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[マーマレードは瓶にして3(5x1)個ほどできただろうか。
[食パンを何枚か焼く。早速それにマーマレードを塗って皿に載せ、ローゼンハイムの部屋を訪ねた。
彼に喜んでもらいたかった。ローゼンハイムは、幼い頃から色々と世話を焼いてくれた恩人だから]
…ローゼンさんー? 入りますよ、
[かちゃりと開けた扉の先、主を失った部屋。]
ローゼン、さん?
[返答は無い。
静かな部屋の窓の向こうで、オウシュウトウヒが不気味に揺れ蠢いていた。]
ーーおいで、こっちへ、おいで…ルートヴィヒ。
君は僕らとおなじ"モノ"だろう?
[そうささやく黒い森の木々たちに誘われて、魂さえ奪われた白兎が一羽。
彼はうさぎの皮を被って、本当はどうしようもなく皆とは違うモノだということを押し隠しながら……日々を過ごしていた。
そんな白兎はいつしか誰かと関わるのをやめて、暗い地下でひたすらに待つようになった。
いつか、「仲間」が白兎の世界に根を張り、住処を崩し、白兎の息の根を止める日を。
ただひたすらに不完全な自分を呪い、神に祈りながらーー。]
(という全く役に立たない裏設定1
自分嫌いなんて何の交流ロルに役立つというのかー)
―少し前―
[マーマレードを煮ている時だろうか、ひょっこりと台所に顔を出したカスパル>>3に笑って]
おはようさん
[と挨拶。さて、昨晩はやや浮かない顔だった彼もよく眠れただろうか、それとなくそんなことを聞くと、毛布と枕をくれたのは誰かと問われたので、カスパルより先に寝たルートは首を傾げ。
ただ、誰の仕業なのか想像はついたが。]
せやなぁ、先寝たからよーわからんけど。
ただ、まあ、そんなことするんはタッくんくらいとちゃう?聞いてみたら?
[君ら兄弟のこともけっこう気にかけてるみたいやしな、あの優しい兎はんは、と朝一番に余計なお節介をかっとばしてから、サラダを盛り付けてくれるというカスパルの提案を喜んで受け入れたのだった**]
[オークの木に寄り添い、ざらざらした表面を撫でる。力強い枝は、今は何も語らない。]
(…突き刺して、ころして、くれ)
[破れる心臓。ごふり、と気道から食道からこみ上げる血を止める術もなく、窒息し、絶命して、溶け出す躰を糧にしてまた繁る雑草を想えば、思わず震え、たまらなくなる。]
[大いなる木々の枝に心臓を貫かれ、噴き出す鮮血も、躰も、大地に捧げて、この森に還っていきたい──ただ捕食され、餓狼の腹を満たすよりは。
そんな退廃的な感情を持て余しながら、ルートヴィヒは祈りをささげる。──せめて仲間達が、狼の餌食にならぬように、と。
― 昼 ―
――薔薇の主は狼に連れ去られてしまったよ――
[おおよそ、そんなカラスの言葉>>#0に、険しい顔をして、ルートヴィヒは昨晩のローゼンハイムの言葉を思い出している。>>1:#1
(洞穴でじっとしてて貰う、言うたって…そんなん、どーやって決めるんや。
戻れる、って言うたって、そんなん…保障あらへんやん。
ローゼンさんも、ほんまに連れてかれたんか?ほんまに?)
[けれど事実ローゼンハイムは失踪し、カラス達は不吉な声で鳴いている。何より、森の木々がささやくのをやめていた。]
(もし、それがほんまなら…
「そう」するしかないんかな…)
[ローゼンハイムを探しに出かけるゲルトとタクマ>>23>>25を見送って、ルートヴィヒは静かに、神に祈りを捧げた。]
― 夕方→夜 ―
[夕食の準備の間に、そういえば、今日はリヒャルトの姿を見ていないことに思い至り
まさかシェイ、ローゼンに続いて彼も、と思い探しに行けば、リヒャルトは寝室でベッド一台を贅沢に占拠して眠っていた。
あどけない寝顔。さらさらとした髪に、変に寝癖がついている。]
子供みたいな寝相やなぁ
[ほっとしたような、腹立たしいような、なんだかよくわからないままに苦笑して、>>26の頬をつついた。]
リコー。もー夜ですよー。そろそろ起きなはれ。
[マーマレードつくっといたで、とつぶやいて、隣のベッドの脇に座り、彼が起きるのをちょっぴり待った。**]
司祭 ルートヴィヒは、負けず嫌い レト を投票先に選びました。
―少し前/昼→夕方―
[キッチンでパスタを茹でながら、夕食の支度をしてくれるというカスパル>>44ととりとめのない会話を重ねる。
笛の音はどうだとか、今はこれこれどういう植物がきれいなのだ、とか…。
それは小屋の中の、重苦しい空気から逃れたいという思いからか
それとも長いまつげを伏せがちにした彼の、微笑を見て安心したい一心か。]
そいや、俺らが子供ん頃、ここの薔薇園でかくれんぼして迷ったなぁ。パーティーの間に。
覚えてる?
[たぶん、君とも遊んだ記憶はあるのだが、と首をかしげて、
パスタをかき回しながら、なんとなくそんな話題を振った。]
[カスパルの料理のレパートリーに驚かされながら、
口元をほころばせる彼に、こちらまで笑顔になり>>55]
そーそー、あん時はめっちゃ泣いとって…なにできづいたんやっけ?
[夜空には満点の星。咲き誇る薔薇。あの日、年下であるカスパルを迷わせてしまったルートは、自分も方向音痴であるにもかかわらず、兄貴ぶるために必死で園を駆け回った。]
そや、1(2x1)やったかなあ。
1.カスパルの笛の音で気づいた。
2.ローゼンハイムに見つけてもらった。
後でローゼンさんに、主に俺がこってりしぼられたなーって。
……ローゼンさんも案外、薔薇園でただの迷子やったりしてな。
[そう、ぼやいて微笑んだ。そろそろパスタも出来上がるころである。]
>>64
笛の音な。あん時は、カスパル君すごいなーって思ったんやで。俺ももはや、駄目もとやったしなー。
[あの幼少の頃の記憶が、辛いだけでなく、この若い兎の心に何かを芽吹かせたならば、それはいたたまれぬと同時にうれしいことだった。]
んー、叱られたんはなんていうか、俺のカントクセキニン?っていうか。
カスパル君は可愛そうに、て言われながら寝かしてもろてたよ。
折角カスパル君の笛の音が聴けるのに…はよう、ローゼンさん戻ってくればええのになー。
[「貴方はお兄ちゃんなのだから」そう言われて、3(3x1)時間正座させられたことは言わずに、苦笑にとどめ。
ちょっとだけでもカスパルの気がまぎれたならば、それでよかった。]
[ありがとうございます、と言われ、とぼけて]
何がー? そんなことより今日はうまいことできたで!
[と、ジェノヴェーゼを見せて笑う。]
(……俺は「オニイチャン」なんや)
(いつもどおりで、アホやらかして…それでええんやろ、なあ? ……ローゼンさん)
[微笑む口元が震えたのを、あわてて抑えて、また笑顔に戻った。]
さあ!今日も始まりました兎による兎のための狼閉じ込め大会!
正直よくわからないけれど狼候補の選出です。
1番/タクマ君
ド直球。「仲間のみんなを隔離して食わないように…」なんて素で言ってそう。もしくは狼のときの性格が分離してるか。
2番/レト君
まさかの。まさかのですよ。いじっぱりな彼がとじこめられローゼンさんに正座3時間させられたあげくに更生してカスパル君と仲直りハッピーエンド、希望。
3番/ロー君
偏見と願望により選出。正直すまん。
……俺は何をやってんにゃろー?(眠い)
[僅かに赤い月明かりが、煌々と照る森を、褐色の彼>>93と走る。(こんなとき、咄嗟に飛び出せるこの異国の兎を、ルートは優しいと思う。)
カラスたちの耳障りな声に、やかまし、とぼやきながら。]
[ブナの群れを抜け、スズランを鳴らし、やっとローがカスパルを捕まえる。
誰とは言わないが、ローの言おうとするところを理解して、こっくりと頷き。]
レトがカスパル君を避けてたんって、ただ嫌いやったから、だけとちゃう気がすんねん。
カスパル君を傷つけへんように、っていうか…。
そやし、ヤケになったら…多分、レトも悲しむて。
[な、とローに同意を求め、ふたたびカスパルをなだめ。
カスパルは、どういう心境でいただろうか。]
[カスパルの気が済むまで傍にいたなら、ローと二人で、彼を連れ帰っただろう。
途中、同じく小屋を出たマレンマに出会えたかどうかは――。**]
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