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いや、随分遅れました。お手数かけます。
[機敏な敬礼とは対照的な型にならない会釈を返す。>>79
彼女の作り出した笑みに応じて、私は眉尻を下げ問診票を手渡した。
無理を読み取っていれば、笑みに苦みが混ざる。
気づかれないと良いがそこまでカモフラージュは上手くない。
書類は一つずつ全項目、ずれたまま回答したという有りがちなミス。
初歩的な間違いながら書き直しは全編に渡り、提出の遅れを謝った。]
やあ、朝から一口も食べてませんで。
受け取りに行こうかと思ったけど場所がよく分からなくてね。
案内してもらえると助かるが。
[船内の配給場所は案内を耳にしただけ、詳しい場所を彼女に聞いた。]
/*
すまん……あめやさん……
致命的な遅筆……
キャラの敬語とくだけた口調の間で悩みが尽きない。
もっと悪く行こうと思った、思ったが。
泣いている女性に追い打ちは無理でした。
ありがとうございます。
えー……物覚えが悪くてすみません。ゾフィーさん?
[話半分に聞いていたオリエンテーション。
軍人は一通り紹介を受けたはずだが、記憶は薄い。
お高く止まった連中は、軍服を着込んでしまえば皆一様に没個性。
どうせ見分けがつかぬものと。
高圧的どころか生真面目そうな雰囲気の彼女に、私は遅い後悔を覚える。
黒い方と白い方。
適当に振り分けた記憶を逆さに振って名前らしきものを取り出した。]
お恥ずかしいことに書類はどうも書慣れなく。
元々がそそっかしくて助かります。
ああ、いや。
[軍人像との落差からか、音読する間も彼女をじっと見てしまっていたらしい。
私は灰色に濁った曇天に掌を向け、薄暗くてと前置いた。]
埃があったかと思ったけど、気のせいだったみたいです。
[心意はともかく彼女の声に明るさが戻るのを見れば、肩の力が抜けた。
頬も自然と緩んで無理のない表情になるのを自ら感じる。
私は魅力的な提案に首肯いて、先導する彼女の後をついて行った。]
はは、これで売り切れていたら腹がくっつくな。
ああ、確認したいとこがあるんでお願いします。
島到着後の自由行動で軍人さんの護衛つきでいける範囲をもう一度。
到着したら撮りたい風景がいくつかあるんで、
旧展望台やコテージの辺りなんですが——
[大食いの存在は知らないが、この船は蟒蛇を狩っているのは間違いない>>80
配給食の部屋に到着するまで、ゾフィヤに話を聞きながら。
道中見かけた酒の自動販売機は、売切れの赤ランプが多く灯っていた。
よもやこれがほぼ一人の仕業とは思いもしないが、
酒がないのは嬉しくないなと口の中で独り言ちた。
並ぶ煙草のランプも灯っているのを見れば、要はないとはいえ呆れ顔で。]
うわ、物なさ過ぎだろ。
[自販機前に佇む2人の1人が主犯とは知らぬ故>>83>>97
煙草を分ける様子に同情の視線を送った。**]
やっぱり間違ってたか。失礼、ヤね。ゾフィヤさん。
あー……。無精な遊び人にお固い話は眠いもんです。
話は分かりやすいんですから、肩の力を抜くと良いんじゃないですか。
[末尾の「ヤ」を確かめるように言い直し。>>107
幾分か小さく聞こえる質問には、小考してから軽い調子で肩を回し答える。]
まったくもって不気味な天気で。
今朝方は旅行日和だと思ったんですがねえ……。
呪いは信じとりやしませんが、胸騒ぎがしますね。
ええ、ひとつ物をやるにも3枚も無駄紙がいるから割に合わんです。
[言葉とは裏腹に心配の欠片も見えぬ様相で相槌を打つ。
張りつめた様子が綻んで無駄口を叩く余裕まで戻ったのを見れば、
首を振って飄々と戯れ言を返した。]
/*
思い切り寝落ちた。仮眠のつもりがorz
ドーモ、意識不明陣営です。
キャラがいつもの自分すぎて笑けたがまあいいか。
中身見る気はなかったが直近が見覚えある気がする。
はは。なんもしてませんがどうも。
じゃあ、私もこれで。助かりました。
綺麗な顔してんですから日焼けにはご注意を。
[くだけた礼を、首の後ろに手を当てて受け取った。>>154
彼女の去り際に軽く一言を落として、響く軍靴が遠ざかるのを聞く。
新たに開けた箱から水のボトルをいくつか鞄に仕舞い、
配給所を後にすると食べ場所を勘案する。]
海を見るのも飽いたな。
[港を出て以降碌に座ってもいなかったと、
食事くらいは落ち着くつもりで共同の客室に私は足を向けることにした。
途中、個室に寄って水を降ろしたので到着した時は誰がいたか。
ラップを解いてパサパサに乾いたパンをジュースで飲み下しつつ、
客室の窓からデッキに新顔を見つけ>>121
オリエンテーションにはいなかったなと風貌をメモに書き留めた**]
カークさん、と。おたくも観光ですか?
[缶ビールが消えて行くのを無意識に目で追って。
年は同じくらいだろうが、若々しい活気を持つ男の名前を諳んじた。]
ヘロイン中毒を治療するのにコカインを使った話があるでしょ。
依存は分散させるしかないんですよ。
ま、廃人になる前に健康的な依存先でも見つけます。
[または依存できないほど目に見える供給を絶やしてしまうか。
灯火の並びに目をやって思考に耽る。
その為か、投げる動作の中身に気を配ることなど出来ずに。]
おいおい、たいした悪党だな。
減らすのに何ヶ月かかったと思ってんだ。
[喰えない野郎だと舌を打ち、強張る笑みで迎え入れる。
礼を言うか悪態をつくか迷う間に背中は遠く小さくなり、
溜息ついでに耳元で箱を振ると、詰まった中身が乾いた音を立てた。**]
降るならとっとと降って欲しいですが。
新しく撮りに来たってのに、1世代前のモノクロに戻っちまう。
[船も海路も光の加減で黒白に染まって見える。
資料とした記事より色褪せた海は荒れてはないが不気味な光を反射する。
生暖かい風が頬を撫で、私は背筋を震わせた。]
いや、ならんですね。
[気になりませんかとのゾフィヤの問いに、間髪入れず答えを返した。]
ああ、私はこれが趣味で。
御存知と思いますが、もうすぐ絶海島も出入り禁止になるんで、
立ち入れる内に風景を切り取っておこうと。
[鞄からデジタルの一眼レフを取り出して、カークに掲げてみせた。
とあるオカルト雑誌社、ムームーから仕事の話も持ち上がっているが、
買い取って貰えるかは半々、確定するまでは趣味にした方が面倒がない。]
お勧めと言や、やはり旧展望台でしょう。
あそこは建築が少々凝っててその筋じゃ垂涎ものの物件です。
老朽化が激しいでしょうから安全とは言いませんが。
あとは診療所、ですかね。
[さっと窓向こうを見やり、デッキに軍人が集まっているのを確認すると。
ぽつりと呟く声を落として一見無害な人間の反応を伺った。]
[簡易にすぎる返事には眉を動かし、この時は疑問を脳裏に留め。>>235
依存にたいする追求には顳顬を指で叩いて]
酒に溺れて治らなきゃ、公的な賭け事に狂おうかね。
株式っつうどでかい賭場は新参歓迎らしいんで。
サイクリングで全国を回るのも悪くない。
[想像の自転車を飛ばした先にまだ見ぬ廃墟を夢見ていた。
カメラを持って動く間は、酒や煙草を忘れられるのも事実。
忍耐を解き放った結果風景を手にする時間が減るならば、
多少の苦渋は舐める所存だが、手の内の誘惑は抗い難い。
天秤に健康と享楽を乗せた結果、箱は胸ポケットに収まることとなった。*]
どうも、先にお邪魔してます。お嬢さん。
正確にはお嬢さん方と言った方が合ってるか。
[涙跡を残した頬に目を瞬かせ、今日は良く見るなと眉を上げた。>>281
カークに習って、ダーフィトですと名乗りを上げて手を差し出し、
そのついでで前の彼の話を小耳に挟むと珍しさにも合点が行った。>>271]
いやね、古い場所だからろくすっぽ遊ぶ場所もないんで。
リゾート予定地はあったけど、店は閉まっているし温泉は涸れている。
海で泳ぐんだったら穴場だが、まだ寒いかもなぁ。
忘れるには丁度良いかもしれませんが。
なんなら、一緒に行きますか?
[記憶ごと流すと楽になるかもしれないと、一応の提案を彼女に授け。
続く話は冗談めかして監視つきになるけどと言葉を付け加えた。
話題の転換には、務めて落ち着いた様子を作って様子見の姿勢。]
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