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ふう、やっと独り言を使える余裕が。
あ、すみません、色々遅れ気味で。ふかふかしたなまものでございます。
連休直前で色々忙しかった+今日、職場の歓送迎でな...(遠い目
― スラム街 ―
そうか。
[ お断り、というアイリの宣言に>>19男は低く笑う。喰うのは何も食料としてばかりではない、との意は口にはしなかった ]
なら、俺からは、離れておけ。お前は、美味そうだからな。腹の減った虎は、見境が無くなるものだ。
[ 忠告めいた言葉を再び口にして、大蚯蚓の体液に濡れた刀を、ぶんと一閃して腰に提げた鞘に納める。...と、ほぼ同時に、響き渡る声と、訪れる静寂>>#1 >>#2 ]
始まったな。
[ く、と笑って男は再び歩き出す、そこここに感じる獣の気配、その中に、男の退屈をまぎらすに足る相手が居る事を願いながら** ]
― スラム街 ―
[ アイリの零した言葉は>>28男の耳には届かなかった...いや、届いたとしても男は意に介さなかった。
元より、己の抱いた感覚を他者に理解されようとは、欠片も考えぬ性質なのだ。
ごく稀に、言葉以外の部分で通じ合う相手に巡り会う事も有りはしたが ]
.........
[ 一瞬、躊躇いを見せた娘が、それでも己の背を追って来た事に気付くと>>30僅かに口元に笑みが過る。
以前は、戦いの場で隠れるしか能の無い従者を連れていた狐に、何故そんなものを連れているのかと不思議に思ったものだが...どうやら、この娘も見た目ばかりではなく成長したらしい。
男に、その行動を「面白い」と感じさせるほどには ]
タイガ、だ。
[ 男が娘の求めた名を名乗ってやったのは、だから、その面白さへの駄賃のようなものだった。そして ]
お前は?
[ 足を止め、振り向いて問い返したのは、多分、とても珍しい気紛れのひとつ** ]
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この舞台設定だと見敵必殺キャラじゃないとバトルに動きにくいよね、という予想のもとに、この俺様キャラを採用したわけですが...正解だったね。
そしてこれ系だと、何故か妙に可愛い子に奇縁が出来るという謎仕様。(つまりアイリ可愛い)
ディーク、今どこらへんかなあ?外縁あたり?
既知の方が、ふっかけやすい感じがするから、なんぞ捏造するか。
― スラム街 ―
アイリ、か。
[ 男が足を止めた事に、娘が驚いたとは気付かず、名乗り返された名を反芻し、記憶する。>>48彼女を獲物と認識する確率は、これでぐっと下がったことになる ]
ああ?
[ だが、次いでアイリが口にした言葉には、怪訝そうに眉を寄せた ]
別に助けたつもりはないが...
[ 単に、同じ敵を追い払う為に手を組んだに過ぎない、と、言いかけて ]
...ああ、お前が主を助けたかったから、か。
[ あの時、隠れるばかりだった少女は、多分、自分が足手纏いであることを悔やんでいたのだろう、と、ふいに思い至って小さく笑った ]
ん?
[ そして、再び踵を返して歩き出そうとした時、アイリ同様、小さな獣の姿に目を留める>>59 ]
ふん。偵察か。
[ 殺気も敵意も見せない、そして、どこか気配の薄い獣は、男の食指には触れず、アイリが近付いて行くのも放置する。
それでも、その場を立ち去らず、刀の柄に手をかけはしたのは、相手がどう出るかを見定める気だけはあったからだが ]
...狼の匂いがするな。
[ ふと、吹き抜けた風に顔を上げ、目を細めた。
以前、幾度か、狙う獲物が『被った』ことのある若いハンターの匂い...狼の獣人であるその相手を、男は、それなりに評価していた。
つまり、退屈しのぎの遊び相手になり得る存在として ]
ディーク、だったか......奴なら、悪く無いな。
[ 風の示す先へと歩き出しながら、愉しげに呟いた声は、或いは獣の耳にも届いたか。
アイリと獣は置き去りにするかの形だが、特に急ぐ歩調でもなく、どちらがついてきたとしても、構いはしなかった** ]
― スラム街 ―
[ 狼の匂いに気を取られる前、どこまでも素直なアイリの物言いと、問いかけに>>80くつりと笑う ]
面白いな、お前は。
[ この世界に新種として産まれ、厄介な連中に追われる性を嘆きながらも、他者の幸福を願うなどと口にする娘。
恐らくあの狐にずっと護られてきたのだろう。
いや、或いは、だからこその従者か ]
生憎と、俺は自分の退屈しのぎを探すのに手一杯だ。他人のことにかまけてる暇はない。
[ 返した言葉は、矛盾だらけに聞こえたろう。けれど、男にとっては、紛れも無い真実だ。
その能力故に、この危険に満ちた世界に在りながら滅多に死ぬ事の無い男を、最後に殺すのは「退屈」だろうから ]
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