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8人目、雑貨店店主 フランツ が参加しました。
雑貨店店主 フランツは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[もうすぐ新しい命が生まれる。
姉の子供。男にとっては甥姪。
――この後に起きる悲劇なんか想像すらせずに、男は心を浮き立たせていた。]
―雑貨店・ツァーンラート―
[雑貨店のバックヤードにある倉庫。
少し埃っぽい一室に一人の若い男がいた。
生成のシャツに栗色のカーディガン。路考茶色のズボン。
小豆色のエプロンを身に着けたその男は在庫の入った箱を持ち上げると棚の上段へ乗せた後、掌を軽く叩いて払う。]
…これでよし、と。
父さん、後はー?
[店の方に呼びかけると倉庫の方は問題ないとの事だったので、男は店の方に戻った。]
[青雪、と呼ばれるように雪と縁深いこの村において、冬の物資不足は店にとって急所となる。
それ故にこの季節には多めに商材を確保するようにするのが通例だった。
この村で四代続く雑貨店。
生活に必要なものは大抵この店で手に入る。
男はその若店主だった。]
ヴィア姉んとこ、もうすぐだろう?
あぁ、俺もついにおじさんかぁ。
[春を前に待望の姪―男の希望である―が誕生する事になっている。
男は嬉しげに眼を細める。
店の事についてあれこれと云う父親にはからりと笑い]
だぁいじょうぶ。
父さんこそ、あっちで迷惑かけないようになー。
[男の父は数年前に腰を悪くしてから力仕事もあまり出来ないようになり、あれこれ口を出してくる。
姉の出産を控え、両親は姉達の住む二つ隣の村で世話になる事になっていた。]
ほら。
早く出発しないと、着くのが夜になるぞ。
[父の背中を押しつつ、男は外に出ていく。
母は笑ってそれを見ていた。]
それじゃあ気を付けて。
いってらっしゃい。
[そうして大きく手を振って笑顔で両親を送り出す。]
さてと…。
――おっと、
[男はぐるりと店内を見回し、薄い色合いの瞳を見開いた。
柱時計を見れば、もう少しで近所の老人の家を尋ねる時間。
手先が器用なのを利用して、住民の家で簡単な修繕なども請け負っていた。
修繕に必要な道具が入った鞄を手に、男は店の外に出る。
鍵を掛けた後、店の前の看板は‘店主不在’に変えた。]
/*
宜しくお願い致します。
キャラで凄く迷いましてね。
女の子いるし、男性PCでいいか、と。
学生にしようかとか迷いましたが、店主系いないっぽいのでこの設定に。
(皆顔見知りだけど、何かしら関わり持てればいいなって。)
/*
時代設定は現代…だった。うん。
ちょい古めかし過ぎたやも。
姪か甥か分かるね。(真顔)
携帯は持ってるかな。うーん。
男性陣、軍人さん多いな!というのが入る前の印象です。
/*
ちょっと深呼吸。
ランダムでも振ってみようか。
STR:17(6x3) CON:10(6x3) DEX:6(6x3)
APP:13(6x3) POW:12(6x3) SIZ:2(6x2)+6
INT:7(6x2)+6 EDU:11(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
「鍵開け」 「ほかの言語」 「水泳」
―村内―
うー、寒。
[男は肩を竦めて襟を掻き合わせる。
エプロンを外した格好に黒いウインドブレーカーを羽織った姿。
けれど襟元のガードは緩かったので容赦なく冷たい風が入り込む。]
…じーさんとこに着いたらあったまらせて貰おう。
[そう言うと、半ば駆けるようにして老人の家へと向かう。
広場の前を通れば、知った顔が見えて]
どーもぉ。
何か不便はないですか?
[村内の御用聞きも仕事である。
>>34一人住まいの黒髪の軍人にひらりと手を振って挨拶をした。]
[>>49声を掛けた相手の言葉に男は一つ頷く。
家族を大切にしていて丁寧な言葉使いをする人、というのが男の印象だった。]
練兵場ですね。
分かりました。
また何かあれば遠慮なくご連絡下さいね。
[ひらりと手を振って、彼から離れる。
携帯もあるにはあるのだが、上手く通じない事も多いので店舗兼住居の固定電話が主な連絡手段だ。]
[>>50笑顔で挨拶してきたのは研究助手をしている男だった。
確か自分より一つ年下だったか。
笑顔をいつも浮かべている、朗らかな人。]
あ、マレンマさんもどうもー。
何かあれば言って下さいね。
[研究所にあるような専門的な器具の修理は出来ないが。
通り過ぎていく彼にそう声を掛けた。
コンスタンツェにも頭を下げ、男は足早に広場を離れていった。**]
じゃーな。
じーさん風邪ひくなよー。
[連れ合いを亡くした老人の家で棚を修繕し、お茶とお菓子を貰った。
男が生まれた頃から知られているので未だに子供扱いをしてくるのにも口を尖らせるくらいで。
その足で練兵所へと赴いて注文を受けに行った。
事務の人間とは顔見知りだ。
エアコンもあるが停電の恐れもあるので、薪ストーブなどもこの村では使用されている。]
…寒。
[風は膚を切り裂くように冷たい。
男が吐き出す息も白く。]
――天気、ちょっと悪いかな。
[空は曇っており、星も見えない。
鞄の中に入れてあった懐中電灯を頼りに家路を急ぐ。]
[早く家に行って温かなものを食べたい。
母親が作った料理が置いてあるからそれを温めて。
ついでに酒も少し飲もうか。
久々に一人で過ごすと思えば、気分も少し浮足立つ。]
[早く家に行って温かなものを食べたい。
母親が作った料理が置いてあるからそれを温めて。
ついでに酒も少し飲もうか。
久々に一人で過ごすと思えば、少し心も浮つく。]
[夜に避難所の方で自分と同じくらいの年頃の若者達が屯しているのは知っていた。
今のところ、飲んで騒ぐ以外の事はないようなので放置されている。
男にとっても、わざわざ単身で向かっていく事はなかった。
やがて家に着いた男は温かな食事と酒を腹に入れる。
人心地着いた後、固定電話では両親が無事に着いたという報告、姉が落ち着いているという話を聞いて、男は安堵の息をつく。
外は吹雪。
広場の騒音は聞こえなかった男にとっては、
翌日に起きる事など想像も出来ない、いつもとあまり変わらぬ夜だった。*]
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