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バトル系村二度目だし、演劇村は初めてだしで、表よりもずっとあわあわしている。散る。
だだだ大丈夫ですか。ご迷惑かけていませんか大丈夫ですか。
不安。とっても不安。
嗚呼、そうでしたね。
貴方はそういう方でした。
[心当たりのある様子に呆れた声を零すも、それが血を拒む彼の息子だと言うことは理解している。
彼を取り戻しに来たのだろうか。
それにしては随分と本格的だと、冷静な頭が壁を乗り越え、門を切り開いて行く者たちの姿を追いながら考えている。]
好きに、ね。
その言葉、忘れないでくださいよ?
と言っても、私は戦闘向きじゃないですが――ねっ!
[城の主が先陣を切るのはおかしい。
弟君は彼の安否が心配だろう。
それならばと、ひらりとバルコニーを飛び越え、二階から飛び降りた。]
― 前庭 ―
ようこそいらっしゃいました。
ご用件は何でしょうか。
どなたかとお約束を?
[軽やかな足取りで地面に降り立つと、剣を掲げる男>>23の前で優雅に一礼する。
この場に似合わぬ挨拶を落とした後、にっこりと微笑んだ。
右手の爪は常より尖ってはいるが、それ以外の武器を持っている様子もない。
ただ地に足をつけて立っている、細身な男の姿があった。]
[足止めの意味も込めて飛び降りた杭は、城主>>28の言葉と同時に意味をなくしたようだ。
身体の力を抜き、頭上を見上げると、珍しく楽しげな色を瞳に乗せる。]
そう、貴方は城主らしく、いつだって悠々としていればいいのです。
[誰にともなく囁いて、機嫌のいい野犬は、長の合図があるまで動くつもりはないようだ。]
― バルコニーから飛び降りる直前 ―
私の終わりは、もう決まっているのです。
ですから予定外のお客様には、早々にご退場いただかなくては。
[ヴィンセント>>29の言葉に答えた時には、既に身体は宙へ浮いていた。
戦いの礼儀など知らぬ存ぜぬ興味なし。
己の邪魔をする者は許さない。戦いに身を投じる理由など、それで十分だ。
作法だ何だは、どうぞ己以外でやっていただこう。
しかし気分屋な男は、野茨公の言葉>>28を気に入って、すぐに考えを翻すことになるのだけれど。
己が決めたことがルール。
それがアレクシス・フォン・ベルンシュタインの正義である。]
― 前庭 ―
[剣の切っ先が降りてきても>>40、笑みを浮かべた表情は変わらない。]
おや、雨宿りにしては随分と不作法な訪問ですねぇ。
教会の人間は、礼儀を教えてもらえなかったのですか?
[敵が名乗るより前に、男の手元>>41から強い殺気と力を感じる。
片方の足を僅かに下げて、己に降りかかるであろう斬撃に構えた。]
……何っ!?
[剣が放たれたことに気づいたのは、頬を風圧が撫でてからのことだった。
予想外の動きに出遅れた腕は、飛び行くそれに触れることも叶わない。]
っ、ギィ!!!
[思わず、死ぬはずだった日以来呼ばなかった彼の名を叫び、バルコニーを仰ぎ見た。]
――、
[それは幼い頃から刷り込まれた、反射的な回避だった。
華美さも優雅さもない、必要最低限身体をずらすことでショーテルの牙>>47が皮膚を貫くことを防ぐ。
反動で靡いた黒髪だけが、鋭い刃に刈り取られることになった。
腰まで伸びていた長い髪が、心臓の後ろ辺りまで短くなる。]
本当に、礼儀を知らぬ小童のようだ。
[囁かれる声は低く、深く。
振り返った瞳は、どろりと静かに濁っていた。
鋭く尖った爪を胸の前に構え、静かに息を吐く。]
ふ……っ!
[彼の背後から響く声>>49が合図だったとでも言うように、地面が抉れる程の力で踏み込み、彼の懐へ飛び込もうとした。
そのまま心臓を、無理ならば右腕を貫かんと、細腕を振う。]
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普段のRP村とは違い、誰に関わりに行くかも頭使いますね……!
能力行使までの時間とか、役職関係とかとか。
バルタンは2d襲撃だし、ヴィンセント公と接触しておいた方がいいと思ったの。
リエヴルもシメオンと接触かなとも思うけれど、今彼がまだ室内なので、前哨戦いかがですかなお声掛けだったのでした。
全力で嫌な脇役ポジションを駆け抜ける!
私も普段はそんなものどうでもいいんですけどねぇ。
今はなんとなく、礼儀を重んじたい気分だったんですよ。
それを君は妨害した。
だから許しません。
[にっこりと、当たり前のことを呟くように告げる言葉は、ひどく傲慢だ。
呆れるような視線>>63にも表情を変えることはなく、その点については気にしていないらしい。
独自のルールに基づいて行動する男の理念は、一般的な吸血鬼とも、常識とも異なる。]
私も一応魔の者ですからねぇ。
[狙った心臓も右腕も逃がし、代わりに左腕の衣服と皮膚を浅く抉り取った。
疑問に思ったのは、心臓を狙った場合、そこを守るために左半身を後ろにする者が多いのに、敢えて彼が左腕を差し出したことだ。
いや、右腕を引いた>>66と言った方が正しいのだろう。]
[警戒しながらも、踏み込んだ右足に力を籠め、爪を反転させる。
復路でもまた切り裂こうと爪を振るったところで、背後から聞こえる風を切る音に気づいた。]
……面白い。
[目の前の男に攻撃することを諦め、代わりにこちらへ晒された傷口付近へと肘と二の腕を叩きこむ。
別に傷口を狙う必要はない。趣味だ。
僅かでも触れることができれば、後は己が筋力で身体を反転させる。]
嗚呼、馬鹿はそう簡単には死なないんですね。
[振り返った方向、迫り来る剣の向こうに見えるギィ>>58の無事な姿と、鋭敏になっている五感が拾った音に苦笑を零す。
こんな時に、こんな時だからこそ、己の"日常"に触れて、どろりと濁っていた瞳が正常な色を取り戻した。
迫る剣など目もくれず、穏やかな微笑みを浮かべる。]
[右腕の布を切り裂いて、それなりに深い傷が覗いている。
不意を突かれてこれだけの傷で済んだのは、宙に浮かぶ黒の糸――ではなく、先程切られた己の髪だ。
地面に散らばったそれは宙を舞って、寸でのところで軌道を変えた。
今はその刃に巻きついたまま、彼の元へ引き寄せられる力と拮抗している。]
いやぁ、すみません。
頭に血が昇っていたみたいです。
私もまだまだ若いということでしょうか。
[最初に現れた時のような笑みが戻り、無事な左手で短くなった髪を梳く。
視界の端、巨大な茨が周囲を覆い始める。
消えゆく赤>>58と赤>>64に微笑んで、ゆるりと唇を動かした。]
後で、肩くらいは揉んであげましょうか。
[届くとも思わない。届かせようとも思わない。
約束にも満たない音は、野茨に覆われ、姿ごと見えなくなる。]
さて、と。
お仲間とはぐれてしまいましたが大丈夫ですか?
助けに行っても構いませんよ。
[茨の要塞と化した場所で、右腕から呪を纏う雫が零れ落ちる。
地面に染み込む度に細い蔦が生えてくる様子は、何とも異質なものだっただろう。
それらは傷口の上に絡み、腕を締め付け止血を施す。
そのまま腕を持ち上げれば蔦が千切れ、緑の輪だけが残った。]
私の死に方は決まっているんです。
貴方たちに殺される訳にはいかないんですよ。
嗚呼それと、『城主は二度殺さない』も条件ですねぇ。
それさえ守っていただけるのであれば、貴方たちの邪魔をするつもりはありません。
どうです。悪くない相談でしょう?
[右手の爪は元に戻り、赤く染まった袖だけが戦闘の痕を残している。
その手を伸ばし、ゆるりと微笑んだ。
首を傾げ、彼の返答を待つ。]
― 相談を持ちかける直前 ―
[腕を這う蔦は雫が落ちた数だけ伸び、傷口よりも心臓に近い位置で輪を描く。
まるで意思を持っているような動きも当たり前のように受け入れ、静かに笑んでいた。]
森に住んでいた頃は、人間から教会の黒い噂を聞くことがありましたが、随分と身体を弄ばれているんですねぇ。
正直舐めていました。
[腕を伝う雫は次第に少なくなり、袖の赤を残して、涙を止めてしまう。
決して早くはないが、通常の人間よりも優れた自己治癒能力が深い切り傷を塞ぎ始めていた。]
貴方、お兄さん、戦士さん。
私と交渉しませんか。
[そう声をかけたのは気まぐれが半分、彼の力を見とめたのが半分といったところである。
己が意志のためならば、何を犠牲にしようと構わない。
唇から滑らかな言葉>>81が零れ、笑みを深めた。]
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昨晩の判断も大分寝惚けていることが分かった。
バルタンはギィでもヴィンセント公でも、とにかく人狼組と接触させたかった、ね!
しかも噛まれるのは3dである。
2d噛まれでヴィンセント公に誘導した方がいいのはオズワルドさんだった……ごっちゃになってるぅ(´・ω・`)
もう大丈夫だよ間違えないよ。頑張る。頑張るもの。
(埋まった)
[素直に告げられない安堵>>78さえ、野茨公>>87にかかれば簡単に解かれてしまう。
茨に閉ざされる向こう、呟かれた声まではさすがに届かなかったが、口元は穏やかな笑みを湛えていた。]
私も随分と……ふふ。
[吐息と共に言葉を零し、胸元に手を当てる。
血玉の鼓動を感じた気がして、また小さく笑った。]
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お外で鳩さん飛ばして覗いたのですが、この野茨公>>101が彼の変態性をとてもよく表していて(褒め言葉)、それがとても愛おしい。
やっぱりね、それぞれのキャラがいるからこそなんですけれども、陣営の長となる人物の影響って大きいと思うんです。
ギィが城主で良かったなあ、と愛が溢れたので、こっそり灰を残しておく。
一度だけでも貴方の命を救えることを光栄に思いますって、アレクシスさんが言ってます。
[叩きこんだ肘にかかる衝撃は>>138、予想したものよりも弱かった。
それでも構わないと目の前の男>>139を軸にすることで、剣の奇襲を交わす。
深く裂かれた皮膚に表情を歪めることもなく、紡いだ交渉は彼の手を止めるに至ったようだ。]
潔いですねぇ。
教会の人間は大抵、自身を正義だと信じて疑わないと思っていたのですけれど、君は違うのでしょうか。
[教会の裏を否定しない様子>>140に、ただの無機物へ向けるような色をしていた瞳に、初めて目の前の人間への興味が宿った。
止血を終えた傷口は、既にじわじわと修復を始めている。]
吸血鬼だって完全無欠じゃないんですから、最期の時を考えたっていいでしょう?
私たちはただ静かに生きているだけだというのに、君たちのような存在が、勝手に命を奪いに来ますからねぇ。
考えることも多いんですよ。
[自身の命を狙うのは、人間よりも同胞の方が多いのだけれど。
しかしそれを口にすることはなく、淡々とした言葉>>142に肩を竦め、ぎち、と引き寄せられる剣に抵抗するように髪が軋む。
擦れ違うために近寄る彼の気配に隙はなく、笑みを湛えたまま言葉を紡ぎ続けた。]
よければ、教えてくれませんか。
君はなぜ吸血鬼を殺そうとするんですか?
[浮かんだ興味をそのままに、横を通り過ぎようとする彼に尋ねる。
未だ剣に髪は絡んだまま、答えを得るまでは離さぬと、言外に伝えていた。]
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24h更新久々で、もう2dに行くのか……!という感覚。
文章はしっかり、でも気持ちは巻き気味な感じで行った方がいいのかも。
もうちょっとリエヴルさんとも遊びたいのだけれど、我慢も大事(`・ω・´)
オズワルドさんは大丈夫でしょうか。あと1時間なのでちょっと心配(´・ω・`)
まぁ、それはそうですねぇ。
私も人里近くに住んでいたことはありましたが、この身を保つための糧は頂いていましたし。
[目の前の男>>204へ同意するように頷き、どこか楽しそうに笑う。]
教会の人間は、神を盲信する愚か者ばかりだと思っておりました。
貴方とならいい酒が酌み交わせそうです。
[それが実現しないことを知っていながら、夢を見るようでもなく、ただ感じたことをそのまま零した。
そこに先程までの敵意はなく、すでに戦闘する意思のないことを示している。]
貴方には、誰か大切だと思う方がいますか?
友人や家族、恋人、誰でも構いません。
[普通だと答えた男>>206に最後の問いを投げかける。
引き千切られた髪は力を失ったように地へ落ち、そのまま風に攫われていく。]
吸血鬼にだって、そういった思いを抱く者はおります。
だから私は、人間と吸血鬼の差なんて、大したことではないとも思うのです。
その感覚は、私には分かりませんが。
[同胞について語るにしては、どこか遠い響きを持った音が響く。
男にとっては人間も吸血鬼も、害を成す存在であることに変わりはないのだ。
そこにあるのはただ、無関心に近い嫌悪である。
肩を竦める動作には、侮蔑と自嘲の色が混じっていた。]
[悪戯のようにたった一本残った髪が、彼の剣の付け根に巻きつく。
魔の気配を宿したそれのせいで、剣へ纏う聖の力は弱められているだろう。]
貴方が約束を守ってくれること、期待しておりますよ。
ではまた、生きてお会いできることを楽しみに。
[勝手に約束だと言い表し、緩やかに目を閉じる。
戦った男の名を聞くこともなく、顔を見るために振り返ることもなく、己が血の落ちた地面を踏みしめ歩き出した。]
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オズワルドさんに情報提供しようかとも思ったけど、皆から一気に言われると混乱しちゃうかな。
ちょっと黙ってみる(・x・)
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