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知ってる。
おじいちゃん、自慢したことあったから。
絵になるって知ったら、きっと喜んだだろうね。
[告げつつ、視線は一瞬、祖父が愛用していた揺り椅子へと向いた]
――じゃ、また! 楽しみにしてる。
[袋を受け取った後、画材道具とともに外へ出ていくヨアヒムを見送ってから。
何のために扉を開けたのかを思い出して、再び、寒気の中へと身を乗り出す]
よっ、……と。
[扉のすぐ横に看板を立てる。
「OPEN」と書かれている面が訪問者に見えるように]
さて、今日も一日頑張るよー。
[司書の朝は早い。
ゆえに昼間、暇な時は、迫りくる睡魔を本を読んで追い払うのがよくあるパターンなのだが、
絵の完成が楽しみで、今のクララはむしろ浮き足立っていた。
とはいえ絵を飾るスペースの問題と、深刻な人手不足という現状は未だ付きまとう。
今は良く晴れて視界もきいているが、いずれは銀嵐がこの地を覆う。
さて、雪かきを誰に頼もうか。
この時期も村に残っている人々の顔を次々と思い浮かべていたが、
一人の男性に差し掛かったところで、それがふと止まる]
― 回想・数年前 ―
[あれは確かお使いの帰りのことだった。
暗くなる中家路を急いでいると、一人の男性とすれ違った。
村を出る前にはいなかった人。
確か行き倒れているところを村長に拾われ住み始めるようになった、]
兵士、……さん?
[名前が出てこなかったのでそう呼んでから、問う]
なんで、ここにいるの?
[言葉こそ不躾なものだったが、その言葉を放つクララの表情は、
兵士という職に就いていた、と聞いている目の前の人物へ、
“怖い人”という印象を抱いていたせいで、相当こわばっていた]
― 回想・了 ―
[あの出会い以来彼――シモンとの接触は避けてきていた。
歳を経るにつれていたずらに“怖い人”と思わなくはなっていたが、
“気まずい”という思いは消えなかったがために]
……ふぅ。
[過ぎてしまった時の重さをかみしめた後、
画集をカウンターに置いた。
棚に戻すのは、もう少し楽しんでからにしよう**]
― 記憶の断片 ―
[12年前――
一介のバイオリン奏者だった父は、風花の村から山をいくつも越えた街の楽団で、
己の腕を発揮する機会を得た。
これで家族にも楽な暮らしをさせることができる。
そう言って父は喜んでいたし母も同意見のようだったが、
風花の村しか知らなかったクララは、街で暮らすことに一抹の不安を抱いていた。
それでも父の演奏風景をできるだけ近くで見ていたかったから、
不安を押しのけて両親についていったのだけれど。
結局、6年経っても、街の空気に慣れることはなかった]
[そうして、戻ってきてみれば今度は、
自分を欠いていた6年の間にも村は、自分を置いて変わっていく――、
そんな、自分勝手な寂しさにとらわれることもあった。
幸いにも、自分の居場所がない、と感じることはなかった。
そう感じなかった結果が、図書館仕事時以外はほぼ閉じこもっていた、
祖父が亡くなるまでの5年半だったわけだけれど]
― 図書館内 ―
[そんな家庭環境のせいか、実はこの図書館、
音楽関連の蔵書が意外と多い。
暇を持て余し、楽譜の並んだ棚を掃除していると、
本の隙間からぺらり、と紙が落ちてきた。
拾い上げ、まじまじと眺める]
…………あっ!
昔失われた楽譜の2(3x1)ページ目!
こんなところにあったとは。
[楽譜に並ぶ音符からメロディーを頭の中で思い浮かべれば、
4年ほど前に聞いた、美しいバイオリンの音色がありありと思い浮かんだ。>>496
記憶を頼りに採譜したはいいが、これまで使われることはなく、
あまつさえ一片を紛失していた楽譜。
大事に、元の場所へと戻しておいた]
……天気が?
[当面は銀嵐の心配もなさそう、というローゼンハイムの見立てを把握していたから、
怪訝そうに首を傾げたけれど、
ふいに窓が風を受けてがた、と音を立てるのを聞けば、]
分かった。絵を飾ったら宿屋に行く。
人狼の噂のこともあるし、このままお世話になるのもいいかも。
絵を飾るの、壁じゃなくて柱になるけど。
[1階奥の読書スペースに、いくつか角形の柱がある。
この大きさならば問題なく飾れそうだ]
ヨアヒムは先に行ってていいよ。
[そうして、またヨアヒムを見送ったのだった]
/*
まあ、画集の件がなければ最後は直球だったろうなー
そしてペーターがクララのことを憎からず思っていることはわかった 同い年補正かっ
― 村道 ―
お・や・つ、お・や・つー♪
[新緑の村が人狼だか妖魔だか、とにかく人外の存在に滅ぼされた。
そんな噂が気がかりでヨアヒムには真面目な態度をとったが、
もちろん、おやつも、楽しみである。
OPENの看板は館内に引っ込めて、鍵もちゃんとかけてきた。
今日はあまり来客が見込めないと思ってのこと]
――くしゅん!
[唐突にくしゃみをした。
寒さのせいだろうか、と暢気に思う。
自分がペーターとヨアヒムの間で話題にのぼっているせいとは露知らず。
風が、時折身を切るような冷たさをもたらしながら吹いていた]
[話をしよう。子供の頃の話を。
いくら村に子供が少ないからといっても、
何歳か歳の離れた面々は“おにーさん”“おねーさん”という思いが先に立って、
なかなか気の置けない付き合いはできないものだ。
そんなクララにとって、同い年であるペーターはまあなんというか、
友人と呼べる貴重な存在であった。
とはいえかたややんちゃ盛りの少年、かたや本の虫の少女。
一緒に遊ぶことは意外と少なく、すぐに思い浮かぶ幼少の記憶といったら。
フリーデルに何らかのトラウマを植え付けられたペーターを、
一歩引いた目線で慰めている図だった]
[6年前――
再会したペーターは、記憶に残る子供の頃の姿とほとんど変わらなかった。
驚きは計り知れず、図書館の蔵書を駆使して、
興味本位で“成長しない”という現象について調べもしたが、
本職に分からなかったことがどうして自分にわかろうか。
ともあれ、見た目は変わらずとも中身は歳相応に成長しているようで。
同い年の友人としての距離は、変わらず保てているのだった]
[ああ、そういえば。
子供の頃一度だけ、ペーターに本を貸すのではなく、あげたことがあった。
『吹雪踊る雪の聖霊』の、物語。
細かい内容はすぐには思い出せないが、あの頃この本をいたく気に入ってたのだけは覚えている。
家族の誰かのうっかりでもう一冊手に入ったのを機に、
ペーターにも勧めてみようと手渡したのだった。
あの頃の自分は、御伽噺に出てくる不可思議な存在が現実にもいればいいと、
そんな願望を抱いていたけれど、
今となっては―――]
/*
うーわああああwwwwww
わりとすんなり取り込めそうな役職がきた!
シリアスRP村で霊能系ってひさしぶりじゃね?
そして仮面師がみっつも……(ほろり)
(※仮面師があったら希望してたナカノヒト)
/*
ま、何はともあれ、
特殊な形だけど念願のおまかせ赤だーーーーー!!!
そこむしろランダム赤って言わない
ええい灰ptがもったいないがおふろる!@14pt
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