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―大広間―
[大広間へと戻れば、マレンマ達がドアを開ける事に成功し、地下へ繋がる階段を降りた後だったか。
男は人が少なくなっている事に首を捻り、辺りを確認する。
>>85コンスタンツェがエレオノーレを探して歩いている。
その様子にどこか違和感を抱きつつも、取り敢えず補給をしようと。
湯を沸かして紙コップの中に注ぎ、顆粒のコーンスープを一人分溶かす。]
…あの。
皆さん、宜しければ。
[その場に誰かいたならスープを勧める。
多めに入っていたので丁度10人分。
不公平になって諍いが起きるのもいけないので一人一袋、というのは譲らない。
後でもう一度倉庫に行けるかどうか確かめなければと思いながら啜った。
水筒を確認したものの、昨日の残りの珈琲は見事に凍っていた。]
[>>100男が彼に向けるのは軽蔑の目。
高圧的な態度に思わずカチンと来てしまう。]
…あの、これ俺が持ち込んだものなんですけど?
倉庫にある物資であるのならともかく、
ベルガマスコ2世様とあろうお方が、一般人の手荷物に手を出すような器量の方だとは思いませんでした。
[顔に浮かべるのは微笑み。
使うのは丁寧な口調ではあれど、それは明らかな抗議である事が分かるだろうか。]
とはいえ、独り占めする心算はありませんし。
皆にちゃんと分配するとお約束して頂けるのなら快く‘提供’しましょう。
…但し貴方方ではなく、クロイツさんに預けたいです。
[自分の持つ薬は一つ。
エレオノーレが新たに薬を作れるという事は知らない。
故にどれだけの人がこれから生き残るかは想像もつかないが、もし自分が死んだ場合、こうした人物が幅を利かせるのは納得できない。
ホルダーに手を伸ばそうとするようであれば、撃つなら撃てと言うように鋭い視線を向けた。]
/*
弱いにねw
どうしてはねっ返ってしまったのか。
と思いつつ、うまい事、銃弾×2消費できんかな。とか思ってる。
PL的にはこのまま捕縛→薬奪われて死亡エンドでも良いですよ?
早期落ちの予定ですし。
落ちる前には多分恨みごとオンパレードになる感じかな。
喋れなかったらト書きで()
[>>104男の言葉にベルガマスコは激高した。
普段であれば上手く回避出来ただろうが、今の男は冷静ではなかった。
残った理性がまだ湯気を立たせているコーンスープの入った紙コップを壁際に遠ざける。]
……っは、
貴方がいるから救助が来る?
貴方の好意で俺も助ける?
そんなの公務じゃない。私事でしょう。
[それが真実ならば、公務の為という言葉はとんだ詭弁だ。
男が向けるのは軽蔑の視線。
振り上げられた手を見ても微動だにせず。]
[ベルガマスコの黄金の銃を握った手は男の頬を強打した。
その勢いのまま、男は床に転がった。]
…っが…ッ。
[鉄の味がする。
口の中が切れたようだ。
ようやく少し冷静になって来た男はぼんやりとそんな事を思う。
口に溜まった血を壁の隅に吐き出して。]
――もしも貴方の裁量で助ける人を決められるのなら、
もしも一人しか助からない場合…貴方は誰を助けるお心算で?
[縋るディルドレを助けるのだろうか。
それとも。
問い掛けに彼は応えただろうか。**]
[>>120問い掛けの後に空いたのは僅かな間。
ベルガマスコが取り合う事はなかった。
それはある程度薬の数を把握しているからなのだろうか。それとも。]
…結構大事だと思うけどな。
[少なくとも、自分の手にはあと一日の分の保障しかない。
その言葉は小さかったので、対峙する相手の耳には届かなかったかもしれない。]
――分かりましたよ。
庶民の食べ物で悪かったですね。
これしかないんですから、口に合わなくても文句言わないで下さいよ。
[>>147ディルドレの冷たい視線にも臆する事はない。
あぁ本当にこの二人のお似合いな事。]
[男は起き上がるとリュックサックを引き摺って来る。
持ち上げて運ぶのは億劫だった。
目の前でリュックサックを開けてみせ、食料を取り出す。]
さぁ、どうぞ。
[2人×5日分。
栄養バーと缶詰を中心とした保存食だ。
それらが入ったそれなりに重量のある袋を無造作に彼らの足許に投げる。]
[そんなやり取りをしていると、>>157マレンマがやって来た。
彼はベルガマスコと男の間に立つ。]
あぁ、マレンマさん。
たった今、ベルガマスコ2世様達に持って来た食料を‘提供’したところです。
何でも非常時なので管理して下さるそうで。
[手を貸してくる彼を見上げ、その手を取って立ち上がる。
傷を隠す事も後ろめたさもない。
下手を打ったかもしれない、とは思ったが。
敢えて口にしたのは彼に証人になって貰えたらと思ったからだ。
貴重な食料の事だ。
聞かなかった事にはしないだろうと。]
…ありがとう。
[気遣いに感謝しつつ、アルミシートと食料が無くなった分軽くなったリュックサックを手繰り寄せ、彼の誘導に従おうか。
紙カップに入ったコーンスープは手が足りないので男は拾い上げる事は出来ない。]
/*
このまま退避出来たら、ひっそりキャンディーとかチョコが別のポケットに入ってたっていうのはありでしょうか。
で、誰かにあげる。
/*
最後にエレオノーレの事心配しながら死ぬって言うのもアリかな。
とか思ってたら死亡ありにΣ(・ω・;ノ)ノ!
[>>190空腹がスパイスとなったのか、ディルドレはすぐにコーン素^プを飲み干してしまう。
移動する途中、背中に掛けられた言葉に振り向いて]
それで全部ですよ。
いいですか、皆で分けて下さいよ。
[念を押すようにそんな事を言って、マレンマと共に移動した。]
[>>191マレンマが二人分のコーンスープを持って、近くの部屋の扉を開く。
中にはテーブルと椅子があり、恐らく給仕室のような役割を担うのだろうと知れた。
マレンマの裏の声までは聞こえないが、言いたい事は何となく想像がつき]
――本当、そうですよね。
あーあ、出すタイミング間違えたな。
皆に分けようと思ってたのに…。
[残す事が出来たのは、マレンマの持ちだしたコーンスープだけだった。
今更ながら、その事に落胆する。]
[>>192男はマレンマがコーンスープをテーブルに置くのをぼんやりと見ていた。
椅子の上にリュックサックを乗せているところにマレンマの鞄から塗り薬が出て来る。]
…エレンの?
――使ってもいいんですか?
ありがとうございます。
[持ち出した者とは知らず、彼女から買った物なのだろうと考える。
そういえば、暫く彼女の姿を見ていない。
薬を作る事が出来るのは彼女だけだから、無碍にはされないとは思うが、心配になる。]
…そういえば、俺も見てないですね…。
――あの、何もないとは思いますが、気を付けて。
[慌ただしく出ていくマレンマを見送って、椅子に腰を下ろす。
頭を冷やして被害を拡大させない為にも、少し休息を取らねばと思った。]
[頬が熱いのは、打たれたところが腫れ始めた所為だろうか。
男はマレンマの残した塗り薬を指で掬う。
凍ってはいないものの、冷えている所為でとても冷たい。]
…てて。
[患部に薬を塗って、ガーゼを当ててテープで固定する。
鏡を見てのものではないので少しずれていたが、気付く事はない。
咥内の出血は何時の間にか止まっていたようだ。]
――ふぅ。
[治療を終えると男は小さく息をついた。
恐らく痣になるだろう。
――それまで生きているかどうかは分からないが。]
[治療が終わった男は、先程二人の前で大きく開いてみせた所為で乱れたリュックサックの中身を整理し始める。]
…ん?
[内ポケットから出てきたのは、小分けのチョコレートが一袋。
――とはいえ、小さな袋なので中に入っているのは10粒程度だ。
母親が入れておいたのだろうか、賞味期限は後1週間である。]
――ま、ばれた時はばれた時かな。
[提供した食料を平等に出す心算はないだろうから、こっそりと他の人に分けよう。
そう思いながら男は小さく舌を出す。
少なくとも男は、人間的に尊敬出来ない相手に対して敬意を払う事はない。
今は平民と貴族の差が絶対的だった時代ではないのだから。
マレンマはスープを飲みに戻って来るだろうから奪われないように守っておかねば。
紙のカップに触れてみると、少し冷たくなってきている気がした。]
……。
[スープを啜りながら、暫く会っていない人々を思い出す。
彼女達は無体な事はされていないだろうか。
ヴェルザンディ。
クロイツ。
コンスタンツェ。
エレオノーレ。
その内の一人が息絶え、
二人がマレンマと契約を結んでいる事を男は知らない。
地下に二人いた事も。]
[体感の時間はどれだけ過ぎたかは分からない。
忘れぬ内に、と男は内ポケットに入った薬を取り出してぬるくなってきたコーンスープで飲み下す。]
…これでおしまい、か。
[命を保証するものはこれでなくなってしまった。
さて、どうするべきか。*]
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