
407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦
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[砦の元守備兵の中には、男の顔を見知るものがあるらしい。
それもそうだろう。
ダンクラードの演説の折に顔を見たのかも知れないし、それ以前より知るのかも知れないし、或いは砦占拠の折に見知ったのかも知れない。
ともあれ、あれが将だと見て、刃向けてくる果敢なる者らがあった。
男はそれらに向け、…──同胞に向け、迷うことなく槍を振るう。
────がつ。と、槍の穂先が再び敵兵を薙ぐ。
その衝撃に、背から腹に巻いた包帯が湿り始めた。
さすがの軟膏も、この短期間では万能では有り得ない。
男の額に汗が滲む。微かに唇の端が*上がった*]
(306) 2016/02/16(Tue) 15:52:34
― 回想・15年前、州都 ―
[暗闇の中を、少年を庇いながら街路を抜ける。
じきに街を抜ける。声を掛けられたのは、そんな場所だ。
足を止めた男の身体に緊張が走ったのを、少年も恐らくは気づいただろう。
フードから続くマントの下、腰に帯びた剣の柄に手が掛かる。
男はそれを抜かぬまま、相手の名を呼んだ。]
ターリス・ガーウィン。
… 夜遊びの道にでも迷ったか?
[名を呼ぶ声に返す声は、つとめて軽い。
闇は深く相手の表情は未だ見通せぬ。
信に篤く、武には長けた男だ。
この場で打ち合えば厄介だなと、そんな思いが脳裏を掠めた。]
(307) 2016/02/16(Tue) 16:28:49
……─────、
[禍根、と口にする彼>>281は知っているのだ。
今、王宮で何が起こっているのかを。
戯れのように抜き放たれた白刃が、闇に鈍く光る。
対する男はといえば、未だ剣を抜いてはいない。
だが全身が、傍らの少年を護るべく───いざとなれば逃がすべく集中し、緊張に撓められていた。]
… たわけが …っ、
(308) 2016/02/16(Tue) 16:29:14
[ぎり。と、奥歯が噛み締められた。
呻くような声が喉の奥から絞り出される。
叶うことなら、今からでも王宮に取って返したい思いがある。
王宮に引き返し、主たるクレイグを救いに駆けつけたい思いが。
…だが。男はそのクレイグ自身に、彼の息子たるダンクラードを護れと命じられている。その務めを、男は投げ出すわけにはいかなかった。
この少年を無事に逃がしきるまで、戻るわけにはいかなかった。
もしもこの、ターリスが味方してくれていたならば。
彼までもがノイアーの手に落ちていなければと、思う悔しさが、彼の言葉に隠せず滲む。]
(309) 2016/02/16(Tue) 16:32:17
[息を吸い込む。それが声になることはなかった。
素早く背を翻す二人の姿が、再び闇の向こうに消えるまで。
飛び来る矢も刃も声もなかった。
だから男らの耳に、その言葉は音として届いていない。
─── 祈りのような、その*言葉>>283は*]
(310) 2016/02/16(Tue) 16:33:04
/*
大分1日目にやりそびれた宿題を片付け始めているよね…
\俺のターン/
(-147) 2016/02/16(Tue) 16:34:08
― 回想・14年前 ―
………死んだか……、
[ターリス・ガーウィンの訃報は少し遅れて男の耳にも届いていた。
未だ乱の名残色濃く、身辺落ち着いたとはいえなかった頃の話である。
呆気ない死の知らせに、男は黙って口を閉ざした。
怒りがないといえば嘘になる。
当時州都にいなかったコリドラス将軍などとは違い、ターリスは自ら選んでノイアーについたのだ。
主君を裏切り死に至らしめた男への怒りは、今をもって消えることはない。……けれど、]
『──生まれるものは、禍根だけではないと…、』
(311) 2016/02/16(Tue) 17:08:01
[あの日あの男は、確実に自分が何を逃したのかを知っていただろう。
”可能性”を永らえさせた男の心中、全てを知れるわけはないけれど。]
『 夢見る俺は、阿呆かな。 』
… 阿呆が。
[まだ早い、と。
苦い痛みの呟きは、聞く者とてなく平原の風に流れた───*]
(312) 2016/02/16(Tue) 17:08:51
(ターリスにも息子があったはずだが。)
[決起に際して敵となるであろう正規軍側の面々を挙げていく中、ターリス・ガーウィンの名も…正確にはその息子の名前も挙げられている。
ツェーザル・ガーウィン。
確かダンクラードより僅かに年上だったかと記憶してるが。
彼もまた、父の志の跡を継いだか…父の意思を知るだろうか。
同じくその父の跡を継ぐオクタヴィアスの元に名を連ねる彼の名を見て、そんなことを思った*ものである*]
(313) 2016/02/16(Tue) 17:09:23
老将 チャールズは、メモを貼った。
2016/02/16(Tue) 17:17:17
老将 チャールズは、メモを貼った。
2016/02/16(Tue) 21:57:18
― クリーク砦 ―
[敵兵の向こうに、淡い金の髪を揺らす青年の姿が見える。
優しげな容姿とは裏腹、凛として響き渡る声に男は顔を上げた。]
──── オクタヴィアス殿!
[声を上げる男の顔には、笑みがある。
面白いことを聞いたというような笑みを刷いて、彼を見遣った。
それを隙と見たか、斬りかかって来た歩兵を槍で薙ぐ。]
(383) 2016/02/16(Tue) 22:18:44
これは、抵抗に、あらず!
[そうして槍を一度、だん!と床に突く。]
(384) 2016/02/16(Tue) 22:19:48
これは抵抗にあらず、我ら信念のための戦いである!
我が主、ダンクラード・ハーゲン・ディ=カルスト・ヴァン・ラモーラル王の為。そして我が祖国、ラモーラルの為!!
この場を武力で押し通らんとするもの、
見過ごすわけにはいかんのだ。
[く。と、男は口髭蓄えた口元を笑みの形に歪め、]
貴方が武力によらず通るなら、お通ししよう。
なれど武により押し通らんとなさるなら、
────武により阻まれるものと知れ!!
(385) 2016/02/16(Tue) 22:21:02
互いに譲れぬ信を武により貫くなら、
武により押し通られよ!
[腹の底からの大音声が、敵大将へと向けられる。
それはどこか、清々しくもあるように。
さりとて命の遣り取り続く戦場、死は、今この時にも生み出されつつあるのだが。]
( …あれは、)
[つと。視線が、一人の傷だらけの将>>368へと流れた//]
(386) 2016/02/16(Tue) 22:21:59
老将 チャールズは、メモを貼った。
2016/02/16(Tue) 22:38:14
…────、
[声の飛び交う間、男は少しの沈黙を保っている。
察するに、どうやらそろそろ大詰めというところか。
ならば殊更声をかけるのも邪魔と思えた故ではあるが、]
(*40) 2016/02/16(Tue) 22:52:45
( … ああ、そうか。)
[ふと思い出す。カークからの情報>>247だ。
確かオクタヴィアスには優秀な情報源が───
恐らくは、心の声繋ぐ者が州都にあろう、と。
であれば、こちらの様子も相手方に伝わっていようと思い直す。
やはり伝えおくべきであろうか。]
無茶はいけませんな。
[だが最初に口をついたのは、こんな台詞だ。
もはや条件反射といった風であるから、仕方ない。]
(*41) 2016/02/16(Tue) 22:53:50
……まったく、どちらも。
[やれやれと実際に見据えているのはオクタヴィアスだ。
あれもまあ、無茶といって差し支えはないと思う。]
オクタヴィアス殿も御自ら砦にいらっしゃいましたぞ。
ゆっくりと持て成したいところですが──…
… あまり、茶菓子も用意出来ませんでなあ。
[時をおかずして、この砦は彼に抜かれるであろうと。
そんな言葉で、今この時を彼ら二人へ伝えおく*]
(*42) 2016/02/16(Tue) 22:54:16
/*
マーティンがすげえ死にたそうにしてて、ずるい。
ずるい!!!!wwwずるい!!!!w
(-171) 2016/02/16(Tue) 23:00:35
/*
wwwwwwwwwくそっっっwww
うめえなあああああwww
(-172) 2016/02/16(Tue) 23:01:10
/*
ディークがかわいい。
うろたえてくれるのかわいい。かわいいww
(-173) 2016/02/16(Tue) 23:06:48
― クリーク砦 ―
[く。と、僅かに上がった口角は隠しおおせたか否か。
叩き付けた意思に負けず返された声>>407、そこに宿る覇気が眩しくも心地良い。
敵と思えば喜ぶ場面でもないはずなのだが、これも年か。
どうも目を掛けた若者の成長が嬉しくて困る。
…やがて来る、ラモーラルの未来の明るさを垣間見るかのようで。]
( ──── それで良い。 )
[と、心に落ちた声を音にするわけには決していかぬけれども。]
(431) 2016/02/16(Tue) 23:25:05
貴殿は……、…マルコ・クロイツ殿かな?
[目前に立った男>>425へ、カークより伝え聞いた名を問い掛けてみる。
彼は歩兵隊の先頭に立ち、兵らを鼓舞し突き進んできた男だろう。
元はウェストマールの正規兵であると聞いた。
先遣隊を任されていると聞いたから、恐らく間違いはないと思える。]
一騎打ちの間、そちらが待てるのであればな。
[横を抜けられるのではかなわない、と。
飄々と笑みなど浮かべて、若き将へと問いを投げ掛け、]
(432) 2016/02/16(Tue) 23:26:36
───それで宜しければお受けしようが?
[時間稼ぎにもならぬ勝負であれば、最後まで付き合うつもりとてない。
抜け抜けとそう言い切って、得物の槍を横に構えた//]
(433) 2016/02/16(Tue) 23:27:57
/*
やー、うちの王様かっけえね。
ほんとこの格好良さはすげえよなあ。っていつも思うよ!w
(-180) 2016/02/16(Tue) 23:32:11
/*
が、がーーーとるーとおおおおお!!!!
扉!!!がんばって!!!!(
(-181) 2016/02/16(Tue) 23:34:46
[その頃。混戦はあちこちで、両軍のぶつかり合いを生んでいる。
サシャの放った伝令>>373は、その合間を縫って駆けていた。
時に敵の刃から身をかわし、切り払う。
伝えねばならない、目前にあるとは別の敵の存在を。
梁での密やかな死闘が決着を見るよりも、扉が開かれるよりも───前に。*]
(444) 2016/02/16(Tue) 23:35:31
/*
wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
あ、あちこちの決着が 早くて、
すげえきょどる。がんばれがんばれ……
はやい。
(-182) 2016/02/16(Tue) 23:36:30
/*
うんうんうんうんwww
うんうんうんうん…
めっちゃ頑張れ。
(-185) 2016/02/16(Tue) 23:39:42
これは失礼。
儂はチャールズ・フォスターと申す。
[男の構えは緩やかなものだ。
横手に構えられた槍は瞬時に動こうが、今はただ握られているかのようにも見える。
余計な力が抜けたその姿勢で、男は若き将へと対峙している。
問い>>450に応じて名乗りを返しながらも、視線は緩むことがない。
気は周囲にも配られている。
ここに在るのは、ただ一人の武人ではない。
男の肩には己以外の兵らの命が乗せられている。]
(457) 2016/02/16(Tue) 23:55:13
/*
サシャの上にカークが落っこちてる図が、大分かわいい
かわいいなそこ!!!!
(-196) 2016/02/17(Wed) 00:10:14
/*
かあっけええ!!!!!!
かっけーーー。素晴らしいわ、いいね。
いいねーーーーー
(-201) 2016/02/17(Wed) 00:24:21
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