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投票を委任します。
風刃の騎竜師 コンラートは、風の紡ぎ に投票を委任しました。
―― 陸戦場 ――
[相変わらず霧が漂っていて視界の悪さに舌打ちをする。
元々この辺りは霧が発生しやすいとはいえ、これだけ晴れないのは。
こんな馬鹿げた争いを止めろとでも言いたげだと思う。
猟師に育てられ、森の恵みを受けて育ってきたから自然の意思という物を考えずにはいられなかった。
河より来る別部隊を牽制がてらある程度蹴散らして。
あまり深追いしても自分の身が危険であるし、ロー・シェンより通信が入った(>>51)事もあり。
さっと空へと舞い上がり友軍の元へと向けて飛び立つ。
友軍の姿が見え、ひらりと手を振ってその場に降り立ち。]
ちょっと通信じゃ状況はよく分かんなかったんだけど、今どうなってんの?
[視線は通信で名前の出たウェルシュと狼の背中に乗せられている銀髪の男へと交互へ動き。
そしてアリーセがいれば彼女へと向けられるだろう。
怪我などしていないだろうか、といった心配そうな色を滲ませて。]
[その後悠長に情報交換をする時間などあっただろうか。
ともあれ、負傷者も多く混乱も大きい事もあって一度体制を整えるべく撤退する事になる。
戻る時にネージュに共に乗る者がいれば。
常とは違い暗く沈み物憂げに考えに耽る姿を見る事が出来ただろう*]
―― クラタエグス砦・竜舎 ――
[捕虜となったジークムントの尋問に参加する事はなかった。
興味なかったのもあるし、そういった場に参加するのは上官達の仕事であるので。
もし参加して彼の名前を聞いた所でなんとなく聞いた事あるかもな、くらいなので役に立つ事もなかっただろう。
竜舎へと足を運びネージュを優しく撫でてやる。
甘えるように身体を摺り寄せるネージュへと笑いかけ。]
疲れは取れたか?
あん時は無茶させたからなぁ。
[きゅう、とネージュは大丈夫だと鳴いて。
しかし争いが激化してこれば、あの時以上の無茶を強いる事も出てくるだろう。
困ったもんだ、と眉を下げて溜息をつく。
戦いが本分のロー・シェンや真面目に軍人やっているラートリーなんかは違うのだろうか。
彼らは自分とは少し違うと常々感じていて。
出会った頃からずっとそう感じていた事を再認識する。]
―― 回想:ロー・シェンが捕らえられた頃 ――
[アリーセのお目付け役兼世話役としてクラタエグス砦へとやってきてすぐだったか。
ラートリーが捕虜を捕らえ、そしてその捕虜は同僚となった。
軍人らしい軍人となろうとしているラートリー。
傭兵らしくその軍人とはどこか違った雰囲気のロー・シェン。
二人の対比は見ていると面白く、しかしどこか他人事のように眺める事が多かった。
そもそもコンラート自身は軍人ではないと思っているし、傭兵のように戦う事が仕事でもないと思っている。
ある意味で一番中途半端な人間であった。
それだけにどちらに属する人間であろうと気兼ねなく接するし、馴染む事も出来る。
表向きは、との注釈はつくだろうが。]
ローはさ、この軍のヤツらをどう思う?
[一度尋ねた事があった。
それに返答があったかどうかはさて置いて。]
俺はさ、指揮官のおっさんは馬鹿だと思ってっけどね。
案外この軍のヤツらって抜け目ないよなぁって。
ま、馬鹿ばっかだったらとっくに瓦解してるよなぁ。
[笑いながら言う。
アリーセを起用した事や、なんだかんだで砦を守れている事もそうだし。
連携がなさそうに思えて纏まっているあたりもそう。
優秀な人間がいる事は想像するまでもなく。]
別にあんたが裏切りそうだから釘刺したいってわけじゃねぇけどな。
俺としてはね、アリーセが無事ならどうでもいいんだけどさ。
[この時は冗談半分でそう言ったのだが。
まさか敵を庇ったりなんて行動を起こすのがウェルシュだとは思っていなかったのだった*]
―― 現在:クラタエグス砦・竜舎 ――
[幼馴染の存在に心が揺れる。
アリーセを護る事を第一に、敵であるキアラは倒すと決めた。
それでも揺らぐ気持ちを持て余していて。]
いっそ俺も記憶喪失になったらよくねぇ?
[割と本気で言ってみれば。
ネージュからは心配しつつも温い視線が送られた。
違うと感じている二人だってそう割り切れているかどうかは分からないと。]
…ただ一緒に空飛べたらなぁって、ダメなんかねそういうの。
[呟く声は霧散して消える。
こうやって呑気にしてられるのも後少し、きっとすぐに収集がかかるだろう事を思えば。
溜息をつく暇もないと内心で嘆くしかなかった。]
/*
挟み撃ちされてそれなり打撃受けたっぽいのにそんなすぐに立て直せるのか凄く疑問。
んー…一応俺が見つけて攪乱はしたけど完全に抑えられるとは思えんしなぁ。
無理やり被害は最小限で抑えられたって事にすんのか。
なんかね、全部氷竜軍にこっちが合わせてる感じがね。多少は柔軟にいきません?
―― 陸戦場にて ――
[狼の背に乗せられた銀髪の男へと目をやり、取り敢えずは狼を止めて。]
河寄りにいた部隊は結構な打撃受けてる。
あっちも本気でやる気あったのかどうかは知らねぇけど、一撃離脱でちょこちょこやってたっぽいね。
[だから壊滅的被害ではないと告げ。]
でも一旦引いた方がいいと思うよ、混乱してるしさ。
こんな状態ですぐに体制整えるって無理あるし?
それにさぁ、コイツ放っておいたら死にそうだしな。
いや、首だけ相手に送り返すってんならいいけどさ。
[医療の知識はないが、未だ意識の戻る気配のない男の顔色は悪い。
精霊師が手当を施してはいるが。]
[だが、ただの一兵卒である自分の言葉は軽く、あまり本気には取られないかもしれない。
こちらが引いている間に氷竜軍が進行してくる事を恐る声も大きい。
ちらり、とラートリーへと視線を送り。]
しゃーねぇな、俺がコイツ砦まで運んでくる。
なるべく早く戻って来るから。
アリーセはどうする、一緒に来る?
[一応お目付け役の自分がこの場を離れるのなら。
彼女をこの場に置いて行くのは命令違反である。
一応お伺いを立て、否と言われなければ連れて行くだろう。
話し合いの結果、自分は銀髪の男を連れて砦へと戻り。
残りの部隊はまあラートリー達が話し合ってどうにかしただろう*]
―― クラタエグス砦 ――
[戦線から離脱して捕虜たる銀髪の男を連れて飛ぶ。
意識のない相手だ、後ろに乗せるわけにもいかず抱えるようにして。]
……女だったらともかく…嬉しくねぇ。
[ぽつり、と呟く。
やがて砦へと辿りつき。]
あー…取り敢えず救護班!コイツの事看てやって。
ソイツ捕虜だから気をつけてな。
そんで指揮官どこか教えてくれる?
[捕虜の姿にざわめきが広がる。
コンラート自身は銀髪の男に見覚えはなかったが。
兵の中には見覚えのある者もいるらしく、ひそひそと囁かれる声が洩れ聞こえてきた。
ぐるりと辺りを見回して。]
あ、ソイツ捕らえたのローだからな。そこんとこよろしく。
[にこりと笑ってそう言った。
その後は事情を聞かれ、捕虜たる銀髪の男は完全の指揮官である上司へと渡り。
即座に戻りたくともネージュをあまりこき使うと戦う事すら難しくなる。
多少の休憩を挟み(>>86>>90)また戦場へと戻るだろう*]
―― 砦について暫くしてから ――
[ジークムントを救護班へと渡し、事情聴取を終えた頃。
ラートリー始め、そちらの部隊は陣を張り休憩中、もしくは出陣準備が終わった頃だろうか。]
こちらコンラート。
あの捕虜は救護班に渡しといた、取り敢えずまだ生きてるよ。
そんで色々聞かれて、ウェルシュの事も…うん、隠せるもんでもねぇし報告はした。
でも俺現場にいたわけじゃねぇからそうらしいって話ししかしてねぇから。
近いうちそっちにも事情聞きに連絡来ると思う。
[ウェルシュは今どうなっているのか。
別部隊の誰かが連れて来ているのかもしれないが、ネージュで移動した自分より先に来る事はないだろう。]
そんでそっちの状況はどうなってる?
流石に俺もネージュも少し休憩してからしか出らんねぇから、悪いな。
[本当なら多少の休憩とは言わず、一晩、いや丸一日は休憩にあてたいところではあるが。
贅沢は言ってられないだろう*]
/*
氷竜軍はなんか身の上告白祭り?
海精軍側はそういうのないのかな。
もしあるとしてウェルシュが実は人間じゃないんだってくらい?
でも竜人のアリーセいるしそれくらいどってことないよ、むしろ浮世離れした感じに納得したなーってくらいか。
それはそれでほのぼのエピソードでいいけどね。
―― 回想:砦へと戻る前 ――
[ここへと残るというアリーセ(>>244)に一瞬難しい表情になり。
しかしすぐ笑顔を向けて。]
分かった。
じゃあラートリー後の事は頼むな。
[喉元まで出かかった別の言葉を飲み込み、そう告げた。
本心を言うのならば離れている間に何が起きても手出しは出来ないわけで。
見張りだとかそういう事はどうでもいいが、アリーセの身に危険が及ぶ事は避けたかった。
それを押し付けられる立場ではない。
ただの自己満足で彼女を縛る事なんて出来るはずもなく。
まるで度量の広い男であるような振る舞いで誤魔化す事しか出来なかった。]
なあ、アリーセ。
思うところっての、戻ったら教えてくれる?
[アリーセへと近づき、こそっと囁くと返事も聞かずに彼女から離れ。
そのまま砦へと向けて飛び立つだろう*]
―― 回想:ロー・シェンが仲間になったすぐの頃 ――
惚気ってなんでそうなんだよ!?
[自分としてはアリーセとは普通に友人として接しているつもりで。
全く恋情とかなんとか、そういった感情がないとは言わないが。]
…奴隷なぁ、そう見える?
[ロー・シェンの言葉(>>183)にすっと目を細め、僅かに滲み出るのは殺気で。
アリーセを縛る鎖や枷はそう見えるだろう。
しかし感情として、その言葉を口に出される事すらも苛立たしく。]
そう言われるくらいなら俺の趣味って事にしといてくれていいよ。
[即座に殺気を仕舞い込み、やはり笑顔でそう答えたのだった*]
―― 回想:戦場から離脱してすぐ ――
[アリーセの事はラートリーへと任せた。
ラートリーの事は信頼している、下手な事は仕出かさないだろうが。
ただ一つ気になる事があるとすれば。]
…アリーセのやつ無茶して困らせなきゃいいんだけど。
[少々失礼な事を呟き、空路を急ぐ。]
[飛び立つ前に感じたラートリーの視線(>>262)を思い出し溜息をついた。
彼女の思惑を正確に感じ取ったわけではないが、気遣われているであろう事は感じ取れ。
本来なら気遣うとかどうとか以前に普通に接してくれるのが一番ではあるのだが。]
…ちょっとだけ尻尾あったりするだけで普通の女の子なのになぁ。
[ぼやく言葉を聞く者は相棒のネージュと、未だに青褪めた顔で意識のないままの銀髪の男しかいない。
なので喋りたい放題言いたい放題である。]
顔だって可愛いしさぁ、性格はちょっと変わってるけどそこも可愛いし。
別に変なもん食うわけでもねぇし、まあちょっと力強い気がしないでもねぇけど戦うんだったらその方がいいし。
なんも悪いとこねぇのになー?
[コンラートの言葉にネージュはなんかズレてる、と思いつつもきゅう、と返事する。
コンラートの言う処の多少の差異が、人に取っては大きなものである可能性。
勿論それは分かってはいても。
言葉を交わして、共に行動して、感情を共有出来るのならば。
それはもう仲間であるだろうと、そう言いたい。
竜と共に歩んでいる自分だからこそ、そう思えるのだろうか。
出立前に視線を逸した面々(>>262)を思えば、そう遠くはないのだろう。
悲しい事だと思う反面、ある種の優越感を覚える事も否定出来ずにいた*]
―― 回想:ロー・シェンが仲間になってすぐの頃 ――
…開放なぁ、出来るもんならとっくにやってるっての。
[むぅ、と不満そうな表情になり。]
……あんたに言った所でなんも変わんねぇか。
悪いな、関係ねぇのに八つ当たりしたみたいで。
[八つ当たりとは殺意が漏れ出た事に対しての言葉。]
[それから表情を緩め。]
一応さ、同じ部隊の仲間だから。
あんまそういう事アリーセに言わないでほしい。
ま、こそこそ気遣うくらいなら本人に直接聞くくらいでいいと思うよ。
[その結果アリーセにぶっ飛ばされても知らないが。]
俺はあんたが…ローがこの軍に対してどう思っていても構わねぇけど。
少なくとも同じ部隊の俺…いや、ラートリーに対しては信用してくれると有難いね。
その方がお互いに長生きできる、そうだろ?
[信頼を寄せろとまでは言わない、それを言える程彼の事は知らない。
自分とアリーセに害がなければそれでいい。
その後幾ばくかの会話を交わしただろうか。
言いたい事は結局それだけだったので、話し込む事もなくその場を立ち去るだろう*]
―― 回想:ウェルシュ謀反の知らせを聞いて ――
[ウェルシュが敵を庇ったと聞いた時に真っ先に思い出したのが過去に交わしたロー・シェンとの会話だった。
信用に値する動きをする男、自分の中でのロー・シェンの評価はこうだ。
その彼がウェルシュの処置に殺害を持ち出してきた時。
ウェルシュが殺される事も、それを同じ仲間であるロー・シェンの手によって為される事も。
どちらも見たくないと感じたと同時に。
殺されても仕方がないとも感じたのだ。
彼の行動は優しかったと思う。
即座に武器を振り下ろし、その命を絶っていてもおかしくはなかったのだ。
ただ一人の行動で多数の犠牲が出る事も有り得たのだから。]
――――――…。
[結局はラートリーに追従する形で綺麗事を吐き出し。
見たくない事から目を背けてしまった己の汚さに舌打ちをする。
これでは信用される事はないだろうし、信頼など以ての外としか言えない。
全てにおいて中途半端な自分が堪らなく嫌になる。]
(キアラ…俺は軍人としてお前を……。)
[倒さねばならない。
なのに軍人にはなりきれず、ただの幼馴染として対峙する事になれば。
この武器を奮う事が出来るのだろうか*]
/*
マリー落ちかぁ。
こっちがウェルシュ・マリー落ちて、あっちは一人も落ちはなしだけどジークムントがほぼ落ちも同然(今のところ
ジークムントには脱出したらと言いたいけど、人数差的に言いにくいなこれ。
でもずっとソロールってのもね…。
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