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― 平原 ―
[前方に騎兵、後方に軽歩兵。
隊ごとに分かれて進む足並みは乱れることなく、規則正しい]
……さて、どっからいらっしゃいますか、ねぇ。
[口調だけはのほほん、と呟く。
進んでいるのは見通しのいい平原だが、近くには身を潜められそうな森もあり、奇襲の可能性も少なくはない]
正面攻勢だけで終わるんなら、ホント、ラクなんだけどねぇ……。
[ふと漏らした呟きに、そんな都合よくいけるわけないでしょ、と副官が突っ込みを入れてくる。
それに、更に返そうとした矢先]
[そう、離れていない所で、弓弦が大気を震わせた。>>123
数拍の間を置いて、降り注ぐのは幾重にも重なる矢雨]
あー、そっちから来る!
騎兵、散れ!
軽歩は盾翳せ!
お出迎えでの消耗はさすがに格好つかんぞ!
[号に合わせて、部隊が動く。
それでも、盾持たぬ騎兵は相応、矢傷を受けた]
騎兵はそのまま、前進。
軽歩は防御しつつ、警戒機動。
[号に応じて、直属以外の騎兵は前へと進む。
男は軽歩兵隊と速度を合わせ、周囲を見回した]
さて、あの音、どーしてくれようか。
[放置はできないが、本命とぶつかる前に多くを割くわけにはいかない。
いっそ自分で潰してくるか、なんて思ったのは、一応押し込んでおいた。*]
[――不意に、大気が緊張する。
戦場特有の緊張、それが示すものは、大抵ひとつしかない。
つまりは――接敵]
……いや、ホントに奇襲してくるって、ある意味素直だな!?
[北に広がる森からの突撃。>>130
それに、ついこんな突っ込みが口をついた]
[警戒はしていたものの、突然の強襲は初手を受けた隊の動きを鈍らせる。
そこに矢雨が加わるとなれば、動き難くはなる。なるのだが]
……驚かせてもらったからには、敬意をもって、お返ししないとねぇ。
やれやれ、森からぽーん、とくるのの相手とか、ほんっきで面倒なんだけど。
[そんなぼやきの後、すい、と槍を天へと向けて]
……騎兵。蹂躙しろ。
[冷えた声が、淡々と命を紡ぐ。
接敵した部隊は敵軽歩兵に対し、容赦なく勢いと高さによる圧を乗せた一撃を繰り出してゆく。
無論、こちらも無傷というわけにはいかない。
馬を狙うは少しずつ、けれど確実に、騎馬の動きを鈍らせていた。*]
― 平原 ―
[後方から一気に近づく気配。
ふ、と視線を流した先に見えた姿に僅かに目を細めた]
おう、そっちは任せるよ!
[届いた叫び>>148に返すは信を込めた声、ひとつ。
あいつならばやれる、そう思うからこそ、余計な言葉は向けなかった]
[鉄の槍の一撃は、青銅の武具を貫き、敵兵を打ち倒す。
場慣れしていない者が多いのか、それが少なからぬ動揺をもたらしている様が遠目にも見て取れた。>>144]
……で、そこで後退を選ぶ、か。
そこらは、わかってるっぽいねぇ。
[引く流れを見やり、小さく呟く。>>145
ここで追い打ちをかければ殲滅も可能だろうが、深追いというのは大抵はロクでもない結果を招く。
ここらは、実地で身を持って味わっている所だった]
[味方の後退を援護する目的か、少数の敵兵が前線に踏みとどまり、槍を振るう。
一撃繰り出した後に生じる空白をついた一閃が、騎兵を崩して行った。>>146]
ほう……いいねぇ。
オジサン、やる気出すのは面倒だけど、やる気あるやつを見るのは嫌いじゃないんだよねぇ。
[く、と低い笑いが漏れる。
槍を握る手に、力がこもった]
騎兵、深追いはするな!
負傷者は後退、隊の立て直しを優先!
深追い分断なんて初歩的なミスするやつは、ウチにはいねぇな!
[鋭い声が、大気を割いて響く]
この場は、俺と軽歩で抑える。
前哨戦で消耗するのも、ウチの流儀じゃねぇぞ!
[命に応じて騎馬と歩兵が交差し、流れるように隊の位置を入れ替えていく。
その流れの中、
― 平原 ―
[一時下がった騎兵は隊を立て直す。
馬が使えなくなった者は下馬して歩兵隊へと自然に再編されて行った]
……んー?
[前線で立ち回りつつ、じりじりと後退する動き。>>173
それが何を意味するか]
さて、虎口へのお誘いか、それとも単純な後退か。
……どっちもあり得るねぇ。
[一度下がった者たちも前線に戻り、歩兵同士の打ち合いが展開している。
武装強度と練度ではこちらが勝る。
だが、あちらには数という利がある。
故に、楽観はしていない]
ああ、深追いは必要ないよ。
ただし、牙を向けてくるならば、確実に蹂躙しろ。
[そこだけは徹底させるのはいつもの事。
半端に傷ついた牙ほど危険なものはないから、そこの妥協はしない]
……しっかし、これだけ、って事はないと思うんだが。
騎兵は立て直せたら前方を警戒してね。
[派遣された援軍>>160の事は知らず、南からの動きも掴んではいないが]
利を使わない手ってのは、ないだろうから。
どっから援軍湧いて出ても、不思議はないのよね、あちらさん。
[地の利は敵にある以上、その予想だけは常に意識に引っ掛けて。*]
― 平原 ―
[向こうの策>>188は知る由なくとも、本気で潰しに来ている、とは思い難い動きを見れば、何らかの裏がある事は読み取れる。
深追いを禁じたのは、それを警戒するが故の事]
……しかし、よく粘るねぇ。
指揮も行き届いてるようだし。
若いのしかいないっぽいのに、こいつは中々に。
[のほほん、とした口調でここまで呟いた直後]
……潰し甲斐があるようで。
[く、と漏れる低い笑みと共に、一瞬覗くのは猛禽の笑み。
とはいえ、それは後方から響く音>>195によって、掻き消える]
おお、っとお?
[弓弦が大気を震わせる音は、大分前に遠のいていた。
それが再び、それも後方から響いた事に知らず、ひっくり返った声が上がる]
あー……まあ、妥当な動きではあるかぁ。
素直だけど、素直故に厄介だねぇ。
[呑気な声を上げていたら、副官にそうじゃないでしょ、と突っ込まれた]
ああ、はいはい、わかってるわかってる。
とりあえず、軽歩半分、盾で抑えながら牽制して。
わざわざ分断されてやる必要はないし……それに。
……元首殿も、そろそろ到着するっぽいし、ねぇ。
[遠く響く行軍の音>>178、聞きなれたそれはとらえている。
故に、男の余裕は失われることはない。**]
/*
んじゃ、ねよか、と思ってふと。
自分の発言ptに気が付いた。
フェリクス
36回 残1500pt(4)
ぴったり半分て、珍しいなw
/*
えーと。
・南側は元首殿とカレル隊がぶつかってて
・北西方面の盾兵隊に向けてミヒャエルが走ってて
・それをセルウィンがおっかけてる
・今メインでぶつかってる子らは、じりっと後退する方向
ね、よし、おけー。
さて、どう動くとえげつないかねぇ(ぇ
― 平原 ―
さて、ここからどう動くかねぇ。
[馬上から見回す範囲から得られる情報は限られる。
さてどうしたものか、と思うところに駆け寄る気配]
おう、ご苦労さん!
……て、いやいや目まぐるしいねぇ。
[伝えられた状況>>218に、やや大げさに息を吐く。
南に元首が当たるのは予想通り、ならばそちらに向けた軽歩もこちらに向けるか、と思案は巡る]
ん、わかった。
……攪乱の引き時は、見誤るなよ?
[連携を崩しに行く>>219、という声に頷き返した後、同行する小隊長の目礼に頼むよ、と小さく返して]
さて……北の森に新手の可能性、ね。
はーん、そゆこと。
数で一気に攻め切るんじゃなくて、数でこちらを参らせるとか、そーゆー感じ?
まあ、それもありよねー。
[敵陣の動きを見やりつつ、もらす呟きは楽し気な響きを帯びる]
……やれやれ。
甘く見られたもんだねぇ。
ん……?
[再び対する部隊を見やれば、少数がどこかへ抜けていくよう。>>234
そして、前線からは特に動きがいい、と見ていた兵の姿が消えている]
おやおや、これは。
[恐らくは、ミヒャエルの隊を追っていったのだろうが]
自分が抜けても維持できる、って思ったんだろうけど。
……それはそれで、読みが甘くないかなぁ。
[南の戦端が開いた辺りから、敵兵の動きには僅かながら乱れが生じている。
その状況で、特に手練れているものが欠ければ相応、壁は薄くなる。
ならばこちらは]
……方針変更。
遠慮せず、蹂躙しろ。
森の奥まで追いかける必要はないが、下がる前に可能な限り潰せ。
[なされたのは、森の中にも伏兵がいるというならこの前衛に手間をかけるのは時間と体力の無駄、という判断]
こっちの持続力をなめてかかられちゃあ、たまんないからねぇ。
……戦うために鍛えてきたものの在り方、しっかり見せてやってこい。
[低い命に、おう、と声が返る。
南に対し防衛していた隊も北の戦線へと戻り、軽歩兵隊による戦線の押し上げが始まった。*]
― 平原 ―
さて、と。
新手が合流する前に、今いるのはひき潰したい所だが。
[如何に練度差があろうと、やはり、数の差は大きい。
現状は歩兵を温存している状態だが、西からの新手がくればそちらに相応を割く必要があるだろう]
……本陣強襲用は、ちっとはとっときたいが、ま、状況だな。
[北の森にいるという伏兵が、どれだけの数か。
それが見えていないのは、やや痛い]
とりあえず、西からのの合流は、ミヒャエルが遅らせてくれるだろうから、もうちょっとは余裕あるかな。
[言いつつ、ここまで下げていた槍を握りなおす]
……北からの新手が来たら、軽歩は一度後退。
騎兵は西へ向けて展開ね。
森ん中にいるって事は、騎馬は多分いないでしょ。
……北からの新手は、俺らが直に蹂躙するよ。
[薄い笑みと共に告げられた方針に、その場に戦慄が走った。
「やばい」「大将がやる気出した」「……死んだな」なんて囁きが風に散ったが、身内に以外には届くまい。*]
― 平原 ―
数の利を生かし、複数にわけた部隊で寄せては引いての波状攻撃を仕掛ける……策としては、悪くなかったけど。
[崩れていく前線の様子>>283に、小さく呟く]
それだけの大掛かりをやるんなら、指揮官がその場でしっかりしてないと、ねぇ。
[今の前線には、あの特にいい動きをしていた者の姿がない。
彼が離脱してから動きが変わった感もある。
ならば、指揮官はそこだったのだろう、というのは読めた]
なぁんで、離れちまったんだか。
[そこに至る思考の変遷は知る由ない。
ある程度の予想はできるが、それは今考えても詮無い些末な事]
よっし……軽歩、一時後退!
前線の維持は、俺らが請け負う。
騎兵半数は西に向けて展開。
……いつでも駆け出せるようにしとけよ!
[攪乱に向かったミヒャエルが戻った、という報せは今の所ない。
無茶してなきゃいいが、という呟きは心の内に落として]
……んじゃあ、ちったあやる気出すか!
[宣と共に、騎兵が動く。
軽歩と入れ替わるように直属部隊含めた騎兵半数が前線に立ち、残りが西へと展開する。
下がった軽歩兵も、被害を相応受けているのは見て取れた。
もっとも、『動けるならば戦闘を継続する』、というのが当たり前になっているが故に、それを表に出すような事はないのだが]
中々どーして。
やってくれるよねぇ。
[初手の奇襲、今の攻防。致命ではないが、痛手は受けている。
そこまでやってくるのなら、やる気を出さないのは礼を欠く……という思考は。
敵にとっては、迷惑なものかもしれない。*]
― 平原 ―
[西に展開した騎兵隊から、敵影発見の報が届く]
……そっちは任せる。
[返す命は、端的なもの。
男の意識は、北の森から現れた敵の第二陣へと向いていた]
さて、今度はどこまで粘る気かな?
[口の端上げて、漏らす呟きの温度は低い。
普段はやる気なく、戦場に至ってもどこか緩い雰囲気を残す男らしからぬ様子――と。
本性を知らぬ者の目にはそう見えようか。
対する敵にとっては、ここまでの戦況とも相まって酷薄さだけが目に付くのだろうが]
……と、お?
[前線に立ち、槍の一撃を敵兵へと繰り出した直後。
気迫の籠った叫びが耳に届いた。>>319]
おや、戻ってきた、か。
[こちらへ向けて真っ直ぐ駆ける部隊。
その姿に目を細めたのち、馬首をそちらに向けた]
阻む必要はない、
[迎え討たんとする兵を制して声を上げる]
……久しぶりにやる気引っ張り出してくれた指揮官に、敬意を表するのは当然だろ?
[遠目に見ても、いい動きをしていた若者と、直接見えたいのだと。
さらり、告げる様子に副官はやれやれ、と息を吐く。
「こーなると、止まんないんだから」という愚痴は当然、聞き流し。
槍を構えて、駆けてくる姿を待ち受ける。**]
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