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魔法教師 ロヴィンは、魔法教師 ロヴィン を投票先に選びました。
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『あなたは死と殺戮に心を支配され、【 帝国将軍 レオンハルト 】と深く憎み合っています。』
って、めっちゃ病んでる感あるよね。
前に仇敵絆もらった時は気づかなかったなあ。文章系で、差とかあるんだろうか?
ありがとう、行って来る。
[ 信じる、と、それぞれに告げる二人に向かって...そう口にした時、初めて ]
(叶うなら、お前達の元へ)
[ 未来の光を守るために、捨てても悔いのない命...と、思い決めてはいたけれど。 ]
(もう一度、戻りたい。)
[ そう、願った。* ]
― デメララ付近 ―
[ デメララに到着すると、夜陰に紛れ、隠行の魔法も駆使して、兵力を測る。それなりの人数が配置されてはいるが、無力な虜囚達を監視してさえいれば戦地に駆り出される事が無いという環境が、駐屯兵達に油断を蔓延させているのが見て取れた。
或いは、ロンリコ陥落の報が、彼らの気楽さを助長しているのかもしれない。 ]
(とはいえ...さすがに侵入するのは無理、か)
[ 可能であれば、先に入り込んで、細工をするなり虜囚を逃しておくなりしたかったところだが... ]
いや...外でも、出来る事はあるな。
[ このままいけば、奇襲作戦が成功する確率は高い。しかし、それはあくまで、このままならば、だ。
ロンリコを落とした軍は、すでに動いているだろう。大半はマンダレーに戻るだろうが、残党狩りをするつもりなら、出入りが面倒で、備蓄も駐留施設も無いロンリコより、デメララを拠点に選ぶ確率は高い。
帝国の...それも戦慣れした援軍が増えることになれば、奇襲に成功しても拠点を維持することは難しいだろう。 ]
必要なのは足止めか。
[ そこまで考えて苦笑が浮かぶ。 ]
全く、相変わらずの貧乏籤だ。
[ ぼやきながらも、男は動き出す。
まずは、川の上流に岩と材木を積み上げた堰を作り水を溜めておく。ロンリコ方面からデメララへ至るには、必ず渡河が必要だから、そのタイミングで溜めた水を解き放てば人工の土砂崩れが押し寄せてくるという仕組み。
更にデメララ手前の街道を塞ぐ形で、魔法で広く深い穴を掘り、穴底に枯れ枝の櫓を組む。溝の上を、踏めば崩れる程に作った土の蓋で覆えば、巨大な落とし穴の出来上がりだ。蓋の強度は魔法で調節可能だから、帝国軍の到達前に崩れる心配も無い。
落とし穴に嵌ったとしても超人兵の力であれば這い上がる事はできるかもしれないが、同時に魔法の炎を放って枯れ枝を燃やせば、煙と炎に巻かれ、容易には逃れられないだろう。 ]
[ たった一人、宵闇にまぎれながらでも、魔法を使えばこの程度の土木工事は一昼夜で終わる。 ]
あとは、時間との勝負か。
[ 罠だけで稼げる時間は知れている。デメララの制圧が完了していれば良し、完了前に帝国軍が現れることになれば、最後には身体を張っての時間稼ぎも必要になるだろう。 ]
頼むぞ、雛鳥共。
[ 待っている、と、別れる度に投げられる声が、また聞こえた気がして、男は空を見上げた。** ]
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そういう意味ではドロシーにやられるのもありっちゃありなんだよな。仇敵絆が色々強すぎて、どうしても、そっちに引っ張られるけど。
― デメララ近くの川 ―
[ それは、即席の橋が川の両岸を繋ぎ、兵士達がその橋を渡り始めた直後。堤を切るための低い詠唱の声は、水音にまぎれてほとんど届かなかっただろう。その代わりに兵士達の耳にはっきりと届いたのは、上流から迫る土砂の迫る轟音。
それが自然に起こった土砂崩れでは無い事は、土砂の中に、角を尖らせた岩や、巨大な槍のように鋭い先端の木材が混ざっていることで、知れただろう。
すでに渡河を終えた者、或いは急いで橋を渡りきった者が、橋にぶつかり溢れ出た土砂から逃れようと走れば、その先には落とし穴が待っている* ]
― 15年前/マンダレー ―
[ それはまるで、見世物興行の立ち回りでも見ているのかと錯覚するような、非現実的な光景だった。 ]
...強い。
[ 首都の魔導師団のうち、この頃、まだ分隊の隊長だった、アーノルド・ブルバードが率いる隊は、武術訓練にも力を入れていて、魔法を使わずとも首都最強であるとの呼び声も高かった。 ]
親父殿!
[ その魔導師達に魔法を使う隙すら与えず、圧倒的な力と身のこなしで血路を切り開いた男は、アーノルドの放った魔法の拘束すら一刀の元に断ち切ってみせた。>>73
それが相手を倒す攻撃ではなく、拘束のための術で、かける力を加減されていたとしても、今まで、そんな真似をしてみせた者は一人もいない。 ]
くっそ!!
『待て、ロヴィン!!』
[ 父の制止の声を振り切って、飛び出したのは、怒りから、ではなかったと思う。
ただ、体の内から湧き上がる正体不明の熱に突き動かされ、強者の余裕を見せて、逃げ去ろうとする男に挑みかかり......当然の結果として、あっさりと蹴り飛ばされ、そのまま意識は暗転することとなった。>>75 ]
...魔法を使わなくても、あんなに強い奴がいるんだな...。
[ 意識を取り戻し、蹴り飛ばされた時に骨折した場所に治癒魔法をかけてくれた父親の前で、そう呟きを落とせば、父は複雑そうな顔で「そうだな」と頷いた。
その表情には、暴漢を目の前で取り逃がした悔しさだけではない、別の何かが、含まれていたような気がしたのを、男は今でも、はっきりと覚えている。** ]
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15年前のを頂いたので、墓下で出そうかと思ってたやつを、ここで小出しにしとくテスト。
仇敵絆は、実はおとんの代から続いていた?!
[ そうして、男が次に動いたのは、夜明け前。 ]
始源の熱 紅蓮の光
逆巻き 渦巻き 踊り狂い
灼熱の嵐となれ!
[ 詠唱と共に、穴の底を照らすために掲げられた火が、大きく燃え上がり、炎の翼持つ鳥のように舞い上がって落とし穴の底の枯れ木へと飛び込んでいく。
枯れ木に燃え移った炎は、渦を巻いて燃え上がり、瞬時に炎の壁をそこに出現させた。 ]
さて、これは無茶のうちかな?
[ 詠唱を終えると同時に、男は岩陰から飛び出し、南へと飛翔する。その姿を捉えた者には、南方の森に逃げ込むようにも、見えただろうか? * ]
― デメララ南方 ―
[ 目算通り、逃げた男を帝国兵達は追ってくる。>>111 どうやら生け捕りを狙っているらしく、弓矢の狙いが甘いのは幸いだった。]
一人では無い、と思ってくれたか。
[ 恐らく、こちらを捕らえて仲間の居場所を吐かせようという算段だろう。そう思ったところで、鉱山の方向で炸裂した光と音が>>79、男の耳にも届いた。 ]
始まったな。
[ 追ってくる帝国兵は、デメララの異変にどう反応するか?と、様子を窺えば、どうやら、すぐに援軍に走ろうという気はないらしい。それほどにデメララ駐屯部隊の腕を信じている...とも、思えないが、こちらにとって好都合には違いなかった。 ]
― デメララ南の森 ―
[ 森の中に入ると、高い木の枝を蹴りながら飛ぶことで加速をつけて追っ手との距離を開ける。このままでは逃げられると思ったのだろう、今度は本気で撃ち墜とそうという勢いの矢が飛んできた。その幾本かは男の身を掠め、肌を裂く。 ]
慈悲深き陽光よ
我が身を 癒しの光で包め
解き放たれし 自由なる疾風
天地を切り裂き 切り開け
[ 陽光を浴びる限り持続する癒しの魔法で傷を塞ぎながら、風を呼ぶ詠唱を重ねると、一陣の風が身を切り裂く鋭い刃となって、追撃の矢を落とし、追っ手の兵達の足元を吹きぬけた。
不意をつかれた幾人かは足首を切り裂かれたかもしれないが、この術の主たる目的は兵を直接倒す事では無い。 ]
恵み深きもの 母なる大地
大いなる胎動を 我に伝えよ
[ 一度地に降りて、詠唱した呪歌は、周囲の大地を一瞬だけ、地震のように揺らすもの。
ゆらりと、地面が波打った瞬間、先の風の刃で根元を切断された樹木が、ぎしぎしと音を立てながら一斉に倒れ、帝国兵の頭上を襲う。** ]
― デメララ南の森 ―
[ 男は自分の魔法の限界を知っている。超人兵を一撃で倒す力はなく、広範囲の殲滅魔法を使う事も出来ない。
だから、堰を積み、枯れ木を燃やし、樹木を切り倒して、足止めに徹していた。
故に、倒れた木々に帝国兵が素直に埋まってくれたのは>>133、予想外の僥倖と言える。 ]
(なるほど、《ウル》の効果時間切れ、か。)
[ 足止めの成否を確かめたら、すぐにまた離脱しようと考えていた足を止めたのは、足止め以上の役目をここで果たせるかもしれない、と、考えたことがひとつ、もうひとつは、部下を抑えて前に出てきた男、帝国の死神が、教えた覚えの無い、自分の名を呼んだためだった。 ]
帝国の死神に名を知られる程、暴れた覚えはないんだが。
[ サーベルの柄を握り、油断なく身構えながら、口を開く。問答無用で斬りかかる様子が無いのは、こちらを侮っているのか、やはり生け捕りを優先しようとしているのか。 ]
未来がどうなるかは、常に不確定だ。
それに俺には、まだ、教え子達を助け出すという役目が残っている。
[ 何を抗うのか、という問いに>>135淡々と答えたのは、教え子がデメララに囚われているなら助けようと、教師が動いているのだと思わせるよう、ほんの少し真実を後ろに隠した言葉。
次いで覚悟を見せろと言われれば、僅かに唇を歪めて笑い。 ]
《ウル》が無ければ何も出来ない輩に、覚悟を問われたくはないな。
自由なる風 緑の息吹を渡り
我は行く 疾風の道
[ 煽る台詞と同時に地を蹴り、呪歌に喚ばれた風を纏って跳躍する。空中で抜き放ったサーベルを一閃すれば、かまいたちのような風が斜め上から死神を襲った。
相手が風すら切り裂く技量があるのは承知の上、真の狙いは弾き上げられた丸薬を吹き飛ばすことだ。* ]
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ちょっとね、ドロシーちゃんと、皇帝の悪だくみが怖いんだけど。
いや、最終決戦闘技場とか、確かに盛り上がるだろうけどね?
俺死んだ後に、フレデリカさらわれるとかだと、最後のリヒャルトの負担が半端なくない?
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あー、うん、生存退場で捕まっとくのはアリなのか?
ちょっと流れ次第で検討しよう。
英雄側も人数少ないからなあ...
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