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おまえは相変わらずだな。
[遠話の術に声を託して囁きを飛ばす。
子供だましのような術だから、きちりと届くかは微妙だったけれど。]
魔術と剣術の融合、
その完成度の高さ。
おまえの私生活が見てみたいものだよ。
[どれほどの才を持って生まれたうえで、
どれほどの努力を重ねてきたのか。
素直な感嘆が声に滲んだ。]
[今まさに「年取ることを止め」つつある自分は、
彼らの記憶の中でも、今と寸分変わらない姿なのかもしれない。
それでも、魔力の波動を読むならば気づくだろうか。
この体の中に
[戸惑い立ち止まる様子の相手に、ごくごく小さく笑った。]
俺はおまえの知る俺ではなく、
おまえは俺が未だ会ったことがないものだ。
だが、この不安定で容易に転変する世界の影響だろうな。
おまえを見た途端、おまえのことを"思い出して"いる。
[溢れ出す大量の"記憶"を整理しながら、状況の推察を口にする。]
だから、今の俺がおまえにこう言うのは不自然かもしれないが、
記憶の中の俺が、言えと叫んでいることがある。
[いったん目を閉じて記憶を探る。
再び上げた眼差しは、おそらくは彼の知るものだろう。]
─── エトヴァルト。
命繋いだのならば、なんとしても生きろ。
生きて、おまえの力を磨け。
おまえは、いずれ世界に己を刻むことができる男だ。
どれほどの高みに至るか、楽しみにしている。
[それはまさに、自身が消滅する際に伝えたいと願ったこと。]
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あちらこちら眺めつつ、こちらもそろっと落としつつ、
やっぱり離脱するのだった。
またあとで**
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じたばたじたばたしているものを愛でながら、各方面を終わらせていく試み。
エディは定時との戦いに勝利したんだろうか。
武運を祈っている。
[示された赤い痕に目を細め、距離を詰められるのを拒みもせず、かといって歓迎する風でもなく、ただ間近で魔女の顔を見つめる。]
ひとつ、言っておく。
[翠を覗きこむのは髪の印象を裏切る氷雪の蒼。]
俺は、本来の世界で、どうやら死につつあるらしい。
おかげで、この世界で死ぬ心配だけはせずに済んだ。
[笑みを浮かべたまま、さらりと現状を明かす。]
だが、どうやら俺にも、なにか自分の証を残したいという欲求があったらしくてな。
それで、おまえに自分を注いだ。
……こうして理由を話すのも、覚えていて欲しいからだな。
[表情も、声の調子も変わることはなかった。
どこか他人事のような語り口が、やや変化をみせる。]
だからおまえが俺に同じことをするというなら、
拒む理由は、ないな。
[ほんの少し、浮つくような調子で。
両腕を伸ばし、ゆるりと魔女の背中へ回す。]
/*
脊髄反射で返したが、またしばらく離席だ。
ああ、どこぞの宇宙提督は暇してるので、いつでもきていいようだぞ。
["最期の言葉"を伝えたエトヴァルトから帰ってきたのは、
穏やかでかつ芯のある決意だった。
変わった、と思う。
自分の居場所を確かなものにしようともがいていたあの頃の焦りは、もう鳴りを潜めていた。
確かに、自分の足で進んでいるものの顔だ。]
それでいい。
[祝福する言葉に代えて、しっかりと頷く。]
[言いたいことがあった、との前置きに続く言葉を、しばらく黙って聞いた。
紡がれる告白を、感謝の言葉を、静かに聞く。]
……"あの時"のことを、おまえに謝ろうとは思わない。
[言葉にしたのは、彼を竜の角で貫いたときのこと。]
あれは、あの時の俺にとって、最善の手だった。
だが、おまえが生き延びていてくれたことは、嬉しい。
[素直な感情を声に乗せる。]
俺と出会って良かったと思う人間が1人でもいるなら、
俺があそこで生きた意味もあるというものだろう。
おまえのその心はありがたい。
だがな、
おまえの主は、おまえ自身であれ。
[いったん言葉を切ってから、とん、と指を伸ばしてエトヴァルトの胸を突く。]
俺は、おまえの心に宿っているんだ。
俺の代わりに、おまえが信じたことを為せよ。
[そう言って、晴れやかに笑った。]
/*
エディにお返ししつつ、魔女の可愛さに撃沈しつつだな。
文章考える頭が2つか3つくらいほしい。
ああ…贅沢な悲鳴だ。
あの時は用が済んだからな。
[抗議にはしれっと返して、同じく笑みを含む。]
ああ。
期待を伝えておいて良かったと思っているところだ。
[信じるも何も、本当に期待をしていたのだから。
……と、そこは声に出さぬまま。]
[間近で覗きこむ彼女の表情は、
年相応に愛らしく、年不相応に深い。
朱を差した頬に指先を乗せて、
ばか、と紡ぐ唇の端に触れる。]
馬鹿と言う方が馬鹿だそうだぞ。
だから俺たちは、お互い馬鹿なんだろうな。
[こんな風にしか、相手に触れあえないような]
[そうして、今度は魔女の秘密を聞く。
命を、生きてきた時間を触媒に魔術を使うのだと。]
そんな魔術だから、あれ程に響くのだな。
[時間の重さを、積み重ねられたものを消費するからこそ、
心の裡を揺さぶったのかと得心する。
そして、それがいつか彼女の命を削りきるだろうことも。]
ああ─── 似た者同士だ。
俺たちは、なにもかも …
[頬に耳に髪の間に触れる彼女の指が冷たい。
違う。自分が熱くなっているのだと思う。]
[求められるまま求めるまま、彼女の頬を両手で挟み、
そのままの姿勢で悪戯っぽく笑った。]
そのまえにひとつだけ。
おまえの口から、ちゃんと名前を聞きたい。
[囁いておいてから、彼女が口を開くのに合わせて、唇を奪った。]
[エトヴァルトの困惑も、その後の宣も、どこか愛おしいと感じるもの。
そう。
自分は彼の上に、かつての自分を重ねていたのだと思う。
彼が高みを目指すならば、手を差し伸べて引き上げてやりたかった。自分を超えていくのならば、それをも喜んだだろう。]
ああ─── 期待している。
[自分はもう、彼を見守ることはできない。
だが、彼の強さを、成長をこうして目の当たりにできたのだから、
信じていると、揺るぎなく告げられたのだ。]**
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