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ジークムントの屋敷
エーヴァルト?エーヴァルト?
[…は、執事を探して屋敷の中を歩き回っていた。昨晩のエーヴァルトは、明日の支度をすると言ってレストランを早めに出て行った。暫くして…が屋敷に戻ると、エーヴァルトに与えている部屋からは明かりが漏れておらず、「酒も飲んでいたことですし、疲れて寝てしまったのでしょう。そっとしておきましょう」と思っていたのだが。]
病院の方に居るのでしょうか?
しかし、昼過ぎまで眠りこけてしまていた私を起こしもしないなんてこと、今までなかったように思います。
寧ろ嬉嬉として起こしに来るというか…そういう、サディストな部分がエーヴァルトにはありますし。
うーん。
[…は広いダイニングテーブルに一人で座り、考え込んだ。エーヴァルトは一体何処に居るのだろうか?]
ジークセンセー、起きてるか?お屋敷は大変そうだな?
オレは気付いてないんだが。
RPのために少し設定周りを共有しておきたくて、秘話送らせてもらうぜ。
オレは今30。元嫁のマリアと結婚したのが18、ファウストが生まれたのが19、ファウスト5歳の時、マリアと出て行ってしまったのが24。それから6年になる。
ちなみに14の時に両親が流行病で亡くなったから、かなり荒れててな。ギャンブルにのめり込んだのもその頃だ。
刃傷沙汰もしょっちゅうで、センセーにはよく治療してもらったから頭が上がらねぇ。
という設定なんだが、もしかしてあれは先代のセンセーだったか?
ジークムント先生が何年前から医師をやってるのか、今何歳くらいなのか、教えてもらえると助かるぜ。
やあ、ディーク。
お便りをありがとう。
年齢はざっくり30代前半、としか考えていなかったです。お恥ずかしい。
先代、つまり私の両親は私が5歳の時に亡くなっていますので、ディークを治療したのは私ということになりますね。
ということを踏まえて、私の年齢は34にしましょう。
ディーク14歳のとき、私は18歳。
ちょうどその頃から医者業を本格的に始めた、という感じでどうでしょう?
―宿屋のレストラン―
ごめんください。
誰かいらっしゃいますか?
ちょっとお尋ねしたいことがありまして……。
私の執事のエーヴァルト、誰か今日、見かけませんでしたか?
ジークセンセー、返事ありがとう。
年齢は34歳だな。オレの方はそれで大丈夫だ。
センセーも早くに親御さんを亡くしていたんだな…。
昔からお世話になりっぱなしで、オレはセンセーに頭が上がらないんだよ。
兄貴がいたらこんな感じか、なんて思ったこともある。
エレオノーレはからかってやりたくなる性格してるが、センセーの手前程々にしてるぜ。ククク…。
ああ、皆さんありがとうございます!
きっと何処かで油を売ってるのかと思うのですが、なんだか胸騒ぎがして…
エレオノーレ、君は女性だし、無理しなくても…
せめて一人で行動するのでなく、誰かと共に行動しておくれ
[宿屋のレストランで皆の報告を聞いた…は、ぶつぶつと独り言のように呟いた。顔色は青く、落ち着かない様子だ。指先でテーブルをとんとんと叩く。]
橋が落ちた……?
……エーヴァルトが主人の私に何も言わずに、村の外に出ていくとは考えにくいです。
私にも言えない理由があったのなら別ですが……。
兎に角、エーヴァルトはきっとまだこの村にいるはず。
この時間になってまで姿を現さないということは、何処かで怪我をして動けなくなっている…?
しかし、村中、皆さんと手分けして探しましたし、森の中にだって居ないはず。
……森?
エーヴァルト、まさか、君は、両親と同じように……?
[…は急に立ち上がり、宿屋を出て行こうとする。宿屋の扉を開いたところで冷たい夜風が頬にあたる。]
……いけません。
激情に駆られての行動は得策ではない。
エーヴァルトに叱られてしまいますね、これでは。
それに、もしも私が、万が一私が、両親のように森でああなってしまったとしたら。
村の皆さんの怪我は誰が治すのでしょう。
そして、私の研究は――両親から遺されたあの研究は、誰が引き継げるというのでしょう。
研究……。
そういえば、人狼がどうの、というお話もありましたね。
まさか、エーヴァルトは人狼に……?
この中に、人狼に覚醒してしまった者がいる……?
……下手なことを言って、村に混乱を引き起こしてはいけません。
エーヴァルト、吊り橋、ただでさえ非常事態なのです。
この件は私一人で解決するしか……
まだ、人狼をヒトへと戻す方法は見つかっていませんが、ある程度のあたりはつけてあります。
早く研究を進めないと……
[…はふらふらと宿屋を出て行った。向かうは研究所。自らの研究を完成させるべく、…は暗い夜道を歩いて行った。]
/* 先生こんにちは。すり合わせをお願いしたい。
一番初めにやらないとならなかったやつだ。すまない。
*/
わたしが英雄と呼ばれるようになったのは、
十数年前にこの村で起きた人狼騒ぎが発端なんだ。
先生はこの村の出身だったと思うのだけれど、
そのとき、先生は村にいたのだったかな…。
と思ってね。
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