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[”犬だか狼だかが二匹。”>>#3
突然そんなことを言い出したゲルトへ、誰にも気付かれないよう不穏な視線を向ける。
大部分の人間にとって、恐らくはいつもの寝言と解釈されそうな台詞、しかし豊穣の村には100年前に起きた惨劇の噂と資料が残っている。
しかも宿屋にいる多くの村人が聞いてしまった、いつ誰がそれを本気にして、人狼は実在していると騒ぎ出すか分かったものじゃない。
そして男は、この宿に人狼が二人存在することを知っていた。その身を持って――。]
(どうやら最初の犠牲者は、ゲルトが相応しい。こやつは見えない分勘が働くようである。放置していると後々我々に危険を及ぼすに相違あるまい。)
[鋭い爪をむき出しにしそうになるのをかろうじて抑えながら、男は胸の中だけで物騒な計画を呟く。]
(此の件に関して、早々に仲間と意思疎通を図るとしよう。
100年ぶりに開催される、我々の華麗なる宴を邪魔されたくないので、な。)
[楽しみに待つがいい。
男は幼馴染の金髪に向かって、容赦なく牙を剥こうとしていた。**]
[すれ違いざまゲルトを睨みつけたオットー>>*19へ話しかける。]
あの楽天家、余計なことを言ってくれたものだな?
そこで一つ提案があるのだが、最初の犠牲者はあやつを選ばないか?今は人狼が二人いると言っているだけであるが、いつ誰が本気にするか分からぬ。宴を始める前に騒ぎが広まったら都合が悪かろう。
おまけに、今後我々に都合が悪い情報を嗅ぎつけるかもしれぬのでな。用心のためにも。
[宴の前菜はこれでどうだ?と楽しげに相談する。*]
[さて、これから何をしようかと周囲を見渡す。
漂ってきたハーブティの良い匂い>>212がして、食堂へ向かうと、ヨアヒムが声をかけてきた。]
これはどうもありがとさん。
[受け取りながら笑顔を見せた。
パメラが薬について尋ねたことがあるので、ヨアヒムについては知っていた。この2年の間に、傷薬には何度もお世話になっている。
特に半年前旅に出た先の山で、飛び出してきた狼にひっかかれた左手の傷は重く。ヨアヒムの薬がなければ化膿する危険があったから、料金を渡す際丁寧に感謝した。]
それにしても、この大雪で皆大変だな。
[温かいハーブティを一口飲んで、こりゃホッとする味だとため息を吐いた。]
宿屋に珍しく二人も客がいるってのに、当分足止めになるし。
そういえば、金髪の青年―ニコラスって名前だけど―が5年前に村に来たときは、まだヨアヒムはここにいなかったっけ。
黒髪のアルビンは昨日初めて村に来た商人だそうだ。今後お前のように村に馴染めるといいな、楽しみだ。
[薬師のお陰で、ピンと張っていた緊張の糸が緩んだような気がする。
雑談を振ったときには、普段と変わらぬ笑顔を浮かべられていた。*]
/*これまでの村側役職予想。
占い師:フリーデル、霊能者:シモン、狩人:アルビン
当たっているといーな、全員に接触できているし。
ヨアヒムが言う通り>>220、ここは温暖な気候が売りの一つだ。何せ――。
[”雪が降ったのは100年前が最後だって聞いている。”
つい迂闊な台詞を漏らしそうになって、慌てて口をつぐむ。前回の騒動を連想させる単語は慎まなければ。
宿屋に集まった人間は現時点では全て敵と考えている。
万が一協力してくれる人物がいたら自分達にとって有益であるが、協力させることに成功する可能性が見出せないうちは慎重に行動すべきだと。]
何せ、俺も豊穣の村で雪を見るのは生まれて初めてだ。
[そこで慌てて当たり障りのない言い回しで誤魔化し、ヨアヒムへ全くその通りと頷いた。]
俺の親父は隣村に出ている最中だ。この雪では当分戻れない。もし俺がそんな状況になったら、残したパメラが心配でいてもたってもいられないに決まってる。
寂しがり屋の妹を置いて、何をしているんだ!ってな。
[お兄ちゃんの存在は特別と言われて、そっかな?とデレデレしつつも、酷く緊張していた。]
[二人の来訪者について言及するヨアヒム>>221に、まあなと相槌を打つ。]
大丈夫だ、既に抜かりなくヨアヒムの薬は宣伝しておいた。
[大雪で薬草がダメージを受けたとは知らずに、アルビンは注文を沢山取ってきてくれそうだぞと励ます。]
ハーブティありがとう。あまりに寒さが我慢しきれなくて、酒飲みそうだったから助かった。これでパメラに叱られずに済む。またあとでな。
[ストレートな本音を漏らしてヨアヒムとの会話を終わらせ、椅子から立ち上がった直後、フリーデルが現れた。]
風呂?>>222
そりゃいい考えだ。フリーデルが準備してくれて助かった、ありがとう。
了解、誰かに会ったら伝えておく。任せておけ。
[例によって安請け合いした男は、重要な注意点をすっかり忘れていた。
露店風呂はともかく、内湯はひとつしかない。つまり男女共有、混浴になっているのである。
つまり”どきっ☆豊穣の村湯煙何とか事件〜(断言は避けるが色々)ポロリがあるかもよ?!”が発生しかねない。
ハーブティで温まった男は、鼻歌を歌いながら食堂を後にした。**]
[オットーは既にゲルトを最初の犠牲者として考えていたようだ>>*21。さすが目の付け所が鋭いと口笛を鳴らす。]
序盤の大きなイベントで我々の意見が同じとは、実に喜ばしい。
誉めてもらえて大変嬉しく思う。
[以前の会話を思い出して思わずくすりと笑ってしまった。]
[しかしとっくの昔に嗅ぎつけられていた>>*22、という剣呑な告白に対しては眉を潜めてしまう。]
なるほど、それは大変危険だな。
ゲルトをこのまま生かしておくのは、罠を放置するようなもの。我々の身に危険が及ぶ前に、とっとと撤去してしまうに限る。
[いつどのような状況で、何が起きて正体がばれたのか。オットーが詳細を口にしなかったので、それ以上追求せずにいた。ともあれ、ゲルトの命を狙う理由があると分かれば、今はそれだけで十分だ。]
ふふ、そうだな。
パーフェクトな我々に相応しい、パーフェクトな騒動を人間たちの目の前で起こそうではないか。
そのためには、あらゆる失敗の種は事前に刈っておくに限る。
[熱を帯びる相方の言葉に釣られて、獣も次第に気分を高揚させるのだった。]
[指摘されて初めて、オットーと自分の部屋の配置が好都合なものであることに気付いた。
これはまたとない好機であると確信する。]
おまけに外は吹雪で、人間たちは村の外へ出られず。なおかつ村の外の邪魔者は入れず。まるで天候まで我々の味方をしているかのようだ。
運命の女神に愛されている>>*23……なんて良い響きなのだろう!
[目の前にオットーがいたら、両手を取ってぶんぶん上下に振らんばかりの勢いでうっとり囁いた。]
詳しい相談はまたのちほど。今夜が楽しみでならぬ。
[その言葉を最後に、獣は笑いながら一旦去っていった。**]
[目覚めた直後に食べたパンだけでは足らず、厨房へ行って何かねだろうと。食堂を出かけたところで、ニコラス>>247とすれ違った。]
お疲れ。大丈夫、食堂では特に手伝ってもらうことはないぞ。
……それより、朝から一仕事して腹が減ったんじゃないか?俺はこれから食堂を覗いてみる。食事が欲しいなら遠慮することはない、必要なら何か持ってこよう。どうする?
[ニコラスとヨアヒムの返答を聞いてから、カタリナが食器を用意している厨房>>249へ移動する。
そこにいたメンバー・ヤコブやカタリナ、オットー(他にも誰かいるならその人にも)に挨拶したあと。「フリーデルが風呂の準備してくれたって>>222」と伝えた。]
俺は気にしなくていい、セルフで用意するから。こんなときこそ、お互い助け合わないと、だろ?
[そう言いながら、温めたスープ>>33を盛った。
ニコラスが欲しいと答えていたら配膳するし。ヨアヒムがお代わりを欲するなら一緒に持っていく。]
この美味しいスープはヤコブが作ってくれたんだとさ。やっぱり体が冷えたあとは、体の中から温かくするに限る。
[ヤコブに感謝しつつ、スープを平らげたあと、再び風呂の伝言>>222を口にする。]
そうそう、フリーデルが宿の風呂を準備してくれたそうだ。
俺は寝る前にゆっくり入ろうと思っているから、良かったらお先にどうぞ。
[いかにも他の人に譲っている、といった体を取っている男には、実は別の思惑があった。
入浴が就寝直前となると、寝落ち防止の見解からも、酒は控えた方がいい。ヤコブの5年もの秘蔵酒をジムゾンから手に入れたばかりなのに勿体無いが、レジーナの死を悼んで落ち込むパメラを見たら、とってもそんな気になれなかった。
この酒は、もう少し先の取って置きにしよう、そうしようと考えている。**]
― 食堂 ―
おう、任せてくれ。どんなときでも食べないと、体力持たないからな。
[ニコラスの希望>>269へにかっと笑って応じる。早速配膳用の手押し車でスープの皿を運び、どうぞと差し出した。
口には出されなかったので気付かなかったけれど、男も”落ち込んだときこそ食べるのが一番”が信条である。
食事が喉を通らないほど気落ちする、その気持ちは分からないでもないが。心が弱っているときに、絶食により体まで弱ったら、回復までに余計時間がかかってしまうと考えているのだ。]
ヤコブはスープが作れて凄いな。
俺も料理全然駄目だけど、ジムゾンも”リンゴの皮むきしかできん”なんて言ってたっけ。
もしこの大雪で村に残されたのが俺たち二人だけだったとしたら……さて、どうなってただろうな?
[たわいもない雑談に花を咲かせていると、思いがけない一言>>270が耳に入って、せっかくのスープを拭きそうになった。]
なっ、何を、突然。
[ごほごほと咳き込み?咳で誤魔化し?慌てて自分の顔の前で左手を振る。]
買いかぶり過ぎだって。非常事態になれば、誰だってこんくらい動けるだろ。
……で、でも。それって誉めてくれてるんだよな?ありがとう。
[でも最終的には素直に受け取って、照れ笑いを浮かべた。
油断していたときに不意打ちを食らった分、正直5年前に”俺が女なら惚れてたかもな?”>>0:161と言われたときより照れくさい。
しかし風呂の伝言をした途端、ニコラスの表情が引き攣ったように見えて首を捻る。5年前訪れたときは、喜んで入っていたような気がしたのに?と。
しかしその違和感も、他の人と話をしているうちにすぐ忘れてしまうのだが。*]
[食堂へ入ってきたカタリナ>>267へ、左手を上げて合図する。
”先に頂いてるぞ。”と。
彼女はニコラスと挨拶があるようなので、やり取りには口を挟まない。その間、厨房でのやり取り>>265を思い出していた。]
心配してくれるんだな。ありがとう。……でも大丈夫。俺も周りの人に助けて貰ってる。
[女性らしい、細やかな気遣いに感謝しつつ。安心するようにと自らの胸に左手を当ててみせる。]
この大雪がいつ晴れるか分からないからな、自分ばかり働くなという忠告はしっかり覚えておこう。
誰かが病気になって倒れでもしたら、皆の負担が増える。お互い、無理はしないようにしよう。
[カタリナが伝えたいことは理解できている、と頷きながら。
羊飼いは幼少時より、同じ年頃のパメラと仲が良いことは知っていた。友人を心配するためだろう、こうして小言を貰ったことも一度や二度ではない。
それこそ彼女が妹を大事に思ってくれる証だと感じて、実は男は嬉しかった。
二人の挨拶が終わったあと、食事をどうするか問いかけられて、自分は今食べている分で間に合うと返答する。*]
/*あれ?もしかして村側役職者って、
占い師:フリーデル
霊能者:シモン
狩人:ヤコブ
なのかもしれんってヤコブ>>273を見て思った。
/*フリーデルのメモ見て思い出したので、一言。
最初に念を押すけれども、あくまで俺は個人的にこう思ってますって意見なので、灰に残しておく。
ニコラス>>269、俺の発言を拾ってくれるのは有難いけれど、「物騒な計画」を白ログで回し、メモにも書いたのは、いわゆる”PL視点の役職CO”だから、ロルで反応する必要はありません。
PL視点の役職COって、役職を明言するとまではいかなくとも、できるだけ分かりやすく書かないと、なかなか人に伝わらないし、自分も相手の役職読めない&読み間違えるってしがちなので。
/*っていうか、村側役職者の予想がさっきので正しいなら、だ。
占い師(フリーデル)のパンドラの箱(多分お前は人狼を探す能力があるとか使えるとか?)を開けるきっかけを与え。
霊能者(シモン)がゴロツキに絡まれそうになったところを助け。
狩人(ヤコブ)と森を駆け回って果物を探した。
のが、全部一人の人狼(=自分)なんて。
縁故盛りすぎじゃね?と思ってしまった。
[十分食欲を満たせば、思考は自然と宴へと移行する。
さて今宵のショーは、どんな演出をするべきかと、イベント前日の子供のような気持ちで同胞に呼びかけた。]
さて、オットー。
今宵ゲルトを襲うのは、そなたと我、どちらにするか、そろそろ相談して決めようではないか。
どうする?
[任せてくれるなら、喜んで引き受けるが。
オットーがやりたいと言うならば、お手並み拝見とすぐ譲るつもりでいる。*]
ならばオットーにお任せする。
我は狩ったあとの獲物を分けて貰えれば、それで良い。
[期待していた返答を聞いて、楽しみだと獣が目を細める。]
そなたの美技がどんなものか、是非とも間近で拝見したい。
二人一緒に狩りを行うというのも、非常に魅力的な提案ではあるが。それはもっと手ごわそうな相手に取っておきたいものだ。その方がきっと楽しめるだろう。
それに、目が見えないのに我々の存在を察知したゲルトの感覚を侮ってはまずいと思っておる。むしろ、一人でこっそり部屋に入った方が、気付かれる可能性が低くなるやもしれぬ。
[慎重に自分の意見を述べつつも、狩りが肉食獣の真骨頂なのは間違いない。]
ふふふ……スポットライトを浴びる、か。
そなたの言い回しは、我には思いつけない。とても素晴らしいな。今後も楽しみにしている。*
[食事中、顔を出したアルビンの挨拶>>286に、”さっきは手伝いお疲れさん、ゆっくり休んでくれ。”と手を振ったり。
羊が気になる様子のカタリナを、ジムゾンが一緒に行くか?と提案して、ゲルトから許可を貰ったり。
食堂は色んな人が出入りして、賑やかな場所だ。こうして人の気配が常にする場所に身を置いていると、村全体が雪に埋もれているなんて、忘れそうになる。
だから、顔を出したオットー>>303へ、いつものノリで突っ込みを入れた。]
夜に吹雪の中で、氷の妖精達と戯れていたお前がそれを言うとは、ちょっとどころじゃないくらい意外だぞ。
[普段と全く変わらないオットーと話をしているだけで、重苦しい空気が晴れて気が紛れるから、こういう場面で貴重な人材と評価している。*]
[食堂に顔を出したパメラの元へ駆け寄ると、そっと頭を撫でた。]
お帰り。お前が無事戻ってきて何よりだ。
今朝はオットーの看病をしたって、お兄ちゃんアルビンから聞いたぞ。お疲れ様、頑張ったな。だから、今日はもう疲れているんじゃないか?
フリーデルが風呂の用意をしてくれているし、厨房にはスープとパンがある。お前がしたいようにしなさい。
[普段ならば、まず食事!なにはなくとも食事!を勧める男であるが。
今はパメラが随分と疲れた顔をしているのが気になっているし、外から戻ったばかりで冷えた体を温めて貰いたいしで、ともかく本人が一番したいことを優先させられるよう、選択肢だけをずらずらと並べ立てた。
パメラが何を選んでもいいように。*]
[謝るニコラス>>314にじと目を向ける。何となくその返答に誠意がかんじられないぞ、と。
だが貴重な人材と言われた途端、機嫌を直した。男は非常に単細胞である。]
それならいいけどな。
でも、パニックになりそうなときほど一人で何とかしようとするのは止めるべきだとは思う。
下手したら、事態がより手に負えない方向に悪化する可能性がなきにしもあらずだ。
[にかっと笑うニコラスへ、豊穣の村の村長を務めるヴァルターから聞きかじった知識を披露してしまった。
だから、内心のパニックには全然気付かない上に、よからぬ行為を連想する呟き>>317も聞き逃した。
男性が風呂を覗かれても女性よりはましとの思い込みも、それを助長する。
食べ終わったニコラス>>318が食堂をあとにする際は、手を振って見送った。*]
[パメラが戻る少し前、オットーが発した言葉>>323は思っていた以上に理にかなったもので。
男は反論しないどころか、逆に感心してしまった。]
言われてみれば確かに。
お前は不意にびっくりするようなことを言い出すから、ちょっと心配だったけど。それを聞いたら安心だな。墓下の両親も安心していることだろう。
[などと話しこんでいると、そこへシモンが顔を出した>>305。]
これか?ヤコブが作ってくれたスープだ。体が温まって美味しいぞ。
お前も冷めないうちに食べるといい。
[スープを盛った皿をテーブルに乗せて、どうぞと勧める。彼は確か、昨日宿屋に泊まらなかったから、ここまでの移動で体温が下がっているのではないかと気になったのだ。
自分が作ったものではないので、皿を置く動作は自然と控えめになる。*]
分かった。
最高のショーの観客として、大いに期待している。
[二人だけで交わす獣としての会話も、大分板についてきたように感じる。
これならば、きっと今夜の襲撃も成功するに違いないと期待に胸を躍らせた。]
[ただいまと挨拶するパメラ>>329の体から力が抜けかけたような気がして、慌てて顔を覗き込もうとしたら、食事はいらないと返答された。]
……。
そうだな、いつもだったら何はともあれ食っておけって煩いだろうにな?
今日は特別だ、お前がしたいようにすればいい。
[特別も何も、いつだって妹に甘々じゃないかと突っ込まれそうな台詞を口にすると、少し困ったように眉を下げた。]
明日はお兄ちゃんが宝箱持ってくるから。飯もなるべく食べるように。
[妹とはいえ、もう20歳に近いのに。まるで幼子に言い聞かせるような口調で。
いずれパメラも嫁に行く、一緒にいられるのはそのときまでだとの思いから、いつまでも言動が改まらないのだった。]
大丈夫、俺はちゃんと食べたから。
おやすみ、風呂でしっかり温まるんだぞ。*
[食堂を出て行くヨアヒム>>304に手を振る自分を思い返しながら、男は言動に抜かりはなかったかどうか考えてた。]
(先ほどの台詞、温暖な気候を求めて、豊穣の村へ移住した点に嘘はなさそうだ。)
[どうやら口をつぐんだことにも誤魔化しにも気付いてなさそうに見えたし、大丈夫だろうと判断する。
ヨアヒムと出会ったのは2年前、他の村人と違ってつきあいの日が浅いので、普段の言動に関するデータが少なく。非常時にどんな行動を取るのか、読みにくいのが難点だ。]
(今後も要観察だな。)
[男は一旦結論を出すと、食器を軽く纏めてから、食堂を後にした。
今日はもう外出するつもりはないが、玄関に回り、雪の様子を確かめるつもり。]
→ 宿屋玄関 ―
― 宿屋玄関 ―
[玄関から外を覗いた途端、再び外に出られないほどの猛吹雪>>#1:5。
顔に激しく叩きつけられる風雪に耐えかねて、慌てて扉を閉める。
既に外出していた人々は全員宿に戻ってきたとはいえ、この天候の悪化には驚かされた。]
とりあえず、今は部屋に戻って一旦休むか。
[そんな独語を呟き、2-7号室へ。]
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