馴染みでなければはぐらかすが、タクマ相手では時間の無駄だろう。領主はグラスを転がしつつテーブルに凭れた。
領主はタクマのことをまだおなどと思ったことはないが、いつになく冷ややかな声に、柔和に笑む。]
俺が対策してないと思ってんのか?タクマ
領民を守るのは領主の義務だ。絶対の。
それに、あの――可愛いレディは、呼んでなかったら…俺の次の領主が困るだろ?
[暗に含めて、旧友が手を出す必要はないと告げる。]
ま。あの熱心っぷりがまた可愛いんだけどよ、俺にしてみれば
―道化師との遭遇(>>68>>69>>70)―
[領主の七大趣味の一つ。忍びで街中に行くこと。
領主の秘密を知る主国の重鎮はなるだけ顔を見せぬようにと言われているが知ったことではない。
領主は領民の生活を見るのが、何にも変えがたく好きだ。そうして重ねた出会いが尊いものだからだ。
人に溢れた街中をある時は変装をするのが常。
そんな折、広場で見掛けた大道芸。多くの人が楽しんでいるようで興味本位で覗いたら実に見事な多芸を披露してくれた。おお、と歓声をあげ拍手喝采。
楽しくなって足繁く何度も領主は大道芸の元へと通った。
この時、男はひとりの観客に過ぎなかった。何とは無しに道具を片付けている道化師を見ていたのは何故だったのか。]
――――……。
[かすかな呟きは鼓膜には届かず。
天を仰ぐその姿。つられるように天を見上げれば、吸い込まれるような空の色。]
なあ。
[どんな風に空が映っているのか――。気に掛かって声を掛けた。
そこに映った、ぽっかりと何の感情も表さないような硝子のような空色の瞳。
すぐに笑顔で打ち消されたが、伊達に長くは生きていない。]
……お前、なんで。
[そんな瞳をしているのか。知らず声を掛けたら、何を勘違いしたのか。更に大道芸を披露した。
腕前は見事と思ったが手で払って、違う違う、と言えばすぐさま止まって。
仮面のように張り付いた笑顔のまま。]
あー、いや、違う。そだ。うちで働かないか?
[割と怪しいことを言っている節がある。おのれの身分を明かせば、特に疑う風でもなく喜んだ風に見せて更なる問い掛けが返る。]
気になったのと気に入ったからさ。ま、無理にとは言わないが。
はあ? 楽な仕事がしたいって? 仕事に楽も何も――。
[やや説教じみた様相を醸し出したのを察したのか、道化師はさらりと理由を述べた]
『恋人を探してるんだ
いやぁ、手紙1つ置いて出ていかれちゃってねぇ』
[次いだ言葉は領主の耳には届かなかった。
手紙を見せた道化師の、その瞳は何も映さない、感情の篭もらない色だった。
まるで当て処もない闇路を歩く迷い子のような、光の灯らない瞳。
道化師の化粧だったのか。泣いているような気がしたのは錯覚だろうか。]
――――…来るか? お前に良い条件の仕事、宛がってやるからさ。
[置いて行かれるのは辛いもんだ。いつだって。誰だって。
平気になった時に――この昏い瞳に気付かなくなった時こそが、領主たる男の一番の恐怖だった。
深い穴を落ち続けている。――いつまで続くか、わからない旅路。*]
[そういえば、と思う。
あの不真面目な元道化師。今も現役と言っても過言ではないが。
その後どうなったか。訊ねていないが見つかった素振りはなかったか。
暴き立てるほどの無粋な真似はしたくないが1年も可愛がった使用人相手だ。
ここを去る前に一言、聞いて置きたかった。]
[フランツとコンラートがお墓に行くというのを、笑顔で見届ける。
あそこには名と棺桶だけ刻まれた、”ウィルフレッド”の墓もある。先代――この男が表向きでなく先代と呼ぶのは、親である領主だった。]
(そっちこそ何を隠そうとしてんのかお見通しだぞ?)
[舌を出し仕種はまだ子どもっぽい。やれやれ、と肩を竦める。]
息子くん弱いんだったか?
そういえば俺の従弟達も弱い。酒呑ませるとその辺のもの壊す悪癖はあの兄弟似てるんだよな。
[気にするな、と言わんばかり片手を振る。
周りから見て動いてないように見えるのは当然だろう。]
俺のどこに信頼出来ないってとこがあったんだよ。
……ここまでしてて辞めないわけないだろ?
てかタッくんは? 俺が辞めたらどうすんだ?
[神妙に、かすかな寂しさを篭もっているような声で問われればからりと明るい声で腹の探り合いをはじめる。
いい加減、遠回しは飽きてきたところだ。――先ほどの鳴った従弟の携帯も気に掛かる。]
あと爺さん言うな、絞めるぞ。
もひとつおまけにお前。ガートちゃん気になってるだろ、見ればわかんぞ
[たまに領主といる時のこの中年は子どもになるのでは。訝しげに、遠慮容赦ない>>171を見る。]
門番もだけどあっちの引きこもりもだな。
[出会った頃から領主をやっているのだ。思うところはあるのだろう。二つ折の携帯を、ポケットの中でまさぐる。]
うっわ、怖ーい。お前それ本気だろ?
[ふと。目の前の友人が幻のように幼く見えた。子どもの頃に交わした一方的な約束。(>>1:223)
幼き友が成長し、主国の公安に就き、この地にいる。出世を何度も蹴ったかは数え切れない。息子は奥方の国に籍を移してもなお、律儀にここにいる。しばし考え込んでる振りをして、瞠目する。]
そこで何でクラリッサちゃんかは置いて、隠居しておとなしくしとくさ
[男の不老は特殊な構造だ。男の先天的な資質と様々な要因が合わさったものだ。主国の元老院の連中が、どれだけ箝口令をしているかは謎だ。
もう十分だと思う。約束が果たされない時に絶望するのは彼の方だ
親友を解放しようと思った。彼の課した呪縛から、自分から。]
お前のことぐらいお見通しだぜ♪
息子くんが嫁さん候補連れて帰るんだし、後妻を娶っても前の奥方は怒るような人じゃなかっただろ。
[ふと。広間を見渡して金髪の姿もいない事に勘付いた。
あそこも、聞いておかないといけない案件ではある。レディ・イングリッドに関してはいまのところは様子見で後回しに。]
『TO:道化師の門番
Sub:頼みがあるー
俺の部屋から桜色の宝石適当に見繕ってきてくれないか?(>>2:314)
そこら辺の使用人に聞けばピンクサファイアとかあったと思う、ブローチなら男女兼用でいける筈
俺は主催者だからここ動けないから
た・の・ん・だ♪
from:部屋に鍵を掛けない領主』
[もう一件、メールを送信することにした。]
『TO:いつも窓から入る学者へ
Sub:お礼はするから
ちょっとそこの中年の話相手してくれないか?
珍しい植物の種なり苗なり用意するから。
ちょっと注意反らして欲しい、理由は簡単。電話を聞かれたくない、以上!
from:妹ちゃんって帰って来ないの?』
[植物学者の行動原理はわかりやすいから、これで動いてくれるだろうとは思う。
さて。どうしたものか。携帯を沢山いじって、胸ポケットに直した。]
―或る呪われ者―
[主国の平和維持のために、作られた金字塔。
呪い《まじない》による瘴気の呪い《のろい》
それを集約しているのは、ある鉱石場であった。
金字塔はこの鉱石場の鉱石をふんだんに使われているため、繋がりやすく、その場所を起点として呪詛を施すことで、首都への弊害を防ごうというものであった。
どれほど以前から行われているかは知らない。
鉱石場に住む近くの人々が謎の死を遂げる事は多かった。
その死を隠遁するために自由領となる。
見兼ねたひとりの術者が、一身に呪いを受けると申し出た。術者おそらく、浄化の自身があったのだろう。
結果として術者は早死にした。――媒介となった、黒い宝石の指輪を残して。]
[その指輪こそが陰惨な歴史の始まりでもあった。
術者の指輪は身に着けるものに呪いがいくように見事な術式が施されていた。
――丁寧なことに。領主として祭り上げられた彼に『継ぐ者』へ呪いは蔓延していく。
領主は次々と非業の死を遂げる中。領民の変死は激減した。
領主とは名ばかりの人身御供となりつつあったのが何代続いたか正確にはわからない。
領主を継いだその日に死に瀕した者も居るらしい。
だから。
彼は、ウィルフレッドは、彼の素質により引き取った先代であり養い親であるひとを恨みなどしたことはなかった。
愛されていたかはわからない。彼は紛れもなく、親として敬愛していたのだから。]
[しれっと入ってきたイングリッドにも顔色一つ変えずに。]
旧友同士の身内あるある話楽しいか〜?
こいつの家族は俺の家族も同然だし。
あ。リッドちゃんも、ガートちゃんとこいつ似合うと思わないか?
[この点に置いては、イングリッドと同調するのではないか。
期待を込めてイングリッドに問い掛ける。
傾けていたグラスは既にテーブルの上で、またワインをラッパ呑み――当然ながら、グラスは空だった。]
[>>198メールを出すまでも無かったような気がしたが。
植物学者に感謝を心の中でしておいた。]
ガートちゃんいい娘だけどな。
こいつもこいつで奥手だから
[さらっと。旧友のことを暴露する。]
あー。こいつがビシッと服着てるのは貴重だからな
俺は気にしないけど、そういうものか?
[ここでバイブ設定にしていたメールが二つ>>191>>194
携帯を耳元にあてて、片手をあげる。
電話が掛かった”振り”をして少し離れる。
イングリッド>>197に関しては、聞かれても差したる問題ないだろう。
厄介なのは昔馴染みの方だ。]
[>>203で再びメールが鳴ったので携帯が震えた。
取り合えず放置して、ガラパな携帯の受信アンテナを立てる。]
何だよ〜?人が楽しんでる時に。
[相手の声は聞こえない事はわかっていたが、僅か距離を取る。
電話をしている振りをして、この会話は電話ではない。非科学的だが術者による念話。
主国にある術者の集い。金字塔の最高位の導師の称号をもつ術者たる従弟からだ。
首尾はどうかな? ――そういったことを今回の立役者でもある従弟は、しれっと告げる。]
上々。つか、そんなのわざわざ聞くことでもないだろ?
はあ? どこから仕入れたそのネタ
[どうやら領主を決めるやり方に不満があるようだ。
下手に部外者を募って術式に失敗したらどうする、だの。約束を忘れてないだろうな、など喧しいことこの飢えない。]
わかってるって、うるさいなー、もう
[丁寧に作り上げた術方式が失敗すれば、君だけがどうなるかわからないことをお忘れなく。そうして唐突に”通話”は切られた。頭の芯がぼんやりとする。]
(ちゃんとやってるじゃないか。従弟どの)
[来ていたメールは3通あった。
まだ頭の芯が揺れるような中で、金髪の門番が困っているようなので最優先。]
『To もんばーん
リッドちゃんだよ。賭けに負けた。
from ピンクサファイアと真珠が着いたのでいいだろ。品も悪くない。』]
[この領主にしては素っ気無いメールを送信する。
ぶつくさ。無意識に頭を押さえた。大体あの性悪術士は、こちらに負担が掛かるようにわざとするのだ。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新