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天使の翼教会───、そう。
[そうして僅かに首傾ける。
地上より響く影の声、その囁きに意識を向けて。]
……あの子は、随分と成長をしたようだ。
[シメオンの語ること、そしてアデルの報告。
それらにナタリエルは瞳を細めた。]
お前も見出したのだね、シメオン。
おや、待ちきれない……? ふふ、そうか。
それは困った。
羽根を広げて飛んで征くよりは、今少しの時が要るものを。
[揶揄う色には笑みで応じて、
返したこたえは、今より向かう先を告げるもの。
さしたる時は置かぬと、言外に告げ。]
アディリエル。
[慈しむように傍らの名付け子の名を呼び、視線を交える。
その顔に喜びの色を認めれば、笑みはより一層深くなった。
程なく、大天使らの姿は光の船より失せている。
時をほぼ同じくして、地上には反撃の烽火が上がる。
その報に接するよりも、僅か前の出来事であった。**]
/*
えーとえーと
ダーフィト&コンラート(&シメオン)は実は、
ちょっと前の時間軸にいるのではないか(一週間後ではない)
これそのまま教会に突撃じゃ不味い感じ か?
/*
ごええ つらい。つらい。
なんで天使になんてしちゃったんだろうねえ!?
つらい。つらwwwww
wwwwwwwwwwwwww
wwwww
くっそ頑張る。
ギャグにはしちゃダメ(
/*
よ、よし。お茶淹れて落ち着いてきたぞ……
・これはファンタジーである。ファンタジーである。
・演出はファンタジックに綺麗目に。
・レフ板多めに……
が、んばれ。
― 天の階の下る刻 ―
[─── その刻。
天よりの祝福を現すが如く、
うつくしき光の階が地上へ向け降り注いだ。
初めは淡く、やがて力強く。
雲間を割り降り注いだ光は、箱舟を、
そして天使の翼教会を浮かび上がるように照らし出す。
その光を守るかのように上空に舞うのは光の翼。
喇叭を鳴らす天の御使いの如く荘厳に。
人の子らは天に奇跡を見ただろう。
天使の翼教会に集う者らもまた、奇跡の光景に見入る。
その狭間、
──── 地上に、真なる奇跡が降臨した。]
― 天使の翼教会 ―
[天の輝きに見入る人々は、
地上の真なる奇跡に目を向けることはなかった。
奇跡はいつしか密やかに、人の子らの間にある。
輝かしき六枚の翼は今は見えず、ただ聖職者の如き佇まいで。]
シスター・フリーデル、久しいな。
良く…子を守ってくれました。
[ただ一人。
12年前に天使より幼子を預かった修道女だけは、
再びその奇跡を目の当たりにするのだ。
フリーデルの目が、大きく丸く見開かれた。
深く頭を垂れ戦慄く唇から、言葉の紡がれることはないまま。]
[大天使───その化身は、微笑みをもってそれに応えた。
案内を乞うことはなく、教会へと足を踏み入れる。
その傍らに影の姿を認めれば、ナネッテは僅かに顎を引いた。
労う意を以て一度影へと視線を送り、再び顔を正面へ、
人々の中心にある青年へと向ける。]
マレンマ。
[大音声ではない。
さり気ないほどの呼び声が、救世主たる青年へと投げられた。
名を問うことも確かめることもない。
見誤ることはない。
…───かつて、この腕に抱いた愛し子を。]
待たせましたね。
良く──…、ここまで来てくれました。
[語りかける声色に、
慈しみと共に純粋な喜びの色が、確かに乗った。*]
― 天使の翼教会 ―
[人の子らが、敬虔に天に祈りを捧げている。>>100
ここでは…この場においては、
正しきことが全て正しく為されているのだ。
その中心にいるのは、一人の青年。
清らかに降り注ぐ天の光に一際明るく照らされて、
あたかも彼自身が光り輝くかのような、天の愛し子。]
そう。私も待っていたよ。
この刻が訪れるのを。
お前が──、お前自身が正しき道を歩み、
ついには天の階を呼ぶに足る者となることを。
………
[祈りの形のまま、地に跪いた子の傍らへと歩み寄る。
両の手は、掌を差し出すようにして彼へ伸ばされた。
それは幼子を抱き寄せんとするかのように。
或いは古き聖像をなぞるかのように、慈悲深き形で。]
アディリエル、シメオン。
共に天の子に祝福を。
この子は地上における、最後の希望。
神の御心の齎せし、輝ける光の種子なのだから。
[そうして音によらない呼びかけは、
間違いなくこの場を見守る、二人の天使へと向け。
祝福を──祝福という名の絆を、信ずる者らに促して。]
天の祝福を受けなさい、天の子よ。
神の愛は汝の上にあり、我が祝福は汝と共にある。
マレンマよ。聖なる種子、天の愛し子よ。
全て人の子は、汝の下で祝福を得るだろう。
汝はこれより全ての人の子の祝福の泉、その源。
人の子を救う、正しき光となるのですよ。
その為の力を与えましょう…我が愛し子よ。
[そうして腕を伸ばし、彼を抱き寄せるように頬に手を添え。
幼き日>>0:124をなぞるように、
そっとその額に祝福の口付けを落とした。*]
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