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……あ。
[電話を切ってから、しまった、という顔になり]
イケメンって、誰のことだったのかしら……何というか、複数の心当たりが。
攫われたって、本当ならただ事じゃ無いわよね。こっちからも警察に通報した方が……でも、具体的なことは何もわからないし。困ったな。
[首を捻りながら事務所を出て、階段を下りていった]
……まず一人は、無事ね。
[MH商店をひょいと覗き込む。商店街が誇るイケメン一号は、いつもの場所にいた。
背後からのぷいぷい、という声に振り返る]
あら、ラヴィちゃん、こんにちは。
[着ぐるみのめいっぱいな動きは、中の人がいると知っていても愛らしいものがある。
ぺこりとお辞儀を返し]
ええっと、ちょっと聞きたいことが……はっ。
…………。
[肌色の変態、と聞いて露出度の高い人間を想像していたのだが。
このうさぎの着ぐるみも、遠目には肌色に見えなくもない]
…………。
[いや待て、いくら何でもこのサービス精神旺盛、設定をきっちり守る職務に忠実なゆるキャラが、誘拐犯であろう筈が無い]
あ、あのね、誘拐犯か、うさぎちゃんを見なかった?
[不自然な沈黙のあと、出てきたのはそんな質問]
[>>84可愛く半歩後ろへ飛んだラヴィには、にこりと笑う]
あら、警戒しないで。「はい」か「いいえ」で答えられる質問にするつもりだから。
[>>86自分自身を指さすのへ調子を合わせ]
そうそう、可愛いうさぎちゃ……じゃなくってね、別のうさぎさんを探してるの。
肌色と、緑と、サーモンピンクの子。
もしかして、仲間だと思われて寄ってきたり……しないか。
ゆうべ飼い主さんの家から出ちゃったらしいから、今頃お腹空かせて……はっ。
[着ぐるみがしっかり抱えているラビットフードを、凝視した]
そうそう、サーモンピンクの子は、同じラヴィちゃんって名前なの。
でもね、ラヴィちゃんじゃなくて……ん?
[>>92再びラヴィが自身を指さす様にツッコミかけるが、そこに問いかけの色を感じ取り]
…………。
[集中する。
相手がテレパスでなくとも、意図的に思考を「伝えよう」とするならば、何とか読み取ることはできるはず]
知ってるの?
ええっとね……ごめんなさい、写真が無いから、色と名前しかわからないんだけど。
ピンクのうさちゃんを、見たのね?
ラヴィと子ラヴィ……。
[>>96リアルうさぎを抱っこする着ぐるみうさぎを想像した。うっかり想像したら顔が緩みまくった]
……そ、それは可愛いと思うわ。
でもね、その子、飼い主さんが探してるの。
いったんおうちに帰してくれるかしら?
プロデュースの話なら、もしかしたらレジーナさん乗ってくれるかも知れないし……。
[レジーナの民宿もまた、商店街組合に加盟しているのだ]
あ、ええっとね?
ラヴィちゃんが伝えようと思った以上のことは、読めないから心配しないでね?
というか……事務所に上がってもらって、普通にお話しすればよかったわねえ。
[などと今さらなことを言いつつ、商店街事務所へ案内してもらうことにした*]
―商店街事務所―
おじゃましまーす。
[>>104何度か足を踏み入れたことのあるその場所へ、声を掛けながら入ってゆく。
奥の間をぴったりと閉ざすまで、着ぐるみの頭に手を掛けようとさえしないゆるキャラ魂に、感嘆の声が漏れる]
……プロ根性よねえ。
で、えっと、子ラヴィちゃん。
[>>107示された段ボール箱を覗き込むと、サーモンピンクのふわふわした生き物が、野菜をもぐもぐしていた。綺麗な水の入った皿も、側にある]
よかった、これならレジーナさんも安心するわ。
保護してくれてて、ありがとう。ちゃんと世話してもらってたって、レジーナさんには伝えておくわね。
カナン君今日は来ないのかー(メモ参照
トールさんとグレーテちゃんに撃っちゃっていいかなこれ
いいかな
もうちょっとグレーテちゃん見ようかな
そしてもしかしたら、ラヴィちゃんと三匹の子うさぎちゃんのユニットが……。
[何かが伝染していたが、冷たいお茶を飲んで、少し落ち着く]
あ、わざわざありがとう、頂きます。
そうね、任務の三分の一が完了……ね。
[>>120まっすぐ向けられた視線を、何気なく見返す。
送られた思考を受け取る力を持つテレパスに、暗示の効果は二倍にばーい、であった]
…………じゃあ、他の二匹の子も探さなくちゃいけないから、私はこれで。
あ……小さな箱があったら、頂けないかしら。
いろいろありがとう、ラヴィちゃん。
[要らない段ボールに要らないタオルを敷いてもらって、そこにピンクのウサギを入れて事務所を後にした。レジーナに電話を掛けて、まずは一匹を民宿に届ける。
「ラヴィちゃんが」保護していたとの報告つきだ]
探偵秘書 ラートリーは、MH商店店員 トール と 女子高生 グレートヒェン を能力(結ぶ)の対象に選びました。
―探偵事務所入口―
[レジーナに子ラヴィを無事引き渡し、一度事務所へ戻る。
階段の途中から見えたドアノブに、何かが引っかけられていた>>102]
…………。
[職業柄、一応は警戒する。今まであったのは、宅配便の不在票や、ご近所からの差し入れなのだが。
バッグから小さな双眼鏡を出して、目標物を観察する。割と怪しい光景である]
……ああ、アリーセちゃんの。
[店名入りのシールのついた、可憐な花束を認めて、目を細めた。
事務所へ持って入り、さっそく花瓶に生ける]
綺麗ねえ……。
…………。
[パソコンを起動し、ここまでの経過を記録しておく]
所長には……夕方まとめて、の方がいいかな。
カナン君には、一匹見つかったって知らせないとね。携帯にメールしておこう。
……テレパシーだと、あの子目をつぶっちゃうから。ふふ。
[くすりと笑ってから、スズランの花束に目を向けた]
…………。
アリーセちゃん、かあ……。
よく、カナン君のこと見てる気がするけど……。
…………。
いい子だもんねえ……。
[清楚な花の姿をみつめ、ため息をこぼす]
[これについては、自分の「読む」力が弱いことに感謝している。
とてもじゃないが、真実を知るのは怖い]
……じゃなくて。仕事、仕事。
っていうか、レト遅いわね……どっかで電柱にぶつかったりしてなきゃいいけど。
『レトー?今どこ?まさか、肌色の変態に攫われてたりしないでしょうね?』
[いろいろと間違ったメッセージを送った**]
[弟の嫌そうな声(?)に、しれっと返す]
『あ、うん、攫われてないならいいのよ。
戦いって……危険な仕事はさせないって、所長も約束してるでしょ。信用しなさいよ。
ペット探しだって言わなかったっけ?』
[言ってない>>65]
『三匹中一匹見つかって、あと二匹なの。上空からの捜索をお願いするけど、説明もあるからいったん事務所に来てね』**
探偵秘書 ラートリーは、探偵秘書 ラートリー と 新米探偵 カナン を能力(結ぶ)の対象に選びました。
あ……メール?
カナン君……。よかった、肌色の変態に攫われてなかったのね。
[>>172差出人の名にほっとしながら、メールの内容に目を通し]
ぷっ、
もう、こういうの、どこから持ってくるのかしら。
…………。
『おつかれさま。もうすぐレトも来るし、珈琲の準備して待っt』
[にまにましながらテレパシーを送っている途中で、窓から何かが入り込んできた>>173]
!?
[弟が窓から入ってくるのなんて、いつものこと。
事務所でも、自宅でも。
でも今は、プライベートな思考の真っ最中だったから――
相手が誰だか確かめる前に、つい、怯えてしまった]
『……カナン君!』
[強く念じたのは、その人のこと]
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