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[頭がぼんやりする この場所へ移動してから
ゆっくりとシュライへ問えば、いつも通り元気な声で返答が]
『ソレは、このフィールドがドクのショウキにミチてるからだヨ!!キはツチにツヨいとはいエ、イマはツチキョウカのジカン エイキョウはアルよ!!』
だかりゃ、頭ぼーっとするの?
[毒の瘴気にやられ、酔った時のようになっている
暫く外にいたからだろうか、微妙に呂律が回っていない
シュライの提案で家の中に入り、休むことにした]
[この一体ではかなり広い洋風の住宅 表札には“来島”という文字が書かれている
父は2(2x2)年程前までこの村の学校で教師をしていた 厳しく、課題の多い数学教師だった
そんな人が、どうして母のような正反対の人と結婚したのか、今でも疑問でならない
リビングのソファにゆっくりと腰掛けると、再びそんなことを考え出す
入口の方から爆発音が聞こえてきたが、ぼんやりとした頭では あぁ、花火かなぁ 等と的外れなことしか考えられず
とりあえず意識がはっきりとするまで休むが、属性の関係もあり、そこまで時間はかからないだろう**]
[暫く座っていると、だんだん頭が冴えてくるのを感じた
もう大丈夫だろう そう思い立ち上がると、広いリビングの奥には2輪の真っ青な百合の花
しかも移動式らしく、うねうねと蠢きながらこちらへ近づいてくる]
えっ……僕、自分の家で戦うの嫌だ……
『タシカ、スクナからずゲンジツセカイにエイキョウあるとかないトカ……』
[肝心のところを覚えていないシュライ
だが、他人の家を目茶苦茶にするよりはまだいい
諦めて司教杖を構えた]
―――
[静かに唄えば1(2x1)体がジェムへと成り果てる
波動の所為で散らかってしまったリビングは、青百合がすべて処理された後に片づけられることとなった
拾ったジェム2つを使えば、体力が戻っていく感覚に
―――そして、このことに未だ疑問を抱いているのである]
ねぇ、シュラ……
『アー!!オキャクサン!!』
[またもやスルーされてしまう
が、シュライが羽根で指し示した先、レースのカーテン越しに見える庭にいたのは黒い霧と戦うヴァイオリンの少年 >>91
あの子は確か、水人形を遣う魔女だ
持ち前のお人好しパワーで、助けに向かうことを決めた]
あ、あの……大丈夫ですか?
[庭に面したサンルームからひょっこり顔を出したのはなんとあの時の勇者ではないか]
い、今助けに行きます………!!
[扉を全開にし、庭へ躍り出てきたのはやはりあの勇者の姿
当の本人はそう思われていることにも、彼がいくつか下の、何度か話したこともある後輩ということにも気づいていない]
[加勢しようと司教杖を構えた瞬間――
ぐらり
重くなる身体 >>#3]
『ピャーーー!!タイヘン!!ツギのゾクセイはキン……シグルドのいちばんダメなヤツ!!』
そうか……だからこんなにだるいのか……
[杖を構え直し、懸命に旋律を紡ぐも、相手へのダメージは少ない
相手は靄なので、杖で殴っても効果は無いことは明白
めげずに歌い続ければ、なんとか1(3x1)体はジェムに変わった]
[残りは3体 ヴァイオリンの子をちらりと見やる
恐らく中学生くらいの体格 こんな子まで試練に参加しているとは
やはりここは大人として生徒を護るべきだろう
生真面目故の粘りを見せたシグルドは3(3x1)体をジェムに変えることに成功
懐からジェムを1つ取り出し、体力を回復させた**]
[黒い霧を1体倒した後に聞こえてきた言葉に、ぽかんとした後、すぐに顔が曇る]
た、確かに僕はアヴェにやられていましたし……見苦しい所をお見せしてしまいましたが……
ゆ、勇者って…………?
[本人が思うに、格好悪い場面を見られていたことと、“勇者”という言葉への疑問を、なんとも勘違いされる言葉と共に送った
その後気を取り直し、3体の霧を晴らすことになる]
[黒い霧が晴れた直後、聞こえてきた怒声 >>157 にびくりとするも、契約者と話していると理解すればふぅ、と息を吐き、続く謝罪と御礼の言葉に答えた]
い、いえ………僕にできることなんて、これくらいなので…………
[頬を掻いてそう告げると、落ちていたジェムを渡された
それに少し躊躇はするものの、彼の思いを無駄にはしたくないと思い、礼を言って受け取った
そして、近づいてきた彼 >>159 の顔に、誰かの面影が重なる
誰だかを確かめようと、顔を覗き込んだ瞬間――]
あ……
[つい、と顔を背けられてしまった >>160
しかし、誰かに面影がある
あぁ、確か少し年下の、よくヴァイオリンの話をしていたあの子に―――
すると、ディアボロスの登場を告げる声
ひらりふわりと舞う5匹の蝶の存在に気づいた為に、顔を背けたのだと1人、納得
貰ったジェム2つを使い、体力と魔力を回復させると、杖を構えた
…………と、ここで後ろ聞こえてくる羽音
そちらへ振り向くと2匹の蜂ディアボロス
その蜂を対処しようと体を向ければ、ちょうど、セルウィンに背中を預ける体勢になった**]
[杖を構えて歌を紡ぐ ブブブブブと嫌な羽音を響かせ、向かってくる2匹の蜂を青の波で迎え撃つ
蜂は3(3x1)
1 2匹ともジェムへ変わる
2 片割れのみがジェムへ変わる
3 器用に波動を避けた]
くっ………
[やはり舞台属性の関係上、波動は弱く、すぐに避けられてしまう
すると、後ろから奏でられる旋律 >>205
見ると彼は所々怪我をしている
ふ、と前を向き、自らも奏で出す旋律
それはまるで 協奏曲]
[彼のヴァイオリンに勇気づけられ、蜂を散らすことに成功した時、蝶は何匹舞っていただろうか
もし残っていたならそれを散らし、拾った蜂と蝶とをすべて彼の手に握らせることだろう]
えっと…………お疲れ様………?
[なんて言っていいのかわからず、そんな言葉をかけた]
[彼に向き直ったときにかけられた言葉 >>205には微笑み]
僕は大丈夫ですよ それより、これで回復してください
[彼が蝶を散らしたのを確認すれば、そっと、2つのジェムを握らせた]
/*
呪 ユーリエ
白 カスパル
首無 コンラート
C狂 セルウィン
共鳴 僕
霊 イェンス?
狙 ローレル
狂神 シェイ?
村 アリーセ
賢 ローズマリー
魔術 ジークムント
ざっとこんなところか
[ふと、白薔薇の根本に何かが落ちているのに気づいた
近寄り、手に取ってみると、それはビーズでできた指輪のようなもの
そういえば小さい頃は母とビーズのアクセサリを作ることにハマっていたっけ
そんなことを思い出し、懐かしそうに目を細めた
拾ったアクセサリを懐にしまうと、立ち上がる
喧騒はいつの間にか止んでいるように聞こえる
セルウィンにこれからどうするかを聞こうとしたところで、またある事を思い出す
それは小さい頃のふしぎなできごと――*]
―ショウの記憶―
[まだ母がいた頃、ビーズのアクセサリを作ることにハマっていた
その日も夜の10時頃まで、ひとり、指輪を作っていた
すると、開け放していた窓から誰かが入ってきた
泥棒かと思ったが、その人―――まるで、騎士のような格好をした金髪の男性は怪我をしていた]
お兄さん………大丈夫ですか………?
[悪い人だったらどうしよう
そう思うものの、その人が心配で、声をかけた]
[声をかけたところで、言語が一緒かどうかという
だが、「あぁ」という返事で、言葉が伝わることに気づき、安堵した
すぐに部屋にあった絆創膏を取り出す
……と、ここで足音がする
父のものだ]
あっ……か、隠れてください……
[小声で伝え、入口からの死角に彼を匿えば、ドアの開く音がする]
「いつまで起きているんだ もう寝ろ」
ご、ごめんなさい……… さっき終わったから、もう寝る………
[そう言えば、ドアが閉まり、足音が遠ざかる
ほう、と息を吐いて、絆創膏を出し、まず目に入った頬の傷へ被せた]
「……お前は、警戒しないのか?」
けいかい、は………少し けど、怪我してる人を放っては置けないので
「……優しいんだな」
……あ、ありがとう……ございます
[暫く、無言の間が続く]
あ、あの……… 僕、ショウっていいます
[無言の空間に耐えきれずに、紡ぎ出したひとこと
彼はその言葉に一瞬、戸惑った表情を見せるが、すぐに名乗り返してくれた]
「ショウ、か 俺はシュウト……あー、じゃなくて、シェットラント」
シェット、ラント……?よろしく
「……おう」
……そうだ、これ
[先程作っていた指輪を手に取ると、彼の手にそっと乗せた]
「これは?」
えっと……おまもり
「……そうか、ありがとな」
[そう言うと、騎士―――シェットラントは立ち上がり、窓から去っていった
ショウの瞳には、揺れる金髪と、はためく真紅のマントが灼きついていた*]
[「ご無事ですか」と「お疲れ様」
2つの言葉が重なり合えば目を丸くし、しかしすぐにジェムを握らせる
いいのですか、と聞かれると、ふわりと微笑み >>243]
先程貰ったので、お返しと言っては何ですが………
[受け取って、回復にあてたのを見ればほっと息を吐く
そして、意を決して問うた答え >>244 を聞けば首を縦に振り、頷く
顔が元の高さに戻って数秒、続く言葉 >>245 を理解して目を見開く]
ぼ、僕でいいのなら……是非
よろしくお願いします
[ぺこりとお辞儀をした後、照れながらも、嬉しそうに笑顔を零す
この勇者、素直に言葉を受け取りすぎる所がある
確かに人狼は危険な存在だ それはシュライからも聞いた
1人で行動するよりはずっと安全だろう
―――それは、セルウィンが人狼ではないだろうと判断しての事でもある]
[一通り落ち着いた後で、彼が名乗る >>247
差し出された手を、そっと握り返し、名乗る]
僕はシグルド、です
よろしく………セルウィン
[緊張しているのか、セルウィンの笑みは少しぎこちない
その表情も、記憶の中の少年と少し重なったが、彼の緊張を少しでも解そうと、微笑み返した]
(……ねえ、シュライ)
『ナーニ?』
(そろそろ教えてよ 全然教えてくれないじゃないか)
『ダッテ、イマはセルウィンくんがイルでしょ?』
(………)
[やはり、はぐらかされてしまう
とはいえ、折角行動する仲間ができたのだ
自分より、相手だろう
再び詮索することを諦めるシグルドであった**]
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