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うちの狸爺が…
ああ…実家の話をするのは初めてでしたよね…
実家が、成金の商家なもので。
どこかのお坊ちゃんの実家と、パイプが欲しいんでしょう。
[酩酊もかくやといった有様だった上、思い返せばひた隠した実家関連のことを口にしたようで、後日人知れず赤面したものでした。]
逆らう…?
恋愛結婚なんて今時流行りませんよ、少佐。
[グラスを傾けて、飴色をぐいと飲み込むと。
少佐は居るんですか?>>434とやや踏み込んで聞きました。
その答えは――どういったものだったか今となっては酔いと共にすっかり覚めて遠く記憶の彼方のことで。]
逃げ切る…そんなことを考えていた時期が私にもありました。
――こんな言葉を知っていますか?
[助力を、と口にした上官へ対する口調の箍が外れていることにも気づかず、私はとある言葉を彼女に対して諦念を孕んだ笑みととともに告げました。
家を出ずるより帰らじと思えばまた帰る、帰ると思えばぜひ帰らぬものなり。つまりは、帰らないつもりであっても、自家からは離れられないものなのですよ、と。]
そのご友人は恵まれていたのでしょう。
逃げることを許される環境に。或いは、貴女のような友に。
[少し羨ましく思えます。と言いながら。
上官の言葉回しに何かを感じるということは無く、――或いは。それは他の上官と酒を飲み交わす機会が少なかったからというのもあったのでしょうが――僅かに嬉しく思ったのも事実でした。]
[その後、上官を長らく付き合わせて酒を貪った挙句、翌日酷い二日酔いに襲われて見張り台に立った私の声がアイグル上官が見合い写真を評した「潰れたカエル」になっていたことは運良く彼女には知られずに済みました。]
[*それは、今は無い強烈な写真と共に色濃く残る思い出の話。*]
― 開戦 ―
[海上に羽ばたく鋼の鳥も、翻る旗も、二色。
何時も…以前ならば悠長に警戒をするだけで済んでいたものの、今となっては指示を与える側となって。
母艦に送り出された>>445私は激しい爆音の飛び交う前線に居た。]
最大船速!機関室、出力振り絞れ!
[最早、繕う意味も必要もなく。
私は自船の奥底まで届くように声を張り上げる。]
いいか、私たちが居るこの場所が、この場所こそが。
今この瞬間、世界の中心なんだ!絶対に、引くなッ!
[信じろと、言われた。
自分を信じろ、味方を信じろ、艦を信じろ、と。>>294
ならば、後方からの支援を信じて突撃するだけだ。]
[どこまでも、己の進めるだけ。]
[目先には巡洋艦>>646の他にも砲艦や突撃艦の姿も見られる。
この場合、どこを真っ先に狙うべきか――?]
換装はされているだろうけど、あの船…
[素早い動き、飛び出す砲弾の精度。
あれは南方領域で小競り合いを行った艦船ではないだろうか。
場の混乱を誘うように海上で機敏な動きをする。]
ああ…邪魔だったら! 取舵、思いっきり切れ!
[砲弾が水面に激突して派手に水飛沫を散らした。
隊列を確認する限り、被弾を受けた船は――今のところ、ない。]
[昨日は水雷艇が見事に攪乱されたのだ。
そんな小癪な真似を許すわけにはいかない。断じて。
遠くから指示を飛ばす代将様がどう思っている>>473かは、今や離れた海の上。わかるわけもなく。]
向こうについていくのは厳しいか。
出来るだけ、此方も攪乱させるように動けと、伝えて。
[舌打ちを一つ。
発砲の目を縫って相手方の船舶に近づこうとするも、そう簡単に近づけさせてくれるわけでもなく。
ぐるりと旋回するように、動いて。一旦、様子を見る。]
[操手に激を飛ばしながら、私は母艦からそのまま持ってきたライフル片手に海上を窺う。
右、砲艦の上に見えた人影の右肩付近に発砲。ヒット。
船から二時の方向、複葉機。威嚇射撃。面舵。]
副砲に注意して!
土手っ腹にアケられたら、沈むから。
[眇めた瞳はそのままに、旋回する敵方複葉機の羽を一枚、捥ぐ。
何かを追って行った>>461ようだったけれど、そこまで確認している暇はない。]
水雷は無理して当てようとしなくていい。
だから、近寄ってくる船にだけは注意しておきなさい!
[はい!と威勢のいい返事が届く。
けれども、戦況は思わしくない。返事よりも結果が欲しいのですよねえと敬語の戻った口でぼそり、呟くと。
直後、敵艦から放たれた砲弾が舳先をがりりと削っていった。]
ここはこっちに任せて先に行きなさい。
[それは、脇を泳ぐ水雷艇に指示を寄越した後。
砲撃で揺れた戦場で、ダン、と足を踏み鳴らしてバランスを取り、私は舳先の方向へ向けて甲板を蹴る。]
[前方からめきべきばきと不穏な音が聞こえた。]
[辿り着いてみれば見事に敵船と接吻の間際。
…つまりは、あと僅かに押されれば沈没は不可避となる。]
用意は? …そう。
[けれど、接近中であるということは水雷の範囲内ということでもあり。
尋ねれば、機能不全には陥っていない様子。ならば。]
敵艦の衝突がある前に水雷を速やかに爆破。
――…それでも、止まらなかったら。
…運の尽き、その言葉通りになるだけのこと。 ですね。
[にこり、と笑う。
味方の砲撃に巻き込まれなかった幸運を笑うべきか。
それとも、戦場に散る不運を嘆くべきか。
目の前に見えるのは、唐突で、明らかな"おわり"。]
[水雷の起爆が間に合ったにしろ、相手方の船の衝角が激突すれば船底への浸水はまず避けられず、母艦へ戻っている余裕のある距離ではない。
僅かな。――…本当に僅かな猶予が残されているだけで、数分後、自分の乗る船が数日前にシコン港で見かけた艦>>0:34のように海の藻屑となるのはその事態が訪れる前に既に見えていた。]
[…後は。]
…逃げられる余裕のある者が居るのなら、逃げてください。
戦況を、第三艦隊に。
[手近な乗員を捕まえてそう伝える。
水雷の弾ける音がした。嗚呼、時間がない。]
私は…小生は此処に、残ります。
中佐に預けられた――船ですから。
[急ぐようにと言い含めて私は身を翻す。]
[これで、貴方に一矢報えましたか?お祖父様。
口の中で声と化すことのなかった呟きは潮騒に掻き消え。
がり、がりと嫌な破砕音と水音が聞こえ始めた船の甲板の中央へと揺れに逆らって、歩く。歩く。]
二度と、名前を呼ばれること …ッ、なんて
無いと思って いた、のに――。
[水雷が効果を為したか。
それを確かめることすら難しい。
砲撃は、運良く沈みゆく船に浴びせられることはなかった。]
[約束>>71を――、果たすことはもう出来ない。
果たすつもりも、果たせる資格も、無かった。
…唯、自身の名を示すものを人伝に託したのは。
自分の存在を、報せておきたかったから、なのか。]
…もう、わからなくなってしまったんですよねえ。
温かい昔話は、結局、昔話でしかなかった。
めでたし、めでたしで終わることなんて、なかったんですから。
[それでも、例え託したものが捨てられることになろうと、私以外に私の名を呼んでくれた人>>496が居たのだから。]
――…これはね、ほンの、お礼です。
[船底に開いた穴が如何程のものであろうとも、機関室が発火していない以上は直ぐに沈むことはない。
今更沈む船を上空や何処かから狙撃する必要も、ない。]
[私は比較的揺れの少ない甲板の真ん中まで歩くと、着込んだ軍服の胸元を緩め、喉の調子を確かめて、ひっそりと口を開く。]
[聞こえなくても構わない。届かなくてもいい。]
[ただ、『不羈』と掲げていた故国を。
その心を教えてくれた人>>49を思い出し、旋律を絞り出す。]
[嘗て教えられた短いメロディは海へ出た者からの歌。
それとは異なる、海へ出る者を送る歌詞が存在していたことは、街中で民の声>>51を耳にするまでは、知らなかった。]
[耳を劈くような戦場で、どこまで響いたかは知れない。]
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[私の声が止む頃を見計らったかのように、]
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ところで発言自分の分だけ抽出してきたら一日目が三ページくらいだったのに今日は5ページあるんですが。
独り言含むとは言えなんですかこの落差は!
ごめんなさい海戦とか用語が分からなくてあたふたしてました…とか今更そんなこと言えない><。
[青い水は渦を巻いて]
[私の意識は、アッという間に]
[水底へと沈んで――消える。]
私は、自由に なれましたか?
[声ならぬ声は誰へ届くこともなく。*]
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オフだと言いましたねあれはry
折角なのでごぽごぽしてからお墓に行きます
俺…明日から本気出すんだ…って1dに灰で(多分)言ってたら案の定頑張ることになってしまい、予想通りというかなんというかあれです。
\最初から本気出せよ/
私、今回中佐の旗下で動いて分かりました。
海戦は、誰かの船に同乗すると、やりにくい。
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拙い動きで中佐には大変お世話になり…
墓下から武功を祈っております(メモから抜粋
あと海戦ロールはですね、用語分からないと書けないなと物凄く、思いました。っと、書いて今度こそオフ。
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最後の灰喉で。
>>493この拾い方素晴らしかったです
姓と階級でしか人を呼ばないのは狙ってやってたので大変に嬉しく。
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