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[その声は、先の光の顕現>>0:32と同じく清らかに。
また同じく絶対者の響きで、冷厳として。
音によらず、船操る者らの耳に響いただろう。
人の子の船より砲撃が放たれる。>>122
船の発する輝きが、トラオムングと名付けられし船と、
それに群がらんとする天使たちを覆う───、その時。
高みより放たれた天の裁きが、時ならぬいかずちの如く、
再び天空を目指さんとした人の子の船に撃ちおろされた。*]
[それは天の怒りと呼ぶには程遠く、
なれど悪の軍を払う威光に満ちた、浄化の輝き。
その衝撃に耐え忍び、
或いは天空に突き立った光の先を探した者は見るだろう。
天の高みに輝きて、背に六枚の羽根輝かせる天使の姿を。
その姿は依然として、
人の子の手の未だに及ばぬ天空に *ある* ]
/*
ちょ っとずつ(?)
降りて行きますからね!!!!
あと船とこいつがセットでやばいやつですんでね!!!
を、出しておきたいがどうか。どうかww
あ、あんまり強いと、
お前ひとりでやれえ!!になるので、ほどほど、に。
程々にwwwなんだが、パワーアップイベントのない最初からMAXのラスボスつれえ。加減!!
― 遥か上空 ―
[裁きの輝きに、人の子の船は揺らいだ様子>>173だった。
けれど未だ落ちずそこにある。
再びの裁きを思案するところに──、声が届いた。>>155
空に浮かんだ箱舟、その放つ白い繭の輝き。
あれは再生の繭、あれは終わりの為の眠りの棺。
大天使には、その為に起こるであろうことへの予感があった。
再生には死を。
人の子を救うため、新しく生まれるために。
───── 死は、潜り抜けられなければならぬのだ。]
… …… マレンマ、
[遥かなる高みにて、大天使は愛しき子の名を呟いた。
天の声でも、愛しき子への囁きでもなく。
ただ、ただ心零す響きでその名を呼んだ。]
[誰が知るだろう。
いかに輝ける大天使とて、万能ではないということを。
そう、もしも大天使が万能ならば天の軍勢など必要はない。
誰を苦しめることもなく、大いなる救いを施すものを。
あれは止めてはならぬ。
あれは為されねばならぬこと。
産みの苦しみ。生の為の犠牲の痛み。
……けど、
あれは救いたい、愛しき幼子の苦しみで。]
[人知れず、大天使の涙が頬に零れ落ちた。
雫は滴り落ちることはなく、光となって消えていく。
その向かう先は、今はただ一つ。
命の炎燃やし尽くさんとする、いとし子の傍らに。]
マレンマ、愛しき子。
…─── 良く、やり遂げましたね。
[玲瓏たる天の声が、
今にも命燃え尽くさんとする子の上に降り注ぐ。
その響きは悲しみに揺れることなく、ただ静謐に。]
[天の声響かせる、その傍ら。
大天使の落とした涙は光となり、
倒れ伏し、自らも繭の中に囚われんとする子に添うように瞬いた。
誰の目にも映ることない小さな光は、
やがて幻のように大天使の化身たる姿に変じるのだ。
12年前の夜、幼子を腕に抱いた人の姿に。]
……──── いとし子よ、
[そうして紡がれる繭をも構うことなく、
彼を抱きしめるように寄り添う姿の唇から漏れ出るのは子守歌。
優しい響きは、純粋なる慈愛に満ちて穏やかに。]
/*
wwwww
あの、だらだら書いてますんでね!!!!
テキトーに動いていてね…
五月雨式に落としてる時に表が沈黙している気まずさったら(
良く…、お眠りなさい。愛しき子。
お前が眠りに落ちるまで、私はここに留まろう。
ゆるりとお休み、かわいい子よ。
お前の眠りは安らぎに満ちるだろう。
[囁きかけて、髪を撫でる。
幾度も優しく撫でる手は、幼子を寝かしつけるが如く。]
待っているよ、お前の目覚めを。
だから今はおやすみ、愛しき子。
…──── 愛しているよ。
[告げて、幻が如き化身はマレンマの額へと口付けた。
傍らに添う気配の消えることはなく。
幼子を優しく撫でる手の、休むこともないまま。*]
― 遥か上空 ―
────、追え。
[静かなる奇跡を別として、
天軍指揮官たる大天使の口から次に紡がれた音は、
人の子の船>>211への追撃の命であった。
落ちず、些かふらつきながらも存外機敏に船首を巡らせる船へ、
命を受けた下級天使の一群が向かう。
とはいえ、今はそれ以上の追撃はなく。]
…─────、
[ばさりと六枚の翼が羽搏いた。
徐々に高度を下げ、向かうのは箱舟……いや。
今や光の繭とでもいうべきか。
その方向へと光が下る。]
― 箱舟 ―
[光が降りればその場には、既に光と影の二翼の姿がある。
それらに、大天使は静かな目を向けた。
舳先にある小さな繭、それを目にしても表情の揺らぐことはない。
ただ、場を開かれる>>221に声掛けることもなく、
大天使は真っすぐにその小さな繭へと向かい、手を触れた。]
[触れた先、光の繭からは不思議な波動を感じる。
それは救世主のなせる奇跡。
天の加護と儚い命の輝きと、それらを撚り合わせて紡ぐ、
天使には為し得ない、彼だけの奇跡だ。]
……────、待っている。
[微かに唇が動いた。
そうして繭から手を離して立ち上がり、背後へと視線を流す。]
……… 祈りを。
これは試練の最も深きところ。
神は人の再生のため、この子に仮初の死を与えられたのだ。
…目覚めるか、このまま堕ちるか。
それはこの子次第、人次第。
なれど私は、この子が再び火を灯すことを望みたい。
冬の眠りが破られることを信じたい。
ゆえに助けを。
お前たちの光と影の、生と死の祈りをここに。
目覚めの標となるように…、な。
[それは彼らに明かされる事実。
救いの御子が、未だ完全には死の淵に落ちてはいないこと。
けれど、生も死も未だ危ういところにあり続けること。
封じ込め続ける心の一端、僅かに明かし、
大天使は二人の御使いへ向けて目を伏せた。]
────…、頼む。
力を貸して欲しい。
/*
しんだァ!!!!にしておくのと、迷った けど、けど!!!
まだ死にきってないぞ!!!たぶん!!!
の、方向にしよっかなって……
がんばれー。そしてお祈りとか考えてないぞー
ああ、
[いとし子の声が小さくなってきている。
意識が淡くなり、消えかけている。
けれど、この繋がりだけは。
絆だけは、全て意識が消える去る時まで共にいよう。]
すぐだ───、すぐに迎えに来る。
だから、
あまり…、 寝坊するなよ ?
[案ずる心は笑みの気配に柔らかに紛れ。
優しい響きばかりが、眠りに落ちんとする子の上に落ちた。]
[天の高みから舞い降りた大いなる光は、
箱舟の近くに浮かぶ人の子の翼>>228に無関心なようだった。
それより重要なものがある。
そう言わんばかりに、天使は箱舟へと集う。
無論攻撃が為されればその無関心も破られようが、
今は注意払われぬがゆえに、
その翼が天使らを見つめ続けるも容易であったことだろう。]
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