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[>>294>>296相手の言葉に男は勢いを削がれる。]
……?
兄との友情は偽りではなかったというのですか?
[けれど、彼は副長を殺そうとした。
彼自身の手によるものではないかもしれないが、カシムの命を奪った。
だから彼は許してはならない”敵”なのだ。
そう自分に言い聞かせようとするが、拳銃を握る手には迷いが生じた。]
/*
……時間軸迷子です。
オズワルド→アレクシス→リヒャルト→ライナーでいいの?
それともライナー→ライナーなんでしょうか。
[>>322兄との友情を肯定する砲術長の言葉に男の心は揺さぶられる。
彼にとって兄は大切な存在であったのだろう。]
――…っ。
[自分は死んだ兄より劣るから、兄のようになるにはもっと努力せねばならないと。
他に気を移している場合ではないのだと。
見えぬ目標に届こうと必死で手を伸ばそうとするあまり、仕事以外の事は殆ど考えてこずに生きてきた。
実家も安息の場ではなく、母の件で心を鈍化させてしまった男は友人を作る事をしなかった。
関わろうとしてくれた人はいたのに手を取る事は出来なかった。
それは男が必要な時にはいつだって自分の命を投げ出す心算だったからだ。
心を何処かに置けば決断は鈍ってしまう。
けれど何より、これ以上大切に思う者を失うのが怖かった。
なんて自分は弱いのか。――自嘲めいた笑みが浮かぶ。]
[参謀の性別の事には驚いたが、それ程話した事があったわけではなかったので、それ程衝撃は受けなかった。
けれど愛する人を守る為にとはいえ、軍医に銃口を向ける彼を許す事は出来ない。
その思いがどんなに真摯なものであっても、許してはいけないのだと思う。
アレクシスは多くの兵士を救ってきた人だ。部下も、男も彼の手に救われた。
彼を犠牲にするわけにはいかない。――したくない。]
…軍医殿は殺させません。
此方に味方して下さるのであれば、貴方方の身柄に関して父に掛け合ってもいい。
大人しく投降しないのであれば…。
[自分が貴方を撃つ。
男はその意思を込めて再び砲術長に銃口を定める。
相手の方が経験も銃の腕も上だろう。確実に無力化しなければならない。
慎重に狙いを定めていた頃。]
――軍医殿!
[軍医が放った弾は海へと向かい。
彼らを死亡したものと見做す旨を告げた。
それでいいのか。
そう思った瞬間――…]
…っ…?
[先程まで参謀のいた場所を狙撃した銃は、自分でも軍医でもないもの。
内部分裂が起こっているとは知らず、男は目を眇める。]
…っ、やめろ…!
[もう戻れない、と言う砲術長は軍医を狙撃した。
それを見て男は叫び、咄嗟に引き金を引いた。
――狙っていたのは砲術長が銃を構える手。]
[>>399狙撃した直後だった所為か、狙いは外れなかったらしい。
砲術長の声が聞こえれば、男は僅かに顔を歪める。
彼の浮かべた笑みの意味は男にははっきりとは分からなかった。
何とか拳銃を手放させる事が出来たものの、まだ向こうには参謀がいる。
男は油断なく銃口を砲術長へと向けて。]
……投降を。
[男は二人に告げた言葉を繰り返す。]
[>>390負傷した軍医が砲術長に撃たれた箇所を抑えているのは目の端で確認し。]
仲間が…?
[少数精鋭で結びつきも固いものだと思っていたので男の顔には驚きが浮かぶ。
内部分裂とは密偵の方にも多少の混乱があったのだろうか。
狙われたのが参謀であり、軍医を撃つ直前の砲術長の言葉を加味するならば、恋人と共に生きようとする砲術長への制裁か。
やがて彼を止めると言って、再び軍医が銃を構える気配。
――引き金は引かれた。]
[>>415軍医の放った銃弾は砲術長の下腹部を貫く。
撃たれた衝撃で傾ぐ彼を見れば、思わず一歩踏み出して。
けれどシャツに紅を滲ませる彼は踏み止まり。
愛しい相手を右手で抱くのを、男は息を呑んで見守っていた。]
……っ。
[縺れるようにして船縁へと向かう跡には、点々と赤い花が咲く。
これ以上彼に銃を向けるつもりはなく、男は銃を下ろす。
――持ち慣れた鉄の塊が酷く重く感じた。]
――!
ま…、待って下さい!
[やがて彼が何をしようとしているのかを把握して、駆け寄ろうと足を動かした時にはもう遅かった。]
砲術長、参謀…!!
[>>418男が船縁に辿り着く前に水音が響き、海面が赤く染まる。
艦の壁面に手を掛けて身を乗り出し、叫ぶ声は空しく響いた。*]
/*
相談まともの入れなくてごめんなさい。
能力処理とか見にいってたら頭ぱーんしておりまして。
首無さんがこっちに来るのなら、自分吊りでもいいのですが。
/*
処刑投票>占い・呪殺>絆占い>襲撃先決定>護衛対象決定>襲撃処理
だから、恋陣営どちらか吊ると恋騎士と狙撃手の相打ちも発生しないのか。
ライナー撃たれれば良かったかな…。
それならごたつく事もなかったのに。
/*
そしてでふぉ投票先ウェルシュさんだったんだな。私。
と、今頃気付く。テンパり過ぎである。
他の人は何故ウェルシュさんに入れてたんでしょう。
フラグ分からない…(震え)
見張指揮官附 ライナーは、通信長 カサンドラ を投票先に選びました。
[>>445二人を呼び止めようとする軍医の反応は下腹部への狙撃は意図してのものではなかったのだという事が窺えた。
――言葉通り、救おうとしたのだろう。
男は彼らに向かって駆け出すが、間に合わなかった。>>431
軍医の悲痛な叫びは男の耳に届いた。]
[それからどれくらい経った頃だろうか。
水面を見つめていた男ははたと気付き、軍医の方へと歩み寄る。]
軍医殿、お怪我は…。
[彼が何処を撃たれたかはまだ目にしていない。]
/*
一応振っておいたけど、先生死んでしまうのか…本当にお世話になりました。
カサンドラさんは素敵な上司さんでした。
しかし(最終)甲板組、自分以外皆死んでしまうという…。ライナー精神状態どうなるんだろう。
[――と、声を掛けて男は息を呑む。
>.460這いずって船縁へと向かおうとする軍医の姿。予想以上に重傷だった。]
…っ…、軍医殿…!
無理です。
二人はもう…。
それよりも貴方の傷を!
[それでも彼は船縁へと行こうとしていただろうか。
男は懸命にその場に留めようとする。
あぁ、すぐに止血をしないと。
患部に当てて圧迫止血を図ろうと、慌てて軍服の上着を脱ぐ。
左手の三角巾は邪魔だったので外してしまった。肩がずきりと痛むのがこれが現実だと知らせていた。
それもついでに脇腹に宛がおうとしたが叶っただろうか。]
[軍医の動きが鈍くなり、声を出す気力もなくなってきたらしい。
意識が朦朧としてきているのが分かった。]
軍医殿…、っ…軍医殿…!
確りして下さい!
貴方は此処で倒れていい人ではない筈だ。
[圧迫止血を続けながら男は意識を繋ぎ止めようと必死で彼を呼ぶ。
じわりと目の奥が熱くなり、視界が滲む。]
[――あぁ、どうして。
倒れているのが自分でないのだろう。
撃ち合いになったにも拘らず、自分は一度も被弾せずにこうして無事でいる。]
――…っ!
[>>466知らぬ男の名前で呼ばれて男は目を瞬かせる。
一瞬、母の事が過ったが、不快には感じなかった。]
わか…った。
――助けるから。
だから、お前も生きろ。
[そう紡いだ言葉が彼の呼んだその人に似ているかなんて分からない。
けれどそうしたいと思った。]
[>>476声は聞こえたのか、それとも察したのか。
軍医が微笑むのを見れば男は顔を歪める。
お願いします、という言葉には大きく頷いてみせ。
けれど軍服の下、患部に直接当たっている三角巾は真っ赤に染まっていて、血は止まる気配を見せない。]
……っ。
[囁かれた言葉に息を呑む。
遅れてその意味を理解し、困惑するが。]
……分かりました…っ。
[今にも消えようとしている命を助ける力は自分にはない。
それならせめて、彼の掛けてくれた言葉に誠意をもって応えよう。
男は震える声で了承の意思を告げた。]
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