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奇数ならイェンスを知ってることにして偶数ならしらない感じにしなさい
アッハイ振ります 4(10x1)
[兄に促され川辺へと降り立ったてもなお、>>*55
どことなく呆けたような表情を少しの間は浮かべていた。
「夢であって堪るか」と確かに言われたはずだったのに、>>*54
地に足のついた感触はちゃんとあるというのに。
こぼれた雫をぬぐう様子をまじまじと見て、
約束を覚えていたことをはっきりと示す言葉を聞いて、
――ようやく表情に力が戻ってくる。
すべては夢ではなくひとつなかりの現在の内にある、
つまりは泣きまくったのもまあ見事に現実というワケで……]
―― 『神魔の領域』・滝のほとり ――
ええっと、ちょっと待ってね、積もる話はあるだろうけど、
[抱きしめ合っていた状態から離れるや否やそう言いおいて、
川の水で最低限顔を洗うゾフィヤであった。
ハンカチは宝石の花を包んでいたものの他にもう一枚持っていたから惜しみなく使い――
ひと心地ついた頃に聞き覚えのある声を聞いたのだった。>>5
その声を運んできた青のきらめきは、気まぐれな風のように声が途絶えたとともに消えてしまう。>>4
同じ花を持つものと相まみえてそれで『終わり』とは、確かに素直に思えなかった。
そうだとしたなら伝承が「願いを叶える」以外のことをろくに語らないのに反して、柔すぎる。
とはいえ人探しが終わったと思ったらまた人探しとは――
頭を抱えたくなったのも束の間のこと]
ん、……うん、いいよ。
[兄の言葉に頷いて意志を示した。>>11
いっしょに戦う、という]
せっかくわたしに「勝てっこない」って言わせたんだし。
わたしの分までヴェルは思うがままに願えばいいよ。
……って言っても、もともとたいそうな願いなんて持ってなかったんだけど。
[さらりとそんなことを口にしたが表情に陰りはない]
だいじょうぶ、……わたし、ヴェルを助けられるから。
[今願うことはといえば。
今度こそ、遠いあの日に為せなかったことを為せればいい。
わたしの目の前で大事な人が傷つくのを、わたしの手で止められればいい。
その時こそ本当の意味で、自分の力を誇ることができると思うから]
―― 川沿いを行く ――
[川沿いを下ってみるというヴェルの案には特に反対することなく、>>39
滝壺に落とした弓を拾ってから彼とともに向かうことにした。
二輪車を乗り捨てたのは回収する時間を惜しんでのことだ。
おそらくこんな伝承の地で本格的なモーターチェイスなど起こらないだろうし]
…………対なる花とか言ってたけど。
わたしたちみたいな人がごろごろいるんだろうねえ。
[歩きつつ、時折当たり障りもない話題を振るのはゾフィヤの方ばかりであった。>>40
たとえばこういう、容易に導き出されるであろう推測。
さすがにすべての二人組が、
自分たちのような少なからず複雑な事情を抱えているとは思ってもいなかったけど]
[訊きたいことはいろいろあった。
とりわけ鋼鉄の四肢のことだ。
経緯に興味があったのはすでに過去の話。
今はどう思っているのかが知りたかった。
……求める答えが得られないことは分かっている。
彼はきっと手足をうしなったことで、片割れたる己を責めはしないだろうことを。
でなければあんなにあっさりと、幼い時によく聞かせていた言葉を口にはすまい。>>12
かつてと変わらぬ言葉に心を揺さぶられながらも、
それでもこのまま際限なく甘えてしまいたい思いもある。これも大いなる矛盾だ]
(どうにも明るくないことばかり浮かぶ……。
いっそ突然誰か出てくればいいのに、……って、)
[物思いにふけっていればいつの間にか周囲の景色は変わっていた。>>40
どうやら順調に下流へと向かっていたようだ。
のみならず、自分たちとは異なる二人組の姿を見とめることもできた。>>46
―――ホントに出た。
呟きは胸のうちにのみとどめて、
ヴェルと黒髪の男の人のやりとりを聞いていた。
軍人と傭兵の関係のもと幾分かやりあっていた間柄らしい]
ふうん……、
[物思いにふけっていればいつの間にか周囲の景色は変わっていた。>>40
どうやら順調に下流へと向かっていたようだ。
のみならず、自分たちとは異なる二人組の姿を見とめることもできた。>>46
―――ホントに出た。
呟きは胸のうちにのみとどめて、
ヴェルと黒髪の男の人のやりとりを聞いていた。
軍人と傭兵の関係のもと幾分かやりあっていた間柄らしい]
ふうん……、じゃあ、どっちにしろ敵じゃないの。
[浮かんだ思いはいうなれば安堵、であった。
戦場と戦う理由がそっくり別のものに変わっているだけだ。
ならばヴェルも余計なことを気にせずやりあえる……はずだ]
んー、
……どういうつもりで寄越されたのか興味はあるけど……、
まあ、そういうのは後だよねぇ、あと。
わかりやすくていいことで。
[問答もそこそこに誘いをかけるヴェル、乗る黒髪の軍人。>>59>>67
こうなることはわかっていたと言いたげに細く笑う。
ヴェルと黒髪の軍人が一対一となるならこちらの相手はおのずと決まる。>>60
声がかけられればぱちり、と視線を合わせて]
よしっ、頼まれたよ。
[心配などかけぬよう明るい声をあげた。>>60
やがて男二人が広い方へと場所を移せば、
残るのはゾフィヤと、黒髪の軍人の人についていた茶髪の女の人のみになる]
……それじゃあ頼まれたからにはきっちりお相手するよ、
特に因縁も何もありはしないけど……、
[告げると同時に手にした弓にひとりでに弦が紡がれていく]
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いかん 激重感情に支配されログを推敲しようと思ったら回想になんかを焼かれ今はキャラが迷子になりそうになってる
あれかシリアスすぎる反動で胡乱になりたいというのかー! やめるんだ!
[そうやって>>104声をかけたのは、ちょうど女の人の視線がこちらに向いた時だった>>108]
…ええと。準備はよさそうだね?
わたしは、いつでも。
[よさそう――と判断したのは、
彼女の持つ武器(なんらかの長物だろう)が、すでにその刃をむき出しにしていたからだった。>>107
ヴェルに声をかけた時の明るい響きはどこへやら、
緊張感を帯びた声でもって告げると弓を向ける。
既に右手には矢が一本挟み込まれている]
こういう時はまず挨拶なんぞするものだろうから、
まずは挨拶代わり―――いくよ。
[白い羽根が降り落ち、矢は白い光を浴びる。
弓引く動きに合わせ、加速の力を得た矢は相手に向かって真っすぐ突っ走った]
コード:リピート。
[行きつく暇もなくゾフィヤの手元で“真っすぐ射られた”矢が反復して顕れこれまた茶髪の彼女を狙う。
同じ位置を狙った二連射だ*]
―― 『神魔の領域』・川エリア ――
[やはり準備はできているようだ。>>128
ゾフィヤの問う声に頷き、「始める」ではなく「続く」と紡いだ相手が指さしたのは、
すでに戦いを始めている男二人。
首だけそっちの方に向けて戦いを追うことしばし]
……、そうだね。
[その瞬間だけは確かに、緊張が和らいだかのような静かな笑みを浮かべていた。
これはわたしの戦いであるが、同時に「わたしたちの戦い」でもある。
相手の女の人も同じようなことを思っているんじゃないかと思ったから]
[最初の矢がさばかれようとも二の矢がある。いや「あった」と過去形にするべきか。
相手が蹴り上げた長物の柄とぶつかったことで期待通りのダメージとはいかなかったのを見て、
素直に目を丸くする>>*75]
反応されちゃったか……。
けっこういけると思ったんだけど。
[そう返しながら再び矢を撃たんとする体勢に入っていたが、]
っ!
[返された挨拶を目にするや即座に翼をはためかせ飛び上がった。
無理もない話だ。柄が地面を叩く音とともに、川沿いの砂利が意志を持つかのように空中に浮かび、とどまり、
相手の得物を振る動きに合わせてこちらへと襲いかかったのだから]
ええー、……挨拶にしては派手過ぎない?
[横ではなく上へと逃げた後、ぼやくような言葉を口にする。
この世界には砂をかけて目つぶしを狙うという戦法もあるにはあるが、
目つぶしというには規模が大きすぎる、そんな一手を目の当たりにして。>>*76
ともあれ、飛翔直後の不安定な姿勢から急くように先程と同じ加速された一矢を放つ。
単純に、武器を振った直後の体勢が不安定であろうところを狙わんとする形だ]
武器が長い分、戻すのも遅い……と見るけど?
[ゾフィヤは――別段翼を隠すことなくこの場に赴いている。
なればこそ「飛んで避けられてしまう」程度の可能性、相手も考えていると判断したのだ。
ゆえに相手の間隙をつくような攻撃をすることを求めた。
とはいえ急ぎすぎたためか、放った一矢は相手の得物の柄にまたも軌道をそらされ、
手ひどいダメージを与えるには至らなかったが]
[さては己に課せられた試練はこれか、と思わずにはいられなかった。
術の媒介でにも使われているであろう、あの長物をどうにか無力化する手はあるか。
答えは是、だ。だがそのためには、
相手に直接触れることで発動する術の力を借りる必要がある。
ならばまずは下準備といこうか――]
それっ!
[地に足はつけぬまま、弓の構えはそのままに。
相手を見下ろす位置からの射撃には先程までの連続性はない。
足元を狙ったかと思えば相手の得物そのものを狙うかのような一矢も混ざる。
翻弄するように矢を放ちながら、
地道に相手との距離を詰めようとしていることに、相手する彼女は気付いただろうか*]
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昨夜まとまらなくてお仕事行く前にまとめるのもだんねんしちゃったんだけど寝かせた(?)おかげでなんか笑ったあたりの言語化はできたのでよかった
(寝かせる前はほんとにただの「我知らず笑った」って感じのロルだった)>>159
―― 『神魔の領域』・川エリア ――
[ほほえましくもある、なんて思われていたとは知る由もないゾフィヤだが。>>163
自分たちが相対している二人組の間の絆については興味深く思っていた。
手練れの軍人からこの場を任せる相応の信頼を向けられている彼女。
だが返した言葉にはややぎこちなさがあった、ような。>>108
ワケありの気配は漂うが悠長に訊く真似はしなかった]
わたしは彼に力を貸すと決めた。
言うなればもう、わたしのために戦っているわけじゃあないんだよねぇ。
わたしと彼の戦い、これはその……一歩。
[その言葉にしっかりとした頷きが返ってきたなら、こちらも頷き返そうか]
…… おっかなかった? さっきの?
悪いね。
[>>*102さっきの、とは最初に放った二連射のことだ。
あまりにも詫びにならない言葉を放ちつつ考えたことはと言えば。
連射数を増やして狙い続ければいずれはほころびが生まれるかもしれないが、
無限に連射できるわけではないのでやはりほどほどにしておくに限る、というものだ。
ヴェルとの戦いで多少の無茶は強いた。その後ろくに休めた気もしない]
[相手は矢を避けることに専念しつつ、さりとて大きく距離を開ける様子もない。>>*103
接近狙いにも気づいていない様子とも見た。
つまり少しずつ接近するという狙いは叶っていたわけで]
……時のしるべをここに。
[長物の間合いぎりぎりまで近づいたなら、
矢を射るのをやめて一度大きく翼をはばたかせた。
僅かに広げた右手に橙色の羽根が降り注ぎ、
奇怪なかたちの剣をゾフィヤの手の中に生み出す。
いや――それはもはや「針」と言った方がいいのかもしれない。
時計の針に似ている、そう思えるかたちをしているのだから。
直後、羽ばたきが生んだ風に乗りゾフィヤは空を翔ける。
相手の懐へ真っ直ぐ飛び込むようなコース取りをしながら、改めて右手に持った針を強く握りしめた*]
―― 『神魔の領域』・川エリア ――
[それはまっすぐな宣言だった。>>181
彼のために戦うという――まっすぐにして切実な]
なあんだ、やっぱり大切ってことじゃん。
…直接言ってあげればあのひと、よろこぶかもよ。
[ヴェルだったらきっと喜ぶよねぇ、などと思いつつ勝手なことを言ってのける
浮かべる表情は真面目なもの。揶揄う意図はないのだ。
やっぱりワケアリそうだ……と思ったのはさておき]
物騒かあ。
「戦いは数だ」っていうこわい師匠の教えがね、あったんだけどね……。
[弟子としてのゾフィヤは師と仰いだ相手の教えにわりと忠実であった。>>*118
能力的にもそれを再現しやすい、という強みを生かした結果でもあったが、もちろん。
閑話休題。
さりとてその教えを脇に追いやる形で手加減するつもりなどないのだが。
それは相手も分かっていることだろう。少ない言葉のやりとりから実直さはうかがえていた]
即席の盾……でも作ったつもり?
[飛翔しつつ、ただでは攻めさせてくれない相手に声をあげる。>>*119
相手の左手の泥土が練り上げられたもの。
飛翔の勢いは極力殺さぬまま、
それの隙間をついて針を相手に突き刺そうとする*]
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