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[パパやママには甘やかされて育ったものですけれど
それでも ドロシーは、小さな頃からお勉強ばかりでしたから。
お屋敷の近くで遊んでもらったことはあっても、遠出はあまり許されてはきませんでした。
だからこうして、視線をあちらこちらへ動かしてしまうのも仕方のないことで。
もしかしたら、服を脱がせる彼>>133にとっては、その動きは迷惑だったかもしれません。
とはいえドロシーは、そんなのまったく気にはしていませんが。
服を脱がされ、義足を外され。
ひどく身軽になった気持ちで脚を見つめていれば、ぽつりと落とされる言葉>>134には瞳を甘くゆるめ]
……はじめて。
ふふ、おそろいですね。
[言葉ににじむ喜色は、ドロシーのかんちがいでしょうか。
彼もまた、この旅行を楽しんでくれていると。そう 思っても、いいのでしょうか。
……そもそも。ほんとうの目的は、ただの旅行ではありませんが]
わぁ……!
すっごく、きれいです……
[彼に抱えられ、脱衣所を抜けたさきに見えた風景>>135に、ドロシーは大きな瞳をこぼれんばかりに見開きました。
お屋敷ではとうてい見られないその光景は、ひどくドロシーの心をゆさぶり。
待ちきれないとばかりに身を乗り出していましたから、彼が止めなければ自ら湯船へとかけよろうとしてしまっていたでしょう。
とはいえ 義足を外したドロシーに、そんなことはできないのですけれど]
う〜〜、
[そわそわ。
椅子に座らせてもらっても、視線は温泉に釘づけで。
あせらなくても逃げないとはわかっていますが、ちいさくゆれる身体はどうしようもありません]
[けれど向けられる視線に気づけば、すんだ瞳を彼に向けて。
うかべるのはただ、無邪気なほほえみだけ。
彼の"考え"などかけらもしらないドロシーは、
自らの従者として、全幅のしんらいを彼へと向けています。
おさえこまれた欲望も、その視線がはらむ意味も。
なにも、どれひとつ。ドロシーは、しりはしないのですから]
[かけられるお湯よりも、今はよせられる眉>>137の方が気になりまして。
今まで意識したことはありませんでしたが、そんなに痛いのでしょうか。
それならば。今度からは、一緒にお風呂に入るのも、やめてあげようかしら。
ぼんやり考えるのは、そんなこと。
だから、とうとつに聞こえた舌を打つ音には、ぴく と表情を強ばらせ。
髪のことを指摘されていると気づけば、こてりと首をかしげます]
べつに、そのぐらいいいですよ。
[ふわりとゆれる髪は、確かにドロシーの自慢ではありましたが。
多少ぬれたくらいで、すぐさま傷んだりはしませんのに。
過保護というか、なんというか。
そういうところも、きらいではありませんけれど。
――まとめられた髪の毛のせいで、頭がおもくって
あまりいい気分ではありませんが、従者の気づかいとあれば断りにくいというものです]
――だいじょうぶですか?
[湯に足をつけ 痛みに眉をしかめる彼>>138に、ちいさくといかけます。
大丈夫もなにも、彼はドロシーの言いつけでこんな目にあっているのですから
それはなんともこっけいな問いだったでしょうけれど。
それでも ねぎらいのつもりでしたのに、目の前で痛がられてしまっては、眉も下がるというものです]
ひゃくといわず、
ずっと つかっていたいきぶんです。
[彼の脚の間、その両脚に腕をまわしながら、お湯の中で脚をばたつかせます。
ゆれる水面と、それにうかぶゆりの花。
それはなんとも幻想的で、ドロシーの胸をまたひとつ、たかならせました]
――でも。
あんまりながくつかっていると、あなたがつらいですものね。
[彼を見上げ、ほころぶように微笑みながら
はらりとほどけた彼の髪の毛の、落ちたひとふさをかるく引いて。
そうしたら、彼はその身をかがめてはくれたでしょうか。
顔が近づいたのならば、その唇のはしに口付けをおくりましょう。
彼への"ごほうび"は、こういうもののほうがいいみたいですから]
あんまりつらいなら、
さきにでていてもいいですよ?
[どうやらこの村には、"いろいろな"人が集まってきているようですし。
もしかしたら彼にも、楽しい出会いが見つかるかもしれません。
……出会いがあったとしても。ドロシーは一人では動けませんから、迎えに来てもらわなくてはなりませんが。
そんな思いをこめて問いかけてみたのなら
さて 返事はどうだったかしら]
/*
ちょうど見えたシェットくんの時間軸はどうなってるんでしょうと思いつつ、花湯来られたらやべえんじゃねえのっって戦慄
そもそも今入ってるのが混浴かも男湯かも定かではありませんが。
[幼子ハ、一月モすレばどノ子ダっテ、母ガ恋シクテ泣クモノダ。
どレダけ愛情を注ぎ、美シイ服を着せ、甘イ菓子を与えテ可愛ガロうトモ。
最後にハ結局、母を求めテ泣イテシまうモノダ――特に、自分ノ好むヨうナ。甘やカさレテ育ち、容姿ガ美シク、そシテ幸せにふクりト肌を張ラせタ幼子達ハ。
全幅ノ信頼を滲ませタ視線ハ、実に心地良イ。好奇心でモ、菓子を貰えル期待でモ無ク、唯自分ノ存在を認め、傍に居テ然ルべきナノダト言うヨうナ、尊大トモ言えル眼差シハ。
自分ノこノ欲望を知ラぬカラダト分カっテハイルけレど。
そレでそレをこうモモ心地良イト思っテシまうノハ――自分ガ、モう後ガナイ死人ダカラダロうカ。]
[――贈ラレタノハ、予想外ノ"お駄賃"。百合ノ花ノ香りに混じっテ、一際強イ甘イ香りガ鼻を擽ルノに頭ノ芯ガじクりト痺レル。
目ノ前に広ガルノハ、湯でシっトりト濡レタ肌。長イ睫毛ガふルりト揺レルノを見テ取レば、自然ト小さク喉ガ鳴っタ。
ここカラノ事ハ、半ば無意識ノ事。湯で濡レタ肌を她ノ頬へト伸ばシ、甘イ媚薬に侵さレタヨうナ思考ノまま、そノ小さナ唇に――]
――……、
[――ト。間一髪ノ所で理性を取り戻せば、ハットシタ様に動きを止めル。
頬に触レタ手ハ、そノまま耳ノ裏へト移動させテ、誤魔化すヨうにそこを撫でテ。
……危ナイ、危ナイ。
"そうイう事"ハ、今ハまダ――"お別レ"ノ時以外ハ、シナイ主義ナんダ。
她ガモう少シ成長シテ、あト一歩で熟レテシまうト言う時以外ハ。熟レカけタ果実を、一思イに齧っテシまう時以外ハ。
ダっテそうじゃあナイト、つまみ食イをシテシまうナんテ。そんナノ、勿体無イじゃあナイカ。]
[そレでモ思わず、手ガ出そうにナっテシまっタノハ。
幼子ハ、純粋ダカラ。愛でテ愛シテ強請っテみレば、喜んで口付けテクレル事ハ沢山あっタけレど。
ダけレど強請ル事無クこうシテ純粋に口付けラレタノハ――此レガ初めテダっタカラダロう。
……噫。まっタク、僕ノ女神ハ。 ]
[唇を重ねたときに鳴らされた喉には、一体どういう意味があるのかしら。
頬に添えられた手と、いまだ近くにある相手のお顔と。
そのふたつには、不思議そうにしながらも、特にそれを拒絶したりはしませんでした]
……どうかしましたか?
[ぴたりと止まった相手の動きに、わずかに不安そうな表情でたずねます。
だって、もしかしたら "ごほうび"が気にいってもらえなかったのかもしれないじゃありませんか。
耳の裏をなでる手にすりよりながら、伏せた瞳には気づかれてしまったでしょうか。
こういうこともひかえた方がいいのかもしれません、と。
お風呂のこともあわせて、ひとつひとつ、あらためねばならない行動に頭を悩ませます]
[どれだって、彼も喜んでくれているものと、そう思っていたのに。
それはドロシーの思いあがりだったのでしょうか。
だとしたら。とても、とてもさみしいですけれど。
けれど考えてみたら、幼子にするようにキスをおくられるのは、彼にとっては本意ではないかもしれません。
それならそれで、しかたのないこと。
――ああまったく。よき主でいるというのは、存外疲れるものですね]
[彼>>177の表情がやわらいだのであれば、此方も頬をゆるめて。
"だいじょうぶなら よかった"、と。
はなした唇で、ほほえんでみせます。
はさまれる身体には、きょとりと目を丸くしながら。
次いでもちあげられれば、ふり落とされないようにと、あわててまわした腕に力をこめました]
もう あーちゃんったら!
こういうときは、ちゃんといってからにしてください!
[言葉とはうらはら、楽しげな表情で。
ちゃぷりとゆれるお湯が彼にかかることだって、それが彼に与える痛みのことだって。
すっかり、忘れてしまったごようす。
よき主たろうとしてはいますが、幼い思考はまだまだ従者への気づかいにかけています。
もしかしたらそれは、ただ ドロシーが傲慢ゆえかもしれませんが]
アイスクリーム……!
はい、はやくあらって はやくでましょう!
[彼の言葉にこれ以上ないほど瞳をかがやかせ。
持ち上げようとのばされた腕をせかすみたいに手をふってみせます。
ついさっきまで、ずっとつかっていたい、なんて言った温泉にはもう 目もくれず。
考えるのは、何味のアイスを食べようかと、そのことだけ。
あまいものの誘惑というのは、いかんともしたがいものなのです。
身体が持ち上げられたなら、タオルと髪ひもをとって、長い髪をおろしました。
そうして頭が楽になったのなら、ぎゅうと彼に抱きついて]
あーちゃん、だいすきですよ。
[にこにこ。無邪気な笑みのまま そんな言葉をおくります。
彼をよびだしたあの日から、ドロシーにとって彼はいっとうお気に入りの玩具なんです。
自分の言うことをなんでも聞いてくれる従者なんて、これまではいませんでしたから。
できることなら、これからも。末永くおつきあいしていきたいものですね。
――ああ、けれど。
ぬれたドロシーがひっついて、彼が痛い思いをしてはいけませんから。
そうそうに、はなれてさしあげなければなりませんね]
[それハ、動きを止めタ時に危惧シてイタ事。自分を律すルのに精一杯デ、何時モのように嬉シげナ顔モ見せテハやレれなかっタかラ。
ダから、もしかしたラ不安そうニさせてシまうカもシレないト。そシテそノ懸念ハ、残念ナ事に当っテシまっタらしイ。
白ク立ち込めル湯気ノ中、霞むヨうに見えタのハ何処カ不安そうナ表情。誤魔化すヨうに耳ノ後ろを撫でテみても、幼子ハこう言う所ダけハ聡イものカ。伏せられタ藍玉にツキリと胸ガ痛む。
噫、今日ハ失態ばカりガ積み重ナっテ行ク日ダ。自分ハこノ女神に、不安にナっテ欲シイ訳じゃあなイ。何カを改めテ欲シい訳でモ、無イ。
尊大に、傲慢に。世界ノ中心ハ自分であルのだト疑わナいようナ、そんナ風に振ル舞う她を。たダ、見テ居たイダけナのに。]
――……急ナ"お駄賃"ハ、吃驚するだロ。
[她ガ僕を、どう思っテいルのか。そんナ事ハ、大シタ問題じゃあなイ。
肝心ナのハ、僕を慕っテくれてイるト言う事。僕ノ愛情に、笑イ返シてくれているノだと言う事ダけ。
無論、僕ガ她に向けルのは紛レも無イ恋慕なのダロうけレど。そんナ物を抱クのは、僕ダけでイい。]
でモ、こう言う"お駄賃"ハ他ノ人にハあげタら駄目ダからネ。
イイのはお父様ト、お母様と――僕ダけナ。
[迷っタのハ、数秒。此レは"摘まみ食イ"に当タるのか、否カ。
そうしテ出しタ結論ハ――是。
ダから僕ガ口付けタ先ハ、她と同じク……そノ唇ノ、端。今度は不安にナラないようニ、少シだけハにカんダ笑顔を向けなガら。]
――……僕も ”大好き” だヨ。
ドリィ、様。
[ 返すのは、同じ言葉――例え同じ”好き”でハ、無かっタとしてモ。 ]
[返された言葉に、ひどく満足気に口元をゆるめます。
まさか、彼と自分との想いがちがうものだなんて、考えもせず。
自分が彼にとって"そういう"対象だなんて、思いもせず。
彼の"望んだ"ように、当然でしょう、なんて。そんなふうにほほえんでみせましょうか]
……ドリィと、ずっと
ずっと、いっしょにいてください ね。
[ささやくのは、彼にだけあてた言葉。
彼がさだめた期限が近づいているだなんて、気づくことはなく]
[彼からの名残おしげな視線>>189には気づかずに。
あやすような口づけは、表情も変えずに受け入れました。
ええ、だって こういうことは、パパやママがしてくれますから、慣れているんです]
はあい。
[ほんとうのところ、やろうと思えば髪を洗うのだって自分でできますから。
そんなに何度も言われなくたって、目を開けたりはしませんよ。
気をつかわれてわるい気はしませんから、それを指摘したりはしませんでしたが。
髪を洗ってもらう間、ぎゅうと目を閉じて。
はやく終わればいいのに、と。ぱたぱた脚をゆらしました。
あがればアイスが待っていると思えば、気ばかりせいてしまうというものです。
髪から、身体へ。
いつもどおり隅々まで洗ってもらったのなら、にこりと笑って]
ありがとうございました。
[言いながら、その頭を撫でてあげましょうか*]
―花ノ湯前―
[着替えもすっかり終わって、彼>>190の腕の中 わがもの顔で脚をゆらします。
せく気持ちはありますが、食べ物であんまりはしゃぐというのも、淑女にはふさわしくありません。
今だけは、彼をせかすのはやめておきましょう。
……今となっては、手遅れかもしれませんが]
プリン!!
……あ、いえ。
…………プリンあじは、あります か?
[彼の前だけであればいざしらず。
売店の店員さんもいるというのに、思わず大きくなってしまった声には、こほんと咳ばらいをひとつ。
きょろりとあたりを見まわすのは、他の誰かに聞かれていないかというきまずさ故]
…………
おへやでたべましょうか。
[ドロシーはお財布を出しながら、ふいと視線をおろします。
彼以外がいると思うと、アイスをゆっくり味わえませんし。
それに、これからのことを相談したくもありますから、お部屋へ行こうと提案して]
これとこれ、くださいな。
[店員さんに二つのアイスをさしだしながら、出したお財布からお金をはらって。
そうして片方を彼へと渡したのなら、さっさとお部屋に向かいましょうとうながしたでしょうか]
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これ今どうなってるんだろうって思いながらわからないならはよ移動した方がいいですよねってそうそうに部屋に引っ込もうとしたら拾っていただけました(ありがたや)
それにしてもこれどういう風に売られているんだ。。。わからぬ。。。
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