情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
───── 人の子らよ。
[声は空に、空気の振動によらず心に響き、
その場にある者、そしてその場にない者らの上にも響く。]
不遜を止めよ。
天は人の子の踏み入る領域には非ず。
天を目指すは、愚か傲岸不遜の所業と知るが良い。
[その響きは優しく───、]
思い上がりし者らには天罰を。
悔いぬ者らには粛清をこれより与えよう。…だが、
[────、慈悲深く。]
未だ天の門は閉じてはおらぬ。
祈る者には救いと喜びが与えられよう。
人よ、人の子らよ。己の罪を悔い祈りなさい。
浄化の炎が地を焼き尽くすより前に。
心より悔いる者の前にのみ、天の門は開かれるのです。
[そして無情に、地への粛清の開始を言い渡したのだ。**]
Hosanna in excelsis.
/*
開幕宣言どうする?どうする??ってした挙句のこれ(
細かいことは置いといて、開始しますね!!
という大雑把です。ゴメンネ…
/*
結局事前ログ書き損ねてこうなってるわけなんですが、あの、大天使ナネッテ。とか書こうとしてて、あの。
つwwらwww
ってなってしまっていて。あの。つらい!!!
多分これは最後までつらいやつ…私のばか…
─ 光の船 ─
[その日、地上に降臨せし巨大なる光の船は、
単に御船、もしくは御座などと呼ばれている。
それは天のいと高きに、
人の手の及ばぬと思われるほどの高みにあって、
地上を圧するように見下ろしていた。
地上を滅するべく渡り来た天の軍、
それを率いる大天使の姿も今そこにある。
通常、大天使ナネッテと呼び習わされる、
三対六枚の羽根を背に輝かせる大天使である。]
[地に粛清を。
基本的に、天より全軍に下された命はごくシンプルなものだ。
傲岸不遜なる人の子らに粛清あれ。
思い上がりには罰を、そして
とはいえ幾つかの指針はある。
まずは徹底して、宇宙船への攻撃が指示された。
具体的には宇宙発射場、そこに集う船々だ。
これらに対し、徹底的な破壊の命が下された。
続いて造船所や研究所、そうしたところも狙われた。
それらの場にある人々は「悔いなき者」と見做されて、
祈りの機会も与えられることなく”浄化”された。
だが。街への被害は当初比較的軽微であった。
ことに教会へは、まったく危害が加えられることはなかった。
天使の翼教会、奇跡の子の降りし教会へは。]
………、そう。聞こえますね。愛し子よ。
[大天使は、麗しき頬を笑ませて囁いた。
この場にない者、背に羽根を戴かぬ者。
けれど確かに、天に絆を繋ぐ
もうじきです。
じきに地上は正され、正しき祝福が地を満たすでしょう。
待っておいでなさい。じきに会いに行きます。
貴方は天の──…私の愛し子なのですから。
[そうして、見えぬ彼方へと慈悲深く微笑みかけた。**]
/*
そういやみんながつけてるような恰好いい肩書を…
付けた方が良かったかどうなのか
大天使。くらいしか思いつけなかったので、で。
天軍指揮官で充分よな!???
あまりにやると、多分自分がつらい(
/*
クレメンスがさらっと大量に高官を殺してきたのに、思いっきり噴き散らかした。噴いた。(二度)
お前、実は天使側やろ!!!!!!w
― 回想 ―
[耳に響くは愛しき者らの紡ぐ声。
それは或いは地上に残せし愛し子の、
それは或いは地に降り立ちし光と影の御使いの。]
─── アデル。
[そう、あの子の名を呼んだ日を覚えている。>>66
元は取るに足りぬ、小さな淡き光であった。
けれどもそう、その輝きは
ありふれた光の中にあって一際清澄で───純粋で。]
そう、お前には
おいで、黙示天使───アデル。
汝にその力を授けましょう。
[微笑みかけ、手を差し伸べた先。
輝かしき祝福が、天に溢れた────]
― 光の船 ―
[そうして今、名付けし
その様子を、大天使は目を細め見つめていた。
地上に目を遣れば、遠く影>>71の落ちるが見える。
光と対極にありて、しかして互いになくば在り得ない者。
各々に欠くべからざる、天の御使い。]
良い。始めよ。
[呼びかけ>>47に返ったのは、短くそれだけの音だった。
ただ響きの中、穏やかに微笑むかの気配が伝わったか。
そして見守る先、過たず光が地上に降り注いだのだ。*]
― 光の船 ―
[大天使は依然として、天の船に留まっている。
光の船は人の子が目を逸らしたくとも逸らし得ぬ存在感で、
悠然として天の高みにある。
良く見れば、その輝ける船から次々と、
天の軍勢が飛び立つのが見えるだろう。
それはあたかも、尽きせぬ天の栄光を示すが如く。
いっそ幻想的とすら言える有様で、空に君臨するのだ。]
[その高み、地上を見下ろす一室に大天使の姿はある。
地上には既に黙示天使と告死天使、
配下の両翼ともいえるだけの者らが降りている。
彼らの齎す救いに間違いはないはずだった。
ゆえに今は、時を待っている。
地上のいとし子、その声>>149に応えるべき時を。]
影。あれはシメオンか。
[遠く、地上に光の影が閃く。>>175
その波動に、大天使はふと意識を向けた。
正しき救いを齎すためにと、地上に先んじた影。
であれば、さては救うべき者を早速に見定めたか。
──── ふ、と。
大天使の口の端に、淡き微笑みが上った。
瞳は慈愛の光を湛えて影の波動のありし方を見遣る。
視線は地上に、けれど意識は、遥か遠い日へと向けられた。]
― 回想 ―
[最初は、小さな興味だった。]
光の影? 影の天使と……?
[光に満ちた天界に於ける異質。
光の中にありて、影に己の位置を定める者。
そんな異質が、ある時大天使の間で話題になった。
好意的な話ではない。
影は厭わしき、排すべきものとして語られていた。]
影も主の御心と共にあるというのにですか。
好ましくないというだけで、それは性急に過ぎましょう。
影は光あってこそ、存在するもの。
この世の中に、全き光など神以外のどこにもないのに。
わたくしにも…貴方にも。
[そう指摘すれば、相手は憤慨した顔をした。
災いの元となる前に、狩るべきである。
その主張に首を横に振り、ナタリエルは口を開いた。]
ではその影、わたくしが預かりましょう。
我が手元にて、その影の在りよう見極めましょう。
それで如何か?
[相手はそれにも不服そうな顔を見せたが、
問答無用とばかりに話を切り上げて黙らせた。
シメオン・シュネーグレックヒェンという、
特異な天使と顔を初めて合わせたのはその後の話だ。]
シメオン・シュネーグレックヒェンとは、お前ですか。
ナタリエル・ネッセテリウル・テレイアです。
[大天使の前に歩み出た時、彼が何を思ったかを知らない。
事の顛末を知ったかどうか、それも聞いたことはない。
ただその時より、影はナタリエルの傍らにあり──…]
そのままで良い。
[ある時、そんな言葉を掛けたことがある。
何かの話の折にだったか、二人きりの会話の折に。]
お前はそのままで良い…いや。そのままが良い。
影の裡の光、光の影。
お前の波動を感じると、わたくしも安らぐのだ。
シュネーグレックヒェン、シュネーヴァイス。
[言葉遊びめいた響きで、告げて微笑う。
それに返るを知るのは己のみ。
影の在りよう知るのが知る者が、稀なると同じように。]
― 光の船 ―
[──── そして現在。
影は光の御心に添い、その刃を振るい続けている。
その様はあたかも太陽に添う月、淡く輝ける者。]
見定めるなど。
本当はまったく必要などなかったのだよ。
ただ……好い。と思ったのだ。
[はじめにその心を、その響きを感じ取ったのだから。
強烈な輝きではなく、然して影に紛れし静謐なる光を、
確かにこの魂は感じていたのだから、と。
独り言を聞く者はなく、大天使は一人静かに微笑み続けた。*]
― 静観の刻 ―
[地上に天の軍勢が攻め来りてより暫くの時。
一見して、天の攻勢は凪いだかのように思われる。
だが天上に光の巨船は依然としてあり、
敵対すると見えた者、
天に歯向かう者への刃が鈍ることはなかった。
それでも地上の民にとっては一時の凪であり、
その中には、天使に従い救いを求める姿のないではなかった。]
『天に歯向かうというのか。
天使様に逆らう者に───死を!』
[ぽつぽつと、このような者が現れた。
ありふれた刃を手に握り、それを同胞へ振るわんというのだ。
総じて、そうした者は天への信仰を口にした。
信仰を───…、いや。狂信を。
天使を見た、との証言がある。
光に触れた者が、その性格を一変させたとの声も。
そうした話は救世主の齎す奇跡の話とは別に、
染みのように静かに、じわりじわりと広がり始めていた。]
― 光の船 ―
[黙示天使の訪れが知らされたのは、
天の軍勢の降臨より一週間ほども後のことだ。>>309
未だ天の船に留まりし大天使は、すぐに彼の謁見を許した。]
来たか、アディリエル。
[名を与えし天使を迎えれば、大天使の顔にも笑みが浮かぶ。
振り返る背景には一面の大きく透明な壁面があり、
そこから地上の様子を確かめていたのだとは知れるだろう。
黙示天使を見返せば、三対六枚の羽根が背に揺れた。]
人の子らは、一先ずは沈黙をしたか。
[これだけでは済ませるまい。その予感はある。
とはいえ粛清の刃振るうにも相手は見極めねばならず、
それだけの猶予を、天の軍も置いていた。]
どうだ?地上は。
/*
クレメンスいるからいいやと思って投げたやつ(
ありがとう、流石ですww
あーんまり破壊活動に勤しみすぎると人間側きついよねって…いう、うん…。加減に迷いつつ、アデルの来訪とても嬉しい。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新