情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
老騎士 ナネッテは、元農家の王様 メレディス を投票先に選びました。
[弓騎兵400を先頭に、そこから距離をおいて後方に重歩兵隊500。その歩兵の左右に騎兵100を半分ずつに分けての配置だ。
弓騎兵隊と、愛用の鎧と額宛てをつけ、ハルバードを背に負うようにもつ将が率いている姿、それがマルール王国が見る最初の連邦軍の姿となるだろう]
(哀れなのか強かなのか、いまいちわからんな)
[結局この騒乱。何がどうあれ自国の力で解決できなかった。こうして血縁を結んでいるとはいえ、他国の兵を呼び寄せている。
国民は失望したことだろう。いや、いつやってきた兵が暴虐の徒と化さないかなど戦々恐々としていてもおかしくはないか]
(戻ったところで貧乏籤ひくなんていうことなければいいんだけどね)
[いまいちすっきりしないことを思っているのは、戦いの最中めんどくさいことを思考しないためである]
まだ静かだね。
[北のほうと南のほうへと、交互に視線を向ける。
まだ敵軍が見えない位置であろうが、異変がないかを都度都度確認するように自らの眼をつかう。
過去にみたことがある光景とそう大差ない。]
ふふ、いつあの、猿《ヴァナラ》の小僧のようなのがでるとも限らないしね。
[ニアミスしてたんですけどね貴女]
― 回想 ―
[女の身で軍務に携わることをよい目で見られることはなく、上にたつことなどほとんどない。
だからこそナネッテは異色であっただろうし、それは王国からしてもそうだったのだろう。
その出来事は、連邦と王国。大国同士が相手の意図を確認しあうような小競り合いのことだ]
あら、運がよかったわね。
[将となる右瞼をざっくりと斬り、次の横撃で首をはねるはずが寸前で、止められる。
若かしり頃のチャールズであり、今も深々と右目に傷痕を残すこととなったマーティンだ。その後、両者と更に打ち合うこと数号をした後。]
ま、ここらが潮時ね。
[男のプライドや意地などというものとは余計に程遠いところにいた故に、目の前の武勲を前にそれはもうあっさりと、拍子抜けするぐらいの撤退に、逆に虚をつかれた。歯噛みするように見送るのを軽く後ろ目にみて撤退した。
その後、両将は、ナネッテが子供をお腹にいれたまま暴れるだけ暴れていったと知り、それから妖怪扱いするようになっていた>>45>>46のは...の預かり知らぬところであった。]
― 中央平原 ―
[そうして中央平原。予定通り開戦の地へと訪れる。遅刻はお互いになかったようだ]
おや、同じようだね。
[眼前に見えてきたのは弓騎兵。報告に騎兵の一人が去っていくのを見送ることもなく、二つあるうちの片方、短弓に持ち変える指示をだす。
どうせ意図は同じだろうと、逃げては追い、追われては逃げるパルティアンショット。]
左右に膨らんで駆けよ!
『イエスマム!』
[ただ同じようなことを考えているといって、同じ行動をするとは限らない。射撃を選択した敵に対して、こちらが選んだのは走駆。
500の矢より射線から逃げるように、あるいはくるのを初めから理解した上での矢が影を踏ますことなく動き出す。
左右に大きく、散開する騎兵を包むような形で、後方の歩兵にいっても構わぬというように、二列縦隊となって200ずつに分かれていき]
[相手は矢を放ったばかり、そして互いに進んだため距離は一気につまり、またすれ違うように離れていくだろう――と、なる前に返礼をせねばなるまい。
左右の弓騎兵は散開しているとはいえ100の一団で動いている手ごろな一隊に向ける。]
放て!!
[左右より、ほぼ同時に、その近さを生かして、曲射ではなく直線の射撃が放たれた]
[走射を終えても馬はかけたまま、すぐに次の指示を飛ばす]
曲がるよ!それ!
[そして自軍よりみて左――南側に位置していたナネッテは、馬首を翻し、北側へと向ける。
北側の弓騎兵と合流とも、相手を囲むため、あるいは囲まれないためか、迅速な指示に呼応するように弓騎兵は平原を駆けていく*]
[そんな前線がやりあっているときに、伝令は走っていき、マルール王国の先陣は弓騎兵隊。その後方には歩兵。戦闘を開始した。等々という報を連邦軍に報せが届くだろう。
それに伴い、ナネッテ率いる中央歩兵部隊も用意をはじめた**]
― 中央平原(進路北) ―
へぇ、ついてくるんだ。
[北へと向かう隊を追ってくる王国の弓騎兵。
指示も出さずにほぼ反射的に退き撃ちに入る後続部隊、馬首は変えずに後ろ向きに射撃をする。
追いかけてくるように放たれる矢と置いてくる矢では置いてくる矢のほうが楽で速度も高い。と、相手がただの追い打ちをするだけなら感想を述べる程度で指示も出さずに各々に任せるつもりであったが]
っと、そこまでは看過できないね。散らばり、できるだけ蛇行するように走りな!
[時期も射線もずらし、別たれて放たれる矢に、さっさと反撃を止めて、避ける行動にだけ従事させる]
若い芽は育ってるってことかね?この年になるとそれが忌々しいというよりもおめでたいと思ってしまったり、どうもアタシは複雑だね。
[挨拶>>104のような一射はハルバードの一振りにより...の身には届かなかったが相応に被害もでたが、執拗に追い回すのではなく、歩兵隊を狙うようだ。
自身もまた前衛の歩兵にちょっかいかけたいところだが、そうもいってられないのが、敵両翼の騎馬隊>>92だ。
自身の南側の弓騎兵隊は進路を街道より北に向けたため、南の騎馬隊はその意図にのらず肩透かしを食らわすこととなっただろうが、北はというと――関心するように目を細める。
慌てることなく一度方向転換をして、一定の距離を保つようにした退き射ちにかかっていたからだ]
ま、騎兵叩くほうがお得かしらね。
さぁ、腑抜けてないだろう?まだやれるね。
『イエス!マム!』
[騎兵一騎に対して歩兵は三人から五人。そんな実利的な感覚と、中央にいくには南側の騎兵も気になるし、歩兵も突撃をしているならともかくじっくりと構えており、おそらく奥には弓兵も控えているだろう。
そんな実利的な感覚と経験のもと、北側の王国の騎兵を退き討ちしはじめた自身の弓騎兵と左右で挟むように進路をとった]
「騎兵じゃなくて弓騎兵か。ならちょっと散らばっとくか。」
「石は拾わんでいいか?」
「いいだろ、くくりつける時間もなさそうだしな。弩だけ用意しとけよ。ま、そこまで近寄るかどうかは相手次第やけどな、隊形も変えておくか。突撃だけはするなよー。」
「う、ママの訓練っていう嫌な記憶が」
「思い出させるな。吐くぞ」
[弓騎兵が先陣というのを聞いて中央歩兵は呑気にぐだぐだしゃべっていた。
ただ別にしゃべっていたわけではなく。ただひたすらに平常心であったともいえ、中央の歩兵は縦陣でありながら北側は斜に傾くように隊形をかえ、北側後方に騎兵は控えるように位置を変える。
そのままじっくり前進してきてるのが敵先陣>>104には映っただろう。**]
― 中央平原北側 ―
静かね……
[北側の戦場にありながら思案するように視界を広く保つ。
威勢よく攻めてくるわけでもない。手堅いという指揮と敵の総数はそうそう打ち破れるものでもないが、その点について焦燥感はない。じわじわと被害を出し続けるように動けばいいだけでもあるし―――時に、仕掛けるようにタイミングをずらす危うい場面にこそ指示をとばすが、それ以外は戦場をみていた。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新