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…だろ?
[に。と、こちらは面白がるような顔のまま笑んだ>>99
返る視線の鋭さに、刃秘めた光の鋭さに心が沸き立つ]
最後に悪ぃな。
[朝にからかったと変わらぬ軽やかな口調で、
暗に勝利を宣言する軽い挑発を送った]
[くく。と笑った。
友の気遣い>>102には気がついている。
やはり。と思った。
やはり彼を…彼らを選んで正解だった。
この実技試験をもって、八年生の卒業試験は終わる。
それを通過するに、トールとの手合わせを選んだこと。
この男とならばと思ったこと、
今は口にすることはしない*けれども*]
そうだな、作戦会議しようぜ。
明日の朝飯の後にでも待ち合わせるか。中庭かそこらで。
[どう?と視線向けたのは、明日の小さな相棒へ向け。
そうして、友人へとこちらは再び悪戯めいた瞳を向けた]
そういえば、トール…
[顔を彼の耳に近づけ、少し声を潜める]
― 実技試験前日・掲示板前 ―
…っく…。
[予定というか予想通りの素直なトールの反応>>160に、肩が揺れる。
襟首を掴みあげられ、怒鳴られた]
ははははは…っ!
[腹の底から大笑いした。
ジェフロイにやられた打ち身が、痛みを増して抗議する。
知ったことではなかった。ただ愉快だった]
― 実技試験前日・寮 ―
[その日、同居人が戻って来るのは随分と遅かった>>*110
ディークはといえば、既に湿布を貼って寝台に寝転んでいる。
眠っているわけではない。明日のことを考えていた。
幾度も幾度も、場面を置き換えては考えを続けている]
お、おかえ……
[り。まで言い切る前に、いつもの嫌味が降って来た>>*112
毎度ながら、もうひとつの声が聞こえんばかりの言葉である。
が、もうひとつの気遣いは包帯という形で降って来る>>*113
片手でそれを受け止め、にやりと笑った]
あんまり面白いやつがいたんで、つい。
[と、ジェフロイが聞いたらまた怒りそうな説明にならない説明を問いへと返す。
寝台に起き上がると躊躇わずに上着を脱いで、包帯を巻き始めた。
打ち身は既に、随分といい色に変わりつつある。
端を止めて巻き終わると、残りをベリアンに投げ返した]
次は分かりやすいところに…、…は、要らないか。
[礼の代わりに要求を口にしかけて、
それがもう必要ないことに気づいて口を噤んだ。
じきに、この同居人から包帯を受け取ることもなくなろう]
慈善活動って程でもないさ。
楽しみにしてな。
[もう一度寝台に寝転び直しながら、そんな言葉を彼へと投げた。
そうして眠りにつくまで再び、明日のことを思い始めた──*]
― 実技試験当日・寮食堂 ―
[いつもながら、
真面目で丁寧なトールの言葉が寮生へと掛けられる>>234
この男は、本当にいい寮長だと思う。下への気遣いを知っている。
彼の短い演説を聞く口元には、仄かな笑みが浮かんでいた]
ああ。
[友の挨拶>>235に、こちらもごく短く返す。
それ以上は必要なく、やはり他愛のない会話を楽しんだ。
ただ、ルームメイトの声>>263には面白そうに笑うことになる]
おう。珍しいなあ、ベリアン。
心優しいルームメイトのおかげで、加減も上々、
そっちも頑張って来いよ。
[言葉のみで肩を示すことはないけど、
昨夜の包帯を示すとルームメイトには伝わろう。
直接の言葉での応援は多少珍しくも、嬉しくもある。
笑顔をみせ、彼の健闘を祈った]
― 実技試験当日・作戦会議 ―
なるほどな。面白いかも知れない。
最初から前に立つか?それとも踏み出すか?
といっても…それで稼げる時間も、短いだろうなあ。
[と、フレデリカの案>>*157に思案を告げる。
続いて、端的にトールとリエヴルの特徴を伝えていった]
…盾は使えるか?
使えるなら、持つのもいいと思うぜ。
打撃を逸らすにも、ペイント弾を防ぐにも使える。
俺は片手剣に盾を使うつもりなんだが。
[ペイント弾は懐に持つ。
こう告げて、即席の相棒を見た]
弱点……か…。うーん。
あいつらに弱点、なあ……。
[暫く唸る。あまり思いつかない。
そう簡単に弱点をつける相手なら、こうも悩まないのだ]
…そうだな。
まずトールのスタイルは、
ジェフロイを思えばどちらかというと近い。
が、もう少し素直というか…例えば、上手くやればフェイントは効く。
ただ下手なものは、すぐにあしらわれて終わるけどな。
意表をつけば、案外隙は出来るかもしれないな。
あと、面白い。
[若干余計な情報が混じった]
逆にリエヴルは、そういったものへの対処も異様に上手い。
スピードもあるから、フレデリカが警戒するべきはこちらだろうなあ。
リエヴルの弱点は…スタミナか。
あいつを走り回らせられるなら、面白いぜ。
ただ、フレデリカ。先にへばらんように気をつけろ。
[彼の武器はもうひとつ、鋭い観察眼にある。
彼から聞かされる分析>>*103は、ありがたかった。
時に本人も気づかぬことを、あっさりと指摘してくる。
そのおかげで助かったことも随分多い。
が、敵に回すなら…その観察眼こそは脅威であった]
あとはそうだなあ。
敵だけに気を取られないこと。味方に気を配ること。
自分の力量を、最大限効率よく生かすこと。
…ここらが採点のポイントだ。恐らくな。
勝敗も大事、けれど試験も大事だろ?
勝敗だけに気を取られるな。
といっても、まあ…そこら辺の心配はあまりないかな。
大丈夫だろ。
[事情あるらしき>>1:419後輩に、一応のポイントを教える。
ただ懸命に臨むなら、必ずや評価は受けられるだろう。
だから後輩にはそう告げて、安心させるように笑顔を向けた*]
― 練武場 ―
[例によって例の如く、練武場には最後に現れた。
悪びれず対戦相手とチームメイトに片手を挙げる。
そうして、設えられた観客席>>253には低く口笛を吹いた]
お。紅茶つきか?
[練武場の汗臭さに馴染んだ男は、嬉しそうな顔をみせた。
たまには座って茶を飲みながらの観戦も悪くない]
ではよろしく。
[各々へと向けたのはやはり短い挨拶。
シロウへも目顔で挨拶をするに留めて、観客席に陣取った。
それから何やら、茶菓子など食べつつ試合に見入っていた]
― 練武場・現在 ―
さて…、
[そうして最終試合。
ディークは、小振りな盾と木剣を手にしてその場にある。
位置につく直前、緊張の顔を見せる後輩の頭を、
一度がしがしと少し乱暴に撫でやった>>402
視線をあわせて、笑みの形に目を細める]
頼りにしてるぜ、相棒。
[最後にぽんと小さく頭を叩いて、傍を離れる]
[ペイント弾は、自らの懐に忍ばせてある。
盾の形状は腕に固定するタイプの平たいもの。
弾除けでもあり、攻撃に特化して思える相手チームの攻撃をしのぐためのものでもある]
それじゃ、よろしく。
[開始の合図を待ち、漸く教官にもきちりとした礼をした]
ん…?
[密やかな声>>468
それへ顔を向けず、前方のみを見る。
視線をややずらして見遣るのはリエヴルの方。
握手は生憎見ていなかったが、
チームメイトの観察に僅か、目を細めた]
かもな。…試すか?
[口元に浮かぶのは微かなる笑み]
[恐らくはここが器用と言われる所以でもあるのだろう。
ディークは、武器の類を概ね一通り以上扱える。
相手によって装備を変えて対する辺り、
ド器用>*67とはトール本人からも言われたことがあった。
友と視線が交錯する>>477
笑み返す。高揚する。ひどく、楽しかった]
[フレデリカの提案>>*183には、大笑いをした。
それはさすがに意表をつくだろう。
少なくとも自分は、考えもしなかった。
だから是とし、頷く]
じゃあ、タイミングは任せる。
[奇襲はタイミングの見極めが命だ。
それを後輩に任せると宣して、盾となることを了承した]
おう!
[気合の入った高い声>>493に、唇の端が楽しげに上がる。
同時に、瞳の色が鋭くなった。
盾を構え、腰を低く沈める。
抜刀する──…と、見せた]
[トールが木刀を下段から切り上げる>>509]
ったく──…
[試す。と言った>>474
けれどそれにはリエヴルに右手を使わせねばならず、
トールを前にしてはそれも至難のはず、なのだが]
[木刀が空気を裂く重い音を立て振り抜かれる。
それに対するは、同じく抜刀した木剣のはずだった。
が、構えられたのは投げ渡されたペイント弾>>516
開くはずの胴を狙い───]
…そらよッ!
[抜き放つ速さで構え、盾をずらして友に撃ち放つ。
警告>>520と、どちらが早かっただろう]
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