情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
変わり者 アレクシスは、神子 アデル を投票先に選びました。
まぁだからと言って、教会の命を物のように扱う所業に賛同する訳ではありませんけれども。
[吸血鬼が人間の血を喰らうこと、人間が身を守るために吸血鬼に刃を向けること、どちらにとっても"普通のこと"である。
それを理解することと認めることは違うのだと、己の身に宿る実験材料を確かめるように、腕の傷を見つめた。]
私は教会も吸血鬼も嫌いです。
[ぽつりと呟いた声は無意識の内に漏れて、それに気づけば目の前の男を振り返り、静かに苦笑を落とした。]
だから、そう言える貴方が少し羨ましい。
[名も知らぬ彼>>7の胸中など知らず、微かな羨望を瞳に宿らせ、何度か瞬きをする。
だからといってどうなる訳でもないと肩を竦め、二度と彼を仰ぎ見ることはなかった。]
[お互いの立場を表すように、背を向けて歩き出す気配が遠のく。
跳躍し、茨を破壊しながら駆けて行った背中が見えなくなった頃、ようやく深い息を吐き、前髪を掻き上げた。]
全く、面倒なことになりましたねぇ。
[久々に殺意に当てられ、昔を思い出した指先が僅かに震える。
野茨公の庇護の元にあったここ数年、平和な時を過ごしたツケが回ってきたとでも言うのだろうか。
じわりと浮かんだ汗を拭い、2Fの浴室へ向かおうと、ゆっくりと歩を進め始めた。
地面に落ちた血の跡からは、淡い小さな花が咲き誇っている。]
/*
せっかく場所出してくれたから活用したくてお風呂たーいむにしようか、その道中でクレステッド・アデル組に遭遇しようか悩む。
シメオンが出逢うなら、まだ戦ってないしそちらの方がいいのかなあとか。
でもメモでアデルが知っているかもってしてくれたので、一度はお会いしておきたいんだよなあ。
― 城内へ ―
[バルコニーへ向かう道とはまた別の場所から、城内への道を探し出す。
右腕の傷口は既に半分ほど塞がっており、止血のための蔦も己が手で引き千切った。]
随分と派手にやってくれますねぇ。
[あちこちから響く戦闘音に耳を傾けながら、血に濡れた右手を指揮棒を振るように動かす。
向かうは2Fの浴室、肌に纏わりつく血も汗も洗い流してしまおうと、この非常事態の中でも男の行動理念は変わらない。]
……ふむ。
[故に広間に二つの気配>>18>>22を感じようとも、特に気にすることなく通り過ぎる。
気配を消そうとも、傷口からの血の匂いは隠すことはできなかった。]
[バルコニーで援軍を送ってしまったのは分かっていたが、特に罪悪感も心配も抱いていなかった。
己が願いは自身の決められた死を達成し、恩を返すこと、野茨公が二度死ぬのを防ぐことである。
それ以外にあまり関心はないし、そうそう誰かが死ぬ自体にはならぬと思っていた。]
嗚呼、本当に面倒です。
["あまり"と"そうそう"という言葉へ、眉間に皺を寄せる。
数年過ごした彼らのことに全く興味がない訳ではないし、前庭での戦闘で、教会側の力も理解していた。
故に己の心が僅かに揺れていることに気づけば舌打ちをして、胸元の血玉を握り締める。
布越しに感じる温度に目を伏せ、廊下を歩き続けた。]
おや、また一つ面倒が。
[気配に気づいた二つの魂が揺れる様子>>50>>53を感じ取る。
リエヴルに告げたことと同様に、己の邪魔をしなければ、こちらから攻撃することはない。
気配は室内へ入ることなく少しずつ遠のき、彼らが扉を開けたとしても、曲がり角の向こうに消える背中を見ることになるだろう。]
/*
誤字ーまた助詞の誤字ー_(┐「ε:)_〜( ε:)0
>>61「バルコニーで」→「バルコニーへ」
文章書いてから成形し直すので、こういうことが多いのです。恥ずか散る。
[見つかったからには気配を隠すこともやめ、襲い来れば迎撃するため、右の掌を開閉し具合を確かめる。
その間も足を止めることなく、角を曲がる直前に扉の開く音は聞こえたが、どうやら大声を発する人間>>66は前しか見ていなかったらしい。
建物内に響く声に苦笑を落としながらも、わざわざ姿を見せてやる愚かな優しさは持ち合わせていなかった。]
戦闘要員と結界用の人員ですかね。
[気配の正体に僅か思いを馳せながらも、2F浴室に到着すればすぐに思考は掻き消え、扉を開け中に入る。
血の匂いも気配の足跡も道筋を残してはいるが、短い時間の内に消えてしまうだろう。]
― 2F浴室 ―
[城主>>0:38とは反対に温もりを好む男は、いつもこちらの浴室を使う。
影により常に温かな湯を張る浴槽を確認し、血と泥に汚れた服を脱ぎ捨てた。
青白い肌には過去の傷は残っておらず、左手でシャワーを捻れば、滑らかな肌の上を湯が滑り落ちた。]
……ふう。
[右腕の傷はぴりりとした微かな痛みは残せど、ほぼ完全に塞がっている。
石鹸の泡と湯で洗い流してしまえば、痕跡すらも消えてしまった。
ざんばらに切り揃えられた黒髪を抓み上げれば、震える睫毛の上から水滴が落ちる。]
久々のこれは、結構堪えますねぇ。
過去は過去だというのに、随分弱くなったものです。
[自身に言い聞かせるような囁きは、誰も味方のいなかった数年前までのように、一人の浴室へ響いた。
濡れて張り付く髪を後ろへ撫でつけ、広い浴槽へと浸かる。
流れた血液は湯と混ざり合い、桃色の水玉が空中へと浮かんだ。
指先でそれらを弾きながら、ぼんやりと中空を見つめている。**]
/*
>リエヴルメモ
よーし、任されたー(`・ω・´)……何を?
↓
……任されたのバルタンとオズだった(´・ω・`)
って遊ぼうとしたのを自重したえらい。
/*
水の弾丸は凝縮すれば痛いんだって!
氷のヴィンセント公と被らないように気を付ける。
あとは、土や床から巨大な拳生やしたいの。
二つともどこかで使えますように!
― 2F浴室 ―
[汗と血を流した身体を温めながら、城内の気配を探る。
束の間の体温を手に入れた指先で宙に浮かぶ水玉を操りながら、それぞれの位置関係に見立てた。]
西の棟にいるのは、おそらくレディでしょうね。
お一人のようですが、シメオンは……嗚呼、彼も移動しているのか。
あちらの気配は七つ、こちらはレディ以外が五人。
ふむ、こちらが力量で劣るとは思いませんが、決して楽な遊びではないようです。
[七つの水玉を掌でかき集めると、そのまま拳を握りしめる。
押し潰されたそれらは肌を伝う雫となり、浴室の底へと落ちて行った。]
最初に地へ落ちるのは、どなたでしょうか。
[他人事のように呟いて、浴槽から立ち上がる。
青白い肌、右腕の傷は既に完治していた。
己の血で"創造"した水玉を従え、影が準備した新しい衣服を纏う。
濡れた髪を拭いながら、男はどこか楽しそうに笑った。]
/*
万が一こちらにどなたかが来てくださった場合、全裸遭遇全裸戦闘になる可能性に気づいて、慌てて服を着たアレクセイさんです。
/*
勝手に己を敵とする人間も吸血鬼も、その理由が分かっているからこそ、自身ではどうしようもないので嫌い。
だから勝手に滅べばいいと思っている。
でも幼い頃から向けられた悪意も殺意も攻撃も、染みついた恐怖は消えなくて、あまり得意ではなかったり。
でも逃げながら戦わないと死んでいたので、経験だけは無駄にある。
今まで生きてきたのは、理由は分かったけれど、そんな訳分かんないことで死んでたまるかっていう意地。
だからギィに助けられて、初めて誰かに守ってもらって、死ぬなら彼のために死にたいと思うようになった。
これまでの生活で、死なないっていう選択肢とか、生きるためっていう考えがない男。
でもここ数年の生活が平和で、本人は絶対認めないけど結構幸せだったりしたので、実際死ぬ直前になると葛藤があったりするんだと思う。たぶん。
/*
毎回恒例、自分の中で齟齬を出さないための設定メモ。
洗礼者の設定を見た時、最初は命を助けるなんて考えないで、ギィが倒れてから感情が芽生える感じの方が王道だし、そちらも考えたのですが、wikiでギィとお話していてふわっと浮かんできたのをそのまま採用しました。
隙間産業好きなんだけど、村趣旨からは外れてない、はず。
とても楽しい。えへへ。
/*
アデルとの縁故は実現する時間がないかもしれぬということで、一旦消し消し。
会う機会があったらその時お話しするー(・v・*)えへへ
シメオンが広間に向かうなら、クレステッドとの戦闘はお任せした方がいいかなあ。
/*
どの段階で変わってたのか気づかなかった(ノシωヾ)
濃い縁故が二つもあるから、お邪魔にはなりたくないなあとか考えてたのだけれど、むしろいらんことした疑惑。埋まろう。
/*
わわ、消しちゃったから変更してくださったのかな?
それなら申し訳ないことをしました。
最初のメモでお声掛けしておけば良かったね(´・ω・`)
わざわざ言って気にさせるのもなあと悩んで結局書いたので、より一層そう思ってしまう。
うー、ごめんなさーい!
― 城内廊下 ―
おやおや、あの兄弟は随分と人を惹きつけてしまうのでしょうか。
[1Fの沐浴場に集う多くの気配に、くつくつと喉を鳴らしながら歩く。
それに相反して、僅かに瞳へ憂虞の色を滲ませ、ついと指先を振れば、淡い桃色をした水玉たちが、主よりも早くそちらへと動き出した。]
すぐに死んでしまっては面白くないですから。
[誰にともなく呟いて、水玉に導かれるように渦中の傍へと気配を殺し、近づいて行く。
だからと言って姿を見せる訳ではなく、扉越しの廊下で、静かに行く末を見守っていた。]
[扉の向こう、男が立つ位置まで、彼らの声がすべて届くことはない。
だが複数の見知らぬ魂と相対するように、二つの気配が確かに存在した。]
……気に入りませんね。
[それでも僅かに届く音色たちは、あたかも自身たちが絶対的な正義であるかのような響きを持っている。
前庭で言葉を交わした男とは異なる考えは、教会側が決して一枚岩ではないことを示しているとも言えよう。]
壊れてしまえばいいのです。
[薄い唇を笑みの形に歪めて、力の高まりに一つに結った細い髪が揺れる。
見知った者であれば、己が気配を感じ取ることもできよう。
周囲を守るように浮かんでいた大量の水玉が震え、凝縮した鋭い弾丸となったかと思えば、沐浴場の扉を貫いて、室内へと叩きこまれた。]
[それは教会側の者たちだけではなく、ギィやヴィンセントにも降り注ぐ無差別な血の雨。
だからと言って欠片の躊躇もないのは、捻くれた男のとても分かりにくい信頼の証だった。]
――!
[水の弾丸を放ったとほぼ同時、扉の向こうから轟音>>192が響く。
穴の開いた扉から見えたのは、幾人かの後姿と見覚えのある赤と銀。
床を打ち砕いたのだと知るのに、数瞬の時間を要した。]
愚かな。
[たったそれだけ言葉を紡ぐと、掌を牙で切り裂く。
新たに溢れ出した鮮血を壁に押し付けると、そこから巨大な拳が沐浴場に伸ばされた。
追撃になるか、地上へしがみ付くための藁になるか、或いは男の足場になるだけの無意味なものになるかは、今はまだ分からない。]
[茨に守られる二人の兄弟の姿が見えたなら、壁から伸びた拳はそこに達する前に止められる。
その中の一人>>208に名を呼ばれているなど知らぬまま、轟音が収まるまでその場を動かない。
軽やかに飛び上がると、壁から伸びた足場に乗り、目の前にある穴だらけの扉をいとも容易く蹴り開ける。
床の抜けた室内へ臆することなく入れば、普段通りの胡散臭い笑みを浮かべた。]
誰も死んでいないとは、随分丈夫な方ばかりなんですねぇ。
[地下に落ちた魂がいたとしても、鼓動を止めた者はいないようだ。
わざとらしく間延びした声をあげ、のんびりと周囲を見渡した。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新