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……ふむ。
[何かに納得をした様子で呟きを漏らせば
不穏な気配の放出は消え、アサルトライフルの銃口がアリの前衛に向けば、的確な単発射撃で蟻の頭部を吹き飛ばしてゆく。
ジンロボが持つ銃器は黒蟻からして見れば桁違いの威力を持っており、生身の体に重機関銃弾を受けるに等しく、柘榴が弾けるかの如く頭部を喪失した蟻の山が連なってゆく。]
……キリがないな。
弾倉を交換する!
[それでも味方の数が不足しており、蟻の行隊列は止まらない。
空弾倉と空薬莢が周囲へと積み重なる。
取り付いたまま攻めあぐねているギアを乗せたまま、機甲級が地雷原に突っ込み、派手に爆散するのが視界に入る。
呉基地からも見える程の噴煙が立ち上った。]
ブロークンアロー! ブロークンアロー!
[女が宣言したのは、前線部隊の損害を考慮しない全面航空攻撃を要請するコールサイン。
それは同時に前線の維持が困難な程に前衛部隊が壊滅的な損害を被り前線指揮官が戦死した事を意味する。
実際はそれほどの損害は出ていないが、いまだ呉基地で補給整備活動を続ける後方要員は、これをどうとらえるだろうか。
緊急時のミスを装いオープンチャンネルで全方位へと発信されるそれは、恐慌状態を招くかもしれない**]
[バースト射撃を受け大穴を胴体に開ける戦闘を尻目に
突貫してくる事を確認すれば腰のハンドアックスを抜き正面に構える。
刃が発する高周波振動の不快な音を周囲に響かせ2体目をつま先で蹴り飛ばし、3体目を頭から叩き割る。
ソルジャー級とは言え、初戦は10mに達しない黒蟻では砂ジンの敵にはならない。 大人と子供のい戦闘だ。**]
……ッチ。
[勢い余って道路にめり込んだ手斧を引き抜きながら
無造作に横へ振れば、蟻の体液が周囲へと撒き散らされた。
その時、超高速で突入してくる機体を砂ジンのセンサーがオートフォーカスで捉える。
戦場で久方ぶりに聞いた人間らしい――非戦闘員らしい、もっともな感情のこもった悲痛な叫び声に、思わず声を返していた。]
人が居る――人が居るからだ。
後方に数万数十万数百万の人間が居る。
ここで食い止めなければいけない。
大を活かすために小を殺す――。
軍人は効率よく敵を殺し、効率よく使い潰されるのが役割だ。
そういうコマなんだよ、我々は。
呉本。私達は「ひと」である前に軍人だ。
[>>53 >>54奮闘する機体に返される抑揚のない声。
まるで合成音声のように聞こえたかもしれない。]
[コクピットに響き渡る後方警戒警報。
機甲級の巨体がこちらへ突撃する姿を後部センサーが捉える。
イレギュラーに気を取られ、注意が散漫になっていた事は否めない。
アサルトライフルのトリガーを引き絞りフルオートで弾を叩き込むが、タンク級の堅強な頭部を貫徹できずに嫌な音を立て全弾が跳弾。
視界一杯に広がる機甲級の姿に慌てる事無く
脚部ホバーを吹かし、闘牛士の如くすれ違うように突撃を回避すれば、機甲級左側面部の脚を手斧で切り飛ばす。
そのままの勢いで頭から道路に突っ込んだ機甲級は火花をまき散らし、後方のギアを巻き込みながらビルへと突っ込み、姿を消した。]
[コクピットに響き渡る後方警戒警報。
機甲級の巨体がこちらへ突撃する姿を後部センサーが捉える。
イレギュラーに気を取られ、注意が散漫になっていた事は否めない。
アサルトライフルのトリガーを引き絞りフルオートで弾を叩き込むが、タンク級の堅強な頭部を貫徹できずに嫌な音を立て全弾が跳弾。
視界一杯に広がる機甲級の姿に慌てる事無く
脚部ホバーを吹かし、闘牛士の如くすれ違うように突撃を回避すれば、機甲級左側面部の脚を手斧で切り飛ばす。
そのままの勢いで走行を続ける機甲級はやがてバランスを崩し、
高速で胴体と道路が接地する事で火花をまき散らす。
勢いそのままに、進路上のギア巻き込みながらビルへと突っ込み、姿を消した。]
[コクピットに響き渡る後方警戒警報。
機甲級の巨体がこちらへ突撃する姿を後部センサーが捉える。
イレギュラーに気を取られ、注意が散漫になっていた事は否めない。
アサルトライフルのトリガーを引き絞りフルオートで弾を叩き込むが、タンク級の堅強な頭部を貫徹できずに嫌な音を立て全弾が跳弾。
視界一杯に広がる機甲級の姿に慌てる事無く
脚部ホバーを吹かし、闘牛士の如くすれ違うように突撃を回避すれば、機甲級左側面部の脚を手斧で切り飛ばす。
そのままの勢いで走行を続ける機甲級はやがてバランスを崩し、
高速で胴体と道路が接地する事で火花をまき散らす。
進路上のギア巻き込みながらビルへと突っ込み、姿を消した。]
居るんじゃないんでしょうか……か。
希望的観測で実行される作戦には参加したくないものだな。
[知識はあるが、自身が答えを返す事は無い。
時間の浪費が損耗率を上げる事を理解しているからだ。
更に不和を撒くような言葉を重ねる事を忘れない。
立案者では無く、周囲に向けて心理戦を仕掛ける。]
>>76
その問いの意味が解らないな。
私としては弱気な前線統括官に代わり、有効な策を提示しただけだ。
君は何かしらの偏見を持っているように思えるのは気のせいか。
「多少の損害」が出るのは仕方ないだろう。
[躊躇なく言い切れば、弾倉の交換を行う。
上空を見上げれば爆風と共に空を昇る機体を>>74センサーが捉える]
……何をしているんだ。
[ホバー移動で落下位置に滑り込めば、球形機体を受け止める。
20m級のジンロボだからこそできる芸当だ。]
私はこの民間人を非戦闘地域まで運んでいく。
後は、「クイーンスレイヤー」達に任せよう。
[あっさりと言い切れば、呉港湾部へと機体を滑らせて行く**]
ああ――そうだ。
輸送機から降下したパイロットだな。
私は、ウルズ。
有望な企業に対する資金提供を行っているので
興味を惹かれれば優先的に調査を行っている。
それで、呉本は此処に居るがどうする?
展開している部隊はグローセンハンク・メカニカル所属パイロットの発案でクイーンを仕留める為に攻勢に出るようだが?
[呉本機を託すような事はせず、問いを重ねる]
了解した。
元よりその予定だったからな。
武運を祈る。
[男が機体を戦場の方へ向けるのを確認すれば
船が停泊している埠頭へ向けホバー移動を開始した。]
特務曹長 ウルズが「時間を進める」を選択しました。
……。
[心の内を見透かすように、その瞳をまっすぐに見据えるが
直ぐに視線は其れて彼女の祖父へと戻る。]
外宇宙……?
このご時世に、ますます面白い……。
今、外宇宙に目を向け機体を作り上げる。
金稼ぎだと思われるのも心外だな。
その趣味につきあいたい。
どこまでたどり着けるのが見てみたい。
そんな人間が財団のトップに居る。
私は、そこまで酔狂じゃないがな。
[十分に予想できた反応故に、更に言葉を重ねて説得を続ける。)
……ハハハ。
金に靡かない人間は見ていて心地良いな。
そこまで言われると私としては手の出しようが無い。
財団のトップにはそう伝えておく。
悲しみはするだろうが、見れるなら満足するだろう。
幸運を祈る。
[どこか嬉しげに言葉を紡ぎ、自身に腰に手を重ねれば
心底そう思っている様子で応援の言葉を返した。]
ところで、呉に留まるようには見えないが
今後の予定を尋ねても大丈夫かな?
[彼らの船に視線を向け、艦上で動く面々を眺めながめ始める]
……。
艦の予定航路の話を聞いている……。
[返答に対しては鼻で笑うが。嫌悪らしき気持ちは見られない。
が、続く言葉には流石に困った様子で改めて問い直す。]
随分と予定が詰まっているな。
自力で外宇宙機を作れるのだから
その技術を信頼している者が多いのは納得だが。
了解した。
忙しい所を長話に付きあわせてしまい申し訳ない。
[簡素な礼を別れの挨拶にして視線を彼の孫娘に向ける。]
戦場では、明確に向き不向きの適正が出る。
孫娘が可愛いのなら、もう戦場には出さない事だな。
次はないように見えるぞ。
[そんな言葉を残して女は砂ジンへ乗り込む。]
命を大事にはこちらの台詞だ。
民間人は無理に戦場にでなくていいものを。
……夢か。
[首輪付きには縁遠いものだ。
祖父と孫娘にジンロボが巨大な手を振り、背を向ければ
呉基地司令部へ向けて歩み始めた。]
― 呉基地:司令部 ―
ブロークンアロー発令に関して、ですか。
私としては最適手を取ったつもりですが。
臨時編成として曹長待遇で作戦参加を行いながら
権限以上の事を行い、命令系統を無視した事についての責任はあると理解しています。
は現場に留まり最後まで戦うつもりであった大佐殿の決意に泥を塗つてしまった事も……。
[そんな表面上のいやりとりの末
『財団へ厳重注意処分』といった所で話の落ちどころが纏まれば慇懃な無礼な態度と共に司令部から退出する。]
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