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…なぁ、千代。契約すれば……また、夢を追えると思うか?
「それは主様次第じゃのう。わらわが断言できることではない」
だよな…、……
「時間はないぞ、主様よ。なぜなら試練は今日の日没なのじゃからのう」
それはわかってる。何度も聞いたから流石に覚えた
「わらわとしては、今すぐにでも契約してほしいがのう」
[一か八か、賭けだろう
得られるものは多い――失うものも多いが
再び、考え込む
やがて意を決したように千代を見、頷いた]
わかった、契約する
「ほ、ほ。良いぞ、主様よ。ならば早速契約の儀をしようぞ」
[差し出された千代の手を取れば、部屋中に広がるのは
夕暮れの
入日のような
黄金色
右鎖骨に熱が籠り、弾ければ、そこに宿るのは先程の光と同じ色の石
もう、後戻りはできない
左手の薬指に嵌る指輪をじっと見つめ、アコーディオンの音は予鈴が鳴るまで響くだろう*]
/*
改めましてこんばんは、As_Senaこと瀬那です!
ついに来ましたスブロサ3 ドキドキ皆勤賞(?)です
変なミスしないように指さし確認!
頑張るぞ!えいえいおー!
[事の発端は予鈴の後
今回の舞台となるらしいロー・シェン邸を下見したいと言い出した千代に引き摺られ、早退届を出し、友人に連絡を入れ、この場にいる]
「ほ、ほ。大きな屋敷じゃのう。主様よ、わらわもこんな家に住んでみたいぞ」
(知らねえよ……)
[珍しくはしゃぐ千代を横目に、連音はもう幾度目か知らない溜息を吐く
何故、こんなことに……
確かに学校に行ってたら試練の時間には間に合わないだろう
そんなことはわかっているが、納得はできない]
「ほれほれ、主様よ。入らぬのか?折角の機会であろう」
(観光する気満々じゃねえか……)
[契約者との絶妙な温度差を感じつつ、ロー・シェン邸へと足を踏み入れた**]
あ、はい?
[振り向き一瞬、目を丸くし
次いで、じっと目の前に立つ男を見つめ
その男は、目が見えていない
そう理解したのは少しの間の後で]
「ほれ、声をかけられたのならば挨拶くらいせぬか」
え、あー…初めまして?
[戸惑いつつも彼に挨拶をすれば、俺でいいんですよね?と確認するように首を傾げて*]
/*
チップがメイド服着だして笑ってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww無理勝てないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/*
まってゲオルグさんのメイド服見えたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww無理wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いえ、大丈夫っす。……あー、ガイドさん?どこ…っすかね?俺もさっき来たばかりで……
[辺りを再び見回せば、奥の方に観光客らしき集団が見えた
恐らくガイドもいるだろう]
あそこに居そうっすね。俺案内しますよ、手出してください
[彼も初めて来たのだろう
目の見えない中、1人で行かせるのも申し訳なく
せめてもの気遣いに、手を差し出して]
あぁ、あそこの!俺は行ったこと無いんすけど、部活の友達がよく行ってるって言ってたな
[場所を聞けばすぐに思い当たったようで、今度行ってみようかな、と零せば楽しそうに笑い]
結構細かいところまでデザイン凝ってますよ。さっき階段見えたんすけど、あの、こう……上に行くときにぐるって回るところとか凄かったっす
[悲しいかな、語彙力の無い頭では踊り場という単語は思いつかず
隣で可笑しそうに笑う千代を無視し、先へ進もうとすればかけられた声に再び振り返り]
へっ!?手続き!?
[素っ頓狂な声が、響き渡った
すぐに空いた方の手で口を押さえ、手を繋いでいる彼と別のガイドにすみません、と頭を下げ]
「なんと、恥ずかしい……!隣に居るのも嫌じゃ……」
(うっせーな…!)
[恥ずかしさに頬を赤らめながらガイドの人の案内で入り口に戻り、名簿らしき紙へ名前を書き
テンパりつつもガイドの人へお礼を述べる
盲目の彼は、すでに見失ってしまって]
…名前、聞いときゃよかったかな
[名残惜しそうに呟き、さて向かう先は21(28x1)**]
[丁度、観光客の集団がガイドの案内で寝室を見学しているところで
集団に交じり話を聞いてみるも、連音にとっては何やら小難しい言葉の羅列でしかなく
早々に飽きて部屋をうろつき始め
とある親子の会話が聞こえたのは千代の小言を聞き流した直後]
[小さな男の子の語る夢は、輝き、煌めき
とても、眩しい、眩しすぎるんだ
誰かの夢を聞く度に、からっぽの自分に影が落ちていくようで
哀しそうに眉を下げ、俯く
光から逃げるように、気持ちを落ち着かせるように、ベランダへと続く扉へと近づいて]
「…主様や」
(わかってる、わかってるよ)
[溜息、その表情は暗く
暫くの間、暮れゆく空を眺めては]
「……」
(…大丈夫だって、千代)
(もう人の夢を盗ろうとは思わねえから)
[不安げに見つめる千代の頭を撫で、安心させるように言い聞かせて
ふと、肩に散る薔薇の花弁
手に取り、見つめ
もうすぐ始まるであろう試練へと、思いを馳せ*]
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