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ま、文句言っててもしゃーねぇ、死なないように全力で行くしかねぇな。
そんで纏まって動くか、誰か先行するか。
どうするラートリー?
[部隊長であるラートリーへと視線を投げ問いかける。
騎竜師である自分かラートリーが前に出るのがいいだろう。
なんせ河では船が足場になり、小回りが効かないのだから。]
アリーセは出来るだけ近くにいてほしいけど無理は言わねぇ。
[一応はお目付け役であるのを建前に。
本音としては目の届かない範囲で何かあっても助けられないのが嫌だから。
出来るだけ手の届く範囲にいてほしいという我儘がそう言わせた。]
/*
攻め手法一つ潰されたのが腹立つのは分かるけど、砦は本陣だからこんな序盤で攻める要素持ってこられる方が困る。
海精軍が易易と裏掛かられる程馬鹿の集団という設定ならともかくとして。
こっち陣営が負け確定なら別にいいんだけどな。
/*
まあ霧の中どうこうって発想が出た事自体が不服なわけだし、その発想が出た原因がただの嫌がらせで本気で考えての事ではない、と描写すればいいんですかね。
[実際のところ指揮官が本気で河を上って進軍してくると考えているかどうかは。
9割嫌がらせの辞令であり、残り1割が本気だろうと踏んでいた。
おそらくはラートリー隊を先行させても後続に続く部隊などないはずだ。
コンラート目線では指揮官は臆病な気質の人物に見えている。
故に異分子の集団であるラートリー隊を嫌っているし、遠ざけたい意思が見えていて。
そして本陣であるこの砦が攻め込まれる事を常に恐れている。
霧の中、万が一進軍されたらなんて、考えたら怖くて怖くて仕方がないのだろう。
などという心理分析をしてはみるが、それを口に出す事はせず。]
そっすね、俺も守りを固める方がより効果的だと思いますよ。
あんたら…えっと、貴方達が砦を守っていてくれたら俺達も安心して進めますし?
[にこりと笑ってマリエッタの提案(>>327)を後押しした。]
―― 軍議中 ――
どうする?
多分だけどね、どうせ後続部隊なんて来ねぇだろうし命令聞くふりして途中で移動すんのも有りじゃねぇかなって。
まあ命令違反でなんか言われたら俺が始末書書くし、すっげぇ嫌だけど書くし。
―― 軍議中 ――
じゃあ、皆で始末書書くって事で。
今逆らったとこでムキになるだけだろうしな、あのおっさん。
取り敢えず河下るだけ下って途中で陸に上がるか。
―― 軍議中・クラタエグス砦 ――
[ラートリーの奮闘(>>344)により、指揮官である男は真っ赤に茹だり。
各部隊長の心は動き、お互いに目配せを交わし、そして通信を交わして頷いた。
つまり、水練に長けた部隊は砦を守り。
ラートリー隊は先行する振りをして途中で逸れる。
始末書、そんなものは適当に誤魔化せ。
海精軍が妙に一致団結した瞬間であった*]
―― 交戦当日:戦場・上空 ――
[軍議では色々とあったが、こっそりラートリー隊のメンバーと話し合った通りに途中で進路を変え。]
んー…見えねぇなぁ…。
[霧は濃霧とまではいかずとも相変わらず森を包んでいて視界が効かない。
ネージュの高度を落として部隊が視界に入るま程度に低空飛行へと切り替え。]
状況は…と、きたか。
[ラートリーと同時に号が耳に飛び込み(>>309)
ちらりと上空を見上げ。]
霧は苦手だけど仕方ねぇな、行くぞネージュ。
[空へと舞い上がるのとラートリーの激を飛ばす声(>>358)が聞こえたのは同時だったか。
その勇ましさに軽く口笛を鳴らし、笑みを浮かべる。
彼女の内心は知らないが、その勇ましさは賞賛に値するだろう。]
―― 回想:軍議 ――
ウェルシュもラートリーも面白い事言うなぁ。
あ、もし書いたら俺が一番目の読者になるよ。
[ウェルシュが何者であるかとか考えた事もないので、何の疑問も抱かずに呑気に答えた。
そのあとすぐに気持ちを切り替える事になるのだが。]
―― 上空 ――
……ああ、行ってこい。無茶すんなよ。
[行ってくると告げるアリーセ(>>384)を止める言葉は喉元まで出かかっていたが。
ぐっと堪えてそのまま見送った。
自らも空へと舞い上がり、ラートリーの言葉(>>378)を背中で受ける。
生憎と途中までしか聞こえておらず、気を抜くなよ、だけ受け取り。
もし聞こえていたらラートリーの考えを聞き返しているところだったのだが。
霧の中白竜を飛ばす。
アリーセが心配な気持ちはあるが、きっと彼女なら大丈夫なはず。
未練にも似た気持ちを振り切り、前方をじっと見据え。]
[薄くかかる霧の中、怒号や鴇の声が上がり。
地上では人が黒い影となって蠢いているのが見えていた。
油断なく視線を飛ばしていると、ネージュが強く反応して。
それは河に近い場所だったか(>>377)]
――――風よ。
[呟くとネージュが翼を震わせて突風を前方へと飛ばす。
その先に騎竜の気配があり、牽制の一撃。
風が届かずともこちらの存在を知らせる事は出来るだろうか。]
風刃の騎竜師 コンラートは、白の剣士 ジークムント を投票先に選びました。
風刃の騎竜師 コンラートが「時間を進める」を選択しました
―――――…っ、
[風で一瞬晴れた霧の向こうにいたのは(>>397)
流石に声は幼い頃の物ではなかったが、やはり面影のあるその姿に槍を握った手に汗が滲む。]
キアラ。
[ただ一言名前を口に出し、相手をじっと見つめる。
曲刀を構える姿、幼い頃は一緒にころころと遊びまわって。
そんな物は似合わないと叫びたい気持ちが胸の内を渦巻き。
しかしそれは自分も同じだろうと気づけば苦しげに表情が歪む。
じりじりとした緊張感の中、相手の反応を見るべく動きは止まっていた。]
風刃の騎竜師 コンラートは、風浪の精霊師 ウェルシュ を投票先に選びました。
―― 陸戦場上空 ――
………そうか、俺は忘れられる程度の存在だったって事か。
[こちらの名前を知っている(>>414)のにまるで見知らぬ誰かを見るような風情。
不自然に切られた言葉に気づいても、それだけで。
そして続く言葉(>>417)にははっきりと不快の意を示し。]
馬鹿な事を言うな、お前ら全軍が引くってんなら考えてもいいけどなぁ?
なあ、キアラ。
俺はもう一度お前に”コン兄”と呼ばれたかったよ。
[キアラが記憶喪失なんて事は知らない、それに思い至る事もない。
ただ、彼女が忘れてしまったのか、敢えて忘れた事にしているのか。
どちらにせよそれがとても悲しく、胸の内を渦巻く感情を抑えようとぐっと唇を噛んだ。]
風刃の騎竜師 コンラートは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
投票を委任します。
風刃の騎竜師 コンラートは、風の紡ぎ に投票を委任しました。
自分から言い出しておいてその顔か、いい度胸だ。
[出来ないと言い放ち、不快気な表情を向けられ(>>439)睨みつける。
胸の内を巣食う複雑な想いはあれども、こうまで相手の態度が変わらないのであれば。
服の下に隠していたコインを取り出し。
思いっきり振りかぶってキアラへと向けて投げ。]
―――風よ。
[風の力をコインへと乗せて距離の離れたキアラの元へと。
受け取るも受け取らないも彼女の自由だ。]
分かった、俺も感傷なんてもんは捨てる。
俺とお前は幼馴染なんてもんじゃねぇ、ただの他人だ。
[相手の声が小さくなっていく事に瞳が揺れ。
消え入りそうな呟き(>>441)は耳に届かず風にかき消される。
吐き出す言葉には悲痛さが滲み。
それでも槍を構えキアラへと向けた。]
[キアラに向けて槍を向け、渦巻く感情を持て余し。
世界はまるで二人きりのような、そんな錯覚を覚えていた時、それは破られた。
通信具からロー・シェンの衝撃的な連絡が入る。
味方であるはずのウェルシュが敵を庇い。
それに対してロー・シェンはどうするのかと対処を求め。
その中に含まれる殺害という言葉。
動揺し、大きな隙が出来るだろう。]
過去……知る……?
[曲刀を構える姿にぴくり、と腕は反応しかけるが漏れ出た言葉(>>452)と震える肩が目に入り。
そしてロー・シェンからの通信(>>450)
対峙していた少女が逃げ出して、追いかけないといけないはずなのに。
どうしてもそれが出来ず。]
――――…くそっ、何やってんだ。
[きつく目を閉じて舌打ちをする。
その頃にはもう幼馴染たる少女の姿はなかった。]
……ウェルシュの事はラートリーの言う通りでいいと思う。
何があったかよく分からんが…俺は、
[キアラの事とウェルシュの事と。
同時に襲ってきた混乱に息を大きく吐き出し。]
ローに殺して欲しいと思わねぇ、だからウェルシュ抵抗すんなよ、通信聞こえてんだろ?
[もし抵抗すれば殺されても仕方がないと示唆する言葉を吐き出した。]
[暫くその場で動けずにいたが、なんとか通信を返し。
キアラが去っていった方をじっと見つめる。
過去を知っている人、その言葉の意味を素直に受け取るのなら。
キアラは自分を忘れたのではなく、自分と共に過ごした記憶ごと忘れているという事だろうか。]
――――…。
[だからと言って、何が変わるというのだろう。
むしろ有難い事ではないか、感傷に訴えかけられて油断を誘われる心配はないのだから。]
……俺は、
[敵は敵だ、割り切れようとも割り切れずとも。
武器を向けて屠るべき相手。
そしてもう一つ胸に巣食う想い。
護るべき相手、護るべき約束が脳裏を掠めた。]
―――…アリーセ。
[護るべき相手の為に幼馴染である少女をこの手にかけよう。
そう決意すると共に、全てをアリーセへと被せてしまう罪悪感に表情は暗く沈む。]
[表情は暗く、気持ちも沈んではいるがここは戦場だ。
河の方から氷竜軍の別部隊が攻めて来ている様子を知らせねばならないだろう。
通信具を手に取りその様子を伝える。
しかし騎竜師を逃がした事は伝える事が出来なかった**]
……で、そっちが大変なとこ面倒な知らせがある。
河の方から別部隊が攻めて来てる、挟み撃ちされると面倒だ。
俺一人で向かうのもいいけど、どんくらいの数いるかイマイチ見えなくて分かんねぇ。
一応手前の辺りで出来るだけ足止めはしとく。
[淡々と伝える声は普段の覇気があまり感じられないだろう。]
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