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[そう申し上げれば、彼はどのような反応をしただろう。
何にせよ、ウェルシュ様が後継者に指名された現状。
僕にとっては最高の結果だったと言っても良い。]
(陛下は元々そのつもりだったのだろうか。
それともフィオン殿か、他の誰かが意見したのか。)
[今となっては分からないことかもしれないが。
とにかく、これからもっと楽しくなりそうだ――。]*
/*
議場でウェルシュ様が王様ばんじゃーいって言ったら、誰かが「待った!」を掛けてくれると思ったんだけれど……あれ?このままだとそのまま話が進むよ???
[さて、僕がウェルシュ様に王位に就くよう申し上げた時、
周囲の様子はどうだっただろうか。
もしかすると、反対勢力――おおかた軍の関係者あたりから、待ったの声がかかるかもしれない、と僕は考えていたのだけれども。]**
/*
どうやって収拾をつけよう(
いつまでも玉座の間で騒いでるのも芸がないし。
まあ今は兄王子待ちかなー……?
[恐らくは多くの者が予想していなかったであろう展開。
どよめきと混乱が玉座の間を騒がしくする中で、
>>71ゾネス総督が、指名の自体を勧めるのが見えたなら。]
……総督閣下は分別というものを弁えておられないようだ。
王子への敬意を欠くばかりか先王陛下の御遺志を蔑ろにするとは。
遺言というものを一体何と心得ているのか。
[心底忌々しげにそう呟くが、しかし、
声は喧噪の中にかき消されてしまったかもしれない。
――それにしても、だ。
百官が騒ぎ立てる中にあって冷静に場を制し>>42、
ああもハッキリと王になる意志を表されるとは>>90。
さすがは僕が認めた御方だ。]
[とはいえ、僕にとっても想定外だったことが二つ。
一つは、文書が偽造であると騒ぎ立てる者が出たこと。
仮に真実だとすれば、主犯は尚書閣下かその周辺あたりか。
平民出の僕としては貴族的思考に凝り固まった彼らは気に食わないけれど、もしも本当に遺言が偽物だったとしたら。]
(――よくやった!と言ってやりたい気分だよ。)
[それから、もう一つ。
フェリクス殿下が明確に即位を認めない遺志を示された事>>81。
ずっと仲が良かったお二人のこと、最悪軍部に唆されたとしても静観かに留保といった態度を取ると予想していたのに。]
(……僕としたことが、読み間違えたかな。)
[これは良くない、非常に良くない。
これではウェルシュ様にどれほど名分があろうとも、
彼を支持する者がいる限り、事はそう簡単に収まらない。]
[とはいえ、僕にとっても想定外だったことが二つ。
一つは、文書が偽造であると騒ぎ立てる者が出たこと。
仮に真実だとすれば、主犯は尚書閣下かその周辺あたりか。
平民出の僕としては貴族的思考に凝り固まった彼らは気に食わないけれど、もしも本当に遺言が偽物だったとしたら。]
(――よくやった!と言ってやりたい気分だよ。)
[それから、もう一つ。
フェリクス殿下が明確に即位を認めない意志を示された事>>81。
ずっと仲が良かったお二人のこと、多少の動揺はあれ弟の即位を認めてくれるだろうと予想していたのに。]
(……僕としたことが、読み間違えたかな。)
[これは良くない、非常に良くない。
これではウェルシュ様にどれほど名分があろうとも、
彼を支持する者がいる限り、事はそう簡単に収まらない。]
[おそらく最善の結果は両者の和解。
ウェルシュ様の即位をフェリクス様が認めること。
遺言の真偽がその妨げになっているのならば。]
――ならばその任、我ら監査局にお任せください。
[>>92両者の前に一歩、進み出て。]
もしも先王陛下の御遺言が偽造されたとすれば、
実に由々しき事態、許されざる不正!
その真偽を検め真実を顕にするというのなら、
今までに数多の不正と暴き、腐敗を正してきた我々、
監査局こそが適任と言えるでしょう。
[そう名乗り出た。
調査の主導権さえ得られれば、後はこっちのものだ――。]
/*
さすがに誰かが反対してくれるよね?と予想しつつ。
このままシュナウザーに調査を任せたら危ないぞ(自分で言うな
以下はやりたいこと(やるべきこと)リスト
・即位の儀を進言
・先王の葬儀をウェルシュ様名義で行うよう進言
・偽造と騒ぎ出した言い出しっぺの調査
・不穏分子の監視
・軍への圧力を強める
(……ちっ、軍にも目端の利く奴がいたか。)
[>>110参謀の方を横目に睨みつける。
どうやら容易く僕の思い通りにはさせてくれないらしい。
だが、こうなっては仕方がない。]
臣としましても異存は御座いませぬ。
監査局と参謀本部、本来ならば領分こそ異なりますが
"共に手を取り合って"事に当たりましょう。
[どうぞ宜しく、と参謀の方へ作り笑顔を向けて。]
もしも遺言が紛い物であると判明した際は兎も角として。
本物と証明された時には――フェリクス殿下におかれましては、ウェルシュ様の即位をお認めになられますよう。
[そう言って、一礼したのだった。]*
/*
クロスボウで暗殺したならどう考えても暗殺とバレる気がするけれど、どうやって隠蔽したんだろう。
そこら辺、調べたら出てくるかな。
それを手がかりにアレクシスのキリングまで持っていけるかな?
[>>132ゾネス総督の言葉を聞いて、僕はつい笑みを漏らした。
およそ貴族というのはこういう奴らなのだ。
傲慢で、プライドばかり高くて、自分勝手で。
常に誰かを見下していないければ自我を保てない哀れな存在。]
いけませんね、総督閣下。
言葉は正しく表現しなければなりません。
"貴女がそう思い込んでいる"自負。
"貴女が勝手に考えている"道理。
"貴女が勘違いしている"過ち。
……の、間違いでしょう?
[だから、そんな滑稽な存在は盛大に嘲ってやろう。]
――自分本位も程々にされるといい。
"誇り"も過ぎれば"傲慢"となって身を滅ぼしますよ。
[そうやって嘲笑すれば、彼女は言い返してきたり、
あるいは怒りの言葉でも向けてきただろうか。
何にせよ、今は玉座の間にあって両殿下の御前。
僕への言葉は軽蔑も非難も全て聞き届けた上で、反論はせず相手にもしなかっただろう。]
……それでは、早急に調査に当たらせて頂きます。
[最後に深く頭を下げると、身を翻して玉座の間を辞する。
本当ならばウェルシュ様と、これからの我々が採るべき方針について相談したかったのだけれど――まあ、後からでも遅くはないだろう。]*
/*
おぉ、葬儀のことまで意識しているとはさすがウェルシュ殿下!
[ご機嫌取り]
葬儀を誰が行うか、っていうのは地位を示す格好の材料なのよね。
信長の葬儀やった秀吉みたいな。
[――その後、僕が監査局に戻って暫く。
僕が為すべき事、即ちウェルシュ様を王位に就けるための謀について思考を巡らせていると。]
…………。
[>>134非礼極まりないお誘いが届けられた。]
失礼にも程があるだろう。
常識的に考えて。
[まあ、僕はどこぞの貴族サマと違って、
あまり自尊心に重きを置いている方ではないから。
腹は立ちこそすれ、怒り狂って「貴様が来い!」などとは言ったりはしないけど。]
……あの参謀の男、昼行灯と聞いていたが。
かなりの切れ者なのは間違い無さそうだ。
[丁度いい機会だろう。
調査に関する話だけでなく、可能なら軍部の動きや、
彼個人の考えにも探りを入れてみよう。]
何人か僕についてこい。
……さて、行こうか。
[こうして部下を三人ほど引き連れて、
敵地というにも等しい、参謀本部へと足を踏み入れるのだった。]*
/*
ああ、ちゃんと暗殺だって一部の人は知ってるわけか。
シュナウザーは……どうだろう、微妙な立場だけど。
でも暗殺について知ってないと話が作りにくいし知ってることにしよう(
/*
ちょっと失礼します。
ひとつ確認しておきたいのですが、遺言が偽造された偽物だったか否かって設定してありますかー?
もし偽造で確定してるorしてないとか考えてあるのでしたら、宜しければ教えて下さると嬉しいです(ぺこり
/*
どうもどうも。
偽造などは設定していません。
そして、リヒャルトはこの文書に一切関わってません。
官長が関わっているということだけで、それにのった形です。
ついでに、、
>>178でありますが、文書の保管場所へは>>102半月前のそ数日以外は毎朝、毎夕、仕事として行っています。
―― 参謀本部 ――
いいえ、こちらこそ。
軍の中枢たる参謀本部にお招きいただき光栄の至り。
行き違いになった事はどうか気になさらず。
[>>178こちらもにっこりと作り笑顔を返す。
この参謀の行動は素なのか、それとも狙ってやっているのか。
何にせよ、僕らの化かし合い・腹の探り合いは
心底下らない所から始まったようだった。]
さて、まずは助力を頂ける事に深く感謝申し上げましょう。
監査局は軍と違って少数精鋭のため、常に人手不足でして。
細々とした雑務に気を取られることが無くなれな、安心して調査に取り組めるでしょう。
[と、今の僅か一発言に三個くらいの嫌味を含ませて。
本題である文書の真贋の話になれば、真剣な表情を浮かべ。]
……文書が保管されていたのは書庫の最奥部。
あの場の鍵を持つのは陛下と尚書閣下のみ。
故に、もしも"遺言は偽物"だったと仮定するならば。
偽造が可能なのは尚書閣下およびその周辺の者に限られます。
[先王陛下が持つ鍵は陛下しか持ち得ない。
ならばこういった結論に達するのは当然の帰結と言えた。]
また、考慮すべき事がもう一点。
あの詔勅には確かに国璽が押されていました。
御名の筆跡を模倣するのは容易いことですが、
国璽の印影までをも真似するのは非常に難しい。
[何者かが国璽を盗んだとか、勝手に利用したとかなら話は別だが。
もしもそんな事態が起きていれば、今頃は大問題になっている筈。]
そういった意味では、ウェルシュ殿下が語られた
『あの文書は確かに陛下が自ら記された物だが、
不幸にも軍の承認を得る前に急死なさった』
――という筋書きに、一応の妥当性はあると思います。
[ここまで話して、貴殿の考えは如何に?と話を振る。]
また、考慮すべき事がもう一点。
あの詔勅には確かに国璽が押されていました。
御名の筆跡を模倣するのは容易いことですが、
国璽の印影までをも真似するのは非常に難しい。
[何者かが国璽を盗んだとか、勝手に利用したとかなら話は別だが。
もしもそんな事態が起きていれば、今頃は大問題になっている筈。]
そういった意味では、ウェルシュ殿下が語られた
『あの文書は確かに陛下が自ら記された物だが、
不幸にも軍の承認を得る前に急死なさった』
――という筋書きに、一応の妥当性はあると思います。
[ここまでは、あくまで客観的な意見を述べただけ。
そこで、貴殿の考えは如何に?と参謀に話を振った。]
[――そんな話の最中か、後だったか。
>>183少し話を逸らして彼自身の考えを尋ねてみれば、
思いもよらない例え話>>184が帰ってきて。]
……失礼ながら。
その例えは前提からして破綻していますよ。
[僕は呆れたように首を振る。]
貴殿の仰る通り、この世の歴史上、
王位継承の隙を突いた侵略から発生した戦争は数え切ず。
また、外交努力が必ずしも成果を上げるとは限りません。
我々がどれほど平和を志していようと、
起きる時は必ず起きてしまう――それが戦争です。
[この程度は史書を読み解けば簡単に分かることだ。
戦争はいつだって"転がり落ちる"ように始まって、
誰にも止めることはできない、そういうものだ。]
故に、貴殿はこの国の護り手たる軍人の一員として、
外敵が現れた際にはこれを防ぎ、場合によっては討ち滅ぼし。
ラメールの王家と民、国土、文化を守る責務がある。
[何人が王であれ、その一点においては変わりはないというのに。]
にも関わらず、今の例え話の中にあって貴殿は、
フェリクス殿下の元でしか働く気が無いとでも言いたげだ。
[何故、ウェルシュ様の場合に限って攻め込まれると言うのか。
何故、フェリクス様の場合に限って武力行使すると言うのか。]
それとも貴殿はこう言われる御心算かな。
"己はフェリクス様の個人的な家臣で、ウェルシュ様が王になるなど認められない。軍人の責務など知った事か!"――と。
……ああ、失敬。
今のは例え話ですので、あまり気になさらず。
[気を悪くされたのなら申し訳ない、と軽く頭を下げて。
張り付いたような笑顔を浮かべたのだった。]*
―― 王宮・第二王子私室 ――
玉座の間での毅然とした態度、お見事でございました。
[深々と頭を垂れて敬服を表す。
今ここに集まっているのは、彼を支持する主要な者達。
そこには外務長官の姿や、尚書官長の補佐官の姿もあったか。]
……殿下、まずは無礼を承知でお聞きしておきます。
かの文書の真贋について、我が監査局は鋭意調査しております。
しかし、もしも、遺言が偽造であったと判明したら。
先王陛下が指名した本当の後継者が兄君であったとしたら。
――殿下は、如何されますか?
[僕としては、まず何よりも優先して、
これだけは聞いておかなければならなかったのだ。]**
/*
ふう……ここまでで一段落。
本当はアレクシスに暗殺についてカマかけしたかったけど中の人がリアルでいいアイデアを思い浮かばなかったので没になりました(
/*
村建て様はどれくらいの期間を想定していたんだろう?
まあでも数日の間に重要人物がバタバタ死ぬのは流石に不自然だと思うけど(
一月くらいかなぁ……?
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