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いや、回復入れた上で、
無理やり自分の血を呑ませる方が確実だな。
被害も一番少ない。
その後のことは、おいておくとして。
―城の一室(客間)―
[薄く瞳は開かれる。朧に映る天井。
酷く身体が怠いのは、失血の為だけではないだろう。
ただ、背に触れる寝台の温もりは優しく、
誰かが運んでくれたのだろうと言うことを知る]
――――…。
[もう何度目の空腹か。
人間を攫うのは不得手ではなかった。
だからこの城にやって来る迄、
極限状態などそう何度も経験していた訳ではない。
正気と狂気を繰り返し、自分の存在が朧になる。
僕はいつまで僕でいられるのだろう。
嗚呼、 の血を、 の血を求めなくては―――!
ゆっくりと起き上がり、置かれていた帽子へと腕を伸ばし]
[昏く染まりかけていた思考は、置き土産>>119に遮られる]
クロイツ―――…?
[此処に来る前、見せて貰った小瓶を思い出す。
メモの繊細な文字も、彼の筆跡だと思えば酷く納得がいった。
追いかけて来て、くれたのだろう。
そして自分を寝台まで運んでくれて――。
そんなことをしても、彼には何の得にもならない筈なのに。
自分は気絶していたのだから、
あのまま血を奪われていたって文句は言えないところだ。
だって、これは"ゲーム"なのだから]
…ありがとう。 この恩は、必ず。
[望むこと成す為には、己が正気でなければいけない。
男は素直に友人へ感謝し、その小瓶の中身を口にした*]
[これだけ血を流せば、標的になることは不自然ではない。
狙われているなら、下手に今部屋から出るのは危険だろう。
しかし相手の正体は何だ。
扉側の壁に背を付け、今度こそ聴覚を研ぎ澄ます。
猛獣、それも、かなり大きい。足音は重い。狼の類ではない。
猛るのは隠れる気がない証拠。
我を失っている、または、力に絶対的な自信がある。
男は白いシーツを手に取ると、扉脇で息を潜めて構える。
そして黒熊が扉へ突進してきた>>135その瞬間]
―――――ッ。
[狐火で着火したその白い布を、
獣へ向かって被せるように投げる。
攻撃目的と言うよりは、唯の時間稼ぎの目暗ましであるが。
そして同時に、襲撃者の正体を瞳に焼き付けることとなる]
[さて、この男は困ったとき、
表情を隠すために敢えて笑顔を浮かべる癖がある。
此度もその例に漏れず、彼はにこりと笑顔を浮かべて思った]
( 絶対無理。勝てない。 )
[何故熊が此処にいる。
いや、あれはおそらく吸血鬼の獣化だ。
そして確かなことは、
友好的態度は望めそうもないことだけだ*]
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何で僕はいつも流血の中に居るんだ…。
いえ、愉しいですし、お相手様には感謝しかありませんが!
まったり探索パートとか、
のんびり露天風呂パートとか、
あっても良いんですよ、ら神様!
しかしローレルちゃん周辺を見る限り、
純粋にキャラクターの問題のような気もしますね。
僕も今からゆるふわ癒し系路線に転向すれば、
平和な時間が遅れるようになるでしょうか…。
[もしかして:手遅れ]
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アルビンさんの探索パートが本当に素晴らしい。
僕は生きるだけで精一杯な毎日しか送っていない。
どうしてだ…。
どうしてこの差が生まれたのだ…。
そしてカードを引くのが怖い。
きっとおそらくたぶん負けるに違いない。
だって、僕だもの。
その場合の動き方が非常に厄介ではある。むむう。
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タクマさんの戦闘ロール格好良いなぁ。
[ほれぼれ]
吊襲撃なんですが、■を沢山持っている人から落としていけばよりカオスになりますよね。収拾がつかない、ともいう。
―城の一室(客室)―
[巨体の羆の突進>>172は、暴力的に扉を吹き飛ばした。
被せた布も数秒と経たず、鋭い爪に引き裂かれる。
白と焔の隙間より、姿を現す獣の顔。
焦点の合わぬ瞳は、何処か苦しげにも見えた]
―――――…あらあら。本当に困りました。
[刹那に振りかぶられる腕。
あれ程の威力の攻撃、一発貰ったら御仕舞だろう。
帽子の下で空色は限界までその軌道を見定め、
ぎりぎりのタイミングで横へ飛んで逃れた。
ふわりとステップを踏むように着地したのは、
己が先程作った大きな血溜まりの中心。
両手の指先を赤に浸して、
自身の多量の血液を魔力の媒介として、術を掛ける]
[帽子の下の空色は、夕日のような茜へ染まる。
幻術――常なら人間に掛けるのが精々で、
同族への施術など未熟な己には至難の業だが。
偶然にも手元に膨大な媒介が在り、
相手が正気の精神を喪失している今ならば或いは。
羆は動きを止めた此方へ、
追撃を重ねようと向ってくるだろうか。
獣の視界に、白い霧が広がっていく――――…。
施術が成功したならば、
相手は暫しの間、男の姿を見失う。
それどころか、自分の居場所も見失う。
霧の晴れた後、羆の目に映る景色は、
彼にとって縁深い何時か何処か。
過去の風景の中に囚われる。
…さて、何処まで術が掛かったか。
少なくとも逃亡中の足止め位は出来るだろう]
[ずるりと血の滴る指先を持ち上げ、軽く払って。
羆の横を、ゆっくりと通り抜けていく]
またの機会にお会いしましょう? Darling。
[戸口の所で人差し指を口許に当てて嘯くと、
静かに微笑んでその場を後にした*]
夜盲 ジャンは、流浪人 ジェフロイ を投票先に選びました。
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ローズさんに逢いたいかなぁという理由で変更してみます。
決して■が多いから選んだわけでは、ちょっとありますけれども!
むしろ本気で、そろそろ僕が落ちたら良い。
―廊下―
[何とか無事に危機を脱することが出来たが、
体調が万全でもないのに魔力を遣い過ぎた]
…………。
[衣服の破れは羆襲撃前に修復していたから良いとして、
その後再び血だまりに浸ったのが宜しくなかった。
おかげで全身血塗れの状態である。
しかし再度これを修復するほどの魔力は今はない。
水場があれば何とかしようか、と思案はしつつ。
非常事態の中、入浴すると言う発想は彼にはなかった]
急がないと。
[分かっていたことではあるが、
時間が経つほど空腹状態の吸血鬼は増えるのだ。
殆ど餌の供給がない古城で、
血を失う罠ばかり仕掛けられているのだから当たり前だ]
[近づいてくる人影に気付いて顔を上げる。
僅かに警戒も滲ませたが、片方が見知った顔だと分かると]
……アルビンさん!
[どうしてそんな恰好をしているんですか、
と思わず口をついて出そうになったのを堪えて]
御無事で良かったです。
先刻は、すみませんでした。
恥ずかしながら、些か正気を失っていたようで――。
[苦笑を交えながらそう告げて、もう一人の男性へ視線を]
初めまして。 ジャンと申します。
[まずは名乗り、頭を下げた]
[拘束服を理解できる時点で異端だと言うことは理解しており、
故に突っ込まなかったと言う事情もある]
いえ、重傷の貴方を置いて行ってしまいましたので。
ジェフロイさんからもお名前を聞いていたので、
気がかりだったのです。逢えて良かった。
[アルビン>>195へ再度申し訳なさそうに告げてから、
安堵したように微笑んだ。
ただ、続く話題には表情をやや陰らせて]
――――…あの方、シルキー様は。
色々とあったのですが、今は逸れてしまっていまして。
辿れる気配も弱くなっているので、…心配です。
ただ、探す途中でも、また色々とトラブルが。
[全てを語ると途方もなくなりそうだったので、簡潔に。
トラブルの内、羆のことは知らせておくべきだろう。
口を開きかけたが、一端アルビン>>196へ会話を譲り]
[自分に付け足された説明へは、
看病なんて大層なことをしていないのに律儀だな、
と感想を内心で呟き。
隠し通路や物置の話には、
感心と驚きで暫し言葉を詰まらせた。
探索所ではなかった自分を、情けなく思いつつ。
可能な限りの協力を誓った。
やがて問われた言葉に、はっとして]
……嗚呼、そうそう。
この先へ向かうのは危ないですので、
止した方が良いですよ。
羆が出ました。
正確には飢餓状態で獣化した吸血鬼の方でしょうが。
少し足止めはさせて頂きましたが、
長く持つとも思えませんので。
[身体の傷は治ると、アルビン>>208は言う。
それでは、治ることのない彼の傷がある場所は――]
……、あの。
[シルキーの件への相手の親切な言葉を聞き、
同じように悲しげな表情を浮かべてくれる姿を見つめ、
散々思案した挙句に口を開く]
今はあの方の状況が分かりません。
ですが、もし。切迫した状態になってしまっていたら。
貴方を頼ってしまうかもしれません。
その時は、ごめんなさい。
[あまり見苦しいことはしたくないのだが、
それよりも不安が勝った。
"頼る"とは具体的には小瓶のことだと示すよう、
彼のポケット(猿ぐつわ入れ)へ一度指先で触れた]
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