情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
― 天霊遺跡前 ―
……クゥ。
久しぶりだからこそ、自重もするのだよ。
[楽し気に笑う守り人のすぐ傍に、翡翠色の光が弾ける。
現れた少年は、まったくもー、とでも言いたげな視線を守り人に向けた後、周囲を見回して]
…………るぅ。
[巻き上がる竜巻>>23に、短い声を上げた]
…………無茶な使い方…………。
[そんな呟きを漏らした後、少年は視線を動かして]
用天的光照亮,逮捕。
[奥に感じた気配に向けてすい、と手を差し伸べる。
金糸雀色の光が舞い散り、奥に潜むものの許へと向かうが]
……るぅ。
押さえすぎたかな。
[標的を捉える事無く散った光に、ぽつり、と小さな呟きが落ちた。*]
― 天霊遺跡前 ―
……るー……。
[言いたい事はわかる。
わかるが故に、突っ込みたい。
けど、突っ込んだって聞きゃしない、そういう魂だから。
そんな想いを短い声に全て載せた後、少年はくるくると手を回した]
……ところで、クゥ。
あれ。
[あれ、と言いつつ、少年が意識を向けるのは、魔銃の使い手の方]
……あのときの、あのこに近い?
[遠いような近いような曖昧な記憶をたどりつつ、投げた問いには複雑な響きが織り込まれる]
……気軽に言わないでなのだよ。
ぼくの本質はともかく。
名の源には複雑なモノなのだよ、あれは……。
[ぽそぽそと不平申したてた後、
少年は、浮かんだものを振り切るようにふる、と首を振った]
[くるくると回した手に風を集めつつ、ふる、と首を横に振る。
何かを振り払うかのような仕種の後、は、と小さく息を吐いて]
……るぅ。
全部吹き散らせてしまえば楽なのだろうけど。
それはできないからなぁ。
對風轉動,切,撕掉的刃。
[投げかけた風に向け、短い言葉を投げかける。
精霊術と良く似ているが、微妙に異なる力の行使。
精霊の力を借り受ける、あるいは使役する、というよりは、自らの力を用いている、というそれは他者からはどう見えるか。
短い言霊を受けた風は刃となり、霧の奥に潜んでいたもの──跳びかかる機会を伺っていたと思われる角の生えた猿をすっぱん、と斬り裂いた]
やれやれ、いろいろ増えす……。
[増えすぎなのだよ、と。
言おうとするより先、視界の隅をなんか横切った]
……るっ……!
[動き回る魔銃使いと対するもの。>>40
それを見た瞬間、ぴき、と音がしそうなくらい見事に固まった。*]
……わかってるなら、いわないで、なのだよ。
あれは、あれだけは。
あの怖さだけは、決して消えぬのだよ……。
[ぽそぽそ、情けない声で返しつつ。
それでも、声かわす事で少しずつ落ち着きは取り戻していた]
……るぅー……。
[数度背を叩かれ、気を鎮める。
なんでいるのなんでいたのなんでしかいにはいったの、なんて恨み言のループは強引に意識に収め]
……る。
[守り人が力の均しに意識を向けたなら、少年もそれに添うように周囲を巡る力を均す。
翡翠色と金糸雀色の光がその周囲に舞い散った。*]
……クゥ。
[ああ、まったくもう。
そう、言わんばかりの口調で名を紡ぐ]
最近は余り動けなかったから、仕方ないかもだれど。
……ぼくは、動かぬからね?
……るぅー。
[向けられた言葉>>115に、少年はあーあ、と言わんばかりの声を上げ。
それから、両手を揃えて頭上へと翳した]
命令命令風的光。
現在把這個瞬間,這個地方的護身的霧送到的。
在作為監護人的我的名,應該敏捷做。
[どこか投げやりに紡がれる言霊に応じ、風が巻き起こる。
金糸雀色の光を孕んだその風は周囲の霧を押しのけるように巡り、霧のかからぬ開けた空間を作り出す]
……るぅ。
皆、離れた方がいいのだよ。
クゥはとにかく、動き回るからね。
[そんな、どこか投げやりな忠告を投げた後、少年は祠の前に陣取る。
常にそこにある者が動き回る以上、その間は役割を担わねばならぬから。**]
……るぅ。
[動き出した者たちの様子に、少年はやれやれ、と言わんばかりに息を吐く]
わかってた、うん。
[守り人となってから、強者と立ち合う機会は失われた。
そして守り人の務めは、知らぬものを知り、知れぬものを知ろうとする事を何よりも好む彼にとっては何よりも耐え難いはずの停滞の守護。
そんな状況下で、全力を出せる機会を得たら止められないだろう、というのはわかる……わかっている、が]
…………少しは自重を思い出すのだよ、クゥ。
[そんな呟きを落とした後、少年は改めて周囲を見回す]
……るぅ。
あまり、大人数は引き連れてはゆけぬよね。
[やって来た調査団はそれなりの規模のようだが、諸々を考えたなら全員は連れて行けない]
……護りをいきわたらせるためにも……ゆけるのは、四、五人、かな。
[人選は、先に表立ったものに任せればいいか、と。
そこは完全に丸投げて]
……そんなものくらうほど、殊勝には見えぬのだよ。
[返された言葉>>120には、つい突っ込んだいた。
色々と思う所が重なり過ぎているための過剰反応もあるのだが、当人にも制しきれぬ部分もあったりする。*]
……共に、あるよ。
魂の絆は、決して別たれぬ。
[返したのは、答えのような違うような、曖昧な言葉。
それきり、少年はその話題に触れる事無く]
……るぅ?
[向けられた良い笑顔>>134に、こちらもにっこり、笑って見せる]
一応、褒めているのだよ?
[とても誉め言葉には聞こえないのは百も承知で言い切った]
このような場所に自ら赴いている以上、そのくらいはできて当然、と思うているからね。
[にこにこ。
わらう様子に合わせて、金糸雀色の光がちらちら、瞬いた。*]
……るぅー……。
[そんな、満足げな様子の一方で]
ほんっと。
なんでこんなとこだけはむかしとぜんぜんかわらないの。
いや、それがらしさなのはしってるけど。
しってるけど。
[何やら、不満全開、と言わんばかりのものもいた]
……ぼくの身にもなれというものなのだよ……!
[ふるふる、握り締めた拳が震えている。
声もだいぶ低くなっている所から、少年が怒っているのは明白か。*]
……クゥ。
後で覚悟しておけ、なのだよ……!
[ふるふるしながらも、それを直接ぶつける事はしない。
何故なら、意識で伝える方が早いから。
ついでに、こっちの方が感情が確り乗るのでこちらの怒りゲージのたまり具合も伝えられるとか、そんな利点もあったりする]
[言い返された時>>159にはあった余裕は今はなく。
るるぅぅぅぅ、と低く唸りながら守り人を睨んでいた少年は、頭の上に乗った>>161何かに、きょと、と目を見開いた]
……る。
…………る?
[こてん、と首が傾ぐ。
はて、自分は何をされているんだろうか、と。
そんな思いがありありと現れていた。*]
……るー。
嫌というかだね。
[向けられる問い>>171に、もにゃにゃ、と返す]
…………まぁ、あまり触れないでくれると助かるのだよ。
[複数の本質を内に秘める少年は、それに気づく可能性を持つ者に触れられるのを是としたくない。
とはいえ、撫でられたりなんだり自体は嫌いではなく。
その辺りで、色々と複雑なものがあるのだった]
……あまり、深入りするのも、よろしくはないしね。
[ぽつ、と付け加えた言葉は、伺うような視線>>172に対する答えにもなるか。
複数の属性を宿す精霊、というのは基本的に数多くない。
風と光を宿している事は、少年が特異存在であるという一つの証でもあるから。*]
[気を使って、の言葉にはふる、と首を横に振る。>>185
強めに撫でる手にはほんの少しわたた、としたもののそれも一瞬]
……る。
[向けられた、ほんわかとした笑みに、こちらもにこり、と笑って見せた。*]
[元より、精霊師という存在は少年に取って嫌いではない。
ただ、現状では最も警戒すべき存在である、というだけなので。
『友人』という評は、それが精霊としての自身に向けられているだとしても心地よくあった]
……る。
ありがと、なのだよ。
[小さく小さく、感謝の言霊を紡いだ後。
少年はとてて、と守り人の方へと移動した。*]
/*
ユーリエ仔兎ネタを見ると、自分でやった牙兎思い出してつい笑ってしまうのだよ……w
やっぱり、結び付きやすいんだなあ……。
……るー。
公子殿、その手の釘刺しはするだけ無駄ともいうのだよ。
[わらう守り人の傍ら、少年はぼそ、とこんな呟きを落とす]
……クゥはそれ、言われ過ぎて感覚がおかしくなっているのだからね。
[続いた言葉は、かなり酷かった。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新