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よし、じゃあ二人とも行くって事で。
俺はラートリーに報告してくるから準備して竜舎集合な。
[アリーセは自力で飛びつつ時々は休むとなれば、あまり遠くまでは行けないだろう。
数日かけての偵察に物見遊山気分で三人で行くわけにもいくまい。
日帰りで行ける場所なら。]
…森か河どっちがいいんかな。
[呟きながらラートリーの元へと。]
よ、お二人さん。ちと報告な。
俺とアリーセとマリーで偵察行ってくる。
三人だしあんま遠くは無理だから森か河らへん見てこようと思うんだけど、どっちがいいかな?
[窺うような視線をラートリーへと向けた。]
[こちらの問いかけに暫し考える様子のラートリー(>>174)を見つめ。
自分と一つしか年齢は変わらないのにしっかりと隊長をしていて感心する。
彼女の考えをふんふん、と頷きながら聞いていたが。
赤が目立つと言われれば片眉を上げ。]
んー…そんな目立つかぁ?
どっちにしろ俺のネージュはきらっきら光るからな、目立つんはどうしようもねぇわ。
[白い鱗は光を反射して綺麗だが、遠目からもよく見える。
美しいその体躯を墨で染めるわけにもいかず。
また目立つ事も騎竜師の役割の一つであるとも考えているのであまり気にした事はなかったが。]
[髪の毛をちょい、と引っ張り。
今まで赤毛が目立つなどと考えた事もなかったが、ラートリーが何を思い浮かべて”赤”と言ったのか思い至れば納得した。]
ラートリーの騎竜は赤いもんな、綺麗で俺は好きだけど。
そっか、赤は目立つか…。
じゃあ、今回は三人だし森の方行ってくる。
今日中には帰ってくるから。
[これが単独、もしくは自力飛行出来るアリーセとならティユル河へと行くところだ。
重要度はそちらの方が高い。
だがマリエッタと二人乗りとなれば安全に行く方が無難だろうと森を選択した。]
[ラートリーとロー・シェンへとひらりと手を振ってその場を後にしようとして。]
どっちも可愛くて選べねぇよなぁ、でも俺一途なんだよこう見えてもな。
[ロー・シェンの余計な一言には笑顔で返したが、顔は少々引き攣っていたかもしれない。]
…ローこそいいね、美人さんと一緒でさ。
[なんとかそれだけ返すと、準備をするべく竜舎へと向かった**]
/*
ウェルシュと全然絡めてないな。
明日起きてから偵察ロール回すと更に会えなく。
竜舎行く前に絡みに行くのもいいかもなぁ。
ところでこの海精軍、皆ばらばらで纏まり無くて笑えるんですがw
俺一人なんか馴れ馴れしいというか呑気というか。
ここで俺までぼっち属性だとなぁ…?
そういえば俺はアリーセの事をどう思っているんだろう。
今のところ妹のような感じか。
キアラも可愛い妹だな。
この二人を重ねて見てるとかお約束だけどタイプが違うしどうかなぁ。
―― 回想・8年前のミリカ村 ――
[期待に胸を膨らませているキアラ(>>201)とは裏腹に、こちらは内心ではもやもやとした想いを抱えていた。
今までずっと一緒でまるで兄妹のように過ごしてきた相手。
何時か戻って来ると、そう思っていても寂しいものは寂しい。
だからほんの少しだけ仏頂面で。]
…うん、喜ぶと思うよ。
ジャムより干した方が長持ちすると思うけど、でもそんな時間ないんだっけ。
お土産なんかいらない、なんかおもしろい話し仕入れてこいよな。
おれはさ、キアラが帰って来るまでに獲物捌けるようになってるからさ。
だから、キアラが帰ってきたらおれがとった肉ご馳走してやるよ。
[寂しいなんて口に出すには少しだけ大きくて。
楽しんでこいなんて言うにはまだ子供で。
そんな微妙な年頃だったから、もしかしたらキアラから見ると随分と不機嫌に見えたかもしれない*]
―― ちょっとだけ前:クラタエグス砦・食堂 ――
そうそう、アリーセの身体を好きに……って、ちょっと待て!?
[体面を保つべくなんとか取り繕ってみたのに。
アリーセの爆弾発言(>>216)が耳に届けば慌てて否定するように手をぶんぶんと振って。]
いやいや、ちげぇだろ!!
そんな権利貰った覚えはないし、ホント違うからな!?
ね、アリーセちゃんと否定……っていねぇし!!
[ラートリーとロー・シェン、そして聞いているであろう食堂内の多数の兵士達。
彼らに弁明している間にアリーセは出て行ってしまったらしく姿はもうなかった。]
もう、二人とも忘れてくれよ! じゃ、行ってくる!!
[ラートリーとロー・シェンへと声を掛けると足早に食堂を出て行った。]
[アリーセの言う”彼女の身体をある程度好きにする権利”という言葉は誤解である。
誤解と言うよりも曲解であると言った方が正解だろうか。
自分へ課せられた任務はアリーセの見張り。
その中には彼女に謀反の疑いがあれば即座に処分しろ、という意味も含まれている。
それの事を指しているのだろうと思うが、誤解されるような言い方は勘弁して欲しい。
例えその命令を遂行するつもりはなくとも。
あまり気持ちのいい任務ではないのだから。]
―― 現在:グラタエグス砦・竜舎前 ――
[竜舎へと向かう途中でアリーセを見つけ並んで歩く(>>226)]
…アリーセ、なんであんな事言うんだよ。
[こそっとアリーセの耳元で囁くように文句を言った。
竜舎前へと到着すればそこで待つようにアリーセとマリエッタへと告げて中へと入り。]
ネージュ、散歩行こうか。
[相棒へと声を掛けると優しく撫でてやり、表へと連れ出した。
身軽な動作で白き竜へと飛び乗るとマリエッタへと向けて手を差し出し。
彼女が乗ったのを確認すると自分にしっかり掴まっているように告げるだろう。]
それじゃ行こう、行き先は森な。
[アリーセに告げると竜は舞い上がり、空を駆ける。
目指すはクレイエラの森、幼い頃から馴染んでいる懐かしの故郷であった**]
―― 上空・龍の背 ――
[白き竜に乗って比較的穏やかな速度で空を駆ける。
滑るように飛ぶ竜は白い鱗を浴びて煌めいていて、遠くからでも目立つだろう。
眼下へと目をやれば草原が広がり、視線を遠くへと向ければ広大な森が見える。
故郷であるミリカ村は更にその向こう側。
久々に養い親に会いたいなどと思っても寄り道するには遠かった。
マリエッタの言葉(>>260)とネージュの様子から警戒する必要は今のところはないらしい。
ふわりと欠伸を一つ洩らし。]
へぇ、便利なもんだな。
俺も精霊術習ってみようかな。
[才能があるのかどうか定かではないが。]
[穏やかな時間に目を細め景色をのんびりと眺める。]
…俺さぁ、すぐそこに故郷の村があんだよね。
今帰りたいとか思わねぇけど、ちょっと心配なんだよなぁ。
[今は戦火が森を侵す事もなく平和に見える。
村が戦場になったという話しも聞かない。
だが、それがずっと続くのかと言えば微妙なところで。]
……戦争なんて馬鹿馬鹿しい、いっそ籤かなんかで王様決めりゃいいじゃねぇか。
[小さく呟いた。]
/*
約束破るかもの為に故郷の話を持ち出したわけだが。
俺としてはキアラに会いたい。
マリエッタはシュテルン、アリーセはファミルに会いたいのかな。
ならこのまま俺の故郷の様子を見に行くのを言い訳にミリカ村に向かってもいいんだけど。
―― 少し前、竜舎にて ――
[自らの胸を掴み言い放つ言葉(>>292)にぐっと喉が詰まる。
だがすぐにしゅん、と落ち込んだような風情になったのを見れば眉を下げ。
アリーセの頭をぽん、と叩くように撫でて。]
え…とさぁ、俺が本当にその気になったらどうすんだよ?
俺は別に誤解されてもいいんだけどな、アリーセが誤解されるのはダメだろ。
女の子なんだから。
嫁の貰い手なくなっても知らねぇからな。
[呆れたように言いながらも声は柔らかかった*]
―― 現在:クレイエラの森付近 ――
[マリエッタの言葉(>>283>>284)には頷きつつも表情は僅かに険しい。
自分は森に捨てられて、ここで育ち、そして独り立ちをした。
貴族には貴族なりの苦労があるのだろう。
だが森に住む民草にも民草なりの事情というものがある。
森に住み、森の恵の恩恵を受け暮らしている。
ここが焼かれてしまえば彼らの生活は成り立たないのだから。]
ま、俺らが頑張ってさっさと決着つけさせればいいんだよな。
……と、ネージュどうした?
[ネージュがぴくり、と首を動かして。
視線がとある方向――ミリカ村に向けて固定される。
僅かに感じる警戒の気配にコンラートも警戒を滲ませ。]
アリーセ、まだ飛べるか?
風が呼んでる、あっちから村人以外の気配がするってな。
[故郷の村だから、村人以外の見知らぬ誰かの気配に気づく事が出来る。
風の加護を受けたネージュならではだ。]
二人共、一度砦に戻るか、俺と一緒に来るか決めて。
敵がいるかもしれないし、村を見捨てるわけにもいかないから。
[日帰りするとラートリーには告げたが破る事になりそうだった。]
[マリエッタの返事(>>315)に頷き、そしてアリーセへと視線を向けて再度頷いた。
軽くネージュの首を撫でてやれば気持ち速度を上げる。
あまり急ぐとアリーセを振り切ってしまうし、万が一本当に敵がいて正面からぶつかるわけにもいかない。
急く気持ちを抑えながら視線は鋭く前を向く。
気のせいならそれでいい。
いくら馴染みの深い村とはいえ、軍人以外の見知らぬ人が訪れる事もあるだろう。
今回もそうれであればいい。
間抜けだと笑って、砦へと帰還してラートリーに怒られて。
それで済むのならば。]
そうだな、アリーセは一緒にいてくれないと困る。
[共に在れば護る事も出来る。
危険な目に合わせたくないと思いながらも隣にいる安心感も捨てられないのは。
結局のところ護るよりも共に戦う方が好ましいと、そういう事なのだろう。]
[ミリカ村まで後何程の距離があるだろう。
単独飛行ならば最大限に飛ばせば一日で辿りつくのだが。
二人乗りで、並走して飛んでいるアリーセもいるとなれば二日はみておいた方がいいだろう。]
…どこかで一旦休憩しないとな。
[アリーセもネージュも飛びっぱなしにするわけにはいかない。
どこか休憩に適した場所はないかと眼下に広がる森へと視線を向けた。]
ネージュもだけどアリーセとマリーもな。
[自力で飛んでいるネージュとアリーセは勿論だが、乗り慣れていないマリエッタの体力も心配だ。]
確かこの辺にも狩猟小屋があるはずなんだよなぁ…。
[クレイエラの森は広い。
故に狩猟小屋が幾つか点在していて、この辺りにもあったはず。
じっと森を見つめ。]
あれ、かな…降りるぞ。
[アリーセへと声を掛けるとゆっくりと森へと向かって降りていく。
がさがさと枝を揺らしながら白き竜は地面へと降り立ち。
少し離れた場所に小さな小屋が存在していた。]
―― 夕暮れ時:クレイエラの森・狩猟小屋 ――
[辺りは薄暗く、もうすぐ日が落ちるだろう。
完全に日が落ちてしまう前に休める場所へと辿りつけてほっと息をつき。
ぎぃ、と軋ませながら扉を開けて中へと入れば埃が舞う。
簡素な小屋には布団などという上等な物はなく。
多少の保存食と水を湛えた瓶があるのみだ。]
今日はここで休もう。
あんま食うもんねぇけど、今日は我慢な。
なんだったら今から何か獲ってきてもいいけどさ。
[二人を小屋の中へと促し慣れた様子で食料を取り出して二人へと差し出した。]
[小屋に置いてあったのは多少の水と酒、乾いたチーズに干し肉と干した果物。
貧相な物ではあったがここでは上等な部類だ。]
まあ、夜は動物達も怖いからな。
狩りはやめておくか。
見張りは俺がやるから二人は寝ていいよ。
大丈夫、慣れてっから。
[笑いながら言い、窓の近くの壁に背を預けて座る。
辺りはそろそろ暗くなってきただろうか。
一度連絡を入れた方がいいだろうと、通信具を取り出し。]
―― 通信 ――
あ、俺…コンラートだけどちと今日帰れなくなったから。
ちょっとな、敵の気配感じたしミリカ村の方まで偵察に行く。
アリーセとマリーも一緒。
なるべく追い払うだけにしたいけど、あっちが大人しく引くか分かんねぇからなぁ。
取り敢えず今日は狩猟小屋で寝るわ。
じゃあ、何かあったらまた連絡する。
[一方的に言うだけ言うと通信を切ってしまう。
怒られるのなら帰ってからでいい。
向こうから連絡が来ればそれを無視はするつもりはない。]
―― クレイエラの森・狩猟小屋 ――
[通信を切ってから然程間が空く事もなく通信具が鳴る。
恐る恐る通信具へと耳を当てればラートリーの声が耳に飛び込み(>>393)]
げ…始末書、だと……っ!?
[呻くように呟いて頭を抱える。
報告書の作成なんて苦手分野の筆頭であった。
そういえば警備兵時代も何度か書かされた事を思い出す。]
―― 三年前:アリーセとの出会い ――
[警備兵として雇われて与えられた仕事はとある少女の見張り役。
初めて彼女を見た時、随分と綺麗な金色だと思った事を覚えている。]
へぇ、綺麗な色だな。ネージュの瞳と同じだ。
[アリーセが元は青い髪に同じ色の鱗だったなんて知らなかった。
だから忌憚ない笑顔でそう言ったのだが。
知っていたら言わなかっただろうか、いや矢張り言っていただろう。
彼女の色が綺麗な事に変わりはないのだから。
その後色々と話しかけて、それを見咎められて始末書を書かされたのが最初。
これで懲りていればよかったのだが、生憎と物分りのいい方ではなく。]
そういえば名前聞いてなかった、俺はコンラート、君は?
[最初は名前から。
次に村の事とか、独り立ちするのだと飛び出て来た事とか、捨てられていた事とか。
アリーセに聞く気があったのかどうか。
そんな事も気にせず勝手に喋り、そして始末書の枚数は増えていき。]
俺の相棒もさ、綺麗な金色の目をしてるんだ。
空を飛んでる姿もすげぇ綺麗だしな。
何時か一緒に―――…。
[空を飛ぼうと、そう漏らす声は自信なさ気で。
それでも小さく笑みを見せたのだった*]
―― 現在:クレイエラの森・狩猟小屋 ――
[まさか本当に一緒に空を飛べる日が来るなんて思っていなかった。
望みは叶ったとは言え、素直に喜べる状況でもない。
前線に駆り出されるなんて騎竜師である自分は兎も角、彼女は。
ちらりとアリーセを見ればマリエッタと何やら話している。
邪魔をするのも悪いと視線を外し。
過去を思い出し、最後に思い出したのが竜舎での事(>>329)
何故かこちらの言葉に笑顔を返した事や、微妙な表情を浮かべていた事など。]
……もしかして。
[ぽつり、と呟く。
手を出せるはずもない、と馬鹿にした笑みだったのだろうか。
というか男として認識されていない可能性すらあるような。
別にそれで問題はないはずだが。]
――――…なんかつまんねぇな。
[むぅ、と眉を寄せ外を見る。
目に映る満月はアリーセとネージュと同じ色――金色に輝いていた**]
/*
積極的に桃ろうとかそういう気はないんだけど。
アリーセ可愛いよね。
全員可愛いけど、こう懐かれてる感じがね。
―― 深夜:クレイエラの森・狩猟小屋 ――
[二人はもう寝ていただろうか。
一度二人へと視線を投げ、それからそっと扉を開けて外へと出る。]
どう、様子は。
[外で待機していたネージュへと小さく話し掛ける。
未だ緊張した様子でミリカ村の方へと見ていたがそれだけで。
どうもまだ村よりは離れた位置にいるようだ。
そのまま村へは近づかずに離れてくれればいいのだが。
そうはならないだろうと思う一つの根拠があった。
生まれ故郷であるミリカ村だから村人以外の気配に気づく事が出来る。
それにしてもネージュの警戒が強いのはおそらく。]
―――…騎竜がいるんかな。
[もしそれが以前に見かけた幼い頃の親友に似た人物なら。]
……一人先に行って確認……は怒られっかな。
[ここから飛ばして姿を見て引き返してきて小屋まで戻る。
どう考えても明け方までにこっそりやってくるというのは無理があった。]
……置き手紙でもすればいいかな。
[悩みながらぶつぶつと独り言を呟き、空を見上げる。
静かなこの森では抑えた声とはいえ、小屋の中にまで聞こえていたに違いなかった。]
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